時空を操るもの   作:旭姫

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間に合わなかったぁぁぁ!!!

というわけで新年1発目の投稿です。


入学編 第十八話

達也は保健室という空間に干渉して光を起こした時に深雪と泉美に干渉して、空間転移をさせていた

 

現在、3人がいるのは達也が頼んで待機させた独立魔装大隊のメンバー、柳大尉と藤林少尉の2名との合流地点である。

 

そして、そこには穂波もいて、響子と話していた

 

「まさか翔んでくるとは。なんかいざこざでもあったのかな?」

 

「まぁ色々ありましてね。とりあえず、今から向かいましょう。」

 

「分かった。藤林、車を出せ。」

 

「了解しました。」

 

そんなわけで、計6人を乗せた車は〈ブランシュ〉東日本支部を目指して動いていた

 

道無き道を進むと、廃工場が現れた。

 

「あれが、〈ブランシュ〉東日本支部のアジトだ。」

 

「爆発物などの危険物は無かったようです。」

 

「そうか。なら、泉美と深雪は俺についてこい。柳大尉と穂波は裏から、藤林少尉はこの車の防衛をお願いします。」

 

「「「「「了解!」」」」」

 

施設の前の扉を達也が異能で破壊すると、それぞれが仕事を始めた

 

―――――――――――――――――――――

 

一方、達也達が本拠を攻め始めた頃、学校に残っていたメンバーはせわしなく動いていた

 

「司馬の居場所は予想できるが、こちらとしても〈ブランシュ〉に対してなにも思わないわけではない。車は俺が出す。千葉、西城。働いて貰うぞ。」

 

「「はい!」」

 

「でも場所を知らないわよ?」

 

その疑問に答えたのはこの中の人間ではなかった。

 

「私が教えてあげる。」

 

「小野先生!?」

 

この学校のスクールカウンセラー小野遥、実はこの中のメンバーは知らないが、公安の秘密捜査官でもあり、【ミス・ファントム】という異名を持っていて、尚且同じ九重一門に所属していて達也の妹弟子である。

 

まぁ、そんなことを知らない彼らにはなぜ小野先生が情報を持っているのか知る由もなかった。

 

「なぜ小野先生が持っているんですか?」

 

「ごめんなさいね…守秘義務なの。」

 

小野先生はそのまま紗耶香の所へと向かい紗耶香の手を取った。

 

「ごめんなさい、壬生さん。最後まで悩みを解決できなくて…」

 

「い、いえ。先生のせいではないので…私が悪いんです」

 

「そんなことはないわ。カウンセラーとしてもっと気付いてあげれば…」

 

その後、小野先生から場所の情報を受け取った克人は車を出して、本拠へと向かった

 

その時、克人を納得させる理由を出した剣術部の桐原武明も連れて4人で車が発進した

 

ちなみに、真由美と摩利はお留守番となった。

 

しかし、〈ブランシュ〉東日本支部へと通じる唯一の道には別の車が止まっていた

 

「ここから先は通行止めです。」

 

車の近くに立っていた軍服の男が克人達の車に近付いていた

 

「すみませんが、ここから先に用があるのですが、」

 

克人が代表として軍人と交渉した

 

「申し訳ございませんが、上からは誰も通すなと言われておりますので、」

 

「師族会議、十文字家の人間として来ているのです。通していただけませんか?」

 

「残念ですが、貴方方の通行を認めることは出来ません。」

 

「どうしてですか?」

 

「上からは誰であろうと入れてはならないと言われております。もし、入りたいのであれば上に交渉してください。」

 

こんなわけで克人達の〈ブランシュ〉攻略は難航していた

 

――――――――――――――――――――――

 

達也達は正面の入り口から中へと侵入していた

 

その時の敵の少なさに違和感を覚えながらも、一際大きな部屋へとたどり着いた

 

「ようこそ!司馬達也君!その横にいるお姫様達は司馬泉美嬢と四葉深雪嬢かな?」

 

「お前が司一だな?」

 

「調べているとは関心、関心。いかにも私が司一だ。〈ブランシュ〉東日本支部のリーダーとして表も裏も私が仕切っている」

 

達也はシルバーホーンを向けた

 

「武器を置いて降伏しろ」

 

「それはCADだね?魔法が一番だと思っているならそれは勘違いだよ。…弟が報告してきた君のアンティナイトを使用しない〈キャスト・ジャミング〉の理論は素晴らしい。これなら今回の被害の埋め合わせも出来る。」

 

「なるほど、壬生先輩を使ったり弟に襲わせたのもそれが理由か?」

 

「よく回る頭だな。あまり好ましくはないね。まぁいい。」

 

司一が右手で眼鏡を上に投げた

 

「司馬達也!仲間になれ!」

 

右目が妖しく光ると達也の腕から力が抜けた

 

「ハハッハ!君はもう私の仲間だ。さて、お仲間の居場所はどこかな?」

 

深雪と泉美が少し心配していたが、顔には出さなかった

 

それに司一が一瞬顔をしかめるが冷静に仲間になった筈の達也へと指示を出した

 

「司馬達也、後ろのお嬢さん2人を殺せ」

 

達也がシルバーホーンを深雪達に向ける

 

達也の口が動く

 

深雪と泉美の顔が驚愕に染まる

 

司一はその様子に笑顔で微笑んだ

 

しかし、その顔は次の瞬間に驚愕に染めることになった。

 

達也がシルバーホーンを引いた瞬間、司一の部下が持つ銃が部品に()()()()()

 

そして悟る。

 

彼は操られていないということを

 

「な!?ば、馬鹿な!?」

 

「精神干渉系系当外魔法『邪眼(イビル・アイ)』…と称しているが、本当は光波振動系系統魔法の偽物。催眠効果のある光信号を網膜に写して狂わせる、ベラルーシ辺りが研究していた魔法だな。」

 

「ど、どうして!?」

 

「眼鏡を投げる右手に注目させ、その隙に左手でCADを操作する。種が分かれば防ぐのは簡単だ。」

 

「ヒ、ヒェェェェ!!」

 

司一が部下を置いて奥へと逃げていく。

 

「後を追う。深雪と泉美はここを任せた」

 

達也がそういって先へと進む。

 

「行かせるか!!」

 

対応するためにナイフをもって達也へと突進してくる

 

しかし、そのナイフを持った手が凍り、悲鳴を上げながら倒れた

 

「程々にな。」

 

達也が部屋を出ると同時に2人から殺気があふれでた。

 

「さて、死にたくなければその場に跪きなさい」

 

深雪の宣告と溢れ出た殺気に男達が冷や汗をかく

 

「そう。泉美ちゃん、魔法の練習よ。殺さずにね。」

 

「魔法の練習台が欲しかったんですよ。」

 

泉美が達也の作ったオーダーメイドのシルバーホーンSを取り出して引き金を引く

 

男達の関節を穿ち、倒していく

 

――――――――――――――――――――――

 

そんな様子を眼でみながら先に進む達也は司一のいる場所まで進んでいた

 

目の前に扉を挟んで司一とその部下がいることを確認した達也はシルバーホーンの引き金を引いて相手の銃を部品ごとに巻き戻した

 

扉を介して驚愕の声が聞こえる

 

そのまま扉を蹴破った達也を向かえたのは沢山のジャミング波だった。

 

「どうだ?魔法師。本物の〈キャスト・ジャミング〉の味は」

 

達也は使用媒体であるアンティナイトの量から敵の裏を推測した

 

レアメタルに含まれるアンティナイトはその希少性から中々入手できず、多く入手する方法は産出国から直接仕入れるしかない。

 

この組織にそんなコネがあるとは思えない。

 

つまり…

 

「大量のアンティナイト…なるほど、雇い主(パトロン)はウクライナ・ベラルーシ再分離独立派、そのスポンサーは大亜連合か。色々馬脚しすぎだ。」

 

「うるさい、相手は魔法の使えないガキ1人だ。殺せ」

 

「悪いな、俺に〈キャスト・ジャミング〉は効かない。」

 

達也が指を鳴らすと、部下達に電流を浴びせて重力で押し潰した

 

その光景に司一は恐怖で後ずさる

 

その時、横の扉が蹴破られ中から人が現れた。

 

「達也、目当てはそいつか?」

 

「ええ。こいつが今回の重要参考人司一です。」

 

「分かった。達也、気絶させてくれ。俺が運ぶ」

 

「分かりました。」

 

達也が指を銃のような形にして、バーンと呟けば威力の弱いとドライアイスの弾丸が司一の右腕を吹き飛ばした

 

「えっ…ギャァァァ!!腕が!!」

 

そこを柳大尉が首にチョップで黙らせると血の出ている部分を肉を焼くことで塞いで運んでいく。

 

それから数分後には後処理の部隊が到着し、司一の身柄をそちらに引き渡して、その日の作業を終えた

 

後日、司一の供述も含めて〈ブランシュ〉の下部組織を全て検挙したことで、〈ブランシュ〉に関わった学生は『邪眼』による洗脳を受けたというのもあってお咎めなしということになり、一応入院することになった。

 

特に、司甲は高校に入る前から洗脳されていたということで長い期間入院し、自主退学することになった。

 

それから入院中の紗耶香の退院祝いに駆け付け、知り合いの内閣情報局に所属している壬生紗耶香の父、壬生勇三と会話したり色々あって、〈ブランシュ〉事変は無事に解決した

 

 




というわけで新年明けましておめでとうございます。

今年も私―旭姫をよろしくお願いいたします。

さて、今回で入学編が完結です。

ちなみに、達也が2人の方を向いて呟いた言葉は、
「操られてないから安心しろ」です。

次回からは九校戦編となります。

さぁ、達也はどう関わっていくのか?

お楽しみに

では、また次回。
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