時空を操るもの   作:旭姫

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メインヒロイン七草泉美ちゃんの登場です




新たな出会い

達也がFLTの社長となってから2年

 

この2年間は大変だった。

 

まずは、2094年4月、達也の所属する部隊に適用した〈ループ・キャスト〉システムを発表した

 

特許はFLTが持ちつつも、技術を利用した開発を認め、その対価として他社に1年ごと(毎年4月)にFLTへと使用料としてお金を支払うことを世界各地のCAD関連会社に約束させた

 

2つ目は、達也が椎原の名を受け継いだことで、政財界のトップ達に挨拶をしに向かった

 

彼等は前社長椎原達郎が沖縄防衛戦に巻き込まれて亡くなって息子である新社長として椎原達也が就任したことは知っていた

 

そして、その椎原辰也が社長となったことで他起業との競合に勝利し、CAD業界でも一番に経ったことから達也の手腕を認めている

 

2094年6月某日

 

横浜の某所にある政財界のトップしか知らない秘密の場所、〈V.I.P.会議室〉に達也含め、全員が集まっていた

 

〈V.I.P.会議室〉にいるのはそれぞれの業界でのトップた呼ばれる大企業の社長や様々なジャンルに触れている大きな財閥のトップ達だけ

 

そして〈V.I.P.会議室〉の場所は財務大臣を含めた閣僚や日本魔法協会や十師族ですらその場所や名前すら知らない

 

そんな公然には知られていない〈V.I.P.会議室〉では全員が揃って椅子に座っていた

 

「はじめまして、皆様。本来ならば就任してすぐに顔を出すべきだったのでしょうが、色々と立て込んでしまって顔を出すのが送れてしまいました」

 

「いや、それは気にしてはいない。たしかに達郎さんの後を継ぐのは大変だろうし、さらにそこからCAD業界No.1の業績を生み出すことが出来た手腕を我々は買っている」

 

「そうですか。それはありがとうございます。改めまして。2092年9月付けでFLT社社長に就任しました椎原辰也こと司馬達也です。」

 

「よろしく頼むよ、椎原辰也社長」

 

「皆さん、これからもよろしくお願いします」

 

「では、自己紹介も終わったことだし、最初の議題に入ろう」

 

それからは多くの議題について話した

 

他の参加者達も最初はただ経営ができるだけの子供だと思っていたが、今ではその考えは消え去り、共に財政界を支える同士の1人として認識するようになっていた

 

「以上で議題全て終わりだ。…お疲れ様でした。にしても達也君は素晴らしいね。我々大人に混じっても負けることなく議論に参加できる。父親も優秀なら子も優秀というわけだ」

 

「ありがとうございます。私としても尊敬する父を知る皆さんにそう言っていただいて嬉しい限りです」

 

そんなわけで〈V.I.P.会議室〉での顔見合わせを含めた会議も終わった

 

その帰り道、達也は街中で誘拐事件に出くわした

 

達也はすぐに助ける為に魔法を発動した

 

魔法を発動したのは誘拐犯の男達がCADを腕につけていたからだ。

 

達也は男達のいる空間に催眠効果を持つガスを作り出して男を眠らせる

 

その後、連れされようとしている女の子を助け出し、眠らせた男どもを車に入れて達也はその場を去った

 

もちろん、その時に男達から達也が関与した記憶を消した

 

―――――――――――――――――――――――

 

2080年、7月

 

七草家にとある双子が生まれた

 

先に生まれた方を香澄と、後に生まれた方を泉美と名付けた

 

七草家は魔法適性を調べることのできる守秘義務を絶対とする専門家を読んで調べさせた

 

すると、七草香澄は【万能】の七草家にぴったりな魔法力を持っていた

 

しかし、七草泉美は『分解』と『再生』という2つの異能のせいで魔法演算領域が占有されてしまった為に魔法力はあるものの【万能】の七草家に相応しくはなかった

 

そこで七草泉美をいないものとし、戸籍は香澄のだけ作った

 

彼女の魔法を研究しようにも泉美が持った魔法はまだわかっていないことも多かった為にうまくできなかった

 

そんなこんなで14年経った2094年

 

泉美が14歳になったことでついに七草弘一は彼女の魔法を研究することに正式決定した

 

まずは、怪しまれないように誘拐を装って研究所へと運ぶ算段をつけた

 

―――――――――――――――――――――――

 

一方の七草泉美は一族に認められていなく、使用人にまでも馬鹿にされる毎日だった

 

ある日、父弘一よりお使いを頼まれたのでそれの為に家から出ていた

 

そこで襲われた

 

泉美は対処しようとするが、自分の異能についてはよく理解できておらず、魔法もうまく使いこなせていない

 

男達がCADを付けていることからこれの主犯が父であることを察した

 

しかし、〈アンティナイト〉による『キャスト・ジャミング』によって上手く行動ができずに連れ去られそうになった

 

その時、突然男達が眠り始めて、浮いて車の中に押し込まれる

 

すると自分の体が浮かび上がり気づけば少年の腕の中に収まっていた

 

「大丈夫か?」

 

「あ、貴方は?」

 

「自己紹介は後で。それよりもここを離れよう」

 

少年は自分を抱えてなってきたと思われる車に乗った

 

「達也様。彼女はどういたしますか」

 

「穂波。急いで家まで向かってくれ。」

 

「かしこまりました。」

 

そこで落ち着いたのか、眠りについた

 




次回はこれの続きを書いてプロローグ全部終わらせます

それが終わったら入学編の前に簡単なキャラ設定を挟みます

本編はその後です
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