もしかしたら気づいている方もいらっしゃると思いますが、一応報告として、
『時空を操る者』のタグに『達也×深雪』『達也×愛梨』を追加しました。
最終的にはあらすじ通りのカップリングになると思いますが、確定するまではこういう形で残しておきます。
もしかしたらカップリング目標が変わるかもしれませんので…
そんなわけで報告でした
北山雫と十七夜栞の試合には多くの人が会場に押し寄せ、席が満員になっていた
達也もステージ袖に移動して観戦しようとしていたのだが、なんの目的か、幼馴染みの愛梨もその隣りにいた
「いいのか、こんな敵陣の真ん中にいて。」
「構わないわ。それに、私だって関係者なんだからここにいても構わないでしょう?」
「関係者であるのは確かだが、お前は三高の生徒だ。俺は一高の生徒。このタイミングには一緒にいないほうがいいはずだが?」
「まぁそんな細かいことはいいじゃない。私だってこの試合を間近で見届けたいだけなんだから。」
「はぁ…そういうことにしといてやるか。」
試合が開始されると、2人の狙撃手は高い精度でクレーを打ち砕いていく
「なかなかやるわね、あの北山って選手は。」
「彼女はあのA級魔法師である鳴瀬紅緒の娘だ。これくらいは当然だろう。」
「へぇ〜、あの振動系統の。ならこの実力は納得ね。まぁ、勝つのは栞の方だけど。」
「それはどうかな。」
試合が開始されると、お互いがクレーを割り始めた
やはり目を瞠るのは十七夜選手の『
しかし、それがお互いの破壊数が60を越えた頃、異変が起きた
先程まで洗練された破片飛ばしをしていた十七夜選手が的を外した
「栞が外した!?」
「……頃合いか。」
達也の言う頃合いという単語に愛梨は違和感を覚えた
「どういう意味?」
「『数学的連鎖』は優れた魔法だ。しっかりと雫の魔法に対して対策を取っている。しかし、雫のCADが
「それって…でも待って!
「まぁそうなるな。何せ、これは去年発表されたからな。当時は失敗したみたいだが、うちはそれを完成させたのさ。雫のスピード・シューティングはその試作品の検証にピッタリだったというわけだ。」
「じゃあ、今までの試合は全てあのCADを特化型だと
「その通り。そして【カーディナル・ジョージ】は去年の発表を知らなかったか、まぁ知っててもありえないと思って可能性から消していたかという予想通り、あれを特化型だと思いこんでくれた。」
達也は自然に悪い笑みを浮かべながら愛梨に語っていった
「つまり、あれを特化型だと
結果、善戦はしたものの、96-89で雫が勝利した
その後、栞はその試合の負けを引きずってしまったのか、その後の3位決定戦も負けてしまい、一高の上位独占という結果となった
――――――――――――――――――――――――――
「凄いじゃない!上位独占よ!」
「俺は何もしてません。頑張ってくれた選手達の努力の成果ですよ。」
「それでも達也さんが調整してくれたから勝てた」
「そうそう、司馬君に調整してもらってから魔法が上手くなったように錯覚しちゃったもん!」
「女子は好調だな。早撃ちでは上位独占、波乗りでは3人中2人が本選出場か。幸先のいいスタートを切れてよかったよ。」
「ただ、男子の方は不調ですね。森崎君が準優勝をしたとはいえ、他はすべて予選落ちですから…」
「まぁ、まだ新人戦は始まったばかり。これからに期待しましょう。」
「そうですね、ところで話は変わりますが、司馬君が作って北山さんが使った『能動空中機雷』についてですが、魔法大学より〈
〈魔法大全〉とは魔法大学が作成する系統魔法・無系統魔法・系統外魔法・古式魔法など多数の魔法について記された魔法の図鑑であり、そこには魔法名・系統・作成者の3つの項目が記載され、魔法関連の研究者の多くはこの〈魔法大全〉に自分の名を残すことを目標としている
「我が校から〈魔法大全〉記載者が出るなんて、我が校始まって以来の快挙よ!」
「〈魔法大全〉ですか…。断っておいてください。」
そんな一高テント内の空気とは真逆の言葉を言い放つ達也に空間が凍り付いた
「え?どうして快挙なのよ!」
「そんな快挙など興味ないですし、自分に利がなにもありません。」
「新魔法を作ったのよ?」
それでも登録させようと話を続ける真由美に嫌な顔をしつつも答えた
「新魔法を1つ作った程度で快挙とは。この国も落ちたものですね。いいですか?新魔法なんて理論と魔法に対する理解を深めれば誰だって作れます。…まぁ魔法を学ぶ身であり、理解の浅い唯の魔法科高校生に言ってもわからないでしょうが…。」
達也はそのままテントを出るために足を進めるとテントの出口手前で立ち止まった
「この際だからはっきりいいます。俺は自分の作った魔法を〈魔法大全〉とかいう馬鹿げた物に登録する気は一切無いですからそこら辺の研究者と一緒にしないでください。そして二度とその話題を出さないでください。正直不愉快です」
最後に空気感を破壊してからテントを後にした
テントを出た達也は追いかけてきた深雪を自分の部屋に招待して、2人で話していた
「〈魔法大全〉の件ですが、泉美ちゃんを守るためにあのような行動を?」
「それもある。魔法大学は登録する人間に対しての調査を細かく行う。もし俺があれに登録したならば、今まで秘密になっていたFLTのことや泉美のこと、そして軍のことが全て表に出てしまうからな。後は単純に自分の研究成果をあんなしょうもない物に纏めたことで変な抗争などに巻き込まれないようにするという意図もある。」
「そこまで考えられて…理解が及ばず申し訳ありません。」
「気にする必要はない。俺だって父さんや母さんが生きていたならば載せることも考えていただろうな。だが、もう二人はいないし、沢山の社員を抱える立場になってしまったんだ。余計な争いは裂けたいんだ。」
「私も叔母様も泉美ちゃんも一色さんもいつだって達也さんの味方ですから。困った時は頼ってください。力になります」
「頼もしい限りだ。これからもよろしく頼む。」
「はい!」
今回はスピードシューティングの結末で予想よりも文字数を使ったのでここで切ります
達也の価値観が原作に似せているつもりですが、結構違うところがあるので、そこが大変でしたが、なんとか次に繋げれました
次回は、三高の会議シーンから入ろうと思います
ではまた次回