時空を操るもの   作:旭姫

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本編とは関係ありませんが、メモ帳を二、三個投稿しようかなと思ってます

魔法科・ハイスクールD×D・ありふれ・SAOのうちまだ2種類しか出せてないので、そっちのメモも出したいですが、なかなか難しくて大変なのでこちらは時間がかかります

なので出るのはおそらく魔法科ですが、確認してくださるとありがたいです

では、本編をどうぞ


九校戦編 第二十三話

 

「凄いわ!これは快挙よ!」

 

深雪のグループ首位が決まり、一高の上位独占が決定したことで、一高首脳陣(特に真由美)が大袈裟に褒め称えた

 

「まぁ、選手達が頑張ってくれたので。」

 

「謙遜も度が過ぎれば嫌味だぞ。」

 

「事実ですから」

 

「つれないな…」

 

「そうですか。それで、彼女達を決勝前に呼び出してどういう用件なんですか?」

 

「大会委員から3人を同時優勝にしてはどうかと提案がありました。」

 

「ふ〜ん。楽したいだけか。私としては構いませんが、選手たち次第ですね。あ、エイミイは辞退をお勧めしますが」

 

「はい、私はもともとそうするつもりでした。」

 

達也の嫌味はあっさり流れ、エイミイが辞退した

 

そして・・・

 

「私は…戦いたい。深雪と闘いたいです!!」

 

「と言ってるが、深雪はどうする?」

 

「決闘の申し出は断らないのがモットーです。いいでしょう、四葉の実力を見せて差し上げますわ!」

 

深雪と雫による決勝戦が決定した

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

達也は、2人の調整を終えると、一高首脳陣と合流した

 

「さて、この争いに板挟みになっている達也君は誰を推す?」

 

「どうでしょう。まぁ大方予想通りの結末になると思いますよ。」

 

「君も悪いやつだね。」

 

「一応、二人に対して最善は尽くしましたから。試合は最後までどう転ぶかわかりませんよ。」

 

「それはそうだ。」

 

そして、決勝の舞台に立つ二人の選手が櫓に上がった

 

会場が歓声に包まれる中、開始の合図が鳴り響いた

 

両者予選と同様、『氷炎地獄』『共振破壊』による応戦から始まった

 

しかし、干渉力の差から雫が若干押され始めた

 

(届かない…さすが深雪)

 

雫は苦悶の表情を浮かべながら、次の手を考えていた

 

これは、達也から授けられた対深雪用の攻撃

 

雫が右手を袖に手を入れると、一機の()()()C()A()D()を抜いた

 

そしてそのCADから放たれた一筋の熱線が深雪の無敵だった氷柱に穴を開けた

 

「まさか、CADの同時操作に振動系系統魔法の『フォノン・メーザー』…どちらも超高等テクニックだ。」

 

「もしかして、司馬くんが北山さんに授けたのはこれ?」

 

「そうです。まぁ、同時操作はともかく『フォノン・メーザー』はそこまで難しい魔法じゃないですし、雫の適正にもあってるので使いやすいんじゃないですか」

 

「いや、『フォノン・メーザー』はA級魔法師にしか魔法式が公開されない高等魔法だぞ?…ってそういえばお前は社長だから知ってるのか。」

 

「それはもちろん。ですが、まだまだですね。練度が甘い」

 

「え?あれでも相当凄いことよ?」

 

「見てたらわかります。深雪を、【四葉の最高傑作】を相手するのに生半可な力を使うとどうなるか。」

 

深雪は達也の十八番であるCADの同時操作を雫が使ったことと、そして今まで傷一つ付かなかった深雪の氷柱に穴が空いたことに驚き、一瞬固まったが、すぐに気を取り戻し、意識を切り替えた

 

(さすがね、雫。でも、甘いわ!」

 

深雪がCADを操作すると、雫の氷柱から熱気が、深雪の氷柱から霊気が、消え去った

 

それをチャンスと再び『フォノン・メーザー』で穴を空ける雫

 

発動準備が完了すると、場にある氷柱全てに先程までとは比べ物にならない程の冷気が送られた

 

「まさか、これは『ニブルヘイム』か!?」

 

「いったいどこの魔界よ、ここは。」

 

振動・減速系系統魔法『ニブルヘイム』

 

この魔法は、領域内の物質を比熱、相フェーズに関わらず均質に冷却する領域魔法。

 

A級魔法師ですら使用出来る人間はほとんどいないとまで言われており、魔法式もその使用できる極小数のA級魔法師にしか公開されていない

 

そして、深雪の『ニブルヘイム』により、氷柱に付着させた液体窒素を再び『氷炎地獄』で急激に加熱。一瞬で気化した液体窒素の膨張率は約七百倍。

 

ただの氷柱にそれを防ぎきれる力はない

 

そのまま全ての氷柱が音を立てて崩れ落ちた

 

その結果、深雪が勝利し、優勝者となった

 

「これが【四葉の最高傑作】であり、四葉の次期当主の実力です。あの四葉真夜殿ですら先制を取らないと負けると踏んでいる彼女には身分など関係なく、誰であろうと叩き潰される。それこそが、四葉が求めた身内を守る絶対的な力です。」

 

達也の呟きは真由美たち3人にのみ聞こえる声であったが、その言葉の重さはとても大きかった

 

「四葉は家族愛で最凶になった一族。これほど好感が持てる家はなかなか存在しない。強い人ほど()()()()()なんですよ。変に作戦を練りまくったり複雑に物事を進めようとするのは()()()()です。皆さん覚えておくといいですよ。」

 

そして、これとほぼ同じタイミングに行われた新人戦女子バトル・ボードの決勝はほのかの作戦勝ちで優勝、同じく優勝候補とされていた四十九院沓子選手は準優勝となった

 

――――――――――――――――――――――――――

 

「どういうことだ!」

 

「新人戦は第三高校が有利だったのではないのか!」

 

「先程行われていた新人戦のアイス・ピラーズ・ブレイクでは第一高校の四葉深雪選手が『ニブルヘイム』を使ったらしい」

 

「四葉とはいえただの高校生だぞ!?『ニブルヘイム』は超高等魔法だ。大の大人でも使うのが難しいとされている。それを高校生が涼しい顔をして使いこなすなど異常だ!」

 

「それが四葉というものだ。」

 

「だが、どうする?このままでは我々の大敗。大赤字で組織から首切りだぞ!」

 

「死ぬだけならまだいいが…な。」

 

「では、明日のモノリス・コードで一高には退場してもらおう」

 

「そうだな、モノリス・コードはポイントの高い競技、三高から一条選手が出ているとはいえ、保険は幾重にもかけておくべきだ。」

 

「ならば、協力者に使いを出そう。…なに、死ぬことはないさ。もし死ぬことがあればそれはただ運がなかったというだけだ。」

 

中華風の建物の中で大きな机を囲んで座る5人の男達が大袈裟に笑いながら話を咲かせた

 

狙いはモノリス・コード。何が起こるかなど、達也たち九校戦関係者は知る由もなかった




というわけで、一応これで中間地点に来れたのかな…

次回からモノリス・コード、ミラージ・バットの新人戦に入ります

暫く前にアンケートで答えていただいたモノリス代理出場は字数が増えるか次の回にまわすかになるのでそのつもりで

今回ほのかと沓子のバトル・ボード決勝シーン、達也・深雪・雫・ほのかの小規模な祝勝会シーンはカットしました

では、また次回
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