時空を操るもの   作:旭姫

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入学編 第四話

HRが終わり自由時間として校内見学をすることになった

 

「ねぇ、達也。何処行く?」

 

「俺は工房かな?」

 

「奇遇だね。僕も工房に行こうと思ってたよ」

 

「何々?鋼くん達は工房に行くの?」

 

「達也さん、私もご一緒して良いですか?」

 

「いいよ。」

 

「よし、じゃあ4人で行こう!!」

 

そんなわけで、達也達4人は工房に向かった

 

工房につくと、達也は見覚えのあるメンバーを見つけた

 

「泉美」

 

「あ、達也兄様!!」

 

「あ、達也君、それに深雪も」

 

「エリカ、美月もここにいたのね」

 

「まぁ、ここなら達也君達が来るって、泉美がね。」

 

その後は、達也達はお互いで自己紹介をした

 

「にしても、達也君達は知ってたけど、鋼くんとエイミイは二科生を見下さないんだね?」

 

「まぁ、僕は4位だけど、魔法は苦手だから…」

 

「あんな思想してるやつの気が知れないわ」

 

「まぁまぁ、人間って言うのは誰かを見下さないとやっていけないんだよ」

 

「達也が一番ディスってんじゃん…」

 

その後、計9人で工房や闘技場を見て回った一行はお昼を食べていた

 

周りからは一科性と二科生が混ざる複雑な様子が見えていた

 

そんな時に、とある一科性の一団が達也達に声をかけてきた

 

「なぁ、君たち、俺達も一緒に食べていいか?」

 

「構わないが…」

 

「ありがとう、じゃあそこの二科生は席を譲ってくれないか?」

 

その言葉はこの9人に、怒りを浮かび上がらせた

 

「はぁ!?なんでそんなことしなきゃいけないんのよ!!ふざけんじゃないわよ!」

 

「はっ!まぐれで合格した補欠の癖に。補欠は俺達ブルームの言うことを黙って聞いていればいいんだよ。なっ?」

 

「そうだそうだ!」

 

そんな中声を発したのは達也と深雪だった

 

「はぁ…くだらん。」

 

「ええ。くだらないですね。」

 

「なっ!?どうしてだ!俺たちは君たちのことを思って…」

 

「たかが魔法力が少し高いからって他人を見下すとは…幼稚すぎるな」

 

「なんだと?」

 

「ん?よく見れば、お前の顔は見覚えがあるな。確か、年下の門下生に負けた森崎家の御曹司じゃないか。まさか、年下に負けた腹いせで成績が自分よりも下のやつを見下してるのか?」

 

達也の爆弾発言に、声をかけてきた一科性の軍団は固まった

 

「達也さん、それ本当なのですか?」

 

「結構有名な話だぞ。森崎家はボディーガード業を営む百家支流の家。そう言った話はよく舞い込んでくる。」

 

「へぇ〜ってことは達也君の家って実は名家なの?」

 

「そうだな…名家といえば名家なんじゃないかな?でも、司馬家として表舞台には立ったことないしなぁ〜。」

 

「そういえば、そうですね。ところで、貴方達はいつまでそこにいるのですか?はっきり言って邪魔なのですけど」

 

深雪は四葉の次期当主だけでなく新入生総代としても顔が割れている

 

そんな深雪と同じクラスになれなかった人達が仲良くなろうと近づくことは達也の中では予想できていた

 

まぁ、深雪の嫌いなことを平然とするとは思わなかったが

 

しかし、これだけでは終わらなかった

 

放課後、泉美達と待ち合わせしようと約束した達也達は校門前で合流を果たした

 

が、またしても例の一団が現れてしまった

 

「四葉さん、一科性同士で親睦を深めませんか?」

 

「いいえ、結構です。私は達也さん達と帰るつもりですから。では、さようなら。」

 

そこで止まればよかったものを、彼らは止まらず、あろうことか二科生を侮辱し、さらには達也をも侮辱し始めた

 

深雪は自然と怒りを浮かび上がらせた

 

その証拠に深雪の周りがだんだんと冷気で包まれていく

 

「深雪、落ち着け。」

 

「あ、達也さん…。」

 

達也はなんとか深雪を落ち着けると、この抗争を観察していた

 

すると、

 

「いい加減にしてください!!深雪さんは達也さんと帰ると言っているのです!なんの権利があって引き裂くんですか!」

 

美月が遂に堪えきれずに感情を爆発させた

 

「美月…そ、そんな、引き裂くなんて…」///

 

「ん?深雪?」

 

「なんの権利だと?そんなの決まっているじゃないか。一科性は一科性同士で親睦を深まればいい。たかが補欠の分際で生意気なんだよ。」

 

「だいたい、同じタイミングで入学してきたのに差なんてあるわけないじゃないですか!!」

 

「ほぅ…ならば見せてやる。これが差だ!!」

 

すると、一団の代表格、森崎駿が懐からCADを取り出した

 

それも、

 

「嘘っ!特化型!?」

 

しかし、魔法は発動されなかった

 

「この間合いなら二科生の方が早いみたいだね。」

 

エリカが伸縮警棒で弾き飛ばしたからだ

 

「ウィードの癖に!!」

 

「なめないで!!」

 

深雪が達也に目で訴えてきた

 

「はぁ…動くな!!」

 

達也は声に威圧感を加えて相手を萎縮させた

 

しかし、1人だけ動こうとした人がいた

 

ー森崎だ。

 

「動くなと言っているだろうが!」

 

「ぐはっ!」

 

達也は森崎へと回し蹴りをして、動きを止めた

 

「貴様、よくも堂々と魔法を使えたな。」

 

「な、なんだと、、、」

 

「いいか。自衛目的以外の魔法の使用は法律で禁じられている。特に、森崎。お前は知っていて当然だろう。まさか、自分より劣る人間になら魔法を使っても犯罪になら無いなんて考えてないよな?なぁ?」

 

その間も達也は森崎を踏みつけている

 

「まぁ、こんなことでここまではしないが。そういえば、森崎。お前の家は俺の会社の警備を担当していたな。」

 

「俺の会社…だと?」

 

FLT(フォア・リーブス・テクノロジー)…聞いたことあるだろう?ボディーガード業で名を馳せた森崎家ならば安心だろうと思ったが、その御曹司がまさか家の会社に泥を塗るとは…」

 

「俺はそんなことはしていない」

 

「良いことを教えてやろう。我がFLT社が誇る技術員の殆どが今お前が見下した二科生クラスの人間だ。」

 

「な、なんだと、、、」

 

「これだから、魔法でしか物事の解決できない奴は嫌いなんだ。そうですよね?そこで魔法を待機して隠れている七草生徒会長?」

 

達也が声をかけると横の茂みから2人でてきた

 

片方は七草真由美で、もう片方は風紀委員長渡辺摩利

 

「まぁ、今更でてきたところで貴方達にできることはないですけどね。」

 

「コホン、1-Aと1-Bと1-Eの生徒だな。話を聞きたいので風紀委員室に同行してもらおうか」

 

「何を白々しい。今更でてくるくらいならそれなりの態度を示していただかないと。例えば、お二人が起動中のCADを解除していただけませんかね?」

 

「な、何故わかった。」

 

「それを貴方に言うとでも?たかが学校の先輩ってだけの人間に」

 

「わかったわ。」

 

「真由美!?」

 

「彼の言う通りよ。私達が出るにしては遅すぎたのよ。」

 

「そうです。じゃあ話の続きをしようか。さすがに、家の会社に泥を塗られたんだが、今日社内で臨時総会を開いて森崎家の処遇について議題にさせてもらおう。だが、その前に」

 

達也は声を整えるとこの辺にいた人によく聞こえるように大きな声で言った

 

『FLT社、社長椎原辰也の名において命じる。森崎家はクビだ。』

 

「な、なんだと!?」

 

「最大大手のFLT社が森崎家を切ったと聞けば他の企業も続々と契約を切るだろうな。」

 

「な、そ、それだけは…。」

 

「残念だよ、森崎。お前が家を潰したんだ。」

 

達也は森崎を回し蹴りで飛ばすと、達也は振り返って友人達と帰り始めた

 

「ま、待て!!」

 

「せっかくあの方々が第一高校は良い学校だと紹介してくれたのだが、買い被りだったようだな。」

 

達也はそれだけ言って完全に校門をでた

 

 




というわけで、森崎家崩壊ですね。

個人的に森崎の態度があんまり好きじゃないので、個人的にストレス発散させてもらいました。

さて、次回はこの続きですね。

七草香澄はいつ出ることやら…

ではまた次回。
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