パーマンvsUSDマン 作:肩首バキバキマン
①用語解説
本編に出てくるパーマンは以下の3つの装備を所有している。
・パーマンマスク
本編ではマスクと表記。これを被ることで体内でパーマロゲンという新物質が瞬間的に作られ、被った対象は筋力が6600倍にまで増強され、骨はダイヤモンド以上の硬度になる、らしい。マスク自体は脆く、破れるとこれらの機能が消失する。
・パーマンマント
特殊繊維パーマロン製のマント。自身の身体にかかる重力ベクトルを自在に捻じ曲げたり伸ばしたりすることで、浮遊、飛行を可能とする。(反重力を利用するあたり、タケコプターと同系統の技術と思われる)
最高速度は119㎞/hと心もとないが、パーマン同士が手をつなぐことで速度が倍加する、という特性を持つ(パーマンの連携が強いというのは、こういった装備の特性があるためである)。
・パーマンバッジ
アルファベットのPに似たバッジで、通信機能や酸素ボンベとしての機能も果たす。
また、バード星では急速回復剤などの薬も持ち合わせがあったので、USDマンに見逃してさえもらえば一応死ぬことはなかった模様。
・時空観測防衛機関
本編でUSDマンの抹消指令を出した機関。
もともとこの機関は20世紀において極秘に開発された時空観測技術で未来の観測を行う機関であったが(fgoのカルデアみたいな感じ)、1980年代のドラえもん大長編に伴うアポカリプス(世界の滅亡)を観測し、これを防ぐために、地球外技術及びそれに精通した人材を集め、密かに地球防衛を遂行していた。これが22世紀におけるタイムパトロールのひな型となった。
USDマンに関しては、もともと治安維持に一応役立ってはいたので、予備戦力として時空観測防衛機関からは見逃されていたが、USD細胞による生物兵器による世界大戦の未来を予測したため、抹消に動く。複数の構成員によってUSDマンの討伐、無力化が敢行されたが、いずれも失敗。かくしてフリーランスのN2に依頼が回ってきた。
・復元光線
原作でも出てきた、光線版タイム風呂敷。しかし、本編で出てきた復元光線は20世紀の時空観測防衛機関およびこれを技術的に支援する外部文明(アニマル星とかピリカ星とか、海底人とか)によって作られたプロトタイプに過ぎず、使用感は最悪。
具体的には、一秒あたりの巻き戻る時間が短く連続して照射しないと巻き戻し前の状態へあっという間に戻ってしまう(半年分巻き戻そうと思ったら、ノンストップで2・3日当て続けないといけない)。装置がかさばる、燃費が悪く無駄撃ちできない、そもそも効果が出始めるまでに時間がかかるなど、動かして使うもんじゃない。(だからと言って装置自体はかさばるので、照明とかに仕込むこともできない)
実際、N2より前に動員された構成員は、この装置を使いこなせず挙句の果てには透視で見つかり、半殺しにされた。
なお、劇中でパーマンが不可解な復活を遂げたのも、埋めていた瓦礫がなくなったのもN2が復元光線を命中させた仕業。
②登場人物紹介
結構昔の漫画なので…馴染みのない人も多いはず
・パーマン1号(本名;須羽みつお)
典型的なF主人公系キャラで、ザ・凡庸の人。マスクは青色、バッジとマントは赤色。
テレビのアイドル「星野スミレ」の大ファン。11歳のころ、バードマンから支給された装備を使って、2~5号とともに街の治安維持を行っていた。一番の古株であるが、飛行速度が4人の中で最も遅かったりと、色々低スペック(というより、装備に問題があったのでは?)。
最終話では、5人の中から次期スーパーマン候補に選ばれ、バード星に旅立った(家族とか見知った人たちの記憶から消される処置を受けさせられたりと色々ひどい)。旅立ちの日、初めて3号の正体が星野スミレであると知った。
本編では、その15年後、スーパーマンには選ばれずパーマンとして地球に帰還した。星野スミレの誕生日を祝おうとバード星で評判のケーキを買っていた。意気揚々と事務所にパーマン姿で向かうと、悲壮な顔をしたマネージャーがおり、事情を聴いてスミレ救出へと向かう。が、USDマンにはマスクによる6600倍の筋力バフも全く通用せずボコボコにされた挙句、マスクを破られる。生身の状態で殴り合うことになり絶体絶命かと思われたが、急にUSDマンが弱体化し、クロスカウンターでこれを打倒した。(凡庸ではあるが、ヒーロー候補だけあってバード星でトレーニングはしていた模様。)
・パーマン2号(本名:ブービー)
まさかのチンパンジー(の子供)。マスクの色はオレンジ色で、マントとバッジの色は青色。進化したバード星人から見れば、ヒトとチンパンジーの差などないに等しいという理由でパーマンに選ばれた、らしい。普段は動物園で生活。
本編では16年の時間の経過により、大人となっている。そもそもチンパンジーの筋力(特に上肢)は身体構造上人間よりはるかに勝っており、6600倍の筋力バフの恩恵を最も大きく受けている。現時点では最も強いパーマンであったが、本編前の戦闘で4号、5号とともにUSDマンに立ち向かうも敗れている。
・パーマン3号(本名:星野スミレ)
6歳の時から芸能活動を始めたみんなのアイドル。3号として正体を隠し活動していた。なんだかんだ優しい1号に淡い恋心を抱いているが、なかなか素直になれず(テレビで見せる本来のお淑やかな性格とは異なり、3号に変身したときはツンデレ、マスクが一種の心理的ペルソナとして機能していた。)最終話でようやく1号に素顔を見せる。年齢は1号と同い年。
15年後の本編ではヒーローは引退し装備も返納している(本職の女優業に影響が出かねない。顔に傷なんて負ったら違約金やら一大事である)。誕生日に久楽により事務所が脅迫され、一夜のパートナーになるように要求される。関係者を守るため死ぬのを覚悟で呼び出しに応じるが(2号、4号、5号が以前に負けたことを知っているため助けも呼べなかった)、1号が救出に来てくれる。1号が殺されないように2号、4号、5号に応援を頼み、満身創痍の1号を守るため、再び慰み者になる覚悟をしたものの、1号がUSDマンを撃破。果たして、15年来の時間を経て彼らは結ばれた。
・パーマン4号(本名:大山法善)
大阪にある長い歴史を持つ寺の関西弁の小坊主で、恵まれた体格を持つ。年齢は1号の一つ上。マスクの色は緑色で、マントとバッジの色は紫色。許される範囲内でパーマンの能力を用いた副業(飛行能力による運送業など)も行っている強かな男。洞察力に優れているほか、機転が利き、彼の立てた作戦が難事件解決に貢献した場面も少なくない。また、ヒーロー業にかまけて自分の生活をおろそかにするわけでもなく、結果に必要なことを逆算して行動に移せるリアリスト。今のところ褒めるところしか無いんですが、いいんすかこれ…
実際、数年先の「中年スーパーマン左江内氏」でも登場しており、息の長いヒーロー業を続けている(しかもパーマンで作中唯一身バレしていない)。君こそスーパーマンだ。
・パーマン5号(本名:山田 浩一)
2歳のころからパーマンとして活動していた。媒体によっては登場しないこともある。マスクの色は黄色で、マントとバッジの色はピンク色。
作劇の都合上、1号が男気を見せるシーンの前で瀕死にされるのは不味かったので、代わりに心を折られてもらいました。ほんとにゴメンね。今は元気に高校生やってます。
・ウルトラ・スーパー・デラックスマン(本名:句楽兼人)
藤子・F・不二雄短編にて登場。世の中の不正や悪事に憤りを感じ投書を行うなど正義感こそ強いものの、近場で起こる悪事を見て見ぬふりをしてしまう度胸・実力の無い自身に胸がふさがる思いで日々を送っていたが、ある日全身の細胞がウルトラ・スーパー・デラックス細胞に変異したことでX線眼(透視能力)・怪力・飛行能力を得る事になる。その後はヒーローとして活躍するも、徐々に活動が過激になり、自身を否定するものを悪と見做し、「天誅」を加えていった。原作では細胞変異の際に同様に変異したウルトラ・スーパー・デラックスがん細胞によって死亡したが、今回は復元光線により自身の細胞と同様にがんも初期ステージまで戻ったため存命。
根っからの悪人ではないが、メンタルが小市民で、自分が傷ついても何かを成し遂げようとする気概がないあたり、ヒーロー適正は0に近い。本編では徹底的なヒールムーブをさせてしまった。ゴメンね。
・N2(本名:野比のび太)
ドラえもんより登場…といってもこっちの世界線ではドラえもんと面識はない。原作大長編の怪奇現象に同時多発的に巻き込まれるが、出木杉・スネ吉の協力を得て、アニマル星から地球に漏れ出たワープガス、原作の宇宙開拓史のロップルからもらったショックガン、ピリカ星からの技術者などを駆使して解決していたところ、ミズモリからスカウトされて「時空観測防衛機関」の一員となる。一通りの脅威を排除したのち、フリーランスに転向。時空犯罪者の捕縛や始末などの依頼を請けるようになる。
特技は射撃で、早撃ちは実に0.04秒と原作以上に磨きがかかっている。人間サイズの動物の反応限界時間は0.1秒であり、それを割るスピードがあるため、先に捕捉されれば対象は絶対に回避できない。…というより、そもそも早撃ちとは合図があって撃つのにかかる時間を計測しているため、その合図に反応する時間が反応限界時間を割っているというのは不可解といえる。何か未来予測のような超能力を持っていないとできないはずなのだが、コーヤコーヤ星あたりでニュータイプ能力に覚醒したのであろうか…
現在はアメリカに移住し、幼馴染の栗毛の赤い靴の似合うお嬢様に捕獲され、射撃アスリートという名の実質ヒモと化した。本編ではミズモリの依頼で東京に戻った次第。現在高校生。
・ミズモリ
「時空観測防衛機関」の21世紀営業部長。超科学文明や、未来の犯罪者に対応できる有能な顔役。N2とは5年来の付き合い。
実は、藤子・F・不二雄短編の一つ、「イヤなイヤなイヤな奴」に登場する「にくまれ屋」ミズモリの祖先。この名前でピンと来た人は相当なF作品ファンだと思う。
最後に、読んで下さりありがとうございました、
原作リスペクトとか考察とか絶対足りてないけど、ゆるして