ソードアートオンライン オリシュゼーション・リコリス   作:愁雨

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とぴっくす
 記憶解放術
 アンダーワールドにおける武装に纏わる最終奥義と言えるもの。
 神器と呼ばれるモノにはその前段階となる存在がある。

 金木犀の剣ならば、文字通り 金木犀 がその大元である。
 記憶解放された金木犀の剣は その花びらの一つ一つが最高ランクの優先度を持つ。
 結果、その吹き荒れる花びらに巻き込まれたモノはその花びらによって瞬壊させられる。

 神器ごとに特色ある記憶解放の形となるため、どのような形で解放されるのかは蓋を開けてみるまでは解らない。
 記憶解放術には様々な派生が存在するとみられる。
 本作においてのロニエの場合は 瞬間解放 と呼ばれ即座に【夜空】のリソース吸収能力のみを引き出す手段がある。
 原作でキリトがやった剣の記憶そのものを相手に打ち込んで樹に成長させるのも記憶解放術の一環と言える。


みっしょんえくすとら ユート初等錬士のウルトラトンチキチート列伝 きこりのわざ

~北セントリア市街 北セントリア修剣学院~

 

 木こりの技が見たい。とそうおっしゃったか。

 その声は食堂に重く響いた。

 

 ゆらりと立ち上がる。

 

 このユートという少年は兎角 同年代の上級貴族と折りがわるい。

 一定線の礼儀を払えぬ者には一切の容赦を持たないのである。

 メディナ・オルティナノスやソルティリーナ・セルルトのような人間のできたものであれば、敬意も表するし、相応に礼も採る。

 

 ただ無意に己が貴族である。と言うだけのガキに一切屈する余地などないと言わんばかりに真正面から反意するのである。

 故に。彼等はユートという少年にではなく、彼と共に此方にやってきた少年ユージオに貴族特有の特権意識から来る蔑視と悪罵をするのである。

 

 不幸だったのは。

 

 悪魔の樹、ギガスシダーを切り倒す。

 その為の天職を授かっていたユージオを手助けし文字通りの 木こりの技 となさしめたのが、ユートという少年であるという事実と真実。

 然るに。木こりの技を見てみたいという天職蔑視の発言は。

 

 この機を持って彼等に真実を見せる事になるのである。

 

「……ユート。ステイクール! 落ち着けって! いくら彼等が上級貴族だからと言っても 君のアレや僕の青薔薇に耐えられるわけがないだろう!?」

 

「何を言うんだ。ユージオ。彼等が見たいと言われたのだ。それは翻って言えば『自らの天命を削ってでもいいから味わいたい』と天命欠損を自ら申し出たに等しいだろう?」

 

 え? そんなことひとこともいってない・・・と言う顔つきになるライオス。

 無論反論しようと試みる。

 だがしかし、ユートは理解している。この手合いには一切の発言の余地を認めてはならない。徹頭徹尾、此方の発言で飲み込むのだと。

 

「それにだ。彼等は己が貴族であるがゆえにひとつ気が付いていないんだ。己の立場故に、他者の天職を下に見下げるのが常である彼等には、重大な法理に反する行いがあると」

 

 そこでユートの眼は罪ある者を裁くが如き断罪者の眼を持ち、ウンベールとジーゼックを見る。

 

「天職とは即ち 世界がそれを与える。貴族を貴族たらしめるように。ユージオ。君の【ギガスシダーの刻み手】とは 世界が定めた公理に他ならない。それを蔑視し下に見下げる事は転じて 公理教会が定めた禁忌目録違反に該当する行いだ。軽微な一例故、目敏く罰せられる事はないし、貴族という立場のみで守られているだけで彼らはすで禁忌目録に違反する行いを幾つも犯している」

 

 良かったな。お貴族様で。

 とその立場故に守られてる身を口にせずに見下す目線をもって断じる。

 

「こうした貴族達が修剣学院を優秀な成績で卒業し、騎士として迎えられるとき、その時までに行ってきた軽微な罪の総算を持ってその処遇が決まる。だから、こう言う手合いのお貴族様は騎士にはならず箔をつけたら領地に引き込むのが条理。騎士になろうものならそれまでの微罪の清算が起きるからな」

 

 そこまで言って場を収めるように乾いた拍手の音が響く。

 咄嗟に立ち上がり、その拍手の主を迎える。

 

「「アズリカ寮監」」

 

 ユートとユージオは咄嗟に騎士礼を採る。

 

「見事です。そこまで、法理に通じてるとは思いませんでした。彼等高等貴族にこの学院での下等貴族への横柄な立ち振る舞いを禁じていないのは総じてそのような理由がある。それをこの段階で知っているとは。よほど良い師に恵まれ、この学院に送り出されたのですね」

 

 他の者達は何故、最上級の礼の表し方を寮監にするのかが理解出来ない。

 理解出来ないところが彼等の限界であった。

 

「はい。この身には加護が常にあります故。この世界を渡るに不足無い知識、智慧を与えてもらいました」

「はい。僕は彼を通じ、その智慧を。知識を。僕らが共に目指す場所に至るために」

 

 ライオスやウンベールには理解が出来ない。

 何故、自分たちにはあれほど、横柄に貴族たる身を下に見下げる男があの寮監如きにあれほどの敬意を払うのか。

 

「……仮にも修剣学院に通い、その寮生ならば、自分たちの生活を管理する寮監がどのような方なのか理解しておいた方が良いぞ?」

「七年前の四帝国統一大会における元ノーランガルス北帝国第一代表剣士。その気になれば、この学院の中でも1か2の剣士。そう言う方が僕らの寮監だ」

 

 未だ、礼を採らない者達を牽制するように伝えると。

 彼女はそれを手で軽く横に振り。

 

「良いのです。私の天職はそれをするにたり得ません。剣を振る事は出来るが、それを指導する立場ではありません。もっとも、寮則を違反したのであれば特別指導も定かではありませんが」

 

 そこまで言うと彼女は居住まいを正し。

 

「ユート初等錬士。申請があった武器について、教官各位との協議が終わりました。神器相当である事 その上で通常保管が可能である事を踏まえ、所持を認める形になりました。また、剣以外の武装においても、所持についてではなく、保管の形においては随時協議する事になっています。史学や遺物学の教員が目を剥いていましたよ」

 

 それを訊くやいなや。

 ユートは腕を振り。

 その手に一振りの剛剣を。否。それは冰気を纏うが故に巨剣に見える。

 斧であり剣。斧剣【氷魔 ニーズウォック】。

 竜骨斧剣たるそれは重く鋭い。

 

 ノーランガルス北帝国 その最北にある北の洞窟。

 そこは寓話に語られる ベルクーリと白竜 の逸話に語られる白竜の棲まう地。

 その地にあった死したる白竜の骨をユートは如何なる神技を持ってか武装に誂えた。

 それは神獣とまで言われた白竜より作られた神器となる。

 ユートはその名も無き白竜に名を与える。

 これにより、その白竜には記憶が与えられる。

 命名則による因果転写。【冰龍 イヴェルカーナ】。

 それより武装を作り出し、具足と武具を無数に生み出したのである。

 

 見るだけで畏縮してしまいそうになるそれは。

 担い手に対して敵意持つものに 武器の形を持ってして、殺意の代わりに凍てつくような冰気を感じさせる。

 既にして、その武装を完全なる支配下に置いている証左である。

 

「……ありがとうございます。これで、あの【木こりの技】が見たいと言ったあのお二人に、存分にその技を示す事が出来ましょう………ん? あの二人はどこに?」

 

「君がその剣を呼び出した瞬間にさっさと逃げ出したよ…全く、そいつを持ち込むのか君は」

 

 ち。逃がしたか。

 と分かり易い悪罵を吐いて何事もなかったようにその武器をイベントリに収納する。

 

「アズリカ先生。時に確認したいのですが」

 

「なんでしょう」

 

「もし仮に、整合騎士の秘奥たる記憶解放術にて 神獣や魔獣のような獣を元にした記憶が再現された場合、それが自律行動する条件において、敵対象の天命が削がれた場合、それはどこに責任が行きますかね?」

 

「…あなたは…いえ。深くは追及はしません。その問いへの回答は、『不遇なる事故』になるケースもあり得ますとだけ」

 

 

 




~りざると~

 ユート(ウルトラトンチキチートオリ主)の初等錬士時代。
 モンハンの古龍種のデータをクロスオーバーで叩き込む。

 これによってベルクーリは整合騎士でありハンターになる意味不。
 北の洞窟の白竜は 冰龍イヴェルカーナ だった事にされた。されてしまった。
 結果、冰龍シリーズの生産とEXラヴィーナγ防具が作られた。作られてしまった。

 この世界線においてのユートの抜刀術はこれを着用する事で 冰気練成+抜刀術を扱う。
 あと、南帝国の砂漠辺りにはディアブロスが居た事にされた。
 西帝国にはジンオウガを初めとした雷属性のモンスター、東帝国には険しい山岳地帯である事から飛竜種リオレウス、レオレイアの両希少種。

 アルバトリオンやミラボレアス、ネルギガンテを持ってこないだけ穏当だと後程彼は語った。

 いつの間にか居た事にされたモンスター達のデータが混じったとき、ラースの管理をしている菊岡、比嘉の両名はレイプ目になった。

【メンバー追加】ロニエのチームには余裕があります。整合騎士 か それに準ずる能力者が最高司祭様に投げ込まれてきます。果たしてそれは誰?

  • 一時期の里帰り中:整合騎士アリスちゃん
  • 現実界特別交流大使:黒の剣士キリト
  • 二人は物騒:フィゼルとリネル
  • 現在滞在中:創世神ステイシア・アスナ
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