人類銀河帝国 コリント朝 功臣列伝資料 「サテライト8班リーダー ケニーの日記」(航宙軍士官、冒険者になる異伝)    作:ミスター仙人

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さて途中だった「カレンちゃん日記」の続きです。
そして明日、明後日は両親の日記が始まります。
どうか下手な文章ですが、読んで頂けると幸いです。


閑話③ 「カレンちゃん日記」③ (カレンちゃん新生活に戸惑う)

 6月12日(前の続きだよ。)

 

 同行してた商人のキャラバン隊は慣れっこなのかテキパキと手続きをしてドンドン大きな空洞状の建物(後で聞いたらトンネルって言うんだって)内を進んでるから慌てて付いて行こうとすると、

 「スターヴェークオウコクカラキタヒトタチハ、コチラニナランデクダサイ。」

 と後ろから呼び止められた。

 振り返るとどう見ても人に見えない、まるで金属で出来たお人形さんが案内している?!

 友達のお父さんが恐る恐る話し掛けた、

 「あの貴方が話されたんですか?」

 すると、金属で出来たお人形さんが、

 「エエ、ソウデスヨ、ココデアンナイガカリヲシテイルボット10ゴウトモウシマス、イゴオミシリオキヲ」

 と返事してきた?!

 驚いてボーッとしてたら、いつの間にか順番が来てて、ボット10号さんからカードが渡された。

 私まだギルドに所属なんかしてないから、カードって初めて持てたんだけど表面に自分の名前と年齢が浮き出てる?!えっ、カードって文字が浮き出るんだすご~いって父ちゃんに話したら、ギルドで発行するカードにはそんな機能は無いらしい、でもキレイだからこっちの方が好き!

 もう一度馬車に乗り直してトンネルを進むと、時々壁の一部に透明な所があるのでソコから「魔の大樹海」を見ているとオークと目が合っちゃった!

 こっちに来られちゃうよ!危ない!と逃げようとしてたら、同行してた商人のお姉さんが笑って、

 「大丈夫よ、オーク程度じゃこっちに来られはしないは。」

 と断言してくれた。

 後で聞いたら透明な所は、厚さ30センチメートルの強化アクリル板で出来ていて、ドラゴンくらいしか傷も付けられないんだってスゴイよねー。

 そしてドームって所の入り口に着いて、またカードを通して待って居たら、ものすごく広い扉(ゲートシャッターって言うんだって)が少しずつ上に上がって行き、スゴく広ーい場所が目の前にあった!

 確か私、トンネルを通って「魔の大樹海」の開拓地って場所に来たんだよね?!

 なのに目の前には、スゴく広ーい空間があって遠くにはものすごく高ーい塔があり、通りがまっすぐに伸びた街並みがキレイに並んでいる!

 親子でポカ~ンと口を開けていたら兄ちゃんが笑いながら近づいて来るのが見えた。

 久し振りに見る兄ちゃんは、もともと大きくて強そうな見た目だったけど、なんだか背は同じだけどスゴく締まってスマートになっていた。

 聞きたい事だらけすぎて頭の中ぐちゃぐちゃで上手く言葉が出なくなっちゃってたら、珍しく気を効かせた兄ちゃんが、

 「取り敢えず家に荷物を置いて、沸かしてある風呂に入り旅の垢を落としてから説明するよ。」

 と兄ちゃんらしくない気づかいまでしてみせた、気味が悪くなっちゃって、

 「ほんとに兄ちゃん?」

 と尋ねたら頭を軽くハタかれた、その家にいた時の兄ちゃんのいつもの対応で、ようやく父ちゃんと母ちゃんも安心したのか家族で抱き合い、お互いの無事を笑いながら祝った。

 いままでの旅の道のりをしゃべりながら通りを進むと、横に長く四角い建物が列になって見えてきた。

 「ここの4階だよ。」

 と中央の広い階段を荷物を両肩にのせて兄ちゃんが軽い調子で話してるけど、兄ちゃんしばらく会わない間にスゴイ力持ちになってる?!

 父ちゃんの仕事道具が入ってるその荷物一つ60キログラムも有るのに両肩に一つずつのせて大したことなさそう。

 私がスゴイねと聞いたら、

 「アラン様の訓練に従って鍛えていたら、最近その成果が出てルドヴィークに居た頃より2倍は強くなったよ。」

 と笑いながら答えてくれた。

 すっかり頭から消えてたけど、そうだよ!もうちょっとしたら憧れの「アラン様」と「クレリア姫様」に会えるんだった!

 お風呂が沸いてるなら出来る限りキレイにしなくちゃ!

 表札の出ている部屋に入って兄ちゃんがボタンを押したら簡単に明かりが点いた。

 えっ、これってもしかして魔道具の明かり?!

 ルドヴィークに居た頃はロウソクや油の灯りだったのに、と思いながら自分の部屋と案内された部屋にも魔道具の明かりがある?!

 もしかして全部の部屋に?!

 気になって見て回ったら全部屋にあり、それどころかベランダや廊下にもあった!

 なんてゼイタクなのと感心してたら、父ちゃんと母ちゃんが興奮気味にお風呂から出てきたので、私も期待しながらお風呂に向かう。

 うわあ~、スゴイよ!!いきなり全身が映る姿見だよ!!!

 お姫様でもないと持ってないと言われてるのに、兄ちゃんスゴイお金持ちになったのかな?

 そして肝心のお風呂を見たら、大きい!私が寝そべって入る事が出来る広さだ!!

 しかもお湯を沸かす為のマキを燃やす所が無い?!

 まさか?と疑いながら蛇口をひねると赤い印がある方から熱いお湯が出た。

 もう感動しっぱなしで驚くのに慣れてきたはずなのに、私は今後井戸の水汲みの仕事がなくなり湯を沸かすマキ作りと燃やしの作業がなくなることが嬉しくて泣いちゃった。

 お風呂から出てリビングに行くと、父ちゃんと母ちゃんが交互に兄ちゃんに質問していた。

 兄ちゃんは苦笑いして、

 「気持ちは判るけど、急いで一番良い服に着替えてくれ、「クレリア姫様」と「アラン様」が歓迎会の用意をしてくださってるのだから」

 と答えたので、そうだったと両親は慌てて旅の途中で皆に配られた正装へと着替え直した。

 私はもう着てたので問題なしだよ、エヘン!

 全員着替え終わって、中央広場って所に向かう。

 途中で友達家族と合流したら、やっぱり全員着飾ってたので友達とからかいあいながら会場へと入る。

 入り口でカードを確認され、旧スターヴェーク王国関係者以外が入れないことを説明される。

 みんな席に着いたら、見たこともない服で正装したクレリア姫様が壇上に立たれ音を拡大してくれる魔道具を前に話された。

 

 「皆、よく此処コリント領に来てくれた。

 改めてこのクレリア・スターヴァイン感謝する。

 恐らく皆は話を聞いた当初「魔の大樹海」の領地とは人が住めるのか?と疑問を感じた事だろう、私自身も聞かされた当初は有り得ないと疑ったものだ。

 だが見ての通り十分人の住める環境は整っている、いや、元のスターヴェーク王国の生活より住心地が良いとすら言えるだろう。

 此等全ては此処にいるアラン・コリント卿の尽力によるものだ、私クレリア・スターヴァインは改めてアラン・コリント卿に感謝を申し上げる。

 本当にありがとう。

 さて此処にいるのは旧スターヴェーク王国関係者だけだ。

 なので皆に我々の今後の方針を伝える。

 我々はスターヴェーク王国を奪還し、混沌としてきた大陸情勢に対して対抗出来る体勢を整える。

 詳しくは今後順々に説明して行くが、皆もこの目標に向かって行動を共にして貰いたい!」

 

と手を大きく広げられた。

 

みんな感動したのかすすり泣きが聞こえてきた。

 

そしてクレリア様がもう一度話された、

 

 「皆、ありがとう。

 だが取り敢えずは家族、友、同士との再会を喜び食事と酒を酌み交わし明日からの英気を養って貰いたい、それでは乾杯の音頭をアラン・コリント卿に取って貰う。」

 

 憧れのアラン様が壇上に登られた!

 初めて見たアラン様は見たこともない服を着ていて、クレリア姫様の横に並ばれると、正装したアラン様とクレリア様はスゴくお似合いで、兄ちゃんが信じてる男神(アラミス神)と女神(ルミナス神)の様に見えて思わず「うわあ~っ」て声が出ちゃった。

 そしてアラン様が話された、

 

 「紹介に預かったアラン・コリント男爵だ。

 

 遠路はるばる皆保証も無い中此処コリント領に来てくれた事有り難く思う。

 明日からは此処の生活の為のレクチャー等で忙しくなるが、今夜は其れ等は忘れ大いに食べ飲んで英気を養って戴きたい。

 

 それでは乾杯!」

 

 特に大きな声で話されたワケじゃないのに、心に響き渡る声に私は感激しちゃった!

 明日からはこの人の指導で新生活が始まるんだね、期待でワクワクしながら隣の友達と大人の様にジュース(フルーツを絞った飲み物)で乾杯して、見たこともない美味しい食事をお腹いっぱい食べて、最高に幸せを感じつつこれが夢でないことを願いながらフカフカのベッドで眠った。

 

 




漸く諸々の仕事が一段落して暇が出来ます、嗚呼疲れたー。
この一週間は全然手直ししてない文章を予約投稿してました。
きっと誤字脱字だらけだろうな(汗)
なので折角感想コメントを貰ってるのに返事出来たのは本日になってしまいました、大変申し訳無い(謝罪)
今後も多忙な時は、感想コメントへのレスポンスは悪いとおもいますがなるべく返答致しますのでお手数おかけしますが、過去の感想コメントに遡って読んで下さいね。
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