人類銀河帝国 コリント朝 功臣列伝資料 「サテライト8班リーダー ケニーの日記」(航宙軍士官、冒険者になる異伝)    作:ミスター仙人

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閑話59「ガトル親父の雑記」⑰(親父、帝国軍総旗艦、陸上戦艦『ビスマルク』を就役させる)

 1月20日日(コリント朝元年)

 

 大陸の西端に有る『魔法大国マージナル』から、それ自体がアーティファクトである『飛空船』に乗って賢聖『モーガン』殿がやって来られたと云うので、俺とドレイク殿は早速『飛空船』を見させて貰ったぜ。

 

 『空軍ドーム』に有る発着スペースで見せて貰ったんだが、搭乗最大人数は300人を誇り、時速500キロメートルで進む事が出来るそうだが、幾つかの機能が経年劣化で使用不可らしい。

 

 然も俺等が見たかった動力炉と武装に関しては、見せて貰えなかった。

 だがよ、舐めて貰っちゃ困るぜ。

 此方には、天才ドレイク殿と高センサー機能を備える8ちゃんが居るんだぜ!見学しながら目で2人に「把握出来たか?」と聞いたら、「バッチリだぜ!」とアイコンタクトで答えてくれたから、早々に見学を切り上げて、工場に帰還して、早速8ちゃんのスキャナーで取り込んだ『飛空船』の内部構造を確認した。

 かなりの部分を理解出来たが、幾つかの高度な魔法技術が判らなかった。

 だが、ドレイク殿は今は完全には理解出来ないが、遠くない未来に解明出来ると鼻息荒く俺に確約してくれた。

 流石だぜ、だが俺も『飛空船』を見れたお陰で、色んなアイデアが溢れてくるぜ、絶対に今後の開発に役立つだろう。

 

 2月25日(コリント朝元年)

 

 ハインツ達が、主軸になってセリーナ殿とシャロン殿専用の新型戦闘バイクが出来上がったぜ。

 双方の新型戦闘バイクは、双方共にホバークラフト走行をする代物で、従来の2輪走行とはそもそも根本思想から隔絶しており、既に戦闘バイクどころか車両と言って良いのか判らない程の新しい戦闘マシーンと云うべきだろうな。

 セリーナ殿専用の新戦闘バイクは『ディアブロ号』と云う。

 独自の武装として、前面左右にあるドリルバイクと同じアダマンタイト製のドリル2つと、バイク両翼に有る丸鋸が、高速回転する事で絶大な近距離戦を展開できる。

 更にセリーナ殿の持つ俺の作った、『冷艶鋸改』との相性は抜群で、連携した攻性防壁魔法を展開すれば、一軍を単騎で駆逐出来るだろうぜ。

 

 シャロン殿専用の新戦闘バイクは『ジャッジメント号』と云う。

 独自の武装として、その鳥にも似た両翼に4門ずつの銃口が有り、シャロン准将の搭乗席にも2門の銃口が有る。

 その銃口からはパルス魔法弾が連射出来て、魔力が有る限り殆ど無限に発射する事が出来る。

 両翼には、バズーカ砲も4門ずつ取り付けられていて、各種魔法弾を発射し、面攻撃も可能だ。

 更にシャロン殿の持つ俺の作った、『神虎』と組み合わせると、攻防一体の機体となり中距離での殲滅能力が凄まじい。

 正直、良くぞこんな化け物みてえな機体を作成したもんだ、呆れちまうぜ。

 ハインツ達が、早速セリーナ殿とシャロン殿に連絡を入れると、軍務も有るだろうに直ぐに来てくれて、熱心にハインツ達の説明を聞いて、試乗する事になった。

 ハインツ達の工場裏の、練習スペースで試乗されていたが、非常に満足したみてえで、軍事ブロックに乗ったまま持って行っちまった。

 慌ててハインツ達も、オプション武装や予備の武装を積んだトレーラーで後を追っかけて行っちまった。

 余っ程嬉しかったんだろうな、俺も気に入った武器や金属そして技術を見せられたら、きっと夢中になっちまうだろうから、その気持は本当によく判るぜ。

 

 2月28日(コリント朝元年)

 

 あれから、『飛空船』のアイデアやドレイク殿の新機軸のアイデアを盛り込んだ、アラン様の皇帝座乗艦となる。

 帝国軍総旗艦、陸上戦艦『ビスマルク』がその堂々たる姿を一般公開したぜ。

 

 この陸上戦艦『ビスマルク』の概要は、

 

 全長・・・・・300メートル

 

 全高・・・・・50メートル

 

 全幅・・・・・150メートル

 

 動力炉・・・・・『魔力凝縮炉』4基

 

 主砲・・・・・46センチ砲4門

 

 パルス魔導速射砲・・・・・両側舷側合計50門

 

 最大積載機数・・・・・ドラゴン5頭、ヘリコプター30機、戦闘車両20両

 

 対地浮揚能力・・・・・常時2メートル(最大瞬間浮揚50メートル)

 

 巡航速度・・・・・40ノット(最大巡航速度70ノット)

 

 船首ドリル・・・・・直径30メートル

 

 最強武装・・・・・『カイザー砲』、実際の処まだ完成していない武装で、『魔力凝縮炉』4基を並列起動する事で、山程度であれば簡単に吹き飛ばせる。

 

 現在、考えられる限りの技術を注ぎ込んだドレイク殿と俺達の、最高傑作だぜ。

 アラン様と軍の上層部が見に来てくれて、俺とドレイク殿が得意満面で各機能等を説明し、早速港湾施設から出て、試乗された。

 アラン様は以前の陸上空母(アイン)の時も絶賛されたが、やはりご自身の乗る事になる、皇帝座乗艦ともなると、感慨深いみたいで、まるで子供が初めての玩具を親から貰ったみたいに、目を輝かせてアラン様自らが、運転用の舵輪を持たれて、自由自在に運転なされた。

 運転を終えられると、ドレイク殿と俺の手を取られて力強く握ってこられた。

 相変わらず、俺の無骨な手より華奢なのに、握力だけで人を殺せそうな圧倒的な力強さだ。

 俺たちが居る港湾施設の力自慢共も、酒の飲み会の余興でやってた腕相撲でも、アラン様はその優勝者の挑戦にアッサリとOKされ、人差し指と中指の2本だけで勝っちまった事があるから、一癖も二癖もある港湾施設従業員も、誰一人アラン様を侮る奴はいねえ。

 つまりアラン様はそのカリスマだけで無く、問答無用の力だけで荒くれ者どもを只の力だけで、有無を言わさない事が出来るんだよ、つくづく凄え御人だぜ!

 

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