人類銀河帝国 コリント朝 功臣列伝資料 「サテライト8班リーダー ケニーの日記」(航宙軍士官、冒険者になる異伝) 作:ミスター仙人
それは作者が、これ以上ケニー君以外の家族の動向を描写してないと本編との時間経過に差が広がり過ぎて、忘れてしまいそうになったからです。(謝罪)
という訳で(どんな訳だよ!)、久し振りにカレンちゃん達のあれからが始まります。
本編は暫くしてから始まりますので、忘れないで下さいね。(願い)
6月13日
「いつまで寝てるの起きなさい!」
と母ちゃんに怒鳴られちゃったよ、旅の間グッスリと寝たことなんて無かったから、ルドヴィーク以来だね。
そして何といってもこのベッド、フワフワでフカフカ寝心地良すぎてすぐに寝れたの、初めてのケイケン!
起きて顔を洗おうと洗面所に行くと、父ちゃんがお湯を使って髭剃りをしてるしかも泡立てて!
なんてゼイタクと思いながら蛇口から水を出そうとすると、父ちゃんがお湯を使えと言ってきた「エッ」と思い「お湯ってどこから?」と聞くと、お風呂と同じく水の蛇口の横に赤い色の蛇口がありひねるとお湯が出た!
うわあ~、便利だ!と感心しながら洗面器にお湯を入れ顔を洗う、ルドヴィークにいた頃は水くみに井戸まで行ってその時に冷たい井戸水で顔を洗ってたのに本当に便利。
兄ちゃんが家族がそろったらさっそく家の魔道具の説明を始めた。
昨日、全部の部屋に魔道具の灯りがあることは判ってたけど、ベランダや廊下、玄関にもあったんだね、その為の魔石は玄関横の魔力充填BOXて魔道具で魔力を溜めることができるんだって何度でも使えるんだ~、あれ?
という事は魔石買わなくて良くなるの?って、兄ちゃんに聞いたら「そうだよ。」とアッサリ教えてくれた。
という事は魔道具を使うかぎり、ロウソクも要らないしお湯を沸かすためのマキも要らないんだ!
お金使わなくなるから、私のお小遣いも増えるのかなあと考えちゃった。
朝食はフードコートって場所で食べるからと外にお出かけ。
マンションの廊下も玄関も朝なのに明るすぎるくらい灯りがついてる、兄ちゃんが「灯りは1日中点いてる。」と教えてくれた、ゼイタクだな~。
フードコートに着いたら友達家族も居てもう食べ始めてる、お腹が「グウ」と鳴りそうなので兄ちゃんに教わって席を取ったらお店を選んだ、「サンドイッチ専門店」て旅をしている時に街によくあった軽食のお店で、ここにもあったので安心して私の好きなハムサンドとタマゴサンドを頼む、父ちゃんと母ちゃんも好きな物を選んでたけど兄ちゃんが余計にカツサンドという聞いたことの無いサンドイッチを人数分注文していた。
お金を払おうと母ちゃんが財布からギニーを出そうとすると、兄ちゃんが、「これからはこの方法が便利だよ。」と例のカードを取り出し目の前の四角い箱にかざすと「ピッ」と音が鳴り数字が箱に表示された。
父ちゃんが、「ギニーを使わないのか?」と兄ちゃんに聞いて兄ちゃんが「コリント領では両方使えるが、現金は嵩張るしカードは自己証明にもなり他人は使えない魔道具だよ。」と説明してくれて、父ちゃんが、「なんて便利な魔道具だ!」と感心していた。
タマゴサンドから食べて、兄ちゃんオススメのカツサンドを食べてみる。
うわあ~、美味しい!このお肉とソース(マヨネーズって言うんだって)そしてキャベツが良くあってるよ、今度から必ず注文しようと思いながら果物ジュースという飲み物を飲んだらこれも甘ーい!朝からゼイタクだなーと満足して朝食を終えた。
職業斡旋事務所、教会、病院、工房、工場、各種職業訓練校、学校等と午前中に兄ちゃんが案内してくれたけど、私は病院と学校が気になっちゃった。
だって、凄く立派な病院なんだよ!旧スターヴェーク王国の王都に行った時に王都の病院も見たけど、こんなに大きく無かったし、手術用の魔道具や治療師(ヒーラー)が10人以上居るなんてあり得なかったもん。
そしてなにより学校!
何でも18才より下の人は必ず通わなければならなくて、そこでは読み書き計算と他の教科も習うんだって、ということは大勢の子供が集まるんだよね!
友達が一杯できそうで楽しみだなー。
お昼は大衆食堂でとることになり、チャーハンというゴハン料理をたべたんだけどこれも美味しいー、いくらでも食べれそうだけど、父ちゃんと母ちゃんから「あんまり食べると太るぞ。」と脅され仕方なく腹八分目(最近覚えたんだよ)にしておいた、だけど本当の理由は父ちゃんと母ちゃんがもっと食べたかったからじゃないかな?と父ちゃんと母ちゃんの食べっぷりを見て思っちゃった。
午後、農業ブロックというドームを案内され、凄く広い農場で畑と果樹園を見せてもらったけど、何といっても感動したのは魚の養殖場だね!
そこでは、色んな魚が養殖されていたんだけど横に今まで見たことも無い「釣り堀」があったんだよ!
なんとどんな人でも「釣り」が楽しめる様に、釣り道具も貸し出されていて子供でも釣りが楽しめる様に小さいサイズの物もあったので私でもできる、家族で相談して釣りをやってみることになり私もチャレンジしてみたよ。
最初に渡された釣り道具は、エサをつけるタイプで私虫が嫌いだから他のは無いの?と聞いたらルアー(疑似餌のことだって)タイプに変えてくれて、ルアーがキレイな色で気にいったからこれにすることにしたよ。
家族それぞれが釣り道具を選び、さっそく釣り大会開始!
最初は投げ方もわかんなくて、目の前にルアーが落ちたりしてたんだけど、だんだん遠くにルアーを飛ばせる様になり飛ばすだけでも楽しくなっちゃった。
ドンドン兄ちゃんが釣り上げて、父ちゃんと母ちゃんが続いて1匹も釣れない私がビリだったんだけど、これまでで一番遠くにルアーを飛ばせることができて喜んでリールを巻いていたら、ガツンといった当たりが来てモーレツに糸がリールから出ていき、困っていたら家族全員が手伝ってくれてようやく釣り上げたら、1メートル30センチもあるイトウという魚だったの。
係の人に渡したら、今までで2番めのサイズだと教えてくれて「食べますか?放しますか?」と聞いてきたのでもっと大きくなってもらいたいから放してもらい、食べるのは兄ちゃんが多く釣ったニジマスにしてもらった。
夕食はとなりにあるレストランで、さっき選んだニジマスをムニエルという料理で食べたんだけどこれも美味しかった。
コリント領に来てから、美味しくない料理一つもなくてここは天国なんじゃないかと本気で思っちゃいそう、この日も満足のうちに就寝できちゃった。