人類銀河帝国 コリント朝 功臣列伝資料 「サテライト8班リーダー ケニーの日記」(航宙軍士官、冒険者になる異伝)    作:ミスター仙人

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69. 12月の日記①(2年目)

 12月1日

 

 来年1月1日から発足する、軍部に於ける大改編が発表された。

 従来型の軍隊のシステムは完全に破棄し、階級制という新しいシステムが取り入れられる。

 従来の隊長以上の者は、尉官・左官・将官という階級に分けられ、順番は、

 

 尉官・・・・・准尉、少尉、中尉、大尉

 

 佐官・・・・・少佐、中佐、大佐

 

 将官・・・・・准将、少将、中将、大将

 

 となり、其の上に『元帥』と云う最高位が有るが、これは暫く空位にするそうだ。

 そして兵士の順番は上から順に、

 

 曹長・軍曹・伍長・兵長・上等兵・一等兵・二等兵

 

 となる。

 

 因みに自分は空軍の団長だったが、これからは『空軍ケニー大佐』となり、ミーシャは『空軍ミーシャ中佐』となる。

 この階級は、率いる軍団規模と人数にも比例するらしく、何れ空軍の規模が大きくなるとそれに合わせて昇進させるそうだ。

 

 12月3日

 

 軍務人事が発表された。

 

 アラン様は『皇帝』ながら、軍務に於いては唯一の大将となる。

 

 将官では、

 

 『人類銀河帝国』中央たる『帝都コリント』にて、全ての軍の統括をする『軍務省』の軍務大臣としてダルシム中将、直接率いる帝国軍はいないが、中央軍たる帝国軍18万を各地に派遣する権限を持つ。

 

 『人類銀河帝国』東方の軍管区の代表としてファーン(元ベルタ王国侯爵)中将、『人類銀河帝国』東方への備えを担い、10万の帝国軍を率い、基本的な編成は陸軍を主軸とするが、息子のカイン少佐を中心とした重装機動軍もいる。

 

 『人類銀河帝国』北方の軍管区の代表としてビクトール(元セシリオ王国侯爵)中将、『人類銀河帝国』北方への備えを担い、10万の帝国軍を率い、基本的な編成は陸軍を主軸とするが、編成間もない海軍も統括する。

 

 『人類銀河帝国』南方の軍管区の代表としてヴァルター中将、『人類銀河帝国』南方への備えを担い、15万の帝国軍を率い、基本的な編成は陸軍を主軸とするが、アラム聖国の備えとして魔法支援軍5万を傘下に配置されている。

 

 帝都守備軍を率いるヘルマン(元ベルタ王国子爵)少将、基本的に外征等には出ず『帝都コリント』を守備し、帝国軍8万を率いる。

 

 高機動軍を率いるセリーナ准将、戦闘バイクと新型の高機動戦闘車両で編成された、高機動軍3万を率いる。

 

 重機動軍を率いるシャロン准将、新型の重魔法戦車を中軸とした、重機動軍3万を率いる。

 

 佐官では、

 

 空軍を率いるケニー大佐(自分)、従来のワイバーン部隊に加え、新型の飛行魔道具『ヘリコプター』が加わった。

 ワイバーン部隊と『ヘリコプター』の補給と休息等を行える『陸上空母』と、その運用上の膨大な人員と車両が加わり、空軍1万を率いる。

 その『陸上空母』の艦長もケニー大佐(自分)が兼ねるが、不在時は副艦長ミーシャ中佐が指揮する。

 

 近衛軍を率いるハインツ大佐、基本的に外征等には出ず、帝都守備軍と共に『帝都コリント』を守備するが、帝都守備軍と違い独自の戦闘バイクを持ち、帝国軍の精鋭3万を率いる。

 

 そして其々の軍団に、副官や大隊長として中佐・少佐が配属されている。

 

 尉官では、

 

 其々の軍団に、中隊長や小隊長として尉官が配属されている。

 空軍には、ベック中尉とトール中尉が居り、小隊長として其々30名の部下がいる。

 

 12月5日

 

 政務人事が発表された。

 

 宰相は置かず、アラン様による親政が行われるが、アラン様が軍務に忙殺される際は、クレリア姫様が『皇妃』として『皇帝』の代わりを務める。

 

 国務省は、国務大臣としてヴェルナー(元ベルタ王国宰相)大臣が政務面で皇帝を支え、フランシス(元ベルタ王国子爵)事務次官等がいる。

 

 警察庁は、警察庁長官としてブリテン(元ベルタ王国伯爵)長官が、『人類銀河帝国』全土に派遣している警察官を統括し、捜査、交通機関の管理、帝国民の慰撫等を行い、公的機関としては最大の80万人を指揮する。

 

 中央情報局は、中央情報局局長としてエルヴィン局長が、各国の情報収集や工作活動を行い、相変わらず通称は『漆黒』、工作活動指揮官としてカトウがいる。

 

 魔法省は、魔法大臣としてマーリン(元セシリオ王国氷雪魔術師団代表)大臣が、軍隊と教育現場への魔法指導と、新たな魔法開発等も行う。

 魔法開発局長として、カーラ局長が居る。

 

 運輸省、ギルド管理庁、企業庁は、カトル大臣が兼任する。

 業務が重複する面が多く、何れは細分化されるが、最初から分けられていると、混乱をきたすのが予想されるから、当分は一元化しておくが、その代わりに官僚が最も多く割り当てられている。

 

 宮内庁は、宮内庁長官としてロベルト長官が、『皇帝』と『皇妃』の国事行為や、宮廷に於ける序列の策定、そして外国要人の『皇帝』と『皇妃』への謁見等を取り仕切る。

 

 外務省は、外務大臣としてアベル(元ベルタ王国宰相ヴェルナー卿の息子)大臣が、各国の大使や要人と折衝したり、各国の大使館に派遣した大使や職員から、各国の情報や状況を中央情報局と協力しあい収集する。

 

 財務省、総務省は、レオン(ファーン元ベルタ王国侯爵の息子)大臣が兼任する。

 完全には、住民基本台帳が整理されて居らず、消費税を店舗等で徴収した際に集まったデータを元に、現在急いで帝国民の台帳を作成している。

 

 他にも諸々の役所が有るが、主な公的機関はこの様に発表された。

 

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