新しい世界で   作:Belenus

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離れた家族が元に戻ることはない








初めて主人公以外の視点を書くので、いつもより解釈違いや拙い文章が多いいです。


握られた手の温もり

「私、勘当されたんだ」

 

 私がそういうと見るからにピクラスが狼狽えるのが分かった。本当だったら、もっと前置きをしてから話した方が良かったんだろうがはっきり言うことに決めた。遠回しに伝えるのは私の性分じゃない。

 

「それで?魔理沙はこれからどうするつもりなのよ」

「しばらくの間、香霖の所で世話になろうと思ってる」

「香霖は知ってるの?」

「もちろん、伝えてないぜ」

「あんたねぇ」

 

 伝えたら絶対に断られるからな。時間を与えずに選択肢を迫ると自分の望んだ方向になりやすい、って言うのはピクラスから教わったことだ。

 

「新しい家を建てる場所も目星をつけてあるんだ〜」

「楽しんでるわね」

「当たり前だろ」

「はぁ」

 

 さっきから霊夢は呆れた顔をしているが、それが気にならないくらいには楽しみだ。やっとしがらみから解放されて、好きなように生きていける。私がなりたいものになるのに、あの家は足枷にしかならない。

 

「魔理沙がそれでいいって思うなら私は何も言わないけど」

「霊夢なら、そういうと思ってたぜ」

 

 ピクラスは一見、冷静沈着でこういう時もはっきりものを言うように見えるが、実際は予想外の事を言われると狼狽える。逆に霊夢は普段から何も考えてないように見えるが、こういう時は冷静ではっきりものをを言う。

 

「はぁ、はぁ。ま、待ってくれ」

「なんだ?」

「もしかして魔理沙が勘当されたのって·····僕のせいか?」

「ピクラスなら、そういうと思ってたぜ。どうせピクラスの事だから、私と親父が喧嘩した理由が魔法関連のことだから魔法を教えた自分に責任があるとか言いたいんだろ?」

 

 この先の回答は用意してあったものだ。ピクラスは家族というものをものすごく大事にしている、それはもう一種の執着のように。だから正論で殴られる事は分かっていたから、考えに考え抜いた理由を発表しよう。初めて口で勝てるかもと気分は高揚していた。

 

「だって、実際に教えたのは僕で·····そのせいで魔理沙は··········」

「おい、大丈夫か?」

 

 ピクラスは頭を抱えながら浅い呼吸を繰り返している。まさかあのピクラスがここまで動揺するとは思わなかった。ちょっと驚かせてやろうと唐突に話を切り出したのがまずかったのか?予想以上の反応に、私があたふたしていると霊夢がすかさず抱きしめた。

 

「おい、なにやって·····」

「ちょっと静かにしてて」

 

 有無を言わさずに短くそう言い放つと、霊夢は背中をさすりながら『大丈夫、大丈夫』と繰り返している。いつも大人に見えるピクラスが、大丈夫と言われながら背中をさすられている姿はまるで年齢相応の子供に見えた。

 

「ありがとう。もう、大丈夫だから。ちょっと取り乱した」

「魔理沙、あんたはもっと言葉に気をつけなさいよ。ピクラスにとって家族はかけがえのないものなの、それをあんたから奪ったって言われたら動揺もするわよ」

 

 私にとってのピクラスはもっと、すぐに立て直して反論してくる人だと思っていたから意外だ。追いかけていた背中が大きすぎて見えてなかった。小さく震えるその心を。

 

「ご、ごめん。まさかそんなに動揺するなんて思わなくて」

「いや、話してくれてありがとう。魔理沙の事だから理由があるんだろう?」

「うん」

 

 もちろん理由はあった、だがその前に勘違いを解いとかないとな。今度は、ピクラスが取り乱さないように言葉を選びながら話そう。全く、私がこんなことするのはピクラスだけだぜ。

 

「親父とは昔から仲が悪かった訳じゃないんだよ。二人なら知ってると思うが、今みたいに店が大きくなってから親父とは顔を合わせる機会が減っていったんだ。そんな幼少期を過ごしたせいかピクラスとは違って、私にとって家族は居ても居なくてもどっちでも変わらない存在だったんだ。」

 

 語っていると自然と当時のことを思い出す。まだ店が小さかった頃はよく親父と遊んだ。物を売る親父を真似て泥団子を売ろうとしたこともあったっけ?お母さんのように親父の手伝いがしたくて、頑張って算数を覚えたこともあったな。

 

「これだけははっきり言う、魔法のせいで関係が悪くなった訳じゃない。だから、ピクラスのせいでは無い。親父との関係が悪くなったのはお母さんが死んだからだ。夜遅くまで帰ってこなかった私を探しに、この里の外れまで来た。その時妖怪に襲われそうだった私を庇って死んだんだ。」

 

 その後すぐに博麗の巫女が退治したため私は無事だった。元々、里の人間が居なくなる事件が多発していたため看過できなくなった博麗の巫女が動き出していたから私は助かった。だが、幼かった私は助けて貰ったことに感謝するよりも、お母さんを助けてくれなかったことが許せなかった。

 だからある日、里で買い物をしている博麗の巫女を見つけた時は罵詈雑言をぶつけた。

 

『すまなかった』

 

 まだ、幼かった自分に大人が頭を下げたことが印象的だった。その一件があったため今でも、ピクラスの親には会いに行けていない。

 

「お母さんが死んでから、その事実を忘れるために親父は仕事だけをした。極力、私に会わなかったのもお母さんのことを思い出すからだろう。まあ、そのおかげで店が大きくなったんだから皮肉だよな。最初、ピクラス達に魔法をせがんだのも魔法を使えばお母さんを生き返らせる事が出来るかもしれないと思ったからなんだ。もちろん今はそんなこと考えてないから安心して欲しいんだぜ」

 

 私はピクラスや霊夢と出会い二人と一緒にいた日々のおかげで立ち直ることが出来た。親父にも立ち直って欲しかった、だから私はまず関わることから始めた。この男勝りな性格は元からの部分や親父に言われたからもあるが、男っぽく振舞っていれば親父も私にお母さんの面影を見なくなって、前のように暮らせるのではないかと思ったからだ。

 

「私はなんとか親父と関わろうと思った。今の親父にとって店が全てだった、だから私が商品を作り親父が売るという仕事の関係からまずは作ろうと思ったんだ。目論見は上手くいかなかった、関われたと言えば関われたが帰ってきたのは罵詈雑言だった。問題は私が作った魔法の道具だ」

 

 私が唯一提供できるものが、ピクラスと魔法を勉強する合間に作っていた魔法の道具だった。魔法の知識を使って大好きな人と共同作業で作った大切なもの。性能はこの家を見ればわかる通り、便利なものだからいけると思った。

 

「でも親父にとっては、お母さんを殺した妖怪も私を救った魔法もどちらも外法のものだったんだ。そこからは知っての通り毎日、喧嘩をする日々」

 

 そうして決定的なことが起こった。

 

『お前は、お母さんを殺したものと同じ力を私が築き上げたこの店に置けと言うのか!』

『違う!この力はお母さんを殺したものと同じなんかじゃない!私を救いピクラス達と繋ぎ合わせてくれた力なんだ!』

『また、博麗家のやつか。あいつらとは関わるなと言っただろ!あいつらはお前のお母さんを見殺しにしたクズとその子供なんだぞ』

『ピクラス達はクズじゃない!謝れ!』

『ついに、実の親よりクズ共の肩を持つようになったか。もういい、お前とは縁を切る。二度と顔を出すな!』

 

 どうしても許せなかった。私だって博麗の巫女に罵詈雑言を浴びせた身だ、言いたい気持ちは分かるけどピクラス達は関係ないはずだ。ピクラス達を罵倒されたことでもう私と親父の道が交わることはないと知った。

 

「喧嘩する中この間ついに、縁を切るって言われたって訳だ。こんな事になったけど私はこれでよかったと思ってる。家族だとしてもお互い無理して関わり合う必要はない。お互いが冷静でいられないなら離れるのもありだと私は思うぜ?」

 

 この世の中にはピクラス達のように、仲良く円満な家庭ばかりではないのだ。共にいるのが苦痛なら無理して家族でいる必要なんてどこにもない。家族とは1番身近な他人だって言うのはピクラスが誰かから聞いた言葉らしい。全くその通りだ。

 

「さっきも言ったけど、私は魔理沙がそれでいいって思うなら何も言わないわ」

「確かに魔理沙の言う通りかもしれない。血の繋がりだけが家族じゃないしな」

 

 その通りだ、親父が居なくても私にはピクラスや霊夢がいる。今はそれだけでいい。それにしても、喧嘩の内容を詳しく言わなくても納得してくれて助かった。間違ってもピクラス達の肩を持ったから勘当されたなんて言えないぜ。

 

「魔理沙、家に来い」

「は?」

 

 今度は私が困惑する番だった。私の中では完全に香霖のところで世話になるつもりだったため、まさか誘われると思わなかったのだ。

 

「霊夢もいいよな?」

「いいんじゃない」

「ちょっと待て。まだ私、行くって言ってないんだが」

「行かない理由も無いだろ?」

 

 どうしよう。ピクラス達のお母さんには会いたくないのだが。他に断る理由も見つからない。それに何言っても連れていく気だ。こんなに強引なピクラスを見るのは初めてかもしれない。

 

「そうと決まれば早く帰りましょ」

「そうだな。行こうか、魔理沙」

「わ、分かった」

 

 

 

 

 

 

 

「ピクラス。お母さんさすがに二人同時はどうかと思う」

「違います」

「あら、私達は歓迎だけど」

「そういうこと言わない」

 

 来てしまった。幸いなことにピクラス達のお母さんは私の事を覚えていないみたいだし、気まずい空気になることは避けられた。

 

「そんなことより。色々あって、しばらく家に魔理沙を泊めたいんですが」

「いいよ」

「即答ですね」

「もちろん。せっかくピクラスと霊夢が友達を連れてきたのに追い返すわけないだろ」

 

 ピクラスに似て優しいお母さんだな。あの時したことを謝りたいのだが、相手が覚えていないのに謝るのも変か?悩むのはやめだ、私の性分じゃない。ここは相手が覚えてなかろがサッと謝って何事も無かったように振る舞えばいいじゃないか。

 

「あの、昔はすみませんでした」

「あー、やっぱりあの時の子供だったんだね」

「え?」

「とりあえず、頭を上げて」

「は、はい」

 

 顔を上げた時に見えた博麗さんの顔は穏やかだった。やっぱり覚えていたか、先に謝ったのが功を奏したと言ったところか?怒ってなさそうだし。

 

「じゃあ、私ご飯作ってくるわ」

「待って霊夢、僕も手伝うよ」

 

 雰囲気を察したのかお母さんと二人きりにしてくれる。本心では、ピクラスに隣にいて欲しかったが仕方ないか。過去の罪を清算する時まで頼るのは、流石に情けないし。

 

「二人共、気が利くだろ?」

「はい」

「敬語、外していいよ。なんだか堅苦しいし、ピクラスの話じゃ敬語を使うような子じゃないだろ?」

「いえ、さすがに敬語を外すのはやめておきます」

 

 博麗さんの指摘通り敬語は慣れないが、少しでも今の私にいい印象を持ってもらいたいからな。最初の出会いは最悪だったけど、将来は義理の親になるかもしれない人なのだから。

 

「あの時、お母さんを助けてあげられなくて済まなかった」

「私の方こそあの時はすみませんでした」

 

 ここは我慢比べだ。絶対に博麗さんより先に頭を上げちゃだめだ。それくらい私にも分かる。そうやってしばらく、お互い頭を下げていると博麗さんの方が先に頭を上げた。

 

「参った。なら、お互いこの事については言及しないという事で手打ちにしよう」

「はい」

「それで、前から聞きたかったんだ。どうしてピクラスの事が好きなんだ?」

 

 ずっと何かを聞きたそうにしていたことは、分かっていたがまさかそんなことだとは。私は謝罪のことで頭がいっぱいだったのに。全く、食えない人だぜ。

 

「好きになるのに理由がありますか?」

「ふふふ。済まない、霊夢と全く同じ事を言うものだから」

 

 霊夢と同じというのは不本意だが、他に言い表す言葉がないため仕方ない。好きになる事に理由を持っている方が、珍しいと私は思うのだが、世の中そうでもないのか?

 

「やっぱり好きなところはあっても、好きになった理由は思いつかなくて。劇的な出会いをした訳でもないし」

「確かに好きになった理由と言われても難しいものね」

「そうなんだよな〜」

「敬語、外れてるわよ」

「あっ」

 

 いつの間にか素の口調に戻っていた。やっぱり慣れないことをするべきじゃないな。次からは気をつけて行かないとだな、意外と敬語って難しい。

 

「ピクラスはどうやってるんだ〜」

「あの子は性格の部分が大きいから」

「そうですね」

「さあ、ちょうどご飯も出来たみたいだし運ぼうか」

 

 料理出来るの早いな。二人でやっているのだから当然だろうけど。あれ?霊夢ってもしかして気を利かせた訳じゃなく、ただ単に昼間の仕返しがしたかっただけなんじゃ。

 

「ふふふ、今更気づいたの?」

「なっ、こいつ!」

「喧嘩しない2人とも」

 

 いつか絶対に追いつけないところまで行ってやる!例えば初めてを奪うとか·····はもう少し先でいいかな。

 

 

 

 

 

 

「こ、これは」

 

 あの後ピクラス達が作った夕飯を食べ、寝室に案内されたところまでは良かったのだが、肝心の布団が一つしかない。流石に階段を飛ばしすぎだ。同衾なんて緊張するとかの次元じゃない。

 

「わ、私はこれでもいいけど·····ほら、これじゃあピクラスが寝れないだろ?」

「いや、僕はこのままでもいいよ」

「えっ、本当に?」

「魔理沙が嫌ならもう一つ布団を用意するけど。どうする?」

 

 なんで、こういう時は冷静なんだよ。確かに、せっかく同じ屋根の下にいるのだから一緒に寝たり〜とか妄想はしたけど、実際にこのまま一緒に寝るとなると私の心臓が持たない。あ〜、でもここで断るとまるで私が一緒に寝るのが嫌みたいになるし、もうどうにでもなれ!

 

「ぃぃ」

「ん?」

「このままでいい!」

「分かった」

 

 ピクラスの笑顔が嫌いになりそうだ。私はこんなに緊張しているのに、なんでまったく緊張してないんだ?まるで、私だけが意識してるみたいじゃないか。

 

「じゃあ、寝ようか」

「う、うん」

 

 一つの布団を二人で共有してるため、自然と距離が縮まる。近くにいるピクラスから香る石鹸の匂いが鼻腔をくすぐる。今、ピクラスも私の匂いを感じているのだろうか。そんなことを考えたせいで、体が熱くなり汗が出る。恥ずかしい。私の体温も荒くなった息遣いも全部伝わっているのだろう。

 

「な、なあ、ピクラス」

「何?」

 

 何とか誤魔化したくて話しかけたはいいものの、話題が見つからない。無言の時間が続きお互いの息遣いだけが聞こえる。よく聞くとピクラスの息遣いも私と同じように荒かった。

 なんだかんだ、冷静を装っても緊張してるんだな。どうせだから、いつも聞けないようなこと聞いてみよう。幸い今はお互いの顔を夜の闇が隠してくれている。

 

「私、もっと女らしくなった方がいいか?」

「今のままでも魔理沙は可愛いよ」

「なっ!その気もないのにそういうこと言うなよ」

「本心だから」

 

 こんな事を言われると期待してしまう。もしかしたら、霊夢じゃなくて私を選んでくれるんじゃないかって。ピクラスに対する思いの始まりが、例え傷心だった頃に優しくされたからだったとしても。

 この思いは·····この恋は偽りなんかじゃない。

 

「あはは、お互い顔が真っ赤だね」

「わ、笑うなよ!なんで見えてるんだよ」

「目が慣れてきたから」

 

 せっかく夜の闇が隠してくれるとか考えていたのに、私だけ見られてる。横を向けばすぐ隣にピクラスが居る。手を伸ばせば触れられる距離。ちょっとだけならいい·····よな?

 

「どうしたの?」

「何となくだよ」

「そっか」

 

 拒絶はされてないみたいだ。指先から私より少し大きい手のひら好きな相手のものってだけでこんなにも愛おしい。次は腕、同じ歳にしては太くて硬い筋肉を指でなぞる。

 

「く、くすぐったいよ」

「はぁ、はぁ、我慢しろよ」

「息、荒いよ。大丈夫?」

「大丈夫」

 

 こちらを心配する幼く少し高い声が心地いい。将来は低くなったいい声になるのだろう。今だけはこの声も体も心も私だけに向けられた私の物だ。次は肩から首を触るったところでビクンと震えた。

 

「首弱いのか?」

「た、多分」

「そっか、へへへ」

 

 今まで本人ですら気づかなかった、私だけが見つけた弱点。私だけ、私だけが、独占欲というのだろうかこういう気持ち。

 

「どうだ?」

「どうって?」

「こうやって触られて」

「んっ!なんかゾワゾワするからあまり触らないで欲しいかな」

 

 ここは素直に辞めてあげるか。次はほっぺだ。すべすべでもちもちだ。ピクラスは私達の容姿を褒めるが、自分だって同年代にはいないほど、大人びていてかっこいいのに気づいてない。多少、恋で盲目になっているとはいえピクラスが恋愛的な意味で里の子供に慕われているのは、周知の事実だ。

 

「絶対に渡さないぜ」

「ん?」

「私だけの物ってことだよ」

「今日はね」

 

 今日はこのぐらいにしておこう。本当はもっと甘えたいが、あまり迷惑はかけられない。今日だけでぐっと距離が近づいたんだ、これで満足しよう。

 

「もっと甘えてもいいんだよ。本当は辛いんだろ?」

「いいのか?私、今日は歯止めがきかないぞ?」

「大丈夫だよ。魔理沙のためだから」

 

 私の為、私の、我慢するって決めたのにそんなこと言われたら止まらなくなる。あぁ·····溺れる。このまま、ピクラスに甘えてしまったら私は二度とピクラスから抜け出せないだろう。

 だから·····私は·····

 

「じゃあ、手を握ってくれないか?」

「それだけでいいの?」

「うん」

 

 今はこの手の温もりだけでいい。ピクラスしか選べない私ではなく、誰でも選べる中でピクラスを選ぶ私でいたいから。

 布団の中で握り返された手は優しい温もりで溢れていた。




取り戻せない関係、失って得た温もり







勢いで書いていたら少しエロくなった。皆さんの魔理沙とイメージがズレていたらすみません。依存させることも出来たんですけど、自分の足で立ってかっこよく異変を解決するのが僕の中の魔理沙だったのでちゃんと表現出来てればいいんですが。
ちなみに「好きになるのに理由がありますか?」は伏線です。
だから、思いつかなかった訳じゃない。ないったらないのです。
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