リュウガに変身した出久は敵数名と戦っていた。
残りの1人を倒してその場から去ろうとすると後ろから声を掛けられる。
「よぅ緑谷出久、雄英を追い出されたのにまだヒーローごっこなんてマネしてんのか?」
「死柄木か?ふざけるな・・・俺とあんな偽善者共と一緒にするな!!
勧誘ならお断りだ。俺は誰の下にもつかない。いっそのことお前をドラグブラッカーの餌にしてやろうか。」
死柄木は出久が雄英を除籍されてから出久を何度も敵組織に勧誘しているが出久はその度に断り続けていた。
「すまん・・・冗談のつもりで言ったのに怒らせてしまったか・・・流石にあの黒い竜の餌になるのは御免だ。そんな事より今日は勧誘しに来たんじゃねぇんだ。ある事を教えてやろうと思ってな。」
「ちょっとその話に興味があるが少し待て。」
リュウガはデッキからあるアドベントカードを取り出しバイザーにセットすると物陰のところに向かって手から超音波を出す。
「お前一体何をした?まぁいいか。近いうちに雄英は林間合宿を開くらしい俺達はその林間合宿を襲撃する。」
「何?何処でその情報を!?俺に話して大丈夫なのか?俺がお前達の邪魔をする場合もあるんだぞ。」
「雄英の生徒の内の1人が俺達の内通者なんだ。そいつの情報だ。寧ろそこは大歓迎だ。それにしても仮面に顔が隠れててどんな顔してるか分からんが仲間達が殺されるかもしれないんだぞ?心配とかしないのか?」
「あいつらが仲間?あり得ないな。あいつらが俺を見捨てたから今度は俺があいつらを見捨てる番だ。」
「そうか・・・分かった。今日はここで去るとするか。じゃあなせいぜい他の奴らに殺されない事を祈るぜ。」
死柄木はつまらなそうな顔をしながらその場を去っていった。
「さて、お前らそこにいるのは分かってるんだ。途中からだが会話を聞いてるのも知ってるんだ。隠れてないで出てきたらどうだ!?」
((((バレてる!!なんで!?))))
爆豪と轟を除く元A組のクラスメイト達全員が物陰から出てくる。
A組は林間合宿の準備をするためにショッピングモールに来ていたのだがその帰り道に偶々元クラスメイトの出久が変身したリュウガと敵連合の死柄木が会話をしてる所を目撃した。
「確か・・・耳郎響香と障子目蔵だったっけ?さっきの会話を聞こうとしたけど嫌な音で全く聞き取れなかったんだろ?」
「「⁉️」」
2人は自分達がやろうとしていた事と先程起きた事をリュウガに充てられ驚きを隠さないでいた。
「このカードはナスティベントと言って・・・相手に嫌な音を聞かせる事ができるんだ。悪いけどこれで聞こえないようにしてもらった。」
リュウガはナスティベントのカードを見せながらそう言う。
「その顔はお見通しのようだな。無免許のヒーロー科が個性を無断使用して盗聴なんてお笑い草だな。」
「デク君・・・死柄木と何を話してたん?」
「黙れ!!麗日お茶子‼️馴れ馴れしく呼ぶな。お前の顔を見ただけで気分が悪いのにその蔑称を聞くと腑が煮え繰り返って仕方がないんだよ。」
「答える義理はねぇよ。拘束しようとしても無駄だからな。お前達はまだ仮免試験を受けていないからな。」
その言葉にA組は唇を噛む。
「ヒーローはいいよな。例え人を助けないで見捨てても金は貰えるし、
ヒーローの卵で免許がなくても無実の奴は痛ぶっても自然と正しいと見做されるしそれに人間のクズでも強い個性があればヒーローを目指せるんだからなぁ。」
それを聞いたA組はリュウガに涙を流して謝罪する。
「言いたいことはそれだけか?巫山じゃねえよ。テメェら!!洗脳されていたにしても俺を疑って罵倒した上にリンチにした癖に!!なのに自分達の事は謝って許してくれと!?俺はお前達のせいで全てを失った。お前らのくだらん戯言はもうウンザリなんだよ。」
「あぁそういえば期末試験ご苦労様。俺がいなくてさぞかし楽しく受けてたんだろうな。」
リュウガはそうA組に言い放つとその場を去っていく。