今回はIFと言う形ですので、本編とは異なります!
(有咲視点)
「はぁ…本当に調子狂うよなぁ………」
ベッドの上でゴロゴロと転がって悩んでいる私。前回の一件の事だ………そう、佐久間さんとのやり取りだ。あれ以来、時々メッセージでやり取りしている。
「全く、私もバンドを始めてから色々とあり過ぎだな。漆黒の魔竜………竜騎先輩に会ってからは尚更………」
ピンポーン!
「ん?香澄達が来たのか…?」
玄関のインターホンが鳴ったので、玄関まで向かう。ん?と言うか香澄達ってインターホン慣らす性格じゃ無いよな…?
だって、蔵でもそうだけど竜騎先輩の家にも鳴らさずに入ってるんだしさ…。もしかして竜騎先輩とか…?
「は~い………ってぇ!?」
「よう…」
「れ、零一さん!?」
玄関に居たのは、零一さんだった。と言うか何で私の家が分かったんだ!?
「用があって来たんだが…」
「その前に、何で私の家が分かったんだ!?」
「買い物してたドラゾーが教えてくれた…」
「ドラゾーかい!?」
ドラゾーの奴、勝手に教えるなよ…!今度竜騎先輩にチクってやろう…←
「それで用って何だ…?」
「あぁ、この間の盆栽の話で気になってる事があってな…」
「そ、そうか…ならさ、上がって行けよ。お茶なら出せるからさ」
「お、おう…」
取り合えず、立ち話も何だし上がって貰う事にした。
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「それで、盆栽がどうしたんだよ?」
「盆栽を始めたいから、教えてくれ…」
「はぁ!?」
余りにも予想外な台詞だった…!と言うか盆栽ってキャラじゃ無いだろ!?
と、取り敢えず事情を聞いて見るか………
「それで、何で盆栽を…?」
「この間の本屋の話を聞いてからな…興味を持った」
「そ、そうか…まぁ、そこまで言うなら教えても良いぞ?ただし…」
「見返りか?内容に寄るが聞いておく…」
お、聞いて来た…だったら…
「わ、私と付き合って貰いたいんだ!」
つ、遂に言っちまった………零一さんはどう言うんだ?
「…は?」
案の定、顔の表情を変えずに拍子抜けな返事だ………。こ、こうなったら思いっきり言ってやる!!
「私はアンタが、零一さんが好きなんだよ!あの時の坑道の時に助けてくれた零一さんが気になってたんだ!は、恥ずかしいけど、私だって恋はするんだよ!!」
「………」
コレは…ドン引きされてるのか!?あぁ、告白失敗だぁ…!!ど、どうしよう…やっぱりいきなり過ぎたか!?
「先を越されたか…」
「…え?」
先を越された…?どう言う意味だ………?
「俺もさ、お前が好きなんだよな…。先に告白しようかと思ってたんだがな…」
「そ、そうなのか…」
「付き合う以上は、これからは呼び捨てで呼びな、これからも宜しくな…」
「お、おう…さて、盆栽の話だな…」
こうして、私と零一は付き合う形となった。告白して良かった………///
Fin
『オマケ』
零一と付き合い始めて、2人で雑誌を探しに来た時、竜騎先輩に会った。
「零一と有咲、付き合い始めたんだ」
「!?」
「何でお前が知ってんだよ…」
「香澄ちゃんがこの間言ってた…うん、言ってた」
「香澄いいいいいいいいいぃ!!」
終わり
ご観覧、ありがとうございました!
零一と有咲が恋愛関係になったらのIFストーリーでした。