(竜騎視点)
『竜騎のアジト:ガレージ』
「さて、段取りの纏めだけど…」
「分かってるよ竜騎♪」
「段取りは順調です」
「燐子はまだ知られては無いわよね?」
「大丈夫、念入りに作戦を進めてる」
「ふっふっふ、美しき魔導士を連れて竜の巣へと誘わん…」
「何か俺、ダンジョンのボスっぽいぞ?」
「ち、違うよ!?」
「あこ~?」
「リサ姉も怖いって~(泣)」
「今井さん、落ち着いて下さい…」
「そうね、燐子の誕生日なんだし…」
「んも~、分かってるよ~」
取り合えずはリサを抑えた俺達。そう、明日は燐子…りんの誕生日。前日である今日は、その会議をしている。
「…と言う訳だから」
「OK☆」
「任せて下さい」
と言う訳で、明日は楽しみにね…りん。
(竜騎視点END)
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(燐子視点)
「あこちゃん…何処に行くの?」
「楽しい所だよ、りんりん♪」
「楽しい、所?」
あこちゃんが言う、楽しい所に向かっています。一体何処なんでしょう…?
「アレ?此処って…竜騎さんの、家?」
「そうだよ!皆待ってるよ!」
「…あ、そうか…今日は私の…」
思い出した…今日は私の、誕生日でした。竜騎さん達がもしかして…
「そうだよ!早く入ろうよ!」
「うん…」
私はあこちゃんと一緒に、竜騎さんの家に、入りました…。
「せ~の…」
パンッ!!パンッ!!
「!?」
「燐子」
「お誕生日…」
「おめでとうございます」
「りんりん、おめでとう!」
あこちゃん達が、私にお祝いの言葉を…。嬉しいです///
「はい、コレはアタシ達からのプレゼントだよ☆」
「ありがとう、ございます…」
プレゼントは…キーボードを入れるケース…、素敵です。…?そう言えば、先程から…竜騎さんの姿が見えません。
「…竜騎さんは?」
「竜騎ならもう直ぐ来るわよ」
「お待たせ~!」
「お、竜騎も来たね☆」
「りん、お誕生日おめでとう!」
「ありがとう、ございます…」
「俺の方も受け取って貰えるかな?」
「コレは…デュエルディスク、ですか?」
「うん、デュエルを始めたって聞いてね…どうかな?」
「ありがとうございます…////」
『私の方からもプレゼントです!』
「ドラゾーさんは、コレは…最近発売された、ブースターパックですか?しかも1BOXも…」
『白金様がお使いになられている“ブラック・マジシャン”の関連カードが収録されてますよ』
「ありがとう、ございます…」
「にー」
「ムーナもモフモフさせてくれるってさ」
「そうなんですか…おいで」
「にー♪」
「あぁ…私も撫でたい…///」
「友希那~?今日は我慢だよ」
「うぅ~」
竜騎さんとドラゾーさんからのプレゼントも、凄く良いです。
友希那さんがムーナちゃんを凄く撫でたそうにしてますが…、ムーナちゃんは…私にベッタリです。
「それでは、食事の準備も出来てますし…食べましょう」
「そうだね~☆」
「りんりん、一杯食べてね!」
「ありがとう…ございます…」
私はそうお礼を言って、皆さんと一緒に食事をします。その後は…皆さんと一緒にゲームをしたりと、楽しくしています。
そして、私は今日が誕生日と言う事で…竜騎さんに少し我儘を言おうと思います…。
「竜騎さん…」
「どうしたの?」
「先程、ドラゾーさんから貰ったパックで、デッキを編集しようと思って…、アドバイス・・・ 良いですか?」
「勿論!」
「では、失礼します…」
「ふえ!?」
「「「「!?!?!?」」」」
私は竜騎さんにお願いしてから、直ぐに竜騎さんの膝に座りました。
「り…りん?///」
「竜騎さんの膝…暖かいです…///」
「そ、そう…?///」
「ん…」
「んむっ!?」
竜騎さんも、凄く照れてますね…。私が唯一愛してる男性…、出会った時から好きでした…////
そして唇を奪いました…///私のファーストキスは…竜騎さんにだけ…////
「り~ん~こ~?ソレは反則じゃないのかなぁ~?」
「そうよ…私と代わって頂戴」
「そうです…羨ましいです///」
「あこも~!」
「嫌です」
「竜騎さんと同様に即答…」
『白金様も大胆ですね…』
「にー?」
皆さんが代われと言ってますが…今日は譲りません。
「竜騎も何か言ってよ!?」
「誕生日なんだし…今日位は…」
「ダメよ」
「直ぐにどいてよ燐子!」
「お断りします」
「りん…(汗)」
「竜騎さん、デッキ構築…しましょう?」
「う、うん…///」
まだ楽しい時間が終わって欲しくないと…そう思います。そして何時か…今井さんに勝って…私が竜騎さんの隣に…////
Fin
ご観覧、ありがとうございました!
燐子の誕生日、間に合って良かったです…。