リサSide
「んふふ~☆ 今日はバレンタイン~♡」
そう、今日は2月14日。アタシにとっては特別な日……そう、バレンタイン! 前日に作って準備してたチョコを持って、竜騎の家に向かってる最中なの!
「竜騎、今年も喜んでくれるかな~?」
今回はハート型に、ホワイトチョコで文字を書いたチョコにしたんだよね~☆
「あ、でも友希那達もきっと……早く竜騎を独占しないね!」
アタシはそう言って、竜騎の家へ走った。絶対に竜騎を渡したくないもん!
――――
「竜騎~、どこ~?」
竜騎の家のスペアキーを使って、玄関から入る。今の所は他に来てないみたいだから安心したよ。
『おや、今井様」
「にー」
「ドラゾー! ムーナもおはよう☆」
ドラゾーとムーナが玄関まで出迎えてくれた。ムーナはアタシの足に擦り寄って可愛い♪
「竜騎はどこ?」
『自室にいらっしゃいますよ。私はこれから買い物に行きますので』
「そっか、じゃあ竜騎とムーナは任せてよ」
「にー」
『お願いいたします。それでは私も……』
ドラゾーはそう言って玄関を開けて行っちゃった。
「さてムーナ、竜騎の所に行こっか?」
「にー♪」
ムーナを抱っこして、竜騎の元へいざ出発!
「竜騎~、入るよ~☆今日も依頼が来てたの?」
「あ、リサ。今日はPCのメンテナンスしてるんだ」
「そっか~、お疲れ様」
ムーナを抱っこした状態で竜騎の部屋に入るアタシ。 竜騎も今日はPCのメンテナンスをしてて、今日は時間とか空いてるっぽい。
「アタシ以外は来てないのかな?」
「うん、今日は誰も来てないけど?」
「良かった~!じゃあ今日は竜騎と2人きりで、バレンタインを楽しもうよ~♡」
「あ、そう言えば今日だったっけ?」
「忘れてたの~? んもう、そんな竜騎も大好き♡」
「あはは……」
抱き着かれて竜騎は照れてる。んふふ~、竜騎の照れてる顔もアタシには目の保養だよ~♡
「じゃあさ、今から2人で……」
「させないわよ?」
「「え……?」」
どこからか友希那の声が聞こえた。気のせいだよね……アハハ。
「気のせいじゃ無いわよ」
「うわっ!?」
「ゆき、何でクローゼットから!?」
「リサが来る前からよ」
「そんな当たり前の様に言わんでも……」
竜騎の言う通りだよ。んもう、折角2人きりで過ごせると思ったのに~!
「そうです、不法侵入ですよ湊さん!」
「こ、今度は紗夜!?」
「此処に居ます」
「何故に天井に張り付いてるし!?」
いやいや、紗夜は忍者じゃあるまいし! と言うことは……残りの2人、あこと燐子も……?
「ババーン!」
「あこはタンスの中から。よく入れたな……」
「出るのも大変なのにねぇ……」
「ふっふっふ、どんな空間でも自由に出入り出来るのだ」
「そうだね、あこちゃん……」
「って、やっぱりりんも居た!?」
「しかも、竜騎のベッドの中から出て来た!?」
「竜騎さんのベッド、堪能してました……♪」
ちょっと燐子、何を羨ましいことをしちゃってるのかなぁ? そこは
「竜騎さん、一緒に楽しみましょう……?」
「こら~、アタシが了承すると思ってるのかなぁ~?」
「今井さんの許可は、必要ありません」
「その事には同意よ。でもね、竜騎と一緒に寝るのは私なのよ? あと、ムーナちゃんも一緒にね……!」
「にー?」
「湊さん! 私が竜騎さんと一緒に寝ますので!」
「違いますよ~! おにーちゃんは、あこと一緒に寝るんだもん!」
「いやいやいやいや!? アタシが彼女なんだからダメって言ってるでしょ!?」
何でいつも皆が来て邪魔をするのかな~? 空気読んでよねホント……。
「それはそうと、竜騎さん。バレンタインのチョコです」
「紗夜、ありがとう」
「あ!?」
アタシが最初に渡す筈だったのに~!?
「私も、頑張って作ったわ……」
「あこも作ったよ~!」
「2人もありがとう」
竜騎も竜騎で、何でそんなに喜んで受け取るの~? アタシ、また嫉妬しちゃうじゃん!
「竜騎~、そろそろメインであるアタシのチョコだよ~☆」
「ありがとう! 開けて良い?」
「勿論だよ☆」
竜騎はアタシの手作りチョコが入った箱を開ける。そうだ、良い事を思い付いちゃった♡
「ハート型でホワイトチョコの文字は……」
「今井さん、コレは……」
「んふふ~♡」
竜騎は嬉しさの余りに固まってるのかな~? それはそうだよね~、何故なら……
『アタシのハートも食べて♡』って書いてるんだから~♡
「見てるだけで甘いわね……」
「でしょ~? じゃあ竜騎、チョコを食べさせて上げる♡」
「リサ、チョコを口に含んで……」
「ん♡」
「んん!?」
「「「「!?!?!?」」」」
「にー?」
アタシはチョコを口に含んで竜騎の唇を奪った。
「ん……んん……」
「ん……チュッ……んん」
チョコを竜騎の口の中に入れて流し込む。アタシは両手で竜騎の頬を固定して、逃げない様にしてる。
「リサ、いつまでやってるの……?」
「リサ姉だけズルイよ~!!」
「んん……プハッ!! どう竜騎、アタシの口移しチョコは?」
「甘かった、凄く……うん。凄く甘かった」
「2回言ってしまうくらいに美味しかったんだね♡」
「ダメです……」
そう思って、アタシはもう1回しようと再びチョコを口に入れようとしたら……燐子が邪魔をして来た。
「何で邪魔するの燐子?」
「次は私です……ん」
「んむ!?」
「「「「!?!?!?」」」」
ちょっと、燐子まで同じ事をしてるし!? アタシの竜騎から離れてよ~!!
「プハ……美味しいです♡」
「えと……」
「んもう、アタシのキスで上書きしないとね~!」
「次は私よリサ?」
「はぁ!?」
「待ってください、次は私です!」
「あこですよ~!」
「ダメに決まってるでしょ!!」
「はぁ……やれやれ」
「にー」
FIN
ここまで読んでいただき、ありがとうございました! 今回はRoseliaのみで執筆しました!