魔法つかいプリキュア! 〜奇跡と魔法と幸福の翼〜 作:シロX
ではどうぞ!
「改めて思うけど、しかしまぁ成長したもんだ。こんくらいが、こんなに大きくなるからな。よく寝て、よく食べるをそのまま体現したような」
「だよね〜。こんなにちっちゃかったのに、こ〜んなに大きくなるなんて!」
質問攻めから一度落ち着く為、モフモフベーカリーでいちごメロンパンを食べながらゆったりとしていた。
急に帰って来た事も驚くが、特に目立つのはその見た目の変化。少し前まで手の平サイズなのが、翼達と大して変わらない身長までになったこと。前までの変化とは違い、見た目は完全に人間そのもの
「はーちゃん凄いモフ!あんなに小さかったのに、た〜くさん大きくなったモフ!」
三人は豆粒程度の大きさから、両手を大きく広げるくらいの差を、言葉も交えて比較していた
「いやいや、いくらなんでも小さ過ぎるわよ。それよりも、はーちゃんは今まで何処に居たの?」
いちごメロンパンを齧りつつ、はーちゃんは覚えてる限りの中で説明をするが、内容は少々理解するのに難しかった
「なんか、暖かいものがフワフワって来て、ピカッて光ってパァ〜って、クルクル〜ってなって、気が付いたらこの姿になってプリキュアにもなれた!」
「「……そっか!」」
「全然分からないわよ!後、みらいと翼は思考放棄しないで!」
「実はわたしもよく分からない。でも、誰かに呼ばれたような気がして…」
「他に覚えてる事は?」
今のところ、説明にすらなってない説明を聞かされた上、本人もどのようにして今の状態になったのか見当がつかないでいる
他に何か覚えてる事を、必死になって思い出そうとしている始末。この調子だと、もう無いだろうと期待はしてはなかったが、まだ一つだけ覚えてるものがあった
「辺り一面のお花、まるで海みたいに広がってて…」
「えっと、とにかくはーちゃんが無事に帰って来て良かった」
「うん嬉しい!これから皆んなと一緒に、寝て起きてご飯食べて、学校にも行けるんでしょ!」
「うわぁ〜!わくわくもんだぁ〜!」
「わくわくもんだし!」
「わくわくモフ〜!」
まだ見ぬ明日に思いを馳せる三人だが、その前にやらなければならない事が山積みだった
「その前に住む所どうするつもりだ?」
「あっそうか。お母さんに相談しないと」
「校長先生にも報告しないといけないわ」
「エメラルドも見つかったモフ」
そこである重要な事にリコは気が付いた。はーちゃんも見つけ、そしてなによりエメラルドが手に入ったのだ。当然別の問題が浮上する
「わたし、魔法界に帰らなきゃ行けないかも。ひょっとしたらはーちゃんも」
「どうして?!」
「エメラルド見つかっちゃったし、もうこっちに居られる理由が…」
そもそもリコがナシマホウ界に来たのは、エメラルド探しの為。校長もそれを踏まえて、翼達と行動を共にする事を許可してくれている。
今となっては目的も達成し、此方に留まる理由は探しても見つからない
けれど、みらいの考えは違っていた
「校長先生にお願いしよ!はーちゃんは赤ちゃんの時からずっと一緒で、わたしとリコとモフルンがお母さんで、翼君がお父さん。やっとまた会えたのに、バラバラになっちゃうなんて嫌だよ!わたし、皆んなとずっと一緒に居たいもん!」
「モフルンも一緒がいいモフ!別々は嫌モフ」
みらいの考えに感化されて、リコも本心が出て口にする
「そうね。今まで皆んなで乗り越えて来たんだから、今バラバラになるわけにはいかないわ。翼もそう思うでしょ?」
「ああ。それに、切っても切れない縁で繋がってるし。もう今更感がある」
「先ずはお家に戻りましょう」
はーちゃんを連れて朝日奈家へと帰る一同だったが、当の本人のはーちゃんは大きく成長した興奮が冷めず、一人大はしゃぎして無邪気に走り回っていた
「はー!やっぱり皆んな小さく見える〜!」
そんなはーちゃんの姿を見て微笑ましく三人は見守ると同時に、自由奔放な性格に心配の色も浮かべる
「はーちゃん楽しそう」
「走るのはいいが、転んでもしたら危ない」
「そうよ。怪我でもしたら明るい雰囲気が台無しになるわ」
「二人共かたっ苦しいよ〜」
元気いっぱいの姿に嬉しくなるみらいに対して、翼とリコは意外にも同じ意見。そして二人の予想は的中する。
それに気付いたのはモフルンだ
「あっ!はーちゃん危ないモフ!」
はーちゃんは段差につまづいて派手に転んでしまった。翼達は急いではーちゃんの側に駆け寄り、心配の声を掛ける
「はーちゃん!?」
「大丈夫!?」
「あいてて、大丈夫…あれ?スマホンが無い!」
更に問題は畳み掛けるばかり。転んだ拍子にリンクルスマホンが、何処かに落として失くしてしまったのだ
「よく探すのよ!」
はーちゃんが転んだ周辺をくまなく探す為、皆んな膝を落とすのだが、その時翼ははーちゃんの右の手の平に注目した
「はーちゃんそれ、手を怪我してるんじゃないのか?」
「えっ?あ、ホントだ!翼よく気付いたね」
「運良く、絆創膏を持ち歩いていたから貼ってやるよ」
「でも、今はスマホンを探さないと」
「ダメだ。探してる時に、傷にバイ菌が入ったりしたらどうする。探すのはみらい達に任せるんだ」
持ち前がよかった翼は、懐から絆創膏を一枚取り出しては、半ば強引にはーちゃんの手を取って応急処置をする
「元気なのは良いけど、もう少し周りを見ないと今みたいに怪我をするぞ。しかも、怪我した事に気付かないなんて余計心配だ。次からは気を付けるんだ」
「翼がお父さんで嬉しいなぁ〜!」
「はいはい、俺ははーちゃんのお父さんですよ」
もう自分が「お父さん」という事に慣れたのか、はたまた諦めたのか。適当な返事をして返すだけだった
「あっ、あったわ!」
絆創膏を貼り終えるタイミングで、リコが落としたリンクルスマホンを見つけた。
リンクルスマホンは排水路に確かに落ちていたが、グレーチングで蓋をしており腕どころか手すら入らない
「リコ、届かないよ」
「こういう時は…キュアップ・ラパパ!スマホン、こっちへ来なさい!」
周りに誰も見てない事を確認してリコが魔法の言葉を唱え、スマホンはグレーチングの隙間から頭を出してはーちゃんの手の中に収まった
「ありがとう!よ〜し、わたしも!」
はーちゃんはリンクルスマホンの、魔法のタッチペンを取り出した。恐らくそれが、はーちゃんの魔法の杖なのだろう
「キュアップ・ラパパ!」
魔法の言葉に反応して、杖の先端がピンク色に輝いた。これからどんな魔法を使おうとするのか、翼達は期待しながら待っていた
「大好きな皆んなと、ず〜っと一緒に居られますように!」
その様な曖昧な魔法が表に出るかは分からないが、キラキラとした光りが降り注いだ為、一応魔法としては成立してはいる模様
「わたしもわたしも!キュアップ・ラパパ!皆んなとず〜っと仲良しで居たい!」
はーちゃんに便乗して、同じくみらいも同様の魔法を唱えた
「なんとも可愛らしい魔法だ。ちゃんとそうなるといいな」
「リコはやらないモフ?」
魔法の杖を持つのは三人だけ。リコだけはやらないかとモフルンが言うが、それを誤魔化す様に話題をすり替える
「わ、わたしは……それよりも早く帰らなくちゃ!」
リコがやらない事に、若干不満げな表情をするみらいとはーちゃん。けれどリコの言う通り、いつまでも油を売っているのも問題だ
「それじゃあコレで」
早く帰るならほうきに乗った方が手っ取り早いと思うも、リコは猛反対する
「ダメよ。まだ明るいし、迂闊に空は…」
リコの口が止まった。リコが言い切る前に、既にはーちゃんはみらいのほうきに跨って準備万端の状態だった
しょうがないと思いつつも、リコもほうきを出して飛んで帰る事を選んだ
「仕方ないわね。翼乗りなさい」
ほうきに跨っては、人の目には届き難い高さまで上昇して、そこから朝日奈家まで飛ぶ事となった
空の上だろうとお構いなく、はーちゃんはそこでも高まる気持ちを抑えられずにいる
「気持ちいい〜!ずっとほうきで空を飛びたかったんだ〜。でも、わたしも二人みたいに飛びたい」
「グスタフさんのお店にほうきを買いに行くモフ!」
「ううん」
「モフ?」
お店に行かずして、どうやってほうきを手に入れるのか。モフルンは首を傾げていた
するとはーちゃんは、またも魔法を使い始めていた
「キュアップ・ラパパ!わたしのほうきよ、出ろ!」
「無理よそんな魔法。校長先生にだって出来ないわ。何も無いところから思ったものを作り出す魔法なんて、使った事ある人なんて今まで見た事も、聞いた事も──」
「お、おいリコあれ…」
翼はリコの肩を叩いて、はーちゃんへと指を差すと、はーちゃんの手にはちゃんとほうきが握られていた
「やった!」
「出来たよ〜!」
「ええぇぇぇ!?」
前代未聞を目の前でやって退けたはーちゃんに、リコは開いた口が塞がらなかった
「あ、あり得ないわ」
自分だけのほうきを手にしたはーちゃんは、早速跨って浮かんでみせた
「よ〜し、行っくよ〜!」
ほうきを走らせた直後、はーちゃんのほうきはフラフラと安定しないまま、猛スピードで何処かへと飛んで行ってしまった
「「「はーちゃん!?」」」
「うわぁ〜!飛び方が分かんないよ〜!」
みらいとリコは全速力でほうきを飛ばすも、それでも追い付けないでいた。それどころから、ちょっとずつ離されている
「全然追い付けないよ!翼君、ゲゲとフフで追い掛けれる?」
「いくらなんでも速過ぎる!それよりリコ、もっとスピード落とせ!冷や汗が止まらない!!」
「だらしないわね!もう、色々と無茶苦茶だわ!」
みらい達とはーちゃんによる、ほうきの鬼ごっこは上手く魔法を扱えてないはーちゃんに何故か分がある。そしてとうとう、はーちゃんのほうきはクルクルと回っては急降下して行った
「やっと止まった〜。急いで追い掛けよ二人、とも?」
みらいがふと、リコのほうきに目を移すと翼がリコのお腹をガッチリホールドしていた
「ちょ、翼苦しい…と、止まったから!」
「酷い拷問を受けた…」
「拷問って何よ!!」
「まぁまぁ、二人共落ち着いて。はーちゃんを早く迎えに…ねぇ二人共あれ見て!」
二人のやり取りで気付かなかったが、空はいつの間にか暗雲に包まれており、はーちゃんが落ちた場所では、ヤモーと水鉄砲とうちわを組み合わせたスーパーヨクバールが現れていた
スーパーヨクバールが目の前に居るというのに、はーちゃんは何故か変身する事なく逃げ惑っていた
「はーちゃん!」
みらいが飛び出し、その後に続いてリコもほうきを走らせる
翼はほうきに両脚をしっかり絡めさせ、そのまま逆さになって両手を大きく広げた
「はーちゃんこっちだ!」
はーちゃんが逃げて行く方向へほうきを飛ばし、そのすれ違いざまにはーちゃんの両手を掴んで空へと逃げ出す
「ナイスキャッチ」
「でもお、重い…」
はーちゃんをほうきに乗せて、自分も体制を整えるが、いかんせんリコのほうきには三人も乗せている。重量オーバーで、少しずつスピードを落として高度が下がっていく
「なら、このまま変身するぞ」
「よく言うわよ!」
『キュアップ・ラパパ!』
『トパーズ!』
『ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!』
「ふたりの奇跡!キュアミラクル!」
「ふたりの魔法!キュアマジカル!」
『魔法つかいプリキュア !』
「
三人は変身すると同時にほうきから飛び出して、空中に居るスーパーヨクバールの元まで一気に距離を詰める
先に仕掛けたのはミラクルの踵落とし。見事にスーパーヨクバールの顔面に直撃はしたものの、ビクともしなかった
「クッ!」
「ミラクル!」
肉体を使っての攻撃が通らないのであれば、更に強く、大きい武器で勝負する
ミラクルは自分の持つ、光りの球二つをマジカルに投げ渡し受け取った。同時に四つの球を一つにして、大きなハンマーを作り出して振り翳す
「タァッ!!」
だがこれでも効くことはなかった。しかしまだ伏兵が残されている
更に上空で、マジカルの持つハンマーより大きな、大天翼之剣を使って土で作り上げたハンマーを携えていた
「これで、どうだ!!」
振り翳した巨大なハンマーは、スーパーヨクバールに当たると同時に、その衝撃で砕け散った。一方で攻撃を貰ったスーパーヨクバールの様子は、言うまでもなく効いてなどいなかった
「クッソ!硬い!!」
「翼でもダメなんて…」
「そんな…」
スーパーヨクバールは、翼とマジカルを振り払って、うちわで扇いで地面へと吹き飛ばした
「マジカル!翼君!きゃあっ!!」
二人を心配していたミラクルにも、水鉄砲で攻撃されて地面へと体を叩きつかれた
結局三人の攻撃は全く効かず、何も出来ぬまま深いダメージを負って終わった
そして三人の前にヤモーまで現れて、勝利の確信を得ていた
「いい気味ですね。闇の魔法は不滅です。私はドクロクシー様に代わり、世界を闇の魔法で覆うのです」
『フフ、しつこい男は嫌われるわよ』
「なんとでも言えばいいです。これ以上は何も出来やしないのですから。ヨクバール、トドメを」
「ギョイ!」
倒れる三人に接近するスーパーヨクバールに、はーちゃんが庇う様にして前に出た
「そこに居たら危ない!」
「はーちゃん!」
「逃げて!」
「逃げない!」
促す三人の言葉を振り払う程に、今のはーちゃんは本気の目をしていた
「ちょっとだけ思い出した。あの時、スマホンがわたしに語り掛けてくれたの。エメラルドの力を、わたしの思う形にって。わたしは力になりたい。みらい、リコ、モフルン、翼、ゲゲ、フフ…わたしを大切にしてくれた、守ってくれた皆んなの力になりたい!だから!!」
はーちゃんはエメラルドを手に持ち、その決死の覚悟を言葉にして言う
「決めたの。わたしも、プリキュアになる!」
「キュアップ・ラパパ!」
「エメラルド!」
「フェリーチェ・ファンファン・フラワーレ!」
「あまねく
決死の覚悟の思いが言葉となり、形となり、力となってキュアフェリーチェへと変身した
「エメラルドが、はーちゃんの想いに応えたモフ!」
「ヨクバール!!」
大量の水風船を携えては一斉に、それもフェリーチェへと飛ばして攻撃して来た。フェリーチェといえど、この数の攻撃を避けるのは不可能。しかし、フェリーチェはもう一つの選択肢を取った
「フッ」
突如としてフェリーチェの周辺に巻き起こった風が、水風船を全て受け止め、一纏めにされる
そのまま腕を高く上げて、水風船全てスーパーヨクバールへと跳ね返した
「ヨクバッ!?」
己の放った攻撃が跳ね返り、その動揺で動けず命中して大きく後ろへ後退する
「わたし達も負けてられないよ!」
「ええ!」
「合わせて行くぞ!」
『フル・フル・リンクル!』
『プリキュア!トパーズ・エスペランサ!』
「天使魔法──エレメンタルブレイカー!」
二つの魔法が重なり合い、金色の斬撃がスーパーヨクバールの体を切り裂いた。力なく、ようやく地上へと撃ち落とす事に成功し、フェリーチェがトドメの浄化を加える
「ミラクルとマジカル、翼を傷付けるのはわたしが許しません!」
「フラワーエコーワンド!」
「キュアー・アップ!」
「プリキュア!エメラルド・リンカネーション!」
「またしても…オボエテーロ!」
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ヤモーとスーパーヨクバールを退けた後は、朝日奈家へと戻って校長にはーちゃんの事を報告していた
「そういえばはーちゃん、言ってた花の海についてはちゃんと思い出せたか?」
「全然。でも、みらい達と会うずっと前の事かも…」
「出会う前も何も、はーちゃんその時赤ん坊っだった筈だろ?」
思い出せば思い出す程謎が深まるばかり。キリがないと思い、一度その話を区切る事にした
『エメラルドと共に調べれば分かる事じゃな』
そうして校長は一息ついて、ようやくといった感じに落ち着いた表情をする。それが何を意味するかは全員が察して、言われる前に此方から先に言い出す事にした
「あ、あの校長先生!わたし達これからも一緒に居たいです!」
「わたし達は、長い道のりを探してようやく会えたんです!はーちゃんと!」
「別々は嫌モフ〜!」
「ここまで来て別れるなんて、はーちゃんが可哀想だ!」
これには流石に参った感じで、困り果てているとはーちゃんも一緒に居たいと言う気持ちを校長にぶつける
「魔法をかけたの。皆んなのずっと一緒に居られますようにって。皆んなは────わたしの"家族"だから!」
『……素直な言の葉は、時に魔法となって人の心を動かす』
「言の葉?」
『言葉のことじゃ。君達の気持ちは良く分かった。無理に帰って来いとは言わん。エメラルドを頼むぞ』
はーちゃんの想いが伝わり、校長もそれを理解してくれて、リコとはーちゃんのナシマホウ界の滞在を許可してくれた
それで連絡は終わりとなった
「みらい…あら、お友達?」
そこへみらいの母親「今日子」は部屋へ入って来た。みらいはダメもとで、はーちゃんの事も家で面倒をみれるか早速お願いする
「リコの故郷の子なの!あのねお母さん、実は暫くこの子を家に泊めてあげたいのだけど!」
「「お願いします!」」
「ご家族には言ってあるの?」
「はい!」
(ご家族も何も、俺達が親代わりだからなぁ…)
そんな無粋な考えが過ぎるが、それを口に出して仕舞えばややこしい話になるので、出しはしなかった。一応言ってるという意味でなら間違ってはない
「それならいいわよ」
「やった〜!わくわくもんだぁ〜!」
「それでお名前は?」
「ことは!ことはって言います!」
「苗字は?」
名前に関してははーちゃんが即座に言えたが、苗字となると全く考えてはいない。翼もみらいも考えてはいるものの、思い浮かばずで焦っているが
「花海!花の海と書いて花海!」
「花海 ことはちゃん。これから宜しくね。何かあったら遠慮無く言ってね!」
「はい!」
なんとかリコの機転によってはーちゃんの苗字も決まって、この場は凌れた
「皆んなと一緒に居られる〜!」
「でも、どうしてことはなの?」
「さっき、校長先生が言ってたよね?言葉は言の葉って。わたし、皆んなの言葉が凄く嬉しかったんだ!今日だけじゃない。わたしが小さい時から、皆んなはいつも暖かい言葉を掛けてくれたよね。言葉は魔法…皆んなの言葉が、わたしの此処にい〜っぱい詰まってるの!だから、ことは!」
自分で決めた名前にそんな深い意味があったなんて思いも寄らず、翼達はそんなはーちゃんの優しさも含めて嬉しく思う
「皆んな、『
これからは、はーちゃん改めことはも朝日奈家に住むこととなって、これからも一緒に共にする事が叶ったのだった
ここまでの拝読ありがとうございました