次の日、達仁は善子と梨子は上野発22時44分発寝台特急「北陸」に乗って金沢から急行「能登路」に乗って能登へ向かった。
「これが、寝台特急「北陸」ね。」
「うん、ヨハネとリリーは二人用個室だから。」
「じゃあ、俺は個室A寝台ね。」
ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリーッ
と、発車ベルが鳴った。
「まもなくー、22時44分発上越線回り寝台特急「北陸」金沢行きが発車します、ドアが閉まりますご注意ください。」
と、アナウンスが流れた。
ピィーッ!
と、警笛を鳴らし上野を発車した。
達仁と善子と梨子が乗った寝台特急「北陸」は上野の夜を発車、翌朝金沢に着く。上越線を経由して北陸本線に入る。上野を22時44分に発車し、大宮、高崎、水上、糸魚川、魚津、富山、高岡、津幡、終着金沢には6時33分に着く。
ヘッドマークには、親不知の断崖とオレンジ色のヘッドマークが描かれている。
北陸へ行く人には、便利な寝台特急である。
ピィーッ!
と、警笛を鳴らし、寝台特急「北陸」は魚津で朝を迎えた。
「もう朝か、今は、何だ魚津か。」
寝台特急「北陸」は、魚津を通り過ぎて5時38分に富山に到着した。
「凄く眠れるベットだったわ。」
「うん。」
「個室なんて、滅多に乗れないからな。」
6時33分 達仁と善子と梨子が乗った寝台特急「北陸」は金沢に到着した。
七尾線のホームでは、8時02分発の輪島行急行「能登路1号」が停車していた。
「あれが、急行「能登路」ね、輪島行か。」
と、にこは金沢駅の電光掲示板を見て七尾線のホームへ向かった。
「まもなくー、4番乗り場から8時02分発七尾線経由急行「能登路1号」輪島行きが発車します、ドアが閉まりますご注意ください。」
と、アナウンスが流れた。
ジリリリリリリリリリリリリリリリリーッ!
と、発車ベルが鳴った。
ファーン!
達仁と善子と梨子は金沢から8時02分発七尾線経由の急行「能登路1号」に乗り、輪島へ向った。急行「能登路」は警笛を鳴らして金沢駅を発車した。
達仁と善子と梨子が乗った金沢と輪島を結ぶ急行「能登路1号」は8時02分に発車し、津幡 七尾 和倉温泉 終着輪島には10時16分に着く、金沢から津幡までは北陸本線を通る、そこから七尾線に入線し七尾線に入ると能登半島だ。
そして、達仁と善子と梨子が犯人を追い詰めた先は九十九湾遊歩道にやって来た。
「やっぱり、事件の真犯人は君か。」
「何っ!。」
「何だ貴様は。」
「あなたね、犯人は。」
「その通りさ、見られたからには行かせておけねぇな。」
「ああ、こいつで始末してやるか。」
男は、SWのチーフ・スペシャルを片手に握っていた。
「何なんだ、お前は。」
「南 達仁、探偵さ。」
「ギラン、そして堕天使ヨハネ。」
「何で分かった、私のトリックが。」
「あなたは東京から上越新幹線に乗りましたね、そこから新潟へ行ってそこから特急「北越2号」に乗って金沢へ向かった。そして七尾線に乗り、穴水へ向かった。」
「トリックを見破られるとは、だが、てめぇを地獄へ送ってやるぜ。」
「往生際が悪いな、もうすぐ警察が来るぜ。」
「もう逃げられないわよ。」
と、善子は言った。
犯人の名前は長谷川 雅樹、元暴力団で男を殺害したのは前の浮気によるものだった。
こうして、金沢と能登の殺人は解決した。
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劇中の列車時刻は92年の時刻を使用しています
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