デジたんの幼なじみに転生した件(最高です)   作:レイラレイラ

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デジたんは可愛い
はっきりわかんだね


愛は転生を成す

 私こと皇桃花(すめらぎとうか)はデジたんが好きだ。

 

 いきなりのことで混乱するだろうけど、まあとりあえず聞いてほしい。

 

 アニメやゲームアプリだけでなく、マンガなどで大人気を誇る『ウマ娘』の最カワ(事実)ウマ娘なわけなのだが本人は推されるよりも推す側と言って憚らない。

 

 だが、私は彼女を愛しているが故に敢えて否を叩きつけたい!! 

 

 アグネスデジタル。芝とダートの両方に適性があるオールラウンダーであり、本人の性質も好きなものには一直線、いつも元気で努力家。何よりデジたんの幸せそうな笑顔に昇天したものも多いだろう。

 

 ストロベリーブロンドに限りなく近いピンク髪はツーサイドアップに纏められ(好き)、淡い水色の吸い込まれそうなほど美しい瞳(超好き)、143cmという小柄な体躯(愛してる)、そして何より可愛い(結婚してください)!! 

 

 そして、これは私のデジたんへの愛に満ちた物語であることをここに記す。

 

 

 

 

 

 

 

 少しでもデジたんに近づきたくて、バイトにバイトを重ねて私服から勝負服など全てを作り上げ、彼女のコスプレをこれ以上ない完成度で成し遂げられたと思う。だが、私はすぐにこれは違うと感じた。

 

 その理由は分かりきっていた。私は私であって、デジたんではないのだから。オタ友には『リアルデジたん』とか『女神降臨』とか『ヤバさが滲み出てる』と誉められたけれどどうしても納得がいかなかった。

 

 友達以外の新鮮かつ率直な意見が聞きたくて、Twitterにコスプレ写真を載せたり、うまぴょい伝説を野外で踊ってみたりととにかく色々した。さすがに電車にコスプレしたまま乗ったときにはしこたま怒られたけど。

 

 それでも意見は変わらなくて、悪質なアンチを除けば大体の意見が一致していた。もちろん誉めてくれるのは嬉しいし、デジたんのコスプレ自体は彼女への想いの象徴で私の誇りでもある。

 

 それを何週間、何ヵ月繰り返しても私の求めてる答えにはたどり着けなくて。すっかり私は落ち込み、同士の集いにも参加しなくなっていった。

 

「…………デジたん…………私、どうしたらいいのかな…………?」

 

 当然答えなど帰って来ようはずもなく、私の目からはポロポロと涙という形で様々な感情が溢れてくる。不甲斐ない自分を罵る怒り、デジたんでいっぱいの自室にいてもなお生じる寂しさ。

 

 ピロンと軽快な音をたて、枕元に置いたスマホを取り内容を確認する。どうやら最近私の元気が無いということで、コスプレパーティーを行うことになったらしい。

 

 私を励ますために念入りに計画していたらしく、皆がそれぞれ推しのウマ娘ちゃんたちのコスプレをした写真が送られてきた。会場も近所の公民館を借り、見事な飾り付けまで成されていてまた別の意味で涙が溢れ出してくる。

 

 

 そうだ、私は私のままでもいいんだ…………!! 

 

 

 私はデジたんが好きだ。

 それこそ、彼女と一心同体になりたいほどに。

 

 でもそれは私がデジたんになりたいというわけではなくて、ただ彼女を愛し続けたい、寄り添いたいという強い想いだ。

 

 あくまでもデジたんの推しとして、私はただあの最高に尊いウマ娘ちゃんを好きでいればいい。

 

 デジたんの私服セットを身に纏い、ウィッグ(リボン付き)を装着する。

 

 今まで心配をかけてしまったぶん、これまで以上に元気よく幸せなオタ活に勤しまなければと急いで部屋を飛び出した。

 

 家具や花瓶などを蹴散らしながらの進撃、背後からお母さんの怒鳴り声が響くもその中には僅かながらも穏やかさが含まれている。私が長らく塞ぎ込んでいたため、かなり心配してくれていたはずだ。

 

 帰ってきたら『心配かけてごめんなさい』と謝る。お説教もかなり長いものになるだろうけど、今ではそれも苦には思わない。

 

 お気に入りのスニーカーを流れるような動きで履き、家の扉を開け放つと私は颯爽と駆け──────────

 

 

 全身に凄まじい衝撃を受けると同時に、私の視界はあっという間に闇に染まっていった。

 

 意識も段々と朧気になってきて、完全に消失する刹那に私は祈った。

 

 もしも叶うのならば、デジたんに会わせてほしいと。そのためなら私はなんだってやってやる。

 

 どんなに苦しい試練が待っていたとしても、デジたんのために…………何より、自分のために乗り越えてやる!! 

 

 その誓いを最後に、私の意識はプツンと途切れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………ちゃん。…………トーカちゃん! 起きてください!」

 

「…………目が覚めるとそこに尊き天使が。そっか、私死んじゃったんだね…………」

 

「ムムッ! 朝から聞き捨てなりませんね! 小さい頃から言ってるじゃないですか、あたしなんかよりも遥かに尊く素晴らしいウマ娘ちゃんはたくさんいるということを!!」

 

「デジたんは今も小さくて可愛いよ?」

 

「ゴハッ!!」

 

「それこそ、今すぐプロポーズして私のものにしたい」

 

「ガフッ!!」

 

「大好きだよ…………デ·ジ·タ·ル」

 

「ファーッ!!」

 

 

 バタリ。

 

 あ、気絶しちゃった。

 うんうん、やっぱり寝顔も天使…………

 

「あのね? 毎朝このやり取りしなくちゃダメなの?」

 

「ふふん! もちのろんだよ! デジたんを前にして口説かないなんて、三女神が許しても私が許さないのです!」

 

「…………これだけはどうしようもないって思ったこと、私初めてだよ」

 

 

 

 私は家を出た直後に軽トラに轢かれて死亡した。

 

 その後私の願いと覚悟が伝わったのか、ウマ娘『アグネスストーカー』として転生することが出来た。

 

 更に奇跡的なことに、隣の家に住むデジたんの幼なじみとしてというこの上ない環境!!

 

 姉妹がよかったという贅沢は言わない、むしろ姉妹として産まれてたら尊み供給過多で早くも逝っていただろうからね。

 

 そんな親友(女神)とともに私はトレセン学園に入学し、毎日ウマ娘ちゃんの尊い成分を補充している。もちろん私の主食はデジたんなのであしからず。

 

 同室になったマチカネタンホイザちゃんとも仲良くなれたし、順風満帆と言ってもいい人生もといウマ娘生。

 

 そしていつか、私はデジたんと幸せな未来を掴むのです!

 

「…………ぐへ、ぐへへへへへへへへへ」

 

「怖いよ、トーカちゃん!」

 

 

 

 




拙い文章でごめんなさい。
ですが、デジたんへの愛は本物です!

オリ主の同室はマチカネタンホイザです。
オリ主にとってはデジたんの次に好きなウマ娘ですね。

アグネスストーカーの三冠でライバル

  • スペシャルウィーク世代
  • テイエムオペラオー
  • ミホノブルボン
  • トウカイテイオー
  • シンボリルドルフなどの高3組
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