デジたんの幼なじみに転生した件(最高です)   作:レイラレイラ

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デジたんを推すために私は生きている

ガイドラインに抵触しないか、びくびくしながら書いてます


イレギュラー③

「アンタも大変だね。まさかリアルバイ○ハザードやってるとは」

 

「私だって、やりたくてやってるわけじゃないですよ。まさかあんなことになるだなんて…………」

 

 どうも、現在チームカノープスの部室にて匿われておりますアグネスストーカーです。

 

 ゾンビカレンちゃんに追いかけられ大逃げをかました先でネイチャと出くわし、懇願しまくってなんとかカノープスの部室に案内してもらった次第です。

 

 私のスマホは部室に置きっぱなので、取り敢えずネイチャのスマホを借りてタキオンさんに連絡をとったところ、新しい茶葉と引き換えに対処をしておく旨が告げられました。

 

 ひとまずは安心と言ったところですかね。

 

「それにしても、アンタってここに来るの久しぶりじゃない?」

 

「そういえばそうですね」

 

 マチタンをカノープスに入れるため、ネイチャを尾行…………もとい『ついてくついてく』を行い部室の場所を把握。

 

 トレーニング中のマチタンの手を引き、部室に突撃をかましたのはいい思い出です。

 

「トレーナーさんがキャラ崩壊起こすレベルでスカウトしてたの、あれはウケたわ」

 

「あはは…………まあ、チームが存続するためには必死にもなりますよ」

 

 それはもうとんでもない必死さで、お菓子やらトレーニングのメニューのアピールやらをがむしゃらにしていました。

 

 南坂トレーナーのことですから、チームの存続だけでなくネイチャにともに高め合える仲間を作ってやりたいという想いもあったでしょうけど。

 

 そういう意味で言えば、罪悪感のようなものを覚えずにはいられませんね。

 

「ごめ~ん! 遅れちゃった! あ、トーカちゃんいらっしゃい!」

 

「マチタン!」

 

 扉を開けて中に入ってきたのは、ほんわか笑顔が魅力的な我がルームメイトのマチカネタンホイザでした。

 

 うんうん、私の癒し要員その二であるマチタンの安心感と来たら至福の一言に尽きますよ。

 

 その一ですか?  

 

 もちろんデジたんですが? 

 

 異論は認めない!! 

 

「今日はね~チームに新しい娘が()人も入ってくれることになったんだよ! おめでただね!」

 

 おめでたって、使い方間違ってますよマチタン。

 

 ん? 三人と言いましたか? 

 

 三人のうちの二人は間違いなく、イクノディクタスとツインターボと見ていいでしょう。

 

 時系列の話で言うとかなり早い気がしますが、マチタンを早々にカノープスに入れた時点でかなり変化が起きていますからその延長線上の結果かもしれません。

 

 …………三人目というのが気になりますね。

 

 もしや、入部テストで姿を見せなかったスペちゃんでは!? 

 

 しかし、私の予想はなんとも意外な形で裏切られることになるのです。

 

「ターボはね、ツインターボ! ターボがこのチームを一番にするから、期待していいよ!」

 

 やっぱり最初はツインターボだったと、どこかホッとする感じがします。

 

 さすがはターボ師匠! 期待を裏切らない娘ですわ! 

 

「今日からお世話になります。サイレンススズカです」

 

「スペシャルウィークです! よろしくお願いします!」

 

 …………は? 

 

 え? どういうことでしょう? 

 

 スペちゃんはまだ分かります、リギルの入部テストに来なかった時点で別のチームから声をかけられた可能性は充分にありましたから。

 

 スズカさんはおハナさんの指導方針と噛み合わず、走ることに楽しさを見出だせなくなってスピカに移籍したはず。

 

 この世界のスズカさんはカノープスでその楽しさを思い出せる、そう判断したのかもしれない。

 

 この二人の絡みを間近で見られないのが寂しくはありますが、時折様子を見に来るのもありですかね! 

 

 デジたんへの捧げ物として、スペ×スズを今後たっぷりとご提供していただきましょう!! 

 

「ぐふ、ぐふふふふ…………」

 

「どうしたトーカ。とうとうおかしく…………いや、おかしいのは元からか」

 

 ちょいちょいネイチャさんや、それは失礼が過ぎるというものですぞ。

 

 私はデジたんがただただ好きすぎるあまり後先考えないことはありますが、それ以外は人畜無害なただのウマ娘ちゃんオタクだというのに! 

 

 それはさておき、邪魔者は退散しましょうかね。

 

 スズカさんたちの脇を抜け、私は颯爽と部室を出ていきます。

 

 トーカちゃんはクールに去るぜ! 

 

 

 

 

 

 

 

 あれ、そういえば何か大事なことを忘れているような気がしますが…………

 

 まあ、忘れるということはそんな大事なことではないでしょう! 

 

 

 …………そんなふうに考えていた時期が私にもありました。

 

「…………トーカちゃん、捕まえた♪ ︎」

 

「カ、カカカカカカレンちゃん!?」

 

 気配もなく後方から現れたカレンちゃんにバックハグを決められ、完全に身動きができません! 

 

 メチャクチャに良い匂いと、背中に押しつけられる柔らかいモノのせいで全然力が入れられない! 

 

 このまま私も「お話」の餌食になってしまうのか!? 

 

 いいえ、私の心はとうにデジたんに盗まれているのです。

 

 そう簡単に支配出来ると思ったら大間違いですよ! 

 

 こうなったら、力任せになりますが強引にでも拘束という名のハグを振りほどいて…………

 

()()()()のスピカにならなくて、トーカちゃん的にはどうなのかな? ()()ちゃんだったらこれはこれでアリって言うと思うな」

 

「えっ…………」

 

 カレンちゃんから出るはずがない二つの単語が出て、全身の力が一気に抜けて激しい動揺が胸のうちに溢れ出すのを自覚する。

 

 原作という単語もそうですが、何よりカレンちゃんは私を桃花とはっきりと口にしたのです。

 

 言葉を失い何も言えずにいると、するりとカレンちゃんは私から身体を離して数歩分距離をおきます。

 

 小悪魔的なあざとさをこれでもかと極めた微笑み、カレンちゃんがトレセン学園に転入してきてから何度と見てきました。

 

 ただ、その中にはとても懐かしいものを感じるのです。

 

 前世の皇桃花だった頃、私の小学校に転校してきてずっと一緒に遊んできた親友の女の子。

 

「久しぶりだね、桃花ちゃん。カレン(可憐)のこと覚えてる?」 

 

「忘れるわけ…………ないじゃないですか…………」

 

 前世で親友だった…………いや、今でも親友だと思っている可憐ちゃんとの再会に私は涙を止められませんでした…………

 

 

 

 

 




チームカノープスも一期の時点ではネイチャ一人だけでしたから、南坂トレーナーも少なからず焦っていたのかなと想像していました

まさかのカノープスにスズカとスペちゃんが入ってしまいましたね
どうなることやら…………

カレンチャンも転生者という衝撃の事実が発覚!!
今後のカレン(可憐)ちゃんの存在がどう影響していくのか、お楽しみいただけると幸いです!

イレギュラー⑤で終わる…………かもしれません
早くメイクデビューさせたいです
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