人生は深淵である   作:ストームテラー

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最近シャイニングを向かい入れられました(交換で)
ナイチンゲールと一緒に頑張ってもらいます。シャイニングはナイチンゲールが作戦に出るのが心配らしいですが記憶喪失の彼女を作戦に出すこと自体まあまあおかしいからケルニャンはとにかく頭下げましょう(私はケルニャンが好きです。結局送り出すのは我らがドクターですから)
更新は頑張ります。


峡谷下
「上はどうなってる?」
アルターが尋ねる

「三対七…いや、実質二対七だ2人は1人を守りながら戦闘してる」

「その2人強いな、相手はアーツを使ってくるような連中だぞ」

「流石に追い詰められてるがな、崖っぷちだ」

ドオン!

アーツの攻撃により崖の一部が崩れてしまった。

「不味い!落石と守られてた1人が落ちてくるぞ!」

「アサルト、回収頼む、生きてるといいが」

「了解っ!」

アサルトは返事と共にアーツで上空高く飛んで行った。落ちてくる人間より少し高くまで行き、再度アーツを発動させると落ちる人を上から捕まえることに成功し、落石を避けながら車へ帰還した。

「おっし、逃げるぞ~」

アクセルを全開にしてその峡谷を抜けていく



峡谷を抜けたアルター達はそう遠くないところで野営を構えることにした

「その嬢ちゃんどう?」
アルターは崖上から落ちてきた人、白が特徴的なサルカズの少女を見て言った。

「軽い…まあ、擦り傷だらけだが無事だ。恐らく勝つであろう2人はこっちに来るならいつだろうな?」

傭兵の1人が答えつつ質問した

「最短で来るだろ、一応気遣って身を隠しやすい場所に野営敷いたし、焚いてるし」

「その通りだ。早速来たぞ」

「お出迎えだ」



コソコソ コソコソ

「客は一応ちゃんともてなすぜ」

!? バッ!
囲まれた2人は黒いサルカズとクランタ。

「でもまぁ要求はこう、クルビアでのちょっとした護衛として付いてきてもらう、あとはクルビアがらみで何でもいいから有益な情報が欲しい」
そう言い、白いサルカズを抱え…お姫様抱っこしながら潜入者の前に姿を現すはアルター
(重要なのは後半、こいつらには結構興味ある)

「…分かりました。飲みましょう」

黒いサルカズが答えた。

「そこのクランタ、いや、マーガレット・二アールはどうするよ?」

「…分かったその要求飲もう」

「よしよし、これで楽になるぜ、あ、こいつまだ寝てるから」

アルターは白いサルカズを渡すべく黒いサルカズに近づく。当然緊張状態になるがスルーする。

「…どうも」

護衛となった三人はアルターに招かれ野営へと踏み入る。当然警戒されるが白いサルカズを回収した機動力、包囲の際の索敵能力を鑑みて逃走はは不可能と結論付け不意打ちを警戒するにとどまる他なかった。

「…目的地は何処まで?」

名前を伏せ、軽い自己紹介の後、黒いサルカズから質問があった。

「ライン生命医科学研究所」

「…そうですか」
黒いサルカズはアルター傭兵団達の体表に浮かび上がる黒い結晶を認知していた。彼らが感染者でありながら向かう行先に疑問を抱くもそれ以上の言及は出来なかった。

(後半)


プライベート

「信じる信じないが必要な事か?」

 

「あぁ、かなりな」

 

「そもそも勝手に人の秘密バラしてもいいのか?」

 

「別にいずれバレるからいいだろ、あんなに変わり者なのに普通の経歴な訳がない。だろ?」

 

((確かに))口には出さなかった。口には

 

 

 

「まあアルターは所謂記憶喪失(・・・・)、今もな、確か逆行性健忘…それも重度の。本人によると八年前になったらしい、具体的には自分がどこの誰なのか、自分は何をしていたのか。それと多くの知識が抜け落ちていたらしい。そもそも無かった可能性はあるが、ほんの少しの常識くらいは初めからあったらしいがそれでも状況的にはヤバい、気が付いた時には辺りは戦場跡だったらしい。辺りには捨て置かれた兵士と思われる武装した死体の数々。自分もその死体と同じ様な恰好をしていたから危険を感じて必要になりそうな物をもってその場から逃げたそうだ。一人でだぞ。まあそれで生きてたんだから元兵士かもしれない自分の勘が働いたのかもな。その後は各地で傭兵紛いの事をしながら情報を集めたり知識を溜め込むようにして暫くは生きてたそうだ。記憶喪失の状態から生きていってんだから相当だぞアルター」

 

「一人でか?」

 

「あぁ、情報が足りてない状況でどこかに属すなんて自殺だ。ましてや傭兵団なんて建てられるはずはない」

 

  ま、俺たち拾った経緯は知らないが  と付け加えて

 

「そんな話があるかよ」

 

思わず一周回って呆れの様な声を漏らしていた

 

「とりあえず分かった、だが重要なのは今だ。気にするようなことではない・・・だが、なるほどだからメフィストによく絡んでいたわけか。『感染者の声』その一つとして。煽る行為は絶えなかったようだが」

 

「ありゃ酷かったぜ、メフィストを煽るなんて自殺するようなもんだからな、いつか殺されるかと・・・?待て、アルターは記憶喪失なんだよな?八年前から」

 

 

 

 

 

 

 

「・・・そうだ、あぁそうだ八年前だ。たった八年前だ。アルターという男の人生はたった八年だけだ」

 

アサルトはブルトの言葉に異常なまでの反応を示した。

 

「アルターは新しい事を効率よく吸収しているが多くは読んだり聞いたりだ実際には体験していない、だが感情だ。人間が生まれた瞬間から死ぬまで学び育むこの時代における必修科目。まだたった八年のアルターはこの点において驚異的なまでに理解を示す。それこそ心を覗き見られるみたいにな。あからさまにくさいセリフを平気で吐く、リスクの伴う言動を躊躇わない。都合が良くなると踏んでいるからなんだとは思うが」

 

「現に変わっただろあの二人は、何をしたのかは知らないが」

 

  ほら  と指差す方向には負傷者を治療するメフィストとそんなメフィストをちらちら見ながら自分の装備を確認するファウストが居る

 

「二人にも話したらどうだ?俺たちだけが知ってるってのも変だしな。あ、言っとくが俺はわざわざ言いふらしたりはしないぞ」

 

「もとより秘密だ。本人の意思で言うかどうかは判断すべきだろう」

 

「そうかい、まあ、ただの気まぐれだし、今言える秘密はここまでだな」

 

「まだあるのか…」

 

こう垂れるブルトに対しフロストノヴァは特に気にする様子は無い

 

「・・・お、ようやく戻ってきたみたいだな、確か話がって言ってたな」

 

一台のペイン運転する大型車が戻ってきた。

 

「なんか荷台に軽く山が出来てるんだが…」

 

「布、だろうか?」

 

「負傷手当用には見えねぇな」

────────────────────────────────────────────

アルター ペイン合流

 

「よし、集まったな」

 

車両を降り幹部を集めた。メフィスト、フロストノヴァ、ファウスト、…ブルト 

 

「話ってのは…まあ、ロドスについてだが」

 

「どうしてロドスが出てくるんだい?…まさかチェルノボーグに奴らがまた向かうって言うのかい?」

 

ロドスと三度も衝突したメフィストはロドスの話題に食いつく

 

「正解、ロドスとの協力はそこになる」

 

「一応、ロドスがチェルノボーグに向かう根拠を聴いておきたい」

 

フロストノヴァがアルターが確信をもってロドスの次の行動を予測を立てる理由を問う

 

「ロドスが所在の分からない俺たちと協力を得ながらタルラを止めるには同じ目的地に向かう事になる。控え目に言って俺ら結構戦力もあるし何よりロドスにとって都合がいい強力なカードだ。

 ロドスは後方支援ではなくこの件は先頭にたって解決に動く必要がある事。ロドスはこの惨状に対し何らかの対策を打ち出さなければ、ロドスは今後どこを相手にしても発言力を失う」

 

それに

「たぶんあの嬢ちゃん(アーミヤ)は感染者集団が引き起こしたこの問題を無視することは出来ない」

 

「レユニオンはロドスでどうこうできるものなのか?」

 

今まで黙っていたブルトの言葉が突き刺さる

 

きっと幹部たちが思っている以上にロドスは瀬戸際に立たされている

 

「で、俺らの問題はロドスと協力についてほとんど決まっていない」

「つまり?」

 

「早めに合流して態勢を整えないとレユニオンが打つ次の手に対応できなくなる可能性がある」

 

もっと早く言え、誰もが思ったことだろう

────────────────────────────────────────────

荒野(夜)

 

荒野を並走する大型車に乗る鎮静軍は、アルターの配慮で揺れる荷台でもこしを休めることができていた。

運転は代わらずアルター傭兵団(アルター除く)がやってくれている。問題は夜を迎えていることだ。夜間の行動は今の鎮静軍の拭えない不安や疲弊を加味すると精神衛生上危険である。

 

「ペイン、止めろ。野宿だ」

 

 

 

「飯は、なんと準備がある!」

 

「なに?」 「黒パンじゃないってことでいいのか?」

 

アルターが荒野でキャンプファイアーの中央でそう高らかに告げる

 

「お前らが包まってるその布と一緒に使えそうな食料をかき集めてきた」

 

「冷える夜の荒野にぴったりなものを用意しよう。手伝ってくれるな?」

急遽、動ける者全員が調理に参加することとなった。

 

「料理…悪い俺まともなもん作った試しがなくてな」「何にするんだ?食材は結構だが設備が無い」

 

「あぁ、作るものなんだが大方決めてある…鍋だ」

 

「鍋?あ~スープのことか?確か炎国と極東とかのやつだろ」

 

「ここにいくつか鍋がある。そんで人数は問わないからいくつかグループを組んでそのグループで一つの鍋料理を完成させてもらい、最後にそれをバイキング形式でみんなで食う。な?おもしろそうだろ?」

 

「なんか面白そう」「おぉ!肉もたくさんある!」「あったかいものが食えるってことだな」「い、嫌な予感がします…」「お!なんか見たことないものもある」「それはキムチ、いい食べ方教えてあげる」「姐さん、何が食べたいです?」

やいのやいのと活気がでてきた。料理を囲って食すは栄養以上のものを与えてくれる。故にそんなものを求め戦争など行われるわけだが。今だけはそれとは無縁である。

 

「こんなに入れて大丈夫?」「肉をなるだけいれろ!」「ばっか!料理はバランスよ。明日もあるんだから」「これは…よし!いれろ!」「あわわわ、だ、だめです!ゲテモノしかできません!今すぐ出してください!」「あったかくするものって言ったらなんだ?」「あーそれなら生姜だな」「ショーガ?」「ジンジャー…これだな、沸騰しない内に刻んで入れたらいい」「いい匂いだな」「あいつら、うまい飯にしてくれよ?」

 

「できたー!」

そうこうしているうちに続々と出来上がっていく。幸いなことに大きな失敗もなく、なおかつそれぞれ違った鍋が出来上がったようだ。

 

「く~うまい!」「酸味があってうまい!なんだこれ!?」「柑橘類を少しね」「じゃーんキムチ鍋~。食べたらわかるこのうまさ!」「身に染みるな…ふふっ」「ちょっと見た目はアレですけど、味は保証します」「こんなもん食わされちゃ、明日は激務だな」「俺もいつまでも寝てるわけにはいかないな」

 

 

「よお、メフィストお疲れさん」

 

「わざわざ静かに食べてるところに来るなんて余程暇かい?アルター」

 

あらかたの治療を終えたメフィストは少し離れた場所で食事を摂っていた。一人で

 

「まあまあ、医療の要であるお前にはいい顔しとかないとな」

 

「で?こっちにわざわざ来た理由は?」

 

「裏切った。お前が近衛局本部から逃げるきに言った言葉だ。ありゃどー言うことだ?裏切るもなにも作戦だろ。結果失敗」

 

「そのままさ、タルラさんは僕らを裏切った。いや、僕が勝手に期待してしまっていただけだよ」

 

失意、まさしくそう言える状態にあった彼をアルターは気になっていた。そして今もその影が見えた。

 

「あの人に付いていけば救われると勝手に思い込んでしまっていた」

 

「お前はどうしたい、現状タルラ捕まえる話だがレユニオンの崩壊後はどうするのか考えてた方がいいぞ」

 

「今はそんなこと考えなくていいさ、ファウストがどうしたいのかも聞いてないしね」

 

「我は通せよ、後悔しないようにな」

 

「早く食べなよ冷めると良くない」

 

「あ~はいはい、お前も全部の鍋食べて回れよ、みんな味の感想気になってるようだしな」

 

アルターは立ち去って行った。

 

「…辛いのは…いいかな」

 

 

みんなが腹を満たし、火の後始末や車両の偽装、見張りの順番決めなどをして就寝の流れに入っていた。

 

「余ったねー」

 

「まあ作りすぎ位を想定してたからな」

 

「もったいなくない?」

 

「あした食べたらいいだろ」

 

「保存はどうする?」

 

「明日とはいえ菌の繁殖とかもあるからな」

 

「じゃあ、冷凍保存?」

 

「冷やしておくだけでいいだろう…布くらいは被せていた方がいいか」

 

ここまで話が進んだ時点でこの先の展開は想像に容易い。

 

「分かった。やっておこう」

 

「わるいな、フロストノヴァ」

 

「最初からそのつもりだっただろう」

 

「なんのことだか」

────────────────────────────────────────────

荒野(早朝)

 

鎮静軍は味の染みた鍋をしっかりと食べから移動を開始していた。アルターとペイン以外の傭兵達が運転をしている。幹部達は集まっていない。アルターの乗る車両にはアルター、ペイン、ブルトなどが乗っている。

 

「なあアルター、チェルノボーグに乗り込むのはどうするんだ?やっぱり目的を隠して入れてもらうか?」

 

「それは無理かあるだろう、既に鎮静軍としての動きは逃げだしたレユニオン兵に見られている可能性が高い」

 

「そのことならロドスの潜入に便乗しようかと思ってる。龍門との協定の破棄やら作戦立案やらで少し時間掛かるだろうし、チェルノボーグが見える位置で隠れて偵察しとけばいいだろ」

 

「上手く取り合えるものかな」

────────────────────────────────────────────

荒野(朝)

 

ギイィィ ゴトゴト

 

移動していた車両は急停車をした。

 

「なんだどうした?」

 

アルターが尋ねる

 

「チェルノボーグがいどうしてる。結構な速度でな」

 

運転していた傭兵が告げた

 

「進行方向は…言わなくても分かるよな?」

 

「本気かタルラ?   そいつはチェルノボーグ(・・・・・・・)なんだぜ?いや、だからか。龍門に固執する理由があるんだろうな」

 

呆れたような声でアルターが愚痴る

 

「…とりあえず、一定の距離を置いてチェルノボーグの観察を行いつつロドスとコンタクトを取る。もしかしたら、ロドスはもっと早く気付いていたかもしれないから何らかの策があるかもだしな…散開してロドスを見つけやすくする」

 

一先ずの指示を出したアルターだがタイムリミットがある事には変わらない。ロドスへの依存度の高い形になってしまっている。

──────────

 

「さて、そろそろ見つかってくれないと今日中がきつくなるぜ」

 

「!見つけたっぽいぞ、多分チェルノボーグの移動経路上だ」

 

「おっし、じゃあ即集合だ。車両はレユニオンに気付かれるわけにはいかねぇから隠せ」

────────────────────────────────────────────

荒野

 

時間帯として日が高くなり始めた頃になっていた。

 

ザザッ ザザッ ザザッ  ザッ

 

「お前達が鎮静軍と言っているものだな」

フェリーンの女性が話しかける。

 

「そうだ、元いたレユニオン裏切って尚且つロドスと協力体制を要求した」

 

「私は組織の行動をお前達個人とは直接結び付けはしない。逼迫したこの状況下で相互に共通する明確な目的を成し遂げる行動は信頼を必要とはしない」

フェリーンの女性が堅苦しく語る。

 

「つまりは、今はそんなこと後回しだと」

 

「その認識で問題ない」

 

「こりゃコミュニケーションもひとく「アルター?」…あ?」

 

アルターの呆れの一声に割ってきた言葉はアルターに聞き覚えのある声だったと感じると同時に、ただでさえ注目を集めている最中に更なる展開でその場に居合わせたほとんど、いや、全員の目を丸くさせ視線を釘付けにした。

 

「鎮静軍は角に毛の生えたサルカズが主導だと聞いた時点でもしやとは思っていたが本当のようだ」

 

はっきりアルターを見つめ芯のある声で呟くクランタの女性、カジミエーシュにて開催される騎士競技において「耀騎士」の称号を授かっている。ロドスでも人目置かれる女性

 

「そういや、やばいクランタが居るって聞いたがお前だったか。使徒はどうした?二アール」

 

 




ぶっちゃけ失踪しようか迷った。
でも、結構妄想が止まらなくてちびちび執筆してました。
これからは下手な宣言しません。不定期で頑張ります。うん、必ず、きっと、多分、恐らく…
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