出会いだけでまるまる1パート使っちゃったRTA、はっじまーるよー。
桔梗に案内される形で小さな村へたどり着いた来たほもちゃん。
犬夜叉の世界観らしいのどかなBGMがあぁ^~たまらねぇぜ。
本作ではアニメ版で使用されたBGMが多数収録されており、居場所や展開によって音楽が目まぐるしく変化していきます。
たとえば珊瑚でプレイして戦闘、あるいは彼女と共闘した時は『天駆ける珊瑚』が流れますし、ラスボス奈落が登場した時などは強大な力と邪悪さをミックスさせた『奈落の野望』を聞くことができます。
"和"をモチーフにしたこれらの音楽が、犬夜叉世界の魅力に多大な貢献をしていることは間違いありません。かくいう私もいまだにBGMやら主題歌やらを聞いてますからね。
「それはさぞ大変な目に遭われましたな。何もない村ではございますが、帰るあてが見つかるまではゆっくりとおくつろぎくだされ」
ゲーム画面に戻りまして。
村長と対面したので事情を説明していくと、一も二もなく村で暮らすことを許可してくれました。人間の鑑がこの野郎……
ここからしばらくは村の人々との会話や現代とのギャップについて語られるシーンが続きますので、 み な さ ま の た め に ぃ ~
本RTA攻略の要である「スキルツリー」について……お話しします。
本作では、段位上昇(レベルアップ)時に貰える経験値を使用することで、6種類のステータス毎にそれぞれ枝分かれしているスキルを獲得することが出来ます。
たとえば「攻」の系統であれば、まずは「攻撃上昇」を取ることで攻撃力+3、その次は「攻速度上昇」と「武器攻撃上昇」という二つのスキルに枝分かれしており、下層にいけばいくほどより強力なスキルを入手することができる……という仕組みです。
しかしどれだけ攻撃力を極めても、ラスボス奈落は基本結界で身を守っているので、先にそれを破らないことにはダメージがほとんど通りません。
また話が進むほどに奈落の瘴気が強力なものとなっていき、やがては普通の人間なら息も出来ないような環境で戦うことが当たり前になっていきます。
そのため対奈落戦においては、「霊」系統の最下層にあるスキル『結界破り 参』および『浄化術 参』をいかに早く取得できるかが大きな鍵となります。
これらのスキルを装備すると、あらゆる結界と瘴気を無効化できるようになります。一見するとかなりの壊れ性能なのですが、この二つのスキルを入手するために必要な経験値はかなり多く、最低限の敵しか倒さない本RTAにおいては、スキルの取捨選択を慎重に進めていく必要があります。
また、その弊害として「体力」と「防御」に関するスキルはほぼ取得出来ないため、ほもちゃんはぺらっぺらの紙装甲となってしまいますが……
当たらなければどうということはない!
という赤い彗星並の精神で頑張っていきたいと思います。
と、スキル説明の間にイベントが終了しました。
村でニート生活していても現代に帰れるアテは見つからないと悟ったほもちゃんは、巫女であり強い霊力を持つ桔梗に師事することを決めます。
町へと続く道の途中で草花を採取する桔梗の様子を見つめていると、ここで突然のエンカウント!
犬夜叉世界特有の姿形をしている妖怪が現れました。
ここでのエンカは強制イベントのため避けられませんが、特に強くもない雑魚妖怪なので恐れをなす必要はありません。
本作では従来の犬夜叉RPGゲーに見られたターン制バトルシステムではなく、リアルタイムバトルシステムが採用されているため、戦闘中でも自由に動き回ることが可能です。
なのでこの場は一気に近づいて物理で殴る!オラッ、腹パン!!
……初期攻撃力が高いこともあって、一撃で倒すことに成功しました。RTA的にもうま味です。
「見事なものだ。まさか、一撃で仕止めるとはな……」
桔梗は番えていた弓を降ろし、驚きの声を上げています。これは敵を「一撃かつ無傷で倒した」時に出る特別なセリフです。
戦闘時には桔梗も味方のNPCとして参加してくれますが、素早さのステータスと弓という武器の関係上、最初の攻撃を発動するまでにどうしても時間がかかってしまうんですよね。なので敵が雑魚の内は、こうしてほもちゃんがワンパンマンと化す方が早いです。
因みに桔梗の段位は最初から30あるので、序盤~中盤までは敵に苦戦しても敗北することはほとんどありません。強くてニューゲームみたいな感じです。
「どうやらお前には特別な力が眠っているらしい。しかしそれを使いこなすにはある程度の鍛練が必要だ」
そしてここで、ほもちゃんの潜在的な才能を見込んだ桔梗様が直々に戦いを教えてくれることになりました。やったぜ。
「桔梗さま、おかえりなさい!」
「お怪我はないですか、ききょーさま」
「ただいま。見てのとおり、無事に帰ってきたよ」
村へ戻るやいなや、桔梗を中心に子供達の輪が出来上がりました。
なんとなくですが、桔梗って幼い子供にめちゃくちゃ慕われてるイメージがあります。
そりゃ優しくて色々なことを教えてくれるお姉さんが近くいたら、好きになるのは当たり前だよなあ!?
てなわけで私も仲間に入れてくれよ~(マジキチスマイル)
「なんだ、おねーちゃん?」
「変な服~!」
ほもちゃんが寄っていくと、まるで妖怪が現れたかの如く子供達が散っていきました。
あっ……あっ(落涙)
「まったく、何をやっているのだ」
これには桔梗も呆れ顔……
そんなところで今日の行動は終了です。近くの空き家がほもちゃんの住処になっていますので、適度に凹みつつ一日を終えましょう。
ここから次の大イベントが起きるまでの間、ほもちゃんは自由に行動することができます。
寝て寝て寝てを繰り返せば時間は短縮できるのですが、後になって桔梗との友好度が全然足んねーじゃん!という事態を引き起こしかねないので、最低でも一日一回は渡世(クエスト)をこなすようにしましょう。
「ん、おまえか。こんな朝早くにどうした?」
桔梗様、ぼくに仕事をくださーい!
なーんてね(激寒)
「そうか。ならば一つ、頼まれて欲しいことがある」
桔梗の渡世はチャート上お金や経験値より信頼を勝ち取る部分に重きを置いているため、すぐに達成できるような簡単なものを選びましょう。
たとえばコレ。指定された薬草を森で見つけてくる最低難度の渡世です。
どこだぁ……探すぞぉ…!
はい、見つけました(早漏)
この渡世は通常プレイでも数百回はこなしているので、残念ながらガバをお見せすることはありません(フラグ)
「もう見つけてきたのか……少ないが、これは駄賃だ」
▼50文を手に入れた!
▼桔梗にほんの少しだけ良い印象を与えたみたいだ。
朝のルーティンも終わったことだし、帰ってホナニーでもするか!
20時間たっぷり寝て次の日になれば渡世の内容がリセットされていますので、また薬草を探しに行きましょう。こんな感じで渡世をこなしていくことで、桔梗の友好度を高めてイキますよ~イクイク。
ここからしばらくは寝て起きて薬草探しての無限ループが繰り返されることになりますので、
この間に先程からちょくちょく出てきている、「友好度」と「好感度」についての解説をば。
簡潔に述べますと「友好度」は仲間としての信頼の値を、「好感度」はおまえのことが好きだったんだよ!の度合いを示しています。
そして本作では驚くべきことに、各キャラがこの「友好度」と「好感度」をNPCを含めた全員に対して持っており、話の進み具合によってそれが逐一変動するのです。
なんだそれは…たまげたなぁ。
どういうことかもう少し掘り下げて説明しますと、たとえば犬夜叉の場合。
仲間の七宝、珊瑚、弥勒に対する友好度は旅を進めていくうちに自動的に上がっていきますが、プレイヤーが何らかの手を加えない限り、好感度が高くなることはありません。
反対に二股をかけている(直球)かごめと桔梗に対しては、友好度と好感度の両方が初めから高い状態に設定されています。しかしかごめと喧嘩したり、桔梗が奈落に与するような行動をとると、二つの数値が一時的に下がってしまう……といった具合に変動していきます。
そしてこの上昇・下降幅はキャラ毎によって異なっており、桔梗の場合は渡世などをこなしていくことで比較的簡単に友好度を上げることが出来るのですが、好感度は雀の涙程度にしか上がりません。
その理由は言わずもがな、桔梗は犬夜叉のことが大好きだからです!!(青春)
恋愛ルートを極める場合は二人の絆を上回る好感度を稼がなければならないので、全精力を持てる分だけそこに費やさないといけません。そうなるとRTAどころではなくなります。いやマジで。
ちなみに神楽なんかは敵同士であっても「俺はお前の味方だぞ!」っぽい言動をとると友好度と好感度がうなぎのぼりで上昇するため、本作屈指のチョロインと言われていたりします。かわいい。
「桔梗さま、お逃げください!村に野盗の集団が押し寄せて来ました!」
ファッ!?
そんなことを言ってる間にランダムイベントを引き当ててしまったようですね。
詳細は後述するとして、侍のいないこの村では碌な抵抗もできません。桔梗とほもちゃんはあっという間に彼らの拠点へ連れ去られてしまいました。
「見込んだとおり金目の物はてんで無かったが……予想外の収穫だなこりゃあ」
「へへっ、間違いねえ。あんな寂れた村にこんな上玉がいるとは、おれたちゃ運がいいぜ」
何やら野盗どもが下衆びた話をしていますね。ほもちゃんもちゃっかり上玉の括りに入ってるということは、制服さえ脱げば美人という扱いになるのでしょうか。
やめて!私達に乱暴する気でしょう?同人誌みたいに!同人誌みたいに!
桔梗は桔梗で表情一つ変えずに座していますが、よく見ると目の色がいつもと違っています。ちょっとでも手を出されたら3000倍返しにするつもりでしょう。おーこわ……
「そんじゃ早速……といきてえところだが、順番はちゃんと守らねえとな。どっちからいきやすか、お頭?」
「……げふ」
ん?お前どっかで見たツラしてんな。
他の下っ端に比べてかなり大柄な頭領は、おもむろに立ち上がると野ざらしの太刀を手に取ります。
「おさ、えてろ…」
「え、もう殺しちまうんですか?もったいねえなあ……」
頭領は有無を言わさず刀を振り下ろし──桔梗を掴んでいた部下の首を刎ねてしまいました。
なにやってんだこいつら(呆れ)
「げふ…まち、がえた……」
「お、お頭!?」
「おまえたち、死にたくなかったら下がっていろ。その男はもう生きてはいない」
「な、なんだとこの女──ぐぎゃあっ!!」
桔梗の警告を聞かなかった男がまた一人マミりました。
ここでようやく操作ができるようになるので、まずは近くにいる野盗をぶん殴って桔梗を解放します。
大丈夫?同人誌みたいに乱暴されなくてよかったね。
「ふっ……おまえとて、初めからこの者たちの言いなりになる気は無かったのだろう?」
当たり前だよなあ?もしほもちゃんに手を出すような不届き者がいたら、即刻FFSNJの刑に処してやりますとも。
さて、残るはあたおかな頭領を倒すのみですが、こいつは人体の急所である首や心臓を狙っても死にません。まずは腹パンして正体を見極めましょう。
オラッ、割れろ腹!
「げふぅ!……う…ギュ、ギュギュギュ…!」
「う、うわあああっ、なんだこれ!?」
「お頭の腹ん中に、妖怪が…!」
頭領の土手っ腹に空いた穴から姿を覗かせていたのは、不吉な三つ目を持った烏。
正体表したね。
「自分よりも強い者に寄生し、その死体を操る妖怪──
桔梗様分かりやすい説明ありがとナス!
でもってお前、正史ならとっくの昔に犬夜叉たちに倒されてる筈だルルォ!?
そんなプレイヤーの心の叫びが届くはずもなく、くさったしたいと化した頭領が襲いかかってきます。
この敵は本体である屍舞烏を倒さない限り何度でも復活するのですが、現状の能力で下手に攻撃を仕掛けると体格差によるスーパーアーマー状態からカウンターを受け、大ダメージを食らうことがあります(1敗)
特にほもちゃんは体力と防御力に劣るため、強敵に対して 拳 で 挑むことだけは絶対にやめましょう。
じゃあ私、回避に徹するから。その間に桔梗がパパパッとヤって、オワリッていう感じで……
……長く、険しい戦いじゃった(戦闘時間約5秒)
ほもちゃんの陽動で頭領が背後を見せた瞬間、桔梗の破魔の力が炸裂。屍舞烏を滅すると同時に、頭領の体は糸が切れたように倒れ伏して動かなくなりました。攻略完了です。
▼屍舞烏 を倒した!
▼300 の経験値を獲得!
▼金 100文 を手に入れた!
▼大太刀 を入手した!
▼百江 の段位が 3 に上昇!
おっと、これは運がいいですね、武器をドロップしてくれました。頭領が持っていた『大太刀』のドロップ確率は、確か20%程度だったはずです。序盤にしては攻撃力の高い武器であるため、迷わず取得&装備しましょう。
ほもちゃんは霊力だけでなく攻撃力と俊敏さに秀でているため、通常の相手なら近接武器である刀や槍でも十二分に戦うことが出来ます。弓と比べると折角の霊力の使いどころさんがなくなってしまいますが、段位を上げていけば刀からでも霊力を飛ばせるようになるので問題ありません。
ストーリーが進むごとにより強力な武器を入手できる確率が高くなっていきます。これに関しては運要素も絡んできますが、最悪の場合終盤に立ち寄る町で攻撃力の高い武器を買えばいいだけなので、そこまでは強武器が出たらいいなぁぐらいに思っておきましょう。
そんじゃ妖怪も対峙したことだし、戻るか学校!(真面目)
桔梗と共に村へ凱旋したところで今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。
※※※※※※※※※※
百江という人物を端的に言い表すならば、実に摩訶不思議な人間であった。
そう言いきれる要因は、彼女が持つ霊力の強さや独特な言葉遣いのみにあらず。その一挙手一投足に至りて、死人である私にすら"変わっている"という印象を抱かせたのだ。
彼女は異様なまでに無駄な行動を嫌っていた。いやむしろ、早さを求めていたという方が正しいのかもしれない。
薬草探しの手伝いを頼んでみれば、細かい説明も聞かぬうちに二つ返事で森の中へと入っていき、数分と経たずして目当ての薬草を見つけてくる。その後少しだけ会話を交えたのち、一仕事終えたとばかりに朝昼晩関係なく床に就いてしまうのだ。
本人に真意を問うてみても、「多分これが一番早いと思うから」などと言ってはぐらかすばかり。
いつしか村の中では百江に対して「働き者の怠け者」という矛盾に満ちた渾名がつけられていた。
あるとき、村に賊が押し入った。
私はその連中のなかに微かな邪気を感じ取り、あえて捕らわれの身となった。曲がりなりにも私には力がある。たとえ一人であっても賊の全員を叩きのめし、邪気の元を滅する自信があった。
「やめて!私達に乱暴する気でしょう?同人誌みたいに!同人誌みたいに!」
……だが、百江の動きは完全に誤算だった。彼女は私の隣で逃げようともせず、どういうつもりか同じように捕縛されてしまったのである。
「なんだか面白くなってきたね、桔梗!」
「おまえな……」
思わずその場で説教したくなるくらいに楽観的な彼女を見ていると、却って心が冷静になるほどだった。
賊の頭領に宿っていた妖怪──屍舞烏を倒す際、彼女は自ら危険な囮役を引き受けた。私に任せれば、一撃で妖怪を滅せられるということを知っていたかのように。
「運よく生き残った君たちに警告しとくよ。もし性懲りもなくまた村を襲ったりしたら、逆さ責め・鞭打ちどころじゃ済まないよ。竿を引っ張って洗い場に連れ出して公開陰毛剃りするからね。そして最後にはSM奴隷オークションに売り出してあげちゃうんだから」
「ひ、ひええええっ!わ、わかりました。あの村には二度と近づきませんから……どうかお許しをぉ!!」
「……さあ百江、村に戻ろう。もうこの場所に用はない」
「ん、おかのした。じゃけん一緒に帰りましょうね~」
「ああ。だんだんその独特な言葉遣いにも慣れてきたよ」
「ええ…それは……」
「ちょっと待て。おまえの方が引くのはおかしいだろう」
この少しだけ変わった日常が続いていくというのなら、それもさほど悪くはないのかもしれない。
私に定められた運命が、決してそれを許さぬということを理解していても……ふとした時にそんな風に考えてしまう。
彼女は──百江という人間は、本当に摩訶不思議な人間である。