犬夜叉RTA 桔梗救済ルート   作:パプリオン

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Part23 買い物~友好イベント

 

平和が一番、ラブアンドピース!なRTA、はーじまーるよー。

 

皆さん朗報です。これまでずっと二人きりだったパーティーに待望の新メンバーが加入しました。その名も炎蹄!下北沢最速伝説の名を欲しいままにした妖怪です!

これで奈落の元へひとっ飛び!かーらーの、新技「破魔の竜巻」で粉々に粉砕してくれるわ!首を洗って待ってろい!!

 

……と、意気込んでみたところで、以前にも言ったとおり奈落の気配が消えてしまっているのでしばらく話を進めることは出来ません。甥の木村、減速します。

 

現状では犬夜叉達に味方して「あの世とこの世の境」へ行こうとしても、クソ強門番の牛頭・馬頭くんに阻まれてしまい無駄足となります。そもそもの話、あの世へ行くには"死者となる"最低条件が必要だからね、しょうがないね。

もっとも桔梗だけは死人という括りなので、彼女一人なら命を奪われずにあの世とこの世の境へ行くことが出来るんですけど……そんなことはほもちゃんが許しません(フェンス・オブ・ガイア)

とにかく今のうちに箱庭内政と洒落込みましょう。

 

具体的にすべきなのは、手始めに「炎蹄の友好度を一定以上に上げる」ことです。これをしないと移動時や戦闘時にほもちゃんの言うことを聞いてくれなくなり、最悪敵勢に寝返られます。お馬さんは調教が大変だぁ……(上から目線)

しかしだからといって道具屋で『生にんじん』を買いあさって炎蹄に与えるのはやめましょう。確かに炎蹄の見た目は誰がどう見てもTDNお馬さんですが、種族としてはちゃんと妖怪なので肉系の食べ物を好みます。

なお、にんじんを10個連続で上げると後ろ足で思いっ切り蹴られます。やめようね!

 

炎蹄による超速移動で城下町に辿り着いたら、さっそく道具屋へ駆け込みましょ。今回の購入品リストは以下のとおり。

・良質な薬草 ×4

・大イノシシの肉 ×5

・金剛石の髪飾 ×2

・まほろだんご ×1

 

体力回復アイテムと炎蹄の友好度上昇アイテムは惜しまずに買いつけます。『金剛石の髪飾』は名前のとおり装備品アイテムで、道具屋で買える中では最も効果が高い装備品(攻撃力+15)のため、桔梗とほもちゃんの分を購入しておきます。

 

で、最後に買ったのは『まほろだんご』。

説明文には、"足の裏のにおいがする。体力を1回復する。食べてから時間が経つと力がみなぎってくるらしい"とあります。料金はなんと10000文!うせやろ?

一見すると完全なぼったくりアイテムですが、この道具はボス戦など腰を据えて敵と戦う際に真価を発揮します。説明文にはきちんと書いてありませんが、まほろだんごには使用後しばらくしてから徐々に攻撃力が上昇していき、最終的にはMAX上限の2倍までパワーアップするという隠し効果があります。

 

これがあるとないとでは最終戦のタイムが単純計算で倍違ってきますので、私のチャート上でも「必需品!!HND△登場時のマンUBGMぐらい必要!!」とメモ書きしているんですね。

ただし、攻撃力上昇の効果はマップが切り替わると失われてしまうので、その点のみ注意が必要です。

 

▼炎蹄 に 大イノシシの肉 をあげた!

▼炎蹄 は嬉しそうに食べている。どうやら好みの味だったらしい。

 

お買いものが済んだら使用できるものは早めに使っておきましょう。偉大なる先駆者様たちも有用なアイテムを買っただけで使用するのを忘れたという致命的なガバを何度も繰り返してきた歴史がありますので……

 

▼桔梗 に 金剛石の髪飾 を渡した!

 

「これを私に?ありがとう、大切にする。

……似合っているだろうか」

 

装備品系のアイテムは特定のキャラに渡すことでコメントを聞けるのが細かくて良いですね。今回渡したのはあくまで能力強化を目的としたアイテムでしたが、桔梗の場合は甘い系の食べ物をあげると友好度を上げやすいです。また、好感度を上げたいなら『おしろい』や『香』などの化粧品類をプレゼントすると喜んでくれます。やっぱ女の子なんすねえ!

ただし……出会ってすぐの段階で『紅差し』をプレゼントするのだけは絶対にNG!物凄く複雑な顔をされた挙句、好感度がメガトンコインしてしまいます。これに関しては50年前に犬夜叉から貰った紅の件でトラウマを残していることが原因でしょう。もちろん地道に好感度を稼いでいき、しっかりと関係を深めた状態になれば、桔梗も過去を乗り越えて紅を受け取ってくれます。

 

一番最初にも言ったことですが、桔梗との恋愛ルートを成功させるのは非常に難しいです。本RTAでも失敗の確率が高すぎることから、妥協して友情ルートを進む決意をしました。しかしその分、恋愛が成就した時の達成感というのは言葉に出来ないものがあります。

実際にやってみると 桔梗様ー!き、きーっ、キキョアーッ!!キアーッ!! という感じになると思います。それはお前が桔梗好きなだけだろって?

 

……おうそうじゃい!(開き直り)

 

そろそろ皆さまからのコメントで「なんやねんその態度」と叱責のお言葉を頂きそうなので、雑談はここまでとして宿へ赴きましょう。

ちなみに炎蹄くんは体がデカすぎて宿に入ることができないので、"他の馬が居ない"繋ぎ場に留めおきます。ここでわざわざ馬が居ない場所を選ぶ理由は、目を離した隙に炎蹄くんが他の馬を食べちゃうからです。いなり男の3000倍物騒なつまみ食いしてんなお前な。

 

 

 

一夜明けて翌日。

カメラ視点がほもちゃんの俯瞰でなく、宿の外観に変更されています。どうやらこのタイミングで信頼イベントが発生したようですね。

 

▼昼食の後、桔梗に呼び出された。

▼何かあったんだろうか……

 

「来たな百江。おまえに今生の頼みがある」

 

▼桔梗が見たことのない剣幕で私に迫ってくる。

▼どうしよう、何か悪い話かもしれない。

 

「……私と共に、茶屋へ行ってはくれぬか?」

 

▼え、茶屋?

▼それを聞いて思わず気が抜けてしまったけど、桔梗の真剣な顔つきは依然として変わらなかった。

 

「そこでは有名な蜜を使った団子が食べられると聞く。老舗の名店でずっと気になっていたのだが……昔の私は、そのような場所にも立ち寄れなくてな」

 

……はい、ゲーム上ではひたすらに桔梗様カワイイな場面が流れていますね。

今回のイベントは通称"団子イベント"と呼ばれるもので、タイトルどおり「桔梗がプレイヤーと団子を食べに行く」というほのぼの感溢れるお話です。

プレイ上しばらくはやることも無いので、寝て起きてを繰り返すだけのメイン画面を端に追いやり、今回のイベントを鑑賞しましょう。

 

 

 

※※※※※※※※※※

 

 

 

のぼりの立つ団子屋へ入り、一つの長椅子に並ぶようにして腰掛ける二人。

普段食事を必要としないはずの桔梗がわざわざ百江をこの場所へ誘ったのには、特別な意味が込められていた。

 

「いや~、それにしても驚いたよ。桔梗が突然"お団子食べたーい!"なんて言うんだもの」

 

「待て、そんなふうには言ってない。もう少し落ち着いていたと……思うのだが」

 

反論するうち自分の記憶に自信が無くなってきた桔梗は、最後で尻切れる形になってしまう。

 

「でも、嬉しいな。こうして桔梗と一緒にお団子食べるなんてさ」

 

「ああ……そうだな」

 

桔梗は右手に持っていた団子をもうひとつ口に頬張ると、その美味しさに顔を綻ばせた。単純に団子の味が良かっただけではない。百江と同じ時間を共有していることが、口にいれた団子を何倍も美味しく感じさせているのだ。

 

「いつの日か、犬夜叉とも来れるといいね」

 

「っ!き、急に何を言い出すのだ…!」

 

少し間違えばタブーになりかねない話題を真っ直ぐに選んでしまう百江は、ある意味で大物だった。

桔梗もそんな彼女の性格を知っているからこそ、犬夜叉のことも大っぴらに話すことができる。恐らくそんな相手は、この先に一人も出てこないだろう。

 

「しかし、そうだな……もしそうなったら、3人でまたこの茶屋に来るとするか」

 

「いやそれはマズイですよ!人の恋路を邪魔する奴は、炎蹄に蹴られて死んじゃうからね!?」

 

今度は百江があたふたする番だった。

また当然の帰結であるが、炎蹄に蹴られれば本当に死んでしまうことは想像に難くない。

 

「百江……改めて言わせてくれ。おまえには本当に感謝している」

 

「へ?ど、どうしたのよ急に。そんなふうに畏まらなくても、茶屋ぐらい何時だって付き合うのに」

 

「いや、私が言いたかったのはそういうことではなくて……」

 

百江の勘違いに気付いた桔梗は、顔をやや赤らめつつ本題を切り出す。この店に誘った本当の目的を果たすために。

 

「おまえと出会ったばかりの頃……私の時間はずっと止まっていた。怒り、悲しみ、憎しみ……魂がそこから動けないと、そう思っていた。

だけど、おまえはそれを当然のように否定した。死人か人かなどどうでも良い。私の心には憎しみ以外の気持ちがある。そうやって私のことを励ましてくれた。

その時の私は頑なで、自分の本当の気持ちに気付くことは無かったが……今ならば、それがはっきりと分かる。

私は真実、おまえという存在に救われたのだ」

 

もし、百江と出会わずにいれば。

犬夜叉への溢れる想いを押さえ、巫女としての生き方を選んでいたかもしれない。奈落に傷つけられ、五体満足の状態でいられなかったかもしれない。

 

少なくとも……奈落を倒すための旅路を"楽しい"と感じられるようなことは、絶対に無かったはずだ。

 

 

 

『いつか、桔梗が本当の笑顔を浮かべられる日が来る。私はそう信じてるから…!』

 

かつて桔梗が犬夜叉との心中を図ったとき、咄嗟のところで百江が放った言葉だ。

何を根拠にしていたのかは分からない。いや、恐らくそんなものは初めからなかったのだろう。

しかし……それ故に彼女の言葉は、桔梗の心に恐ろしいほどすんなりと入り込んできた。

 

己の心のままに生きる。

それはかつて桔梗が憧れ、望み……最期まで成し得なかったこと。

 

死人として蘇った体で、果たしてそれが実現できるかは分からない。

 

だけど……それでも桔梗は、生きる道を選んだ。

 

いつの日か、心からの笑顔を浮かべられる日が来る。そう信じて。

 

 

 

※※※※※※※※※※

 

 

 

いかがだったでしょうか。二人は幸せなキスをして終了……とまではいきませんが、桔梗から「おまえに救われた」という言葉を引き出したので実質勝利みたいなところはあると思います。

っていうかこれ、信頼イベントなのに桔梗から告白されてるみたいになってませんでしたか?ホモはレズってはっきりわかんだね(現世の真理)

 

もしも桔梗とこんな甘酸っぱいひと時を過ごせるならば、プレイヤーの私も喜んで戦国時代にタイムスリップしちゃうと思います。まあ、実際にそうなったらそこら辺の妖怪に食われて終わるのがオチでしょうが……

とにかくこのイベントをもって桔梗との絆がほぼ揺るぎないものとなったので、あとはエンディングに向かってひた走るだけです。走る野獣先輩BBの如く、ちゃかちゃかと動いていきましょう。

 

ちなみに今回のイベントで流れていたBGMは「犬夜叉~想譚詩~」の桔梗パートでした。いわゆる"桔梗のテーマ"に女性コーラスが入っているバージョンです。アニメ版では桔梗の重要なシーンなどでよく使われていましたが、やはり音楽の力というのは偉大ですね。これだけで魅力的な物語がさらに色付くのですから。

 

言いたいことを全部言い切ったところで今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。

 




 
神楽があの世とこの世の境に行こうとして危うく死にかけて門番の二人に「誰が通るかバカヤロー!」と悪態付くシーンが狂おしいほど好きなのですが誰か分かってくれる人いますか?
 
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