犬夜叉RTA 桔梗救済ルート   作:パプリオン

29 / 60
Part27 岩鬼の体内~金禍銀禍

 

追い詰めたり追い詰められたりするRTA、はーじまーるよー。

 

前回はほもちゃんがオットセイの真似をして魍魎丸を倒しました。

 

そして現在、逃走を図る白童子と鬼ごっこをしている状態です。

 

このままいけば確実に白童子は倒せるでしょうが、それでは奈落の尻尾を掴むことは出来ません。

プレイヤーとしても一気に次のストーリーまで進めておきたいところなので、逃げ惑う白童子くんとはつかず離れずの距離を保ちながら追跡を継続しています。

 

で、肝心の白童子が逃げ込んだ先は断崖絶壁の僻地。谷の下には鬼の姿をした岩壁があり、その中へと入っていったようです。

 

ついにアニメ版第1期、最終回のパートまでたどり着くことができましたね…!

感慨もひとしおに、爆速炎蹄くんを駆って勢いのまま岩鬼の口から中へと突入していきます。お邪魔しま~(す抜き言葉)

 

▼私と桔梗は白童子を追って、鬼の岩の中へと入った。

▼薄気味悪い感覚だ。間違いなくこの先に奈落がいる…!

 

「百江、妖気の結晶に反応はあるか?」

 

(残念ながら反応)ないです。

 

赤子は今ごろ別ルートにて逃走を図っているのでしょう。

洞窟に入らずそちらを狙うことも不可能ではありませんでしたが……以前から何度も言っているとおり、ここで赤子を倒しちゃうとガチで奈落が消滅し、四魂の玉が完成しづらくなってしまうため、RTA的にはもう少しだけ彼らを泳がせておく必要があります。

 

桔梗も劇中で散々言ってましたが、「奈落が完全な四魂の玉を手にし、それを使おうとした時に玉ごと奈落を浄化する」のがエンディングを迎えるための最も効率的な手順です。したがって、とにかく今はストーリーを進めることが最優先ってはっきり分かんだね。

 

邪気の跡を辿って奥へ進んでいくと、やがて視界の開けた場所に出ます。

ゴールデン枠で放送されていたアニメ版犬夜叉はこの戦いで一旦の区切りがついた*1ため、この光景を記憶している視聴者様も多いのではないでしょうか。

 

桔梗は無言で弓を構えると正面の壁に向かって破魔の矢を放ちました。すると矢の命中した場所が音を立てて砕け、土煙の中から人影が現れます。

もはや説明は不要でしょうが……現れたのは名前を呼んでも別に構わない例のあの人、奈落おじさんです。

 

ボロボロの白童子くんからバトンタッチを受けたようですが、御大自ら出張ってくるのは珍しいですね。恐らくは己の心臓である赤子を逃がすための時間稼ぎなんでしょうけど。

もしくは単純に桔梗とお話をしたかっただけという可能性も微レ存…?

 

「くくく、よく来たな」

 

「奈落!」

 

「どうした桔梗。せっかく憎いわしに会えたというのに、ちっとも嬉しそうではないな」

 

「ほざくな。この下衆が…!」

 

最近の桔梗様は奈落に対して容赦ない物言いをするようになりましたね。そのうち笑顔で「とっととくたばれ糞野郎」とか言い出しそうで怖いです。

桔梗は有無を言わさず二の矢を放ちますが、当の奈落には心臓が無いため、体を砕いてもあっという間に再生します。我々はあと何回奈落の顔と胸が浮遊している光景を目にすれば良いのでしょうか。

 

「無駄だ。この体を何度砕いたところで、わしは死なぬ」

 

「そうやって不死身を気取っているつもりか?おまえが自らの心臓を別の場所へ移したことなど、とっくに知れている」

 

「ほう、そこまで嗅ぎつけていたか。しかし無駄な努力だったな。この場所に赤子は居ない」

 

奈落が完成間近な四魂の玉をかざすと、突如として地殻変動が発生。周囲の岩肌が生物のそれに変わっていきます。玉の力により鬼の形をした岩が本当の鬼に変わってしまったんですね。

そんなオカルトありえません!と声高らかに断言したいところですが、少なくともこの時代においてはそんなオカルトが通用してしまうんです。なのでこの不条理な現実を受け入れるほかありません。

 

「白童子を追ってきたようだが徒労に終わったな。鬼の体内で酸に溶かされ、骨すら残さずに消えてゆけ…!」

 

▼奈落の体にもやがかかり、見えなくなってしまった。

▼瘴気の気配を察するに、もうこの近くに奈落は居ないようだ。

 

まーたお前は逃亡していくのか(呆れ)

 

毎度のことながらこっちの事情も考えてよ(棒読み)

 

そんな愚痴をこぼしつつ、鬼の腹内から脱出を図ることになりました。

先ほど奈落が言っていたとおり、この洞窟内は既に鬼の体内へと変貌してしまっているため、周囲の壁からはありとあらゆるものを溶かしてしまう酸が発生しています。うかつに触れるとアツゥイ!どころの騒ぎでは済まないので、完全に溶かされる前に腹の中を突き破りましょう。

 

原作では犬夜叉が四魂のかけらを鉄砕牙に使っており、一時的に妖怪化する場面はあったものの、かごめの浄化により正気を取り戻し、強化された奥義『金剛槍破』で鬼の腹を打ち砕いていました。

それと比較すると犬夜叉が居ないわ四魂のかけらは無いわで原作とかけ離れた状況ですが、桔梗とほもちゃんの力をもってすれば手をこまねくほどの障壁にはなりえません。

 

久々の合体奥義をお見舞いして、逃げ出した奈落をぎゃふんと言わせてやりましょう。

 

技を放つためのゲージが溜まったのを見計らい、コマンドを華麗に入力。すると特殊ムービーが流れ、合体奥義が発動します。破魔の竜巻×破魔の矢の威力は計り知れず、こういった敵からの横槍が入らない場面では重宝する攻撃方法です。

 

▼破魔の合体攻撃が鬼の腹を突き破る…!

▼岩山の鬼 を倒した!

▼2000 の経験値を獲得!

 

成し遂げたぜ。

相手のHPを0にしたことにより、「岩山の鬼」は「鬼の岩山」に戻って崩落を始めます。

だからそれはどんな原理なんだという疑問を抱きつつ、外で待機していた炎蹄に乗って無事に脱出することができました。

 

「また奈落を取り逃がしてしまったか。口惜しいことだ」

 

せやな。けどこれはしゃーない。(次に)切り替えていく。

 

あ、それから前回初登場だった白童子くんですけど、彼の出番はあれで終了です(無慈悲)

 

野心家な白童子くんは、この後自らの片割れである赤子と共に裏切りを画策しますが……当然のことながら反逆行為は奈落に筒抜け。

隙あらば裏切ろうとしていた神楽よりも早い段階で奈落から見捨てられてしまい、すったもんだの末に弥勒の風穴の餌食となってしまうんですね。

 

『馬鹿な……わしは、本物だ…!』

 

今再生したのは白童子くん最期の言葉ですが、残念ながら本物は声高に自分のことを本物と叫んだりはしません。

よって白童子は偽物であるQ.E.D. 証明終了。

 

『白童子くん絶対に奈落に成り代われない説』を立証したところでゲーム画面に戻りましょう。

 

桔梗とほもちゃんの状態を確認すると僅かながら鬼の酸を浴びたようで、軽傷を負っていることが伺えます。回復アイテムを使っても良いのですが、ここから次のストーリーまではしばらく時間が空くため、折角なら拠点での回復をしたいところ。

 

しかし現在のほもちゃん達には帰る家が無いため、まずはそれを見つけねばなりません。極論を言えば楓の村に立ち寄ることでそこを拠点化させられるのですが、今後の戦場から離れすぎているうえ、犬夜叉一行とバッティングしてイベントが乱発するためまず味です。

 

そのため効率的に拠点を作る方法について……お教えします。

とは言っても何ら難しい話ではなく、妖怪の被害に困っている村へ立ち寄って妖怪を退治し、恩を売るだけです。それをすると村人達に歓迎され、平然と「ここを本拠地とする!」宣言が可能になります。ちなみにこれは弥勒様が犬夜叉ほんへで散々繰り返していた手ですが、本RTAではかーなーりー重宝するテクニックです。

では早速、マップ上で妖気の証である赤印が点滅している村に向かいましょう。

 

「あんたら、旅の巫女さまか。この先の道は危険だぞ」

 

「この辺りで、一体何があったのです?」

 

荒れ放題の村で傷を負っている人に話を聞くと、『尾の絡まった兄弟妖怪の喧嘩に村が巻き込まれている』とのこと。

これは間違いなくネームドキャラの妖怪、ズバリ金禍と銀禍ですね。こいつらは双子の妖怪なのですが、生まれたときからどちらかが死ぬまで殺し合い、勝った方が負けた相手の体を食べることで一人前の妖怪になるというまるで意味の分からない習性を持っています。

狙って人を襲うことは稀ですが、双子間での決着がつかないと大人になっても延々と殺し合いを続けているので、その余波に巻き込まれる集落は数知れず。なんて迷惑な妖怪なのだ……

 

てなわけでこいつらを退治して寝床を確保しましょう。人様に迷惑をかけるような悪い妖怪だし、ぶち飛ばしても別に構いませんよね桔梗様。

 

「ああ、そうだな……」

 

ん?なぜか浮かない顔をしているように見受けられますが……おっ大丈夫か大丈夫か。

ひょっとして、先ほど奈落を逃がしたことをまだ悔いているのでしょうか。

しばらくは戦闘があってもほもちゃん一人でなんとかなるのですが、早めに立ち直ってほしいものです。

 

それでは気を取り直して、金禍と銀禍の二人が戦っている場所へのりこめー^^

 

▼村人の話によれば、金禍と銀禍はこの辺りで戦いを続けているという。

 

「おのれ金禍、今日こそきさまを打ち砕いてくれる!」

 

「黙れ銀禍!こちらこそ、その首を取ってくれよう!」

 

▼いた。二匹の妖怪が、炎と雷を散らしながら上空で戦っている…!

 

ド派手にやり合ってくれているおかげで、彼らを発見するのはとっても簡単。

しかしだからといって侮るなかれ、金禍と銀禍は見かけによらずかなり強いです。

 

彼らが操る火と雷の攻撃は、冥王獣の鎧甲を纏った魍魎丸すら窮地に追い詰める程の力を持っています。原作では『彼らが協力する姿勢を崩さなければ』普通に魍魎丸を倒せていた可能性が示唆されていました。もっとも両者は常時『隙あらば片方を殺る』という過激思考を持っているので、結局はその部分を突かれてやられてしまいましたが……

ともあれ、既に魍魎丸はこの世にいないため、僭越ながらほもちゃんがその代わりを務めさせていただきましょう。

 

「銀禍、これ以上きさまの顔など見たくない!」

 

「その言葉、そっくりそのまま返してやる……金禍!」

 

うるさいんで!さっきからブツブツよぉ!

兄弟喧嘩は他所でやらんかいワレェ!!

 

「何者だ!」

 

「われらの争いを邪魔するのは!」

 

私じゃい!

金禍くん銀禍くん、悪いですがあなた方にはほもちゃんたちの寝床を確保するための犠牲になってもらいます。犠牲の犠牲にな……

 

「邪魔立てするなら、人といえど容赦はせぬぞ!死にたくなければとっとと──」

 

「そこだ!!」

 

「ちっ……金禍、きさまよくも!」

 

「ふん、油断を見せるきさまが悪いのであろう。わが業火にて焼き払ってくれる!」

 

既に戦闘は開始されているのですが、二人は互いのことを気にしすぎでこちらにはほとんど攻撃してきません。で、この間にもほもちゃんの必殺技ゲージはどんどん溜まっていきます。これがどういうことか分かるな?

 

……はいそうです。困ったときは破魔の竜巻で何でも解決です。

 

そんじゃいくぞオラァ!YO!!

 

「待て、百江!」

 

エッハァ!エッハァ!エッハァ!……

 

寸止めやめろォ!(建前) やめろォ!(本音)

桔梗様の制止によってほもちゃん渾身の奥義は不発に終わり、「どべしゃ」と勢いのままズッコケてしまいました。戦闘開始時から溜め込んでいた必殺技ゲージはめでたく0に戻ってしまい、あーもうめちゃくちゃだよ……

 

本作の目玉として挙げられる機能に、"るーみっくAI"と呼ばれるものがあります。これは作中に出てくる主要なキャラクターたちがそれぞれに人格を持ち、原作に囚われない言動をするという機能です。とはいえその影響を受けるのは『主人公と接点を持ったキャラクターに限られる』ため、タイムアタックにはそこまでの弊害はないだろうと踏んでいたのですが……とんだ見当違いでした。

 

というかそもそもの話、どうして止める必要なんかあるんですか(正論)

あいつら兄弟喧嘩で何の関係もない人の家をぶっ壊しまくるろくでなしどもなんですよ!?

それを成敗したところで何の問題ですか?何の問題もないね(レ)

 

「確かに村へ被害を及ぼしたのは金禍と銀禍に違いない。しかし彼らの話を聞くに、意図してやったことではないようだ」

 

いやまあ、実際のところそれはそうなんですけども。

しかし故意でなかったとはいえ、過失に該当する案件ですよクォレハ。現代法に則っていえば不法行為責任の要件を満たしているので民事又は刑事訴訟に発展することは免れないでしょう。

裁判所にも問答無用できてもらいます。慰謝料の準備もしておいて下さい!貴方がたは犯罪者です!刑務所にぶち込まれる楽しみにしておいて下さい!いいですね!

 

……と、ごちゃごちゃジョルノってみましたが、それを実際にほもちゃんに喋らせることはしません。よほどのロスにならない限りは桔梗のやりたいようにやらせてあげるのが私のモットーなので(走者失格)、今回も金禍銀禍を倒さないというのであればそれに従います。

でも倒さなかったら倒さなかったであいつら延々と各所に被害をまき散らしつつ殺し合いを続けていくと思うんですけど、それでもいいんですか?

 

「やつらの尾の先端部……強く絡みついてはいるが、一つになっているわけではないらしい。もし二人の体を引き剥がすことができれば──」

 

えっ、まさかそれは……

 

「やってみる価値は、あるだろう」

 

桔梗が提案したのは、村人たちと協力して双子妖怪の絡まった尾を解かせるというもの。当然そんなことをすれば特大の時間ロスは確定なうえ、経験値を一切得られないので何一ついいことがありません。拠点を確保するという最低限の目標は達成できるでしょうが、それを加味してもマイナスです。

先にも言いましたが私が桔梗の言葉を優先するのは『よほどのロスにならない場合』という前提付きです。今回は完全にその前提部分に抵触するような話なので、断じてこれを受け入れるわけにはいきません。

いくら桔梗に甘いほもちゃんだからって、時には「NO」を主張できる人間だということを分からせてあげましょう。

 

私、桔梗のお願いなんかに絶対負けたりしないもん!

 

「百江、これは単なる私のわがままに過ぎぬが……おまえにしか頼めないことなんだ」

 

ま、負けたりなんか、しない……

 

「どうか、聞き入れてはくれぬだろうか」

 

ああもう分かった分かったダイエー!!

 

やりますよやればいいんでしょうだからそんな悲しそうな顔をしないでほもちゃんに頭を下げないでお願いします何でもしますから!!!!

どうやらこの世界線の桔梗様は、ほもちゃん(プレイヤー)の攻略方法を熟知しているようですね。桔梗を攻略するはずが逆に攻略されてたってこれマジ?失望しました……絶〇可憐チルドレンのファンやめます。

 

ということで、方針転換。ほもちゃんには桔梗の手となり足となってもらいます。まずは人手を確保すべく先ほどの村に戻って村人たちに助力を乞います。

 

……絶対渋られると思っていたら快諾されました。彼ら曰く、「それで村の被害が減るのなら、是非とも協力しよう」とのこと。皆いい人スギィ!

自分たちの村を壊した妖怪に手を差し伸べるなんて、人によっては「ふざけるな!それがお前たちの、やり方かーー!!」と関東クレーマー並にブチ切れてしまってもおかしくありません。

 

にんげんっていいっすね〜(名作MAD)と一縷の感慨深さを味わいつつ、みんなで仲良く金禍・銀禍の巣穴へほらいくどー。

 

「きさまたち、何故この場所へ!?」

 

「まさか、われらのことを追ってきたのか!?」

 

そうだよ。

 

この辺にぃ、二人が殺し合わずに絡まった尾を解く方法、あるらしいっすよ。じゃけんほもちゃんたちにその身を委ねましょうね~。

 

「何を言うかと思えば……そのような世迷い言を信じられるか!」

 

「われらの繋がりは生まれながらにして定められたもの。人間ごときが外せるものではない!」

 

当然ながら彼らは多少痛い目に遭わないとこちらの話を聞いてすらくれないので、まずは桔梗とほもちゃんで金禍銀禍を黙らせます。コットンで殴られてぇか!?(優しい暴力)

 

こ↑こ↓で重宝するのは"破魔の矢"と対極的な位置に存在する技、"封印の矢"です。

ナンヤソレイッタイ…という焼肉兄貴たちのために解説しますと、封印の矢は射抜いた相手を半永久的に眠らせてしまう力を持つ矢のことです。

重要なのは相手を『倒す』のではなく『眠らせる』ということ。封印された相手は決して命を落とすわけではありません。したがって本来はどうしても倒せない敵に使う技なのですが、プレイヤーは度重なる周回プレイの末、封印の矢に新たな用途を見出したわけです。

それが『封印の矢を麻酔代わりに使用する』というもの。矢が刺さっている限り、対象人物が目覚めることは絶対にないので、その間は何をしたって良いわけです。

 

……勘の良い皆さまならもうお分かりでしょう。つまり私が立てた作戦はこういうことです。

 

ステップ1 桔梗と一緒に封印の矢を放つことで、金禍と銀禍を同時に封印する。

ステップ2 大人しくなった彼らの尾を皆で解く。

ステップ3 封印の矢を抜いて金禍銀禍を起こす。

ステップ4 争う理由がなくなった双子は幸せなキスをして終了。

 

うーんこのガバガバロジック。ホモビか何か?

もしあの双子妖怪を別れさせることができたとしても、生まれてこのかた喧嘩し続けている彼らが静まってくれるとは到底思えません。というかステップ4は絶対にありえないだろ!いい加減にしろ!

 

そんなわけで依然としてほもちゃんのモチベは低いですが、桔梗のお願いを無下にはできません。なのでやるったらやる!(KUSKHNK並感)

 

てなわけで早速装備を『薙刀』から『大弓』に変更!したらば桔梗に封印の矢を射ってもらうようリクエストしましょう。頼むよ~私も同じ技出すんだからさ(同調圧力)

 

「百江、おまえ封印の矢を打てるのか?いつの間に……」

 

自分の教えていない技ということもあり、桔梗が驚きの声をあげています。が、ほもちゃんだって曲がりなりにも段位30超えですから……そこ基準で言えば生前の桔梗ができていたことは大体できますとも。

 

それでは準備が整ったところで手筈通りに事を進めましょう。まずは桔梗と共に"封印の矢"を放ち、金禍銀禍を眠らせます。暴れんなよ……暴れんな。

 

「なんだ!?この……矢は……」

 

「おのれ……われらの、戦いの邪魔を…!」

 

こうかは ばつぐんだ!

二人仲良く( ˘ω˘ )スヤァ…状態に陥ってくれました。中野くんが飲んだ即効性睡眠薬(ホモコロリ)を上回るレベルの早さで寝落ちしましたね。

 

妖怪封印できたしこのまま放置でいいんじゃねと思わなくもないですが、ここからは桔梗の願いを叶えるべく、村人たちと一緒に金禍銀禍の尻尾の結びつきを解いていく作業が始まります。全員の力で双子妖怪の尾を持ちあげ、桔梗の指示に従って右へ左へと動かしましょう。

 

せーのっ

 

 

 

 

 

(激寒東方歌詞兄貴.mp4を流すプレイヤー)

 

 

 

 

 

ぬわああああん疲れたもおおおおん

 

()()()()()()()()と時間をかけ、遂に二人の尻尾を解けさせることに成功しました。村人たちもまるでお祭り騒ぎで歓声を上げています。

それでは本作戦の締めとして、金禍銀禍に刺さっている矢を抜き去りましょう。封印の矢を抜くことができるのは、例外を除き基本的には封印した本人だけですので。

 

「ん……なんだ、どうなっている?ま、まさか…!」

 

「われらの体が、二つに分かれているだと!?そんなことが……」

 

さて、目覚めた金禍と銀禍の様子はどうでしょうか。もしこれで二人が、

 

「ようやくわれらを縛る枷が外れた。しかし銀禍よ、きさまだけは許さんぞ!」

「望むところだ。自由になったついでに、まずは目障りなきさまの息の根を止めてくれる……金禍!」

 

とか言い出したらさすがに許さねえですからね?というかこの場で二人が再戦を始めたら人的被害は計り知れません。多分ですが桔梗とほもちゃん以外全滅します。

やめろよ、ぜっっったいやめろよ。フリじゃねえからな!!!

 

「二人共に生きたまま、この体が離れる日がこようとは……」

 

「幾百年にも渡るわれら一族の縛りを、本当に解いてしまったというのか……」

 

 

 

デンデン デデデデーン デンデン デデデデーン……(爆音ハガー市長BGM)

 

(これはどうだ……いけるか……?)

 

「人間たちよ。われらの諍いにより、随分と迷惑をかけてしまった」

 

「今さら謝ったところで遅いだろうが……このとおりだ」

 

テーーー! テーテーテーテレテーーー! テーーー テレレテーーー!(笑顔でこちらに手を振るハガー市長BB)

 

やりました。

 

金禍くんと銀禍くんが観音菩薩のような笑みを浮かべています!!

これは二人が和解したとみて間違いないでしょう。

彼ら双子が争っていた原因は一つの体にあったようですね。本来彼らの一族は極めて大人しい性格をしている……という原作情報が正しかったことが証明されました!

 

「これからは二人で協力し合い、生きていこうと思う。礼を言わせてほしい」

 

「われらの宿命を変えたきさまたちのことは、一族の間で後世まで語り継がれることになるだろう」

 

それにしても尻尾がほどけるとこんなにも綺麗な性格になるの?ほもちゃんの知らないうちにきこりの泉にでも入ったの?きれいな金禍・銀禍になっちゃったの?

 

数々の疑問は尽きませんが、どうやらこのストーリーが大団円で終わりそうなのであえて突っ込むことはしません。

終わり良ければすべて良し。どれだけガバっても完走さえすれば世界1位なんだという事実で自尊心を満たしたところで今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。

 

*1
お手本のような「俺たちの戦いはこれからもまだまだ続くぜ!」エンドだった。




 
VOICEROIDに読み上げさせて本当のRTA動画っぽくするのいいゾ〜これ(地産地消)
 
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。