なんだそのワカメ顔……ワカメ髪は!?
切ってやる……(小声)
なRTA、はーじまーるよー。
前回は待望の新メンバーである琥珀くんが加入し、いよいよこのパーティーも賑やかなものになってきました。
桔梗も翠子の魂を手に入れたことで大幅にパワーアップしたため、もはや奈落相手に遅れをとることもありません。最強じゃんこれ最強!
で、打倒奈落のためにこれから何をしようかという話になるのですが、まずは奈落の心臓である赤子を追い詰めていきます。
赤子の鎧代わりになるはずだった魍魎丸は桔梗とほもちゃんの手によって倒されており、片割れである白童子くんも既にこの世にはいません。なんの守りもない状態で毎日ビクビクしながら過ごしているであろう赤子に引導を渡して差し上げろ。
……と、言いつつ(マスクド永谷園)
再三繰り返しているとおり、四魂の玉が完成していない現段階では赤子を倒してはいけません。今回の目的はあくまで別のところにあります。詳しくは後ほど。
さて、肝心な赤子の潜伏地点はストーリーの進行状況によって変化するのですが、現在ですと『朝霧島』、『潮騒の洞窟』、『白霊山(跡地)』のうちどこかにいるはずです。但し明確なヒントはないのでしらみつぶしに探っていくほかありません。まずは現在地から最も近い場所にある『朝霧島』に向かってみましょうか。この場所へは以前金禍と銀禍を大人しくさせた時に拠点化させた村を経由して行くことが出来ます。
このようなローラー作戦を実行するときは、大体最後まで見つからないのが一門伝統のガバ運であるため、私としても覚悟の準備はしています。
▼『朝霧島』に向かう道すがら。手に持っていた妖気の結晶が薄らいでいくことに気付いた。
▼間違いない。赤子はこの近くにいる…!
いやそこは一発で当てていくのか(困惑)
こんなところで運を使うぐらいならもっと他のところで……と愚痴りたくもなりますが、RTAってのはこういうもんです。リセットせずにここまで走って来た甲斐があったろう?(必死の言い訳)
「微かだが奈落の気配もある。どうやらいきなり本命にたどり着いたらしいな」
「この先に、奈落と赤子がいる。桔梗さま!」
「……いや。琥珀、おまえはここに残っていろ」
「え?だけど、奈落を倒すにはおれのかけらが必要なんじゃ……」
「それはあくまで最後の手段だ。おまえ以外にも、まだかけらを持つ者が残っている。玉の浄化は、かけらがすべて揃った時に行わねば意味がない」
以前から死ぬ覚悟を決めていた琥珀くんですが、今回は桔梗からの正論パンチを食らって渋々と引き下がります。彼を結界の中に隠したら、そのまま桔梗についていきましょう。
「……琥珀のこと、やはり犠牲にしなければならないのだろうか」
と、ここで桔梗がほもちゃんに相談を持ち掛けてきました。彼女としても四魂の玉を完成させることの意味は当然理解していますから、その上でのお悩み相談ということになります。
いやーほならね、琥珀を死なせずに四魂の玉を滅する方法を考えればいいだけでしょ?私はそう言いたい。
「琥珀を死なせずに、か……」
ほもちゃんが提唱した考え無しのほならね理論に対して、桔梗は真剣に考え込む素振りを見せています。
最終的にはかけらの光を、"奈落を倒すため"じゃなく、"琥珀くんの命を繋ぐため"に残してくれると……ほもちゃんは嬉しいな!(壮大なネタバレ)
今のはオフレコとして、再度アイテム欄から「岳山人の妖気の結晶」を選び、"使う"コマンドを選択。すると結晶からは妖気が完全に消え去っていることが窺えます。
いたぞおおお、いたぞおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!(ミニガン乱射)
▼遂に本物の奈落と赤子を見つけた!だけど、何やら様子がおかしい。
「妖気の結晶でこの場所を嗅ぎつけたか。しかし、一足遅かったようだな」
▼驚くべきことに、奈落は自ら生み出した赤子を取り込んでいたのだ…!
きゃあ、じぶんごろし!(DORAEMON)
なんと奈落は私たちの目の前で赤子を吸収してしまったのです。赤子もまさかこんなことになるとは思ってなかったのか、目を見開いたままの表情で奈落に同化していきました。
南~無~(33-4)
そして肝心の奈落はというと、相変わらずの酷薄な笑みを浮かべながら、私たちに向けて余裕綽々アピールをかましています。
が、しかし……第三者目線から言わせてもらうなら、これはTDN見せかけ、こけおどしに過ぎません。*1
奈落は本来であれば、強化された魍魎丸ごと赤子を取り込むことにより、冥王獣の鎧甲や金禍銀禍の結びつきの力をそのまま継承していました。それにより最強の矛と盾を労せずして手に入れていたんですね。
しかしほもちゃんらの介入によって、魍魎丸は原作と違う運命(生後約1時間ほどでお陀仏)を辿ることに。
そうした結果、赤子はほとんど防御を固める暇もなく、窮地を察した奈落の元に吸収されてしまったわけです。
つまり、現在の奈落の強さは白霊山で対峙したときとほぼ変わりのない状態だということ。だというのに今はこうしてちゃんとラスボス感を漂わせているところを見ると、ああ……すごいやせ我慢してる頑張ってるんだなと思わされます。
「何を企んでいるのかは知らぬが……あてが外れたようだな、奈落。再び心臓を取り戻したというのなら、今この場できさまを滅することもできるというわけだ」
台詞を言い終えるとほぼ同時のタイミングで破魔の矢を放つ桔梗。そこに一切の迷いはありません。奈落は咄嗟に結界を張って威力を緩和させようとしていますが、桔梗の力が以前とまるで違うことには気付かなかったようですね。
「無駄だ。きさまの矢がわしに届くことは──何っ……馬鹿な!?」
前Partでご覧いただいた『翠子の死魂獲得による超パワーアップ』……奈落はその力の強さを身をもって知ることになりました。霊力の込められた破魔の矢は奈落が張った結界を容易く貫通し、奈落の体に見事突き刺さります。悪役のお手本とも言えるような慢心からのやられっぷりはなんか芸術的☆
そして四散した奈落の体内よりポロリしたのは、完成間近となった四魂の玉。あれを射抜けば玉は一気に浄化され、奈落に致命傷を負わせることも夢じゃありません。
「ちっ…!」
流石にこの状況はやはりヤバイ(再確認)と悟ったのか、奈落がいつものように瘴気をぶち撒けます。ので、対抗としてほもちゃんも破魔矢を放ちましょう。そうすると顔半分のみになった奈落がこれでもかとばかりに焦っている様子が窺えます。
あそーれNDK!NDK!!もういっちょNDK!!!
「これで最後だ……奈落っ!!」
勇ましい台詞と共に桔梗が二の矢を放ち、正確に四魂の玉を目掛けて飛んでいきます。事ここに至ってはさしもの奈落も万事休すといったところ。死んじゃうよ~オラオラ。
が、しかし。すんでのところで情勢が一変します。
▼桔梗の矢が四魂の玉を貫く直前、奈落のいる空間が僅かに揺らめいた。
▼あと一歩のところで、四魂の玉が"蓮の花"と入れ替わってしまったのである。
「あぶねー。何とか間に合ったみたいだな」
……誰?(JOKER姉貴)
突如として現れた第4の人物に目を見開く桔梗とほもちゃん。破魔の矢を防いだのは間違いなくこいつです。
視聴者の皆さま方は彼の正体が分かったでしょうか。ネクスト犬夜叉ズヒントは『最後の分身』です。
「おれは夢幻の白夜。一応言っておくと、奈落の新たな分身だ」
原作の中では割と出番多めなのに登場するのが終盤過ぎて若干キャラが薄い白夜兄貴オッスオッス!
出てくるのいつもより早くね?と一瞬思いましたが、これはおそらく奈落の分身──神無ちゃんが奈落に見切りをつけて早々に本編から退場してしまったことの影響でしょう。
「派手にやられたみたいだな、奈落」
「うるさい。とっととやつらの相手をしろ」
「ったく、人使いの荒いこって……」
数いる分身の中でも奈落に対して軽口を叩けるのは夢幻の白夜を置いて他にいないと思います。彼の飄々とした素振りは一見すると奈落の分身とは思えないほどですからね。
どの道この時点では奈落を倒すことはできない(というか、倒してはいけない)ので、この場では白夜兄貴と向かい合うことになるのですが、こいつとの"戦い"にはさほど気をもむ必要はありません。
それというのも白夜兄貴の戦闘能力はそこまで高いわけでは無く、即死攻撃を乱発するようなチートキャラではないからです。
ただしその分素早さや回避能力に長けており、先ほど見せた身代わりの幻術は簡単に見切ることが出来ません。下手を打つと「やったか!?」→「やってない」の無限ループが繰り返されることとなります。
また補足情報として、白夜兄貴は『刀身の存在しない刀』を所持しており、この刀は"一度だけ他の刀の能力を丸写しする"ことができます。原作では犬夜叉の「冥道残月破」をコピーして、かごめを四魂の玉の中に封じ込める……という芸当をやってのけていましたね。
もっとも、本RTAにおいてはそんな大ロスに繋がるような行動は当然起こさせませんが。
画面に戻ると既に戦闘が始まっており、白夜兄貴は時間稼ぎのために遅延行為をひたすら繰り返しています。なのでこちらとしてもストレスを溜めないよう、さっくりとダメージを与えましょう。今回の場合は相手のHPを半分以上減らすことで戦闘が終了します。
で、夢幻の白夜戦における攻略法についてなのですが、ほもちゃんは精神力が低いのでそもそも幻術を防ぐという選択肢は最初から除外されています。そのため幻術が使えなくなるまで相手を消耗させる必要があるんですね。
結局只のゴリ押しじゃないか……と思ったそこのあなた!否定はせん(ノムリッシュ)
というわけでここは確実に攻撃を当てられる『骨喰の薙刀』に武器を戻し、奥義「破魔の竜巻」をゲージが溜まり次第放っていきましょう。それまではひたすらに接近戦を仕掛けて白夜を分身させまくっておけばOKです。
ちなみに奈落はこの間にしっかりと逃亡を図っています。
さすがはラスボス逃亡回数ギネス記録保持者。原作コミックスにして56巻分逃げまわった周到さは伊達ではありません。
無惨様以外のラスボスももっと奈落を見習って、どうぞ。
「このままじゃ普通に死ぬな、おれ。ひとまず役目は果たしたことだし、この辺で退散しとくぜ」
そんなこと言ってる間に白夜を撃退しました。特に苦戦することも無く、こちら側は桔梗を含めて無傷の状態。
戦果としては上々なのですが、奈落を倒し切れなかったことに桔梗はいささか不服な様子を浮かべています。
やはり琥珀を犠牲にしたくないという心理が強いのでしょうが……まま、そう焦んないで。
戦闘後は道中に残しておいた琥珀君を忘れずに回収しに行きます。彼は勇敢で正義感の強い人物なので、時折待機の指示をガン無視して戦いに参加しちゃうこともあるのですが、今回は大人しく待ってくれていたみたいですね。褒めてつかわす。
「桔梗さま、百江さま。ご無事で?」
「ああ……しかし、すんでのところで奈落を取り逃がしてしまった。かけらを使わずともやつを倒すことができる、絶好の機会であったというのに」
「気にしないでください。いずれにせよ奈落を倒すだけでは四魂の玉は無くならない。争いの火種を完全に消すためにも、おれの背中にあるかけらは…取り去るべきなのですから」
「琥珀。死ぬことが、おそろしくないのか?」
「全く怖くないと言えば、嘘になります。だけど、おれは一度死んでいる。大切な家族や仲間をこの手にかけたうえで……」
「……」
はい暗い暗い暗い、ドンクライ!
この二人を放っておくと無限にシリアスな空気が流れてしまいます。決してそれが悪いということではないのですが、ちょっとぐらいおふざけがないと息が詰まっちゃうでしょ?私はそう言いたい。
ということで湿っぽい話は終わり、閉廷!以上解散!!炎蹄くんもそう思うやろぉ?
▼炎蹄は私の問いかけに答えるかのように、天に向かって火炎を勢いよく吹き出した。
ほら、見ろよ見ろよ。このとおり炎蹄くんも鼓舞してくれてるじゃないですか。だから元気出しなって。何ならほもちゃんが励ましのホラホラダンスを披露してあげましょうか?ホラホラホラホラ……
「百江…!」
「も、百江さま!」
お、いいじゃないですかその意気ですよ。折角の機会だし、三人で三角形になってホラホラダンスし合わねえか?
え、なんですか
……ファッ!?草木が燃えてるやん!なにこれ!?
…………あっ(察し)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この二人を放っておくと無限にシリアスな空気が流れてしまいます。決してそれが悪いということではないのですが、ちょっとぐらいおふざけがないと息が詰まっちゃうでしょ?私はそう言いたい。
ということで湿っぽい話は終わり、閉廷!以上解散!!炎蹄くんもそう思うやろぉ?
▼炎蹄は私の問いかけに答えるかのように、天に向かって火炎を勢いよく吹き出した。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あああああああああああ!!
(原因)私じゃない!
消火!消火作業急げ!!
水はどこ?……ここ?
ないです。
やめたらこの仕事!
あっそうだ(唐突)
ほもちゃんが現代から持ってきた参考書で草原の火元を遮断して……
あとは風だ!
風で火を吹き消せばいいから、破魔の竜巻を起こそう(提案)
オラッ、消えろ火!!
……ヤバイ火が広がってる!なんで!?!?
※※※※※※※※※※
私が今現在抱えている悩みは、かつて白霊山で睡骨様に対して抱いていたものと同じであった。端的に言うのであれば、『琥珀が持つ四魂のかけらを使ってしまっても良いのか』ということである。
霊力で清めたかけらを意図的に取り込ませることで、四魂の玉ごと奈落を浄化する。これは私に同調した翠子の意思でもあり、残されたかけらにもその意思が伝わっていた。ゆえに琥珀は私に同行して奈落を滅することを決意したのだ。文字どおり、命を賭して。
「琥珀。死ぬことが、おそろしくないのか?」
「全く怖くないと言えば、嘘になります。だけど、おれは一度死んでいる。大切な家族や仲間をこの手にかけたうえで……」
琥珀の瞳には、恐れも迷いもなかった。
それほどまでに生きることが辛いのか。もしくは既に何もかもが吹っ切れているのか。本当のところは私にも分からない。だが、その覚悟を聞いても尚、私の中から迷いが消え去ることは無かった。
「いやーほならね、琥珀を死なせずに四魂の玉を滅する方法を考えればいいだけでしょ?私はそう言いたい」
百江はさも当たり前のようにそう言ってのけた。それができれば苦労はしない…と反論することはできなかった。琥珀を生き延びさせるための策を練る時間は、少ないながらも全く無いというわけではない。たとえそれが一縷の望みであったとしても、簡単には諦めない。私は百江の生きざまから、そう教えられたのだ。
「はい暗い暗い暗い、ドンクライ!」
沈み込んだ空気を変えようと思ったのか、突然百江が立ち上がった。こんなとき、暗い空気を変えてくれる彼女の存在はありがたい。少なくとも私がそれを真似ることは難しいし、一種の才能といえるだろう。
百江の「炎蹄くんもそう思うやろぉ?」という言葉に同調したのか、炎蹄も嘶きながら火を吹いている。炎蹄は妖怪の中でもかなり知能が高く、人の言葉をも理解すると聞く。おそらくは百江と心を同じくして、場を和ませようとしてくれたのだろう。
そして……
炎蹄の吐き出した炎は、森の木々へと移り行き──
火災が発生した。
「百江…!」
「も、百江さま!」
「お、いいじゃないその意気だよ。折角の機会だし、三人で三角形になってホラホラダンスし合わねえか?」
「違う!後ろを見ろ!!」
「早く火を消さないと!」
「ん、後ろ?後ろがどうかしたの……ファッ!?!?」
後ろで起きている大惨事に全く気付いていない百江を二人がかりで咎める。ようやくことの重大さに気付いた百江は慌てた素振りで『さんこうしょ』なる紙の束で草原の炎を覆わんとする。おいちょっと待て、そんな馬鹿なことをしたら──
「ええい、何をやっているのだ百江!」
「せっせせせセンセンシャル!まさかこんなことになるとは思わなくて!ととと、とにかく火を抑えなきゃ……そうか風だ!風で火を吹き消せばいいんだ!!」
一生に一度の策を思いついたと言わんばかりに薙刀を構える百江。
……まさか破魔の竜巻を放ったりはしないよな?それは流石にな?
……あっ。
「オラッ、消えろ火!!」
強大な霊力と共に暴風が頭上へと打ち上げられる。百江が躊躇なしに放った破魔の竜巻により、炎は木々に燃え移り、さらに広がっていく。当然の理だ。
「やばい火が広がってる!!なんで?なんで?なんで?」
…………
その後、燃え盛る場所を私の結界で覆い、琥珀の持つ消火道具を用いることで奇跡的に鎮火させられたが……一歩間違えていれば山が全焼していたことは想像に難くないだろう。
無論この後、私が百江に一刻ほど説教をしたことは、言うまでもない。
毎度誤字報告いただきありがとうございます。とても助かります。
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