「犬夜叉……忘れるな。おまえに口付けした気持ちに、嘘はない」
桔梗は最後の最後に爆弾発言をかました後、死魂虫と共にこの場を離れていきました。
……あれ、私のこと忘れてませんか?ちょっ、ちょ、ちょっと待って下さい!待って!助けて!待ってください!お願いします!アアアアアアア!!!!
関東クレーマー並みに発狂していると、桔梗の側についていた死魂虫の一匹がほもちゃんに巻き付いてきました。どうやら一緒に連れてってくれるらしいです。あり↑がと↓ナァス!
「……」
あのー、桔梗さん?
「……」
聞こえてますよね、桔梗さん?
「……」
えー、球審の不知火です(半ギレ)
これは非常にゆゆ式事態です!
本来なら犬夜叉との心中を阻まれた桔梗を慰め、友好度をぐっと上げる算段だったのですが……最後まで、かごめの阻止が入ることは、ありませんでした!
一体何が足りんかったんでしょうかね~不思議ですね~。
結果としてほもちゃんが持ち前のパワーで死魂虫の拘束を解き、犬夜叉に拳骨を落とし、無理矢理目を覚まさせて心中を防いだという次第です。
『桔梗の心中イベントはかごめがその場にいることで確定で阻止できる!』って書いてあったワ○ップ!あなたを詐欺罪とチャート崩壊罪で訴えます!いいですね!!
「……」
さっきからずっとこうなんだよなぁ。沈黙が恐いんだよお前なぁ。どうすんだよここまで長かったんだよこれなぁ(困惑おじさん)
ほもちゃんが出しゃばるオリチャーを発動したせいで、ここまで稼いできた友好度はメガトンコインしていると思われます。いきなり振り返って弓矢ズドン、なんてこともあり得るでしょう。こんなんじゃRTAになんないよ~。
こちらから気さくに話しかけることもできず、しばらくその場の沈黙に堪えていると、やがて桔梗が重々しく口を開きます。
「なぜ、邪魔をした……」
あっほら、やべえよ…やべえよ。朝飯食わなかったから……
「よりによって、なぜおまえが私の邪魔を……」
いやそうは言うけど、あのまま放っといたら犬夜叉と仲良死しちゃってたダルルォ!?
「そうだ。私は初めからそのつもりだった。私の心は、憎しみに囚われたまま決して動くことはない。それならばせめて、犬夜叉と共に逝こうと──」
うーんこの。
見かけによらず頑固なところがある桔梗様の考えを変えることは極めて難しいのですが、このまま手をこまねいているわけにもいきません。
仕方がないのでほもちゃん匠の話術を使い、何とかして説得を──
「な…!」
あっやべ。会話コマンド出そうと思ったらビンタしちゃったよ……(ガバコン)
頬を押さえて固まる桔梗。想定外の事態に慌てて操作を止めてしまう走者。
…………
ほもちゃんまだ一回表、試合は始まったばかりよ!(RTA続行)
※※※※※※※※※※
「だって桔梗……あのまま放っておいたら、本当に死んじゃいそうだったから」
「そうだ。私は初めからそのつもりだった。私の心は、憎しみに囚われたまあま決して動くことはない。それならばせめて、犬夜叉と共に逝こうと──」
私の言葉はそれ以上続かなかった。
静けさに包まれた森に、乾いた音が響き渡る。
「な…!」
少ししてから左の頬に痛みが走り、自分が張られたことに気付いた。ついぞ経験したことのない感覚に、私は思わず呆然としてしまう。
「あっ…ご、ごめん……」
それはきっと、意図せずしての行動だったのであろう。私の頬を張った百江は、自らの右手を抑えながら、私以上に狼狽えた表情を浮かばせていた。
「でも、やっぱり駄目だよ。死ぬなんて……」
普段の堂々たる様がうそのように、消え入りそうな声でそう呟く百江。
その姿に、私とて何も感じない訳ではない。
しかし──死と隣り合わせの場所にいる私が、いまさら誰かに嫌われることを恐れるなど、あまりにも滑稽なこと。
私は胸中でくすぶる思いを捨て去り、今一度百江と向き合った。
ここですべての想いを断ち切るために。
「あらゆる因果を捨て去り、静かな場所で暮らしたい。安らかに生きていきたい。この世に蘇ってから、そんな思いを持ったこともある。
しかし、所詮私の体は骨と土でできたまがいもの。死人の私では、おまえたちと同じ時を生きることは出来ない。決して、交わることは出来ないんだ……」
だから──ここで、お別れにしよう。
そう、言い切った。
これでいい。元より私のような愚かな女に拘る必要はない。
人である彼女には、彼女なりの生きる道があるのだから。
「やだ。ねえ小生やだ!」
「は…?」
全く想定していなかった返答に、思わず素っ頓狂な声を上げてしまう。
まるで子供の駄々のような物言い。急に自分のことを小生と言い出す突飛さ。
百江が別れを否定したということを理解するのには、しばしの時間が必要だった。
「同じ時を生きれないなんて、そんなこと誰が決めたの?
人か死人かの違いなんて、どうだっていいじゃない。
私はあなたを救いたい。桔梗に幸せになってもらいたい。ただ、それだけなんだよ……」
私を救うだと…?そんなこと、不可能だ。
私が真の意味で救われるということは、すなわち憎しみの感情が一切取り払われるということ。唯一犬夜叉の死を除いて、欠けてしまった心が満たされることはない。
まして、幸せになるなど……地獄に落ち損ねた私にとって、口に出すことすら憚られるような話だろうに。
「いきなりこんなこと言い出して、変だよね。おかしいよね。
だけど……それでも私は、桔梗に死んで欲しくない。
いつか、あなたが本当の笑顔を浮かべられる日が来る。私はそう信じてるから…!」
──分からない。
おまえはなぜ、そうまでして私に固執する。
涙を流してまで、その思いを私に伝えようとする。
「私は、あなたに命を救われた。だから……今度は私に、あなたを助けさせて欲しい」
──止めてくれ。
もう十分だ。
これ以上思いをぶつけられたら…折角固めていた決意が、また揺らいでしまう。
百江の優しさに、ほんの一縷の望みに、縋りたくなってしまう。
心に空いた隙間が埋まっていくような、不思議な感覚。
私はこの感覚を、五十年前にも一度だけ味わったことがある。
「おまえは、私に生きろというのか。死の匂いを漂わせる、この私に」
「私は……言うよ。何度だって、ね」
※※※※※※※※※※
「おまえは、私に生きろというのか。死の匂いを漂わせる、この私に」
はい。説得に説得を重ねた結果、完全に拗れてしまったストーリーがチャート上に戻ってきました!(満身創痍)
帰ってこれたぁ~↑アッハッハッハッハ!生きてるぅ~↑あぁ~↑生きてるよぉ~!
ここまでの流れを踏まえると誰がどう見ても再走案件なのですが、この予期しえなかったガバ展開が後のタァイム短縮に繋がる可能性があるので続行します!(ウンチー構文)
それでは気を取り直して!
50年前の真相を知るべく、すっかりお婆ちゃんになった桔梗の妹──楓の家にのりこめー^^
オィィィィッス。どうもー、桔梗とほもでぇぇぇす。
「桔梗おねえさま!?それにおぬしは……お、お待ちくだされ。今明かりを灯しますゆえ」
慌てた素振りで炉端に火をくべる楓おばあちゃん。まさか還暦近くになって18歳の姉ができるとは夢にも思わなかったでしょうね。
「まだ、犬夜叉の命を狙っておられるのですか?」
「今しがた、その犬夜叉と会ってきた。この者のお陰で、命までは取り損ねたがな」
やぁだ~やっぱり根に持ってんじゃんやぁだ~(一般男性)
「それでは、おねえさまは何故ここに?」
「あのかごめという女から、"奈落"とやらのことを耳にしてな」
「な、なんと…!」
「話せ楓。おまえの知る限り、全てのことを」
楓ばあちゃんもそれで犬夜叉への憎しみが消えるならばと懇切丁寧に説明してくれます。ここでほもちゃんが口を挟む余地は無いので、◎ボタンを連打しましょう(無慈悲)
「そうか。あの野盗であった鬼蜘蛛が……」
「すべてはやつの邪な願望から始まったこと。桔梗おねえさまと同じように、犬夜叉の心もまた、深く傷ついていたのです。それゆえに、なにとぞ犬夜叉のことは──」
「……分かった、もういい。遅い時間に押し掛けてすまなかった」
どうやら会話が終わったみたいですね。楓ばあちゃんは桔梗の様子から未練を断ち切れなかったと思っているみたいですが、それは誤りです。
これ以降、桔梗は犬夜叉を復讐相手として狙うということが無くなり、反対に奈落を宿敵と見定めるようになります。
誤解の解けた想い人には決して手を出さないヤンデレの鑑ですねクォレハ……
ちなみに桔梗との恋愛ルートに派生させる場合は、この一連のイベント発生前に桔梗の好感度を50以上に上げておかなければなりません。そうでないと桔梗の犬夜叉に対する好感度が一気に復元してしまい、恋愛に関わるアプローチが一切通らなくなってしまうのです。
とはいえ好感度の上限値が100であることを鑑みれば、序盤でそこまで上げきるのは至難の技。
この事から分かるように、ほんっっっとうに桔梗との恋愛ルートを成功させるのって難しいんですよ。
裏を返せばそれだけ桔梗にとって犬夜叉という存在が大きいということなんですが……
原作要素を忠実に再現しすぎているせいで、犬夜叉以外のキャラで桔梗を惚れさせるにはTDNひとつのガバも許されません。
某攻略サイトにて『桔梗との恋愛は奈落を倒すより遥かに難しい』と言われている所以です。
それじゃ聞くことも聞けたし、帰ってホナニーでもするか。ほいじゃまったの~う!
「む……おぬし、しばし待たれよ」
桔梗に続いて家を出ようとしたところで、楓おばあちゃんに呼び止められます。
おっ、どうしました?(動揺)
「その格好を見る限り、かごめと同じ「げんだい」という所から来たのだろう。おぬしはどうしておねえさまと行動を共にしているのだ?」
いやどうしてって言われても……
RTAに挑戦しつつ桔梗がハッピーエンドを迎えるところを視聴者の皆にお見せしたいんだよ!!(飽くなき野望)
あと桔梗様って放っとくとすぐに無茶をやりだすから、目を離せないんすよね……(後方彼氏面)
「百江とやら。その思いはおねえさまが人でないことを知ってもなお、変わらぬものか?」
(変わら)ないです。こちとら20年近く前から桔梗が死人だってこと知ってるからね。今さらそれに驚くこともないのよ。
「左様か。死人と知ってもおねえさまのことを……」
楓おばあちゃんが勝手にたまげてますけど、この辺りの感覚ってやはり人それぞれなんでしょうか。
プレイヤーの私なんかは、魂がそこにあるのなら人間だろうが死人だろうがどっちもいいじゃん(いいじゃん)と考える人なので、桔梗は犬夜叉たちと同じ時を過ごせないっていう扱いには今一つピンと来ないんですよね。お前、どう?(コメント乞食)
それにしても、こうしてプレイを見返していると会話の選択肢に結構な時間をかけちゃってますね。まあ試走段階では楓に呼び止められるなんてこと一回も起きなかったからね、しょうがないね(ガバの欠片)
「本来ならば生き返ったおねえさまを支えるのは、妹であるわしに残された宿命。しかし何分この老いた体では、満足に戦うこともできぬ。
こんな事を言えた義理ではないが……桔梗おねえさまのこと、くれぐれもよろしく頼む」
お、おう。任せてくんろ!
楓ばーちゃん様から直々にお墨付きを貰えたので、これからは大手を振って行動出来ます。じゃあ私、今度こそギャラもらって帰るから。
さて、ここからは全ての黒幕である奈落を倒すため、桔梗と共に長い旅路が始まる!
……のでーすーがー。
なにやら桔梗が深刻そうな顔でこちらを見つめています。
どうしたの大丈夫?OK?OK牧場?(激寒)
「犬夜叉は変わった。昔のあいつは、もっと拗ねた目をしていたのに……」
どうやら熱い犬夜叉語りのようですね。自分語りじゃないのでセーフ。
友好度をある程度稼いだ状態でここまで進めている場合、この会話は楓ではなくプレイヤーに向かってしてくれます。
あれ?けどそれじゃあほもちゃんに対する友好度はそこまで落ちてないって事でしょうか。これもう分かんねえな。
「生きていれば、私が犬夜叉の心を癒やすはずだった」
なあに言ってるんですかねぇ。蘇った貴方にだってそのチャンスはあるでしょ?私はそう言いたい。
死人だから無理だって?……いや無理か分かんないだろ!
心が辛い?……生きてる証拠だよ!
大体、死人か人かなんて関係ねんだよそんなの!(豹変)
そもそも犬夜叉を癒したいって気持ちが今もあるなら、やっぱり桔梗の心はちゃんと動いてんじゃんアゼルバイジャン。
犬夜叉への気持ちは憎しみだけじゃないってはっきりわかんだね。
……はい。とにかく今はこんな感じで励まし続けましょう。この山場さえ乗り越えれば、以降は桔梗も落ち着きを取り戻してくれます。
あと1回だけ、1回だけでいいから犬夜叉のことを信じてみましょうよ。
もしそれで上手くいかなかったら無理心中してくれていいですから(暴論)
「もう一度だけ信じる、か。本当におまえは、簡単に言ってくれるな」
ヨシ!この台詞が出たということは説得完了です(達成感)
一見すると分かり辛いですが、桔梗の表情にご注目!口角がほんの少しだけ上がっていることが確認できます。
笑ったね?その"心"笑ってるね?
「百江。ここから先の道は、辛く険しいものとなるだろう。命の保証すらしかねる旅路だ。
その上で……おまえはどうする?それでも私に付いてきてくれるのか?」
▼桔梗と共に、旅を始めますか? はい/いいえ
うーん。
桔梗から誘ってくれる系の言葉が出てるってことは、やっぱりそこまで友好度は落ちてないみたいっすね。多生の不安はありますが、ここでリセするのはもったいない。
いずれにせよここの選択肢は「はい」一択。
一緒に奈落やっちゃいますか?やっちゃいましょうよ!そのための桔梗……桔梗?あとそのためのほもちゃん?
金!暴力!SE──今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。
犬夜叉の偉大なる原作者様曰く、『死人の体は人肌でコーティングされていて柔らかいが、芯の部分は土と骨なのでそれなりに硬い』そうです。
つまりちゃんとキスの感覚があるということです。私にもさせろよ(豹変)