ホロライブ・オルタナティブver.IF正式版   作:天野空

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さくらみこと兎田ぺこらに見送られ、大桜のゲートに入ったあなた。
次は現実世界に似た世界【バーチャル】
果たしてどんな出会いが待っているのだろうか。



俺が【バーチャル】を歩けば戌に当たる。

ゲートくぐった先はビルの谷間にできた広場だった。

【ゲーマーズ】の大桜の裏からゲートを通ったはずなのになんでこんな広場に着くんだ?

周りを見渡してもビルに囲まれていて景色が見えない。

ただ、その広場の真ん中には一本だけ桜の木が満開に咲いていた。

俺はその桜を見上げた後、1ヶ所だけあるビルの隙間に進んだ。

その脇道は何故か長く続いている。

ふと後ろを振り向くともう広場は見えない。

ただ、前も後ろも脇道だった。

俺は急いで先に向かい走る。

ずっと先に明かりが見えた。

俺はラストスパートをかけた。

目の前に光が広がり一瞬目がくらむ。

聞きなれた騒音が聞こえて俺は目を開けた。

そこはリアルと同じ。

道路に車が走り、ビルが立ち、たくさんのお店や家が広がっていた。

ただ、リアルとは違うと認識できたのは亜人が人の中に混じっていたからだ。

しかし、なんか通行人に見られるんだけど。

自分の姿を見る。

あ、鎧姿だ。

回りの人は普段着やスーツを着ている。

鎧姿なんていない。

確かに浮いてるわ俺。

俺は路地に入り、急いで装備を普段着に変えた。

でも、和服しかないなぁ。

ま、仕方ない。

和服に着替え、ふと路地の奥を見る。

そこは行き止まりになっていた。

さっきの広場にはもう行けそうにないな。

俺はもう一度通りに出て周りを見渡す。

すごい本当にリアルに戻ったみたいだ。

さて、まずはどうするかだが。

学園の推薦状をもらったから学園に行けばいいんたが。

俺はマップを開く。

学園は表示されていない。

たぶんまだ俺の所持している情報が少ないんだな。

じゃ、まずはギルドに行ってみるか。

マップにはギルドの文字が表示されていた。

俺は町を散策しながらギルドに向かった。

途中、服屋に入りこの世界に合うような普段着を購入して装備する。

「ここがギルドか?」

どう見てもハ○ーワークなんだが。

ま、確かに仕事を探しに来た人にはそうなのかもなぁ。

じゃ、場所聞くなら交番か?

ハ○ーワークに入らず周りを見る。

お、あるは交番。

俺は交番に向かう。

「すいません」

「はい、なんですか?」

元気に出てくる1人の婦人警官。

「場所を聞きたいんですが」

「はぁい、いいですよ。

マップありますかぁ?」

「あ。はい」

元気に受け答えしてくれる婦人警官にマップを見せる。

「えっとですね、学園はここですね」

婦人警官の人がマップを指差した瞬間にその場所に学園という文字が浮かぶ。

「ありがとうございます」

「いえいえ、気をつけて行ってらっしゃい」

俺は婦人警官にお礼を行って教えてもらった学園に急いだ。

ぐぅ~

そろそろ昼かぁ。

「お腹すいてるの~?」

「え?」

ちょうどお腹が鳴ったのがあるパン屋さんの前。

どこかで聞いたことのある声。

俺は声をかけてくれた方を見る。

エプロンを着けた犬の女性。

目が合う。

その瞬間何故か目をそらしてしまった。

「ん?どうかした?」

瞬間的に目を反らした瞬間、俺の脳裏に戌神神社の光景が思い浮かぶ。

ころねちゃんだ。

「い、いえ、ちょっとお腹空いたみたいで」

俺は顔を上げ、もう一度ころねちゃんの顔を見た。

その顔は穏やかで素敵な笑顔だった。

「よかったらころねんちのパン食べてく?」

「あ、はい」

「はい、お客さんお一人ご案内」

俺はころねちゃんに連れられてパン屋に入る。

中は賑わっていて、お店中にいい匂いが漂っていた。

俺はカレーパンとベーコンパンを購入した。

「ありがとうね」

ころねちゃんにお会計をしてもらいお礼を行って外に出た。

早速パンを一口。

ん~このピリッとして口の中に広がるスパイシーな味がいい。

こっちはどうだ?

んん、カリッとしたベーコンと中に入っているスパイシーソーセージがめちゃ合う。

モグモグと一瞬で平らげる。

おいしかった。

まだまだ種類あったしコンプリートしてもいいなぁ。

なんかスタンプカードももらったし。

ただこのスタンプカード、スタンプが指の形なんだよなぁ。

ま、いいか。

マップを開く。

もう少しで学園だし昼も過ぎてきた。

少し急ぐか。

俺は早足で学園に向かった。

その時、俺は知らなかった。

パン屋の入り口から顔だけ出して、俺の後ろ姿をじっと見つめる犬の女性に。




大変お待たせしてすいません。
リアルが忙しくなかなか更新できていません。
11月中と12月頭はこういった状況が続くと思われますが、気長にお待ちいただければ嬉しいです。
では、また次回に
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