ホロライブ・オルタナティブver.IF正式版   作:天野空

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エリトアから情報を聞き、猫又おかゆから聞いた第七教室に向かったあなた。
そこには学園探偵団の部長、夏色まつりが待っていた


学園の七クエスト前編

「さて、ここに来たって事はこの学園にある七クエストを受けに来たって事でいいんだよね?」

教室でまつりちゃんと向かい合わせに座り、まつりちゃんがそう聞いてきた。

「はい」

俺は真剣な顔で頷いた。

「やっと部活動出来る」

ボソッと言うまつりちゃん。

「それでクエストなんだけど、君は学園の七クエストを知ってる?」

「詳しくは知らないですが、クエスト名だけなら」

エリトアに聞いたしな。

「そっか。

ま、クエスト名は噂で学園に流れてるからね。

それじゃ、七クエストについて説明するね。

まずはここで7つのクエストのどれかを選んでもらう。

その後、クエストをしてその結果をまつりに報告してもらうのが主な流れね。

一応、まつりは部長なので、一緒にはクエストに行かないから君1人で頑張ってみて。

何か行き詰まったらヒントは出してあげるから、ここに戻ってきて」

「分かりました」

「じゃ、何から受ける?」

机の上にタブレットが置かれる。

タブレットの中には7つのクエストが。

「ちなみにまつりのおすすめはねぇ…」

少しタブレットを見ながら考えるまつりちゃん。

「これかな?」

何故に疑問系?

指差されたのは校長室の開かずの金庫。

校長室?

「ちなみに校長室は学園長室の横にあるから。

あと、学園長と校長は違う人で、まだ誰も校長を見た人はいないって言われてる」

「え?

なら、どうやって校長室に入れば?」

「それを調べるのが探偵団でしょ?」

「なるほど」

「まずは、いろいろと情報集めしてね」

「はい」

俺はまつりちゃんに頭を下げてから教室を出た。

時刻はだいぶ遅くなってる。

一旦寮に戻るか。

俺は寮に戻って寝ることにした。

 

次の朝、俺は早速学園を探索する事にした。

制服と一緒に付いていた学園のしおりに、この学園は授業に出たい時に出ればいいと書いてあった。

科目もいろいろとあり、きちんと学べば新しいスキルもゲットできるらしい。

ただ、今俺は七クエストを受けている為に他のクエストを受けれない。

科目を受けるのもクエストの1つらしいので、スキルを覚えられない為今回はパスしている。

「お、いたいた」

廊下を歩いていると後ろから声をかけてくる人物がいた。

エリトアだ。

「お、エリトア。

俺も探してたんだよ」

そう、自称だが学園一の情報通だ、何かを知っているかと探していた。

「ん?

そうなのか?

それよりもうクエスト受けたのか?」

少し焦りながら言うエリトア。

「ああ、昨日受けたよ」

「まじかぁ、遅かったか。

まさか、まつりちゃんのおすすめ受けたりしてないよな?」

「ん?

受けたが?」

「あちゃぁ」

頭を押さえるエリトア。

「なんだ?

受けたらまずいのか?」

「いや、必ずしもそうとは言えないが、まつりちゃんはその場のノリでおすすめしてくるらしくてな。

もしかしたら、失敗したらヤバイクエストをおすすめされてたらと思ってな」

「そうなのか?

俺が受けたのは校長室の開かずの金庫ってクエだ。

で、何か情報を持ってないかと思ってな」

「なるほどな。

それじゃ、いつものところに行くか」

俺達は食堂に向かった。

 

「さて、何が聞きたい?」

また、ラミィ水を頼まれ一連の流れを終えた後、エリトアが切り出してくる。

「まずはこの学園の校長について」

「それか、実はこの学園創立以来というか、この世界が出来て以来誰も会った事がない」

「まじか」

「ああ。

ただ、校長室はあるんだ」

「学園長室の横だろ」

「知ってたか、その通り」

「校長がいないならどうやって校長室に入るんだ?」

「ん?」

俺の問いに不思議そうな顔で俺を見るエリトア。

「校長室は自由に入れるぞ」

「え?」

「校長室は鍵がかかっておらず誰でも入室可能だ」

「えっと、まつりちゃんそんな事言ってなかったけど」

「そうなのか?

何て言ってた?」

「俺がどうやって入ればいいか聞いたら。

それを調べるのが探偵団だって」

「なら、間違ってないな。

入れないとは言ってないし」

あ、確かに。

「話を続けるぞ。

その中に大きな金庫が1つあってなそれが開かない金庫だ」

「クエスト的に言ったらそれを開けるのが目的だな」

「ああ。

ただし、鍵のありかも情報が全くと言っていいほどない」

「そうか」

エリトアでも情報なしか。

「ただ、よく校長室にころねちゃんが出入りしてるのが、目撃されてるな」

「ありがとう、当たってみるよ」

エリトアの最後の言葉に希望を持ち、俺はエリトアと別れた。

学園内でころねちゃんを探すのははっきり言って難しい。

なら、俺は昼前まで学園を散策した後ある場所へと向かった。

 

「いらっしゃい」

その場所で俺はころねちゃんと出会う。

「こんにちは」

そこはこの世界で初めてころねちゃんに会った場所。

パン屋さんだ。

「少し話を聞きたいんですけど」

俺はパンを買いながらころねちゃんに言った。

「ん?

ああ、クエストを受けたんだね。

いいよ、ちょっと待っててな」

俺は店先のベンチに座り買ったパンを食べる。

相変わらず美味しい。

「ん?」

昼が過ぎた頃、パン屋の入り口からころねちゃんが手招きしてきた。

俺は店に入る。

今はすいているのだろう、お客はいなかった。

「で、聞きたい事ってなんなん?」

「それがですね」

俺はクエストの内容を伝える。

「ああ、あの金庫かぁ。

あれなぁ、実は鍵のある場所は分かってるんよ」

「そうなんですか?」

「うん、学園の近くにある美術館に飾られてある金の招き猫の中にある」

「えっと、なんでそんなところに」

「実はその招き猫って前は校長室にあってな。

密かに鍵をそこに隠しといたんよ」

「え?ころねちゃんが?」

「あはは、そう。

それがまさか美術館に寄贈されるなんてなぁ」

「じゃ、よく校長室に出入りしてるのは?」

「なんとか金庫開かないかなぁっと思って」

「なるほど」

「もしかして、鍵を見つけてきてくれる?」

「はい、それが受けたクエストなので」

俺は強く頷く。

「ありがとう。

それじゃ、早速美術館に行って話聞いてみて」

「分かりました」

俺はパン屋を出て美術館に向かった。

「すいません、募金お願いします」

途中、募金箱を持った少女と出会った。

背丈は低いが出るところは出ている少女だった。

俺はいくらかのお金を募金箱に入れる。

「ありがとうございます」

元気一杯のお礼に嬉しくなりながら、美術館に急いだ。

 

美術館に着くと、なぜだが入り口に人だかりが出来ていた。

「何かあったんですか?」

野次馬の1人に聞いてみる。

「ああ、何でも怪盗キャットの予告状が届いたらしい」

「怪盗キャット?」

「ああ、伝説の義賊だよ。

ただ、ここ数年は姿を見せてなかったのに」

「へぇ」

それでこの人だかりか。

「で、何が狙われたんですか?」

「何でも美術館にあ金の招き猫らしいぞ」

「ええ~」

俺は野次馬の言葉に大声を出してしまった。




だいぶ私生活の方も落ち着いてきましたので、少しずつ投稿スピードがあげられたらと思います。
では、次回をお楽しみに
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