ホロライブ・オルタナティブver.IF正式版   作:天野空

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幻想的な潤羽るしあのダンスを見ることが出来たあなたは、一旦寮に戻り明日に備えるのだった。


学園の七クエストagain 奇声が聞こえる保健室

寮で一眠りしログアウトしてご飯を食べる。

その後、ログインした。

 

放課後までにはまだ時間あるな。

クエストの報告は放課後で、るしあちゃんと約束しているのは夜だ。

なら、昨日言われた保健室と図書室の司書の2つを先に終わらせとくか。

俺はまず図書室に行く為、寮から学園へと向かった。

寮から学園に行くにはグラウンドの横を通らないといけない。

遅めに寮を出たせいかグラウンドでは体育の授業が行われていた。

サッカーか。

男女混合でやってるのは珍しいな。

しかし、授業のはずだがやたらにギャラリーが多いな。

『わ~』

俺がゴール横の道を通っていた時、歓声があがる。

何事かとコートを見てみると1人の女子学生がボールをキープしてゴールに向かって来ていた。

おお、すごい。

ドリブルでディフェンスを抜いてキーパーと一対一だ。

「よっしゃ、くらえ~」

女子学生の力強いキックがボールに炸裂する。

ボールは凄まじい勢いでゴールに。

向かわなかった。

ドカァ!

『あ』

ボール、は、そのいきおい、のまま、つきささる。

くそぅ、デジャヴ、かんじるぞ。

ドサッ

「う、うわぁ~大丈夫かぁ~」

 

「んぁ」

ゆっくりと目を開ける。

「知らない、天井だ」

一度言ってみたかったんだよなぁ。

そう思いながら起き上がる。

実際どこだここ?

周りはカーテンに囲まれて外は見えない。

目の前のカーテンの向こう側に人の影はあるけど。

「ん?起きたみたいね」

「え?えっと、ヤバいまだ授業中だった。

ごめん、後はちょこ先任せた!」

「え?ちょっとスバル~?」

慌てた感じで1人が部屋から出ていく。

「はぁ、本当にスバルは謝っていきなさいよ」

影がこちらに近づいてくる。

シャー

「どう?調子は」

そう言ってカーテンを開けた人物はめちゃくちゃセクシーな悪魔だった。

「顔は大丈夫?」

ベッドの端に座るセクシー女医さん。

「えっと…」

しどろもどろで話していると。

「あ、自己紹介してなかったね。

癒月ちょこよ、よろしくね」

《スキル【運命】が発動しました》

「あ、はい、よろしくお願いします」

俺はその悪魔に魅了された。

 

「その様子なら大丈夫そうね」

俺の顔を覗き込みながらちょこ先生が言った。

うう、声がなんか甘い、表現がおかしくなってるけど。

「ん?

どうかした?」

「え、いや」

なんかちょこ先生の前だとおどおどしてしまう。

「ふぅん、それよりキミすごいもの持ってるんだね」

「え?」

「これ」

そう言ってちょこ先生が体に手を当ててくる。

「え、いや」

「ほら、こんなに固くて逞しい」

「いや、ちが」

「そうかなぁ?

これで何人のホロメンと出会ってきたの?

こんな先っぽで刺されたら一溜りもないでしょうね」

「いや、なんか言い方が」

俺はベッドの上で後ろに下がる。

「ほら、逃げないでちょこにもよく見せてよ」

ベッドに上がってくるちょこ先生。

這うように上がってくるから、胸元が開いているちょこ先生ではかなり目の毒だぁ!

「本当にすごいね、ちょこも聞いた事はあったけど、ここまですごいなんて」

俺のを触りながらちょこ先生は甘く囁く。

やばいってものじゃない。

こんなに触られたら、俺、俺。

「ごめん言い忘れた事あったわ!」

突然ドアが開き、女子学生が入ってくる。

『あ』

3人の目線が合い、時が止まる。

「な、な、何やってんだ~!」

そして、女子学生の声が保健室内で響いた。

 

「別にやましいことなんてやってないわよ」

そう言いながらちょこ先生は、俺の持つアイテム、虹色ダーツを手でもてあそんでいた。

そう、ちょこ先生は先ほどやたら胸元に入れているダーツが気になっていたらしい。

確かに固いし、先は針だから刺されたら痛いよなぁ。

そのアイテムのお陰でホロメンとも出会えまくってるし。

「な、そうかもだけど、ベッドの上であんなに近づくのは良くない」

確かに正論です。

「それにちょこ先はその服なんだからさぁ」

「ええ?

これでも18禁にならないようにすれすれを狙ってるよ?」

「いや、すれすれ狙わないで」

おっしゃる通りです。

「ん~

確かにインナーなしバージョンだから刺激は強いのかなぁ。

でも、生徒達には受けはいいんだけど」

「そうかもだけど!」

「ほらほら、そんなに大きな声出してるから、病人さんがびっくりしてるわよ」

ダーツを俺の方に向けて言うちょこ先生。

「それに何しに戻ってきたのよ、スバル」

ちょこ先生に言われてこちらに向く女子学生。

「そ、そうだった。

忘れてた。

サッカーボールの件ごめん」

頭を下げる女子学生。

「い、いえ、俺が避けられなかっただけなんで」

「ま、スバルの本気のシュートはなかなか避けられないでしょうけどねぇ」

「ちょこ先!」

「ごめん、ごめん」

両手を腰に当て怒る女子学生にちょこ先生が謝る。

「それより自己紹介しなくていいの?」

ちょこ先生が女子学生に言う。

「え、あ、そうか。

ちわっす、ホロライブワールド第二世代組、大空スバルっす」

《スキル【運命】が発動しました》

元気よく自己紹介してくれるスバルちゃんの笑顔はとても気持ちが良いものだった。

「それじゃ、そろそろ行きます」

ちょこ先生にお菓子をもらって3人で雑談した後、放課後になったのでおいとますることにした。

「ええ、また会いましょうね」

「またね」

ちょこ先生とスバルちゃんに見送られながら、保健室を後にする。

そして俺は放課後の学園の中、第七教室へ向かった。

 

「あ、来たね名キーパー」

「な、なんでキーパーなんですか」

「いやぁ、あのスバルのボール顔で受けるんだもん」

「見てたんですか?」

少し怒ったように言ってみる。

「うん、あのギャラリーの中にいたので」

「部長~」

ひとしきりおちょくられた後、俺は昨日の事を話す。

「るしあに会えたんだね」

俺の報告を聞いて笑顔のまつり部長。

「でもこのクエ、受ける時期を間違えるとなかなかクリア出来ないからね」

「そうなんですか?」

「うん、るしあは基本満月近くにならないとこの学園には来ないから。

クエを受けても満月まで待たないといけないからね」

なるほど、俺はかなり運がよかったのか?

それともこのダーツのお陰か?

「それで、次はどのクエ受けるの?」

「あ、はい、このクエストを」

俺はあるクエストを指差し、クエストを受けた。

「なるほど、がんばれ~」

まつり部長はにやにやにやけながら応援してくれた。

 

 

「お待たせしました」

夜の校庭。

そこにはるしあちゃんが待っていてくれた。

「あ、来たのですね」

「もちろんです」

「クエストはっと、うん、確かに受けているのです」

俺を見ながら頷くるしあちゃん。

るしあちゃんの横に立つガイコツくんもカタカタ頷いている。

「では、行くのです」

るしあちゃんを先頭に俺達は夜の校舎に入って行った。

「今、キミが受けているクエストなのですが、それはちょっとイベントが起きるのが特殊なクエストなのです。

イベントさえ起こしてしまえば、すぐ終わるクエストなのですよ」

今、俺が受けているのが学園の七クエストの1つ。

奇声が聞こえる保健室だ。

「イベントを起こす為にはいくつかの条件が必要なのです」

人差し指を立てながら得意気に説明してくれるるしあちゃん。

なんか可愛いなぁ。

「1つ目はシオン先輩に会う事。

これは昨日の夜、魔法を見て会ったのは分かっているので聞かなかったのです。

2つ目、るしあに会う事。

3つ目、保健室でちょこ先生に会う事。

今日会えました?」

「はい、やばかったです」

俺の顔を見て笑うるしあちゃん。

「4つ目は、るしあと一緒にこのクエストを進める事」

るしあちゃんはそう言うと同時に保健室の前に着いた。

中から淡い光が漏れている。

「では、行くのです。

なるべく音を立てないように」

そう言ってゆっくりと扉を開くるしあちゃん。

中から誰かの息づかいが微かに聞こえる。

ベッド側はカーテンが閉じられていた。

いや、一番奥、淡い光が出ているところのカーテンは少し開いているか?

るしあちゃんとガイコツくん、そして、俺はそっと開いたカーテンから奥を覗く。

そこには、ちょこ先生に迫られている?シオンちゃんが。

「い、いたぁ~」

「ちょっと我慢してね」

ま、別にやましい事をしている訳でなくマッサージをされているだけなんだけど。

《クエストクリアです》

「これだけかよ!」

俺の小さな心の叫びが保健室にこだましなかった。




なかなかセクシーな表現は難しいですね。
後2つで卒業クエストも終わりです。
では、次回をお楽しみに。
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