ホロライブ・オルタナティブver.IF正式版   作:天野空

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後夜祭の次の日、ころねちゃんから理事長室に来るように言われたあなたはログイン後、学園祭の片付けが終わった学園の中を理事長室に向かうのだった。


地下の洞窟のラミィ

俺はログインすると、早速理事長室に向かった。

学園祭の片付けも終わって今は普段どおりの学園だ。

「おい」

「ん?」

廊下を歩いていると聞きなれた声。

「よ、おはようエリトア」

「おはよう」

エリトアが近づいてくる。

「今から理事長室に行くんだろ?」

「ああ、そうだよ」

「そっか、俺も入り口までついていっていいか?」

「別にかわないぜ」

俺とエリトアは雑談しながら理事長室に向かった。

もう、理事長室が見えてきた。

「ここまでにしとくよ」

エリトアが立ち止まる。

「そうか」

俺もエリトアに振り向いた。

「初めてあったのがここだったよな」

「ああ」

「短い間だったけど楽しかったよ。

ホロメンとあんなにたくさん会えたしな」

「ああ、俺もエリトアに会えてよかったよ。

エリトアの情報で助かったしな」

「そう言ってもらえて嬉しいよ」

「エリトア、よかったらフレンド登録しないか?」

「え?いいのか?」

「もう学園からは出ていくけどそれでよかったら」

「いや、俺こそお願いするよ」

俺はエリトアとフレンド登録した。

「ありがとうな」

「こちらこそ。

それじゃ、またどこかでな」

「ああ」

俺はエリトアと別れる。

エリトアは俺が理事長室に入るまで見送ってくれた。

 

「失礼します」

「よく来たね」

理事長室の中にはころね理事長とおかゆ秘書さんがいた。

「これを渡そうと思ってね」

ころね理事長は賞状をこちらに渡してきた。

「これは?」

ころね理事長から賞状を受けとる。

「これはこの学園の卒業証書だよ」

「それとこれを」

おかゆ秘書さんからバッチをもらう。

「それを持っていればいつでもこの学園に遊びにこれるから」

「そうなんですか?」

「ただ、学園専用クエや授業は受けれないけどね」

「あ、授業1回も受けてない」

「卒業するのに授業1回も受けてないってそれもどうかと思うんだけど」

「今度から授業何回か受けないと卒業クエ受けれないようにしましょうか」

ころねちゃんとおかゆちゃんが笑いながら話す。

「それじゃ、堅苦しいのはここまで」

ころねちゃんが机から前に出てくる。

「キミが来てとても楽しかったよ」

「ぼくも楽しかった」

『また、遊びにきてね』

2人に言われる。

俺も嬉しい。

こんなによくしてくれて。

「はい、ぜひ来ます」

その言葉に2人は笑顔で答えてくれた。

「そうそう、校舎裏の桜の木でるしあちゃんが待ってるから」

「分かりました」

俺は2人に頭を下げ理事長室を後にした。

急いで桜の木に向かう。

「こっちこっち」

るしあちゃんが手招きをしている。

「これからどこに行くのか決まっているですか?」

「いや、まだなんですが、一度【ファンタジー】の始まりの町に戻ろうと思ってます」

「なら、帰るついでに送ってあげるのです」

そう言って桜の木に触るるしあちゃん。

桜の木が淡く光、ゲートが現れる。

「さ、行くのですよ」

るしあちゃんがゲートに入る。

俺はもう一度学園校舎を見た。

そして、一礼。

「また、遊びに来ます」

そして、俺はるしあちゃんを追ってゲートに入った。

 

 

「それじゃ、ここでお別れです。

また、どこかで会いましょうね。

おつるし~」

桜の木から上半身だけ出したるしあちゃんは手を振ってゲートに消えていった。

ここはどこなんだ?

るしあちゃんを見送った後、周りを見る。

森の中か?

ゆっくりと森の中を歩く。

なんか懐かしい気がする。

「ちょっと待ちなさいよ~」

「え?」

ドン

いて。

俺は何かにぶつかり尻餅をつく。

なんかデジャヴだな。

ぶつかった物を見た。

「やっぱりだいふく」

「やっと止まった。

ん?どうしたのだいふく」

「お久しぶりです、ラミィちゃん」

俺はだいふくの影から顔を出しそこにいる女性に声をかけた。

「え?あ、キミは」

驚いた顔の後、ゆっくりと笑顔に変わる。

「おかえり」

「ただいま」

俺は笑顔でラミィちゃんに言った。

 

それから近くの丸太に座る。

これまでどんな冒険をしたのかラミィちゃんに話した。

ラミィちゃんは楽しそうに聞いてくれた。

「大冒険したんだね」

「はい」

「それは、おつかれさま。

これからどうするか決めてるの?」

「いえ、しばらくは始まりの町にいようかと思ってます」

そう、まだ次にどこに行こうか決まっていない。

ま、のんびりするのも良いかもなとも思っている。

「そっか、なら明日ラミィのクエスト受けてみない?」

「お、いいですよ。

久しぶりに釣りですか?」

「ん~違うかな。

今は地下の洞窟探索にこってるの」

「へぇ」

「いろいろな宝石や化石が見つかるんだよ」

「お、いいですね。

ぜひ受けます」

ロマンあるなぁ。

「ま、受けれればだけどね」

ラミィちゃんが立ち上がりいたずらっぽく舌をだす。

「俺をなめないでくださいよ」

俺も立ち上がりにかっと笑った。

「じゃ、待ってるね。

もしそのクエストがクリアできたら、あの時の約束、しよっか」

そう言って手を振り帰っていくラミィちゃん。

俺はラミィちゃんに手を振りながら考える。

約束って…

ふと、頭によぎるフレンド登録。

うぉ、まじでラミィちゃんとフレンド登録?

ホロメンとフレンド登録出きるなんて、友人にばれたら殺されそう。

俺はうきうきで始まりの町に戻った。

今日はゆっくりと休もう。

明日、どんなことをしてもラミィちゃんのクエスト受けないとな。

 

次の日の朝、俺はギルドに向かった。

ここも久しぶりだな。

初めて来た時とぜんぜん変わらない。

朝早いからかあまり人はいないな。

俺はクエストボードを見た。

さて、いろいろあるけど。

お目当てのクエストはラミィちゃんのクエストだ。

さてといつもなら端っこにあるんだけどないなぁ。

ボードのあちらこちらを見てみる。

しかし、目当てのクエストは見つからなかった。

なんでだ?

もう一度クエストボードを見る。

ん?

クエストボードの左下側。

ボードの下から紙が見えるんだけど…

俺はクエストボードを少し手前に持ち上げる。

上がった。

俺は紙切れを引っ張り出した。

それはクエストの紙だった。

依頼者はラミィちゃんになってる。

なんでこんなところに?

クエストの紙を受け付けに出す。

「えっとこれを受けたいんだけど」

「あ、このクエストを見つけたんですね」

「なんであんなところに貼ってたんですか?」

「あ、いつもはクエストボードに貼るんてすが、昨日ラミィちゃんが来て、今日はあそこに隠すようにしといてくださいって言われたんですよ。

他の人に見つけられると困るからって」

他の人?

それって俺の為かなぁ?

「クエスト受けられますか?」

「あ、はい、受けます」

俺は慌ててクエストを受注する。

さて、集合場所に行くか。

場所は始まりの町の近くの洞窟か。

俺は道具屋でつるはしを購入して洞窟に向かった。

「あ、やっぱりきた」

ライト付きヘルメットを着けて作業着姿のラミィちゃんが洞窟の前で待っていた。

「やっぱりってクエスト隠されてましたよ」

「うん。

でも、キミなら見つけられると思って頼んだの」

やっぱり俺の為に、なんか嬉しいな。

「それでは、さっそく行きましょう」

「分かりました」

俺はラミィちゃんと一緒に洞窟に潜って行くのだった。

「さて、簡単な説明をしておくとね」

採掘場所までしばらくかかるらしく、ラミィちゃんが採掘の説明をしてくれた。

採掘はつるはしでするが、宝石やアイテムが見えれば小型なハンマーで掘るらしい。

それで、必要なアイテムはつるはし以外ラミィちゃんが貸してくれた。

それと、どこでも掘ったら出てくるのではなくある程度決まった場所で掘れるらしい。

で、ここから重要らしく、この採掘エリアは実装されてまだ浅いらしく、変なところを掘ると予想もつかない事が起きるらしい。

「なので、いろんな所を掘りまくらないようにね」

「了解です」

説明を聞いている間に発掘現場に着く。

発掘現場には親方と呼ばれるNPCがおり、その人に料金を払って掘るらしい。

今回はラミィちゃんのクエストで来た為、お金は無料だ。

「じゃ、頑張れよ」

親方にそう言われてラミィちゃんと俺は採掘現場の中に入る。

数人の冒険者やNPCが採掘していた。

「じゃ、さっそく掘るわよ」

ラミィちゃんは手際よくカンカンしていく。

俺も負けずにカンカンする。

カンカン。

カンカン。

ガンガン。

カンカン。

「あった~」

ラミィちゃんは順調に採掘中。

くそう、負けるか。

カンカンガンガンカンカンカンカン。

「あ、そんなに叩いたら」

「あ、あった!」

俺は赤い宝石を見つけた。

「これでやっと1つ目だ」

俺は慎重に叩いて宝石を取り出しラミィちゃんに見せた。

「やったね。

だけどあんなに叩いたら、他の場所もひび割れるから気を付けて」

「あ、分かりました。

すいません。

次は気をつけて掘りますね。

うわぁ」

振り向いた時に足元にあった小石につまずく。

「あ」

ラミィちゃんが慌てて手を伸ばしてくれる。

俺はその手を掴もうとしたが、背中の壁が突然崩れた。

しまった、さっき叩きすぎたからか?

俺はそのまま背後に倒れていく。

「うわぁ~」

「ちょ、ちょっとぉ~」

なんでこんな穴が深いんだぁ~

「……」

ラミィちゃんが俺の名前を叫んでいた気がしたが、もう俺には聞こえなかった。

俺は真っ暗な闇の中を落ちていく。

なんで岩の中にこんな空間があるんだ?

それにどこまで落ちていくんだこれ…

そして、俺は意識がなくなってしまった。




暗闇に落ちていったあなたはどこに向かったのか?
次回、新剣と伝説にご期待ください。
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