ホロライブ・オルタナティブver.IF正式版   作:天野空

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無事に終結した第三世代組の四人。
再会の宴も終わり、あなたと彼女達の一大捕獲作戦が開始される。


今日の予測~第三世代組時々てぇてぇ~

第三世代組の人達と飲み会があった次の日、宿屋の1階にある広めの個室を借りてぺこらちゃん捕獲作戦の会議が行われようとしていた。

「さて、みんな状況は理解しているかね」

ニの字に並べられた机のセンターに陣取り肘を立て手を組ながら某司令官のような格好で喋り始めるマリン船長。

俺達はその対面の席に座っている。

ホロメンの中で流行ってるのかなぁ、あのポーズ?

「では、今回の作戦を説明する。

フレア作戦指揮官説明を」

「はい、マリン司令官」

マリン船長の後ろのホワイトボードの前でフレアさんが返事をする。

フレアさんを見ると軽く苦笑していた。

付き合いいいなぁ。

「では、作戦を説明します」

「あ、その前に今回の対象を第三使徒ぺこエルと名付けます」

と、マリン司令官。

「第三使徒?ぺこエル?」

「あ、団長達が第三世代組だからと思うよ。

名前はたぶんノリだね」

左隣に座るノエルさんが疑問に答えてくれた。

「なんかノリノリなんですね」

「ああいうのマリン好きだから」

はははとノエルさん。

ふと右隣を見ると、るしあちゃんはワクワクしたような顔をしていた。

「ん?」

こちらに気付き不思議そうな顔で見られる。

「いや、楽しそうだなって」

「うん、なんかワクワクするね」

るしあちゃんもこういうの好きなんですね。

「じゃ、改めて作戦説明するよ」

フレアさんがそう言ってホワイトボードに文字を書き始めた。

作戦名は第三使徒ぺこエル捕獲大作戦らしい。

「現在、第三使徒ぺこエル、通称Pは偵察員の調査で引きこもり期間中との事です」

「えっと偵察員って?」

小声でノエルさんに聞く。

「たぶん、マリンの事ね」

小声で教えてくれた。

「1人2役かぁ」

「それで、引きこもりしているPは極めて発見しづらいのがこれまでの経験上判明しています」

「あ、これが初めてじゃなくて何回かあるのよ、引きこもり」

解説役ありがとうございます、ノエルさん。

「はい」

右隣のるしあちゃんが勢いよく手をあげる。

「何かな、るしあ隊員」

マリン司令官がるしあちゃんに聞いた。

「発見しづらいPをどうやって見つけるんですか?」

「うん、良い質問だ。

フレア作戦指揮官」

マリン司令官に言われてフレアさんが、また何かを書いた。

ん?

強制ポップ装置?

「これを今回作戦に投入します。

詳細は後程。

では、続けます。

強制ポップ装置により、Pを発見し怯んだ際にすぐエール攻撃を行います。

うまく行けばこの攻撃で動きが止まり捕獲する事が可能と思われます」

「注意点として、エール攻撃は迅速に行う事。

もし、タイミングが悪ければ目標Pは脱兎の如く逃げるだろう」

あ、ウサギだけに

「ウサギだけに」

思ってた事がマリン司令官と被った。

シーンと静まる部屋。

「ありがとう、フレア作戦指揮官。

それでは、詳しい内容は今から説明する」

あ、なんかなかった事にしようとしてる。

「あ、いいですか?」

俺は手をあげる。

「何かな?」

「えっと、強制ポップ装置って何ですか?」

俺のその質問に部屋にいる4人に一斉に指差されたのは言うまでもなかった。

 

「で、どこに行くんですか?」

第三世代組と共に町の中を歩く。

ま、ホロメンの方々はイベントキャラ扱いなので、こういった時は助かるかな。

他の人が見れるならかなり注目を浴びてる状況だし。

「ぶらぶらと時間稼ぎかな」

フレアさんはそう言いながら町のお店をチェックしている。

「団長達もお腹はすくのよね」

「はい?」

ノエルさんがいきなりお腹減りアピール?

「ああ、お腹空いたって言ってないの。

お腹がすくって言ったの。

だから、ぺこらも引きこもりしてるけどお腹がすくのよ」

「お腹かがすきすぎると別に死んじゃうって事はないんだけど、バットステータスが付いちゃうんだよね。

ま、それ以上に気分が上がらない」

マリン船長はノエルさんの後について教えてくれた。

「それで、お昼頃になるとどうしても外に出ないといけない訳なのです」

「あ、食べ物を確保する為?」

「なのです」

俺の言葉にるしあちゃんは頷いてくれた。

「と、話しているうちにそろそろお昼か。

じゃ、みんな行こうか」

フレアさんは俺達をある場所へと案内した。

「ここは?」

「ここはこの町の食事処が集まる通りね」

ノエルさんが教えてくれる。

「さて、ここでキミの出番だ。

作戦会議の時も言ったけど、引きこもりぺこらはなかなか捕まらない。

それはどうしてかと言うと、極力人に会わないように裏路地やら細道を通って目的地に向かうから。

そこでキミ、ホロメンほいほいの出番って訳」

いや、マリン船長、俺の名称変わってるんですが?

「ははは。

ま、簡単に言うと今からキミに、この通りを歩いてもらってこれだと思うお店を言ってほしいの。

そうしたら、そのお店に近い路地や細道で待ち伏せするわ」

フレアさんが笑いながら説明を付け加える。

「そんなので現れるんですか?」

「あのあやめ先輩を強制ポップさせたんだから、大丈夫なのです」

何故か自信満々のるしあちゃん。

「じゃ、行こっか」

ノエルさんの掛け声で俺達は、お昼前の食事処通りを歩いた。

ん?

「これかな?」

俺は何となく気になったラーメン屋の前で立ち止まった。

「へぇ、ラーメンかぁ」

「確かに今日は少し寒いですし、ラーメンいいかもです」

「なんか船長が食べたくなってきた」

「こらこら、ぺこらが先でしょ」

「それじゃぁ」

フレアさんが辺りを見る。

「ぺこらの家がある場所からこのラーメン屋で、細道や裏路地を使うとしたら…

あそこかな」

向かいの店の間にある分かりにくい裏路地を指差すフレアさん。

「了解。

じゃ、みんなあの裏路地の入り口で待機」

マリン船長の掛け声で裏路地の入り口に張り込む。

「えっと、みなさんは見えなくて良いんですが、俺めちゃ目立ってるんですが」

通りを歩く人に何してるんだろうとさっきからチラチラ見られてるんだけど。

「気にしない気にしない」

マリン船長他人事だと思って。

そんなやり取りをしていると、裏路地から何やら鼻唄が聞こえていた。

「ふんふんふんふ、ふふふんふん。

ふんふんふんふ、ふんふんふんふん」

何か楽しそう。

「すごい本当に来たのです」

いや、半信半疑だったのかい、るしあちゃん。

「もう少し引き付けて」

だんだん鼻唄が大きくなる。

「今だ!」

小さな声だかはっきりとマリン船長が言ったと同時に、俺達は裏路地の入り口を塞ぐ。

「え?あれ?」

そこには驚くぺこらちゃんが本当にいた。

こっちも驚いている場合ではない。

すぐさま事前に打ち合わせていた言葉をかける。

『こんにちは~』

「え、あ、はい、こんにちは。

どうしてみんなここにいるぺこ?」

動揺するぺこらちゃん。

『どうしたの~』

「え?いや?あのあれ?なんで?」

混乱しているぺこらちゃん。

「う、うゎぁぁぁ~ん」

そして、脱兎の如く逃げ出した。

「あれ?失敗?」

「違う、第2段階に移行したんだよ、フレア!」

俺の疑問にノエルさんが答え、フレアさんを呼ぶ。

「ちょっと待ってね」

フレアさんが目の前に右手持ってきて素早く下ろす。

「予見眼」

フレアさんの言葉と同時に目に光が宿る。

「分かった。

ここから真っ直ぐ行った方向の大通りに出るみたい。

人混みに紛れるつもりね」

「了解」

ノエルさんもフレアさんと同じように手を目の前に持ってきて素早く下ろす。

「金剛眼」

ノエルさんの目も光を宿す。

「るしあ、マリンこっち」

「わかった」

「はいなのです」

マリン船長がノエルさんの背中に抱きつく。

「ごめんね、3人はちょっと無理かな」

そう言ってノエルさんは俺を持ち上げた。

そして。

「うわぁ~」

いきなり空へと投げられた。

「大丈夫、安心して」

投げられ飛んでいる俺に追従するように、フレアさんが屋根から屋根へと飛び移っている。

その後をマリン船長をおんぶして、るしあちゃんをお姫様抱っこしたノエルさんが続く。

「こら、マリン、変なとこ触らない」

「いやぁ、だって落ち着くよぅ。

るしあも触ってみ」

「…」

「るしあ、無言で触るのはやめて」

何やってんだか。

そして、大通に出る。

「あれ?これってどうやって着地するんですかぁ?」

先回りした第三世代組の見守るなか俺は大通りに激突する、はずだった。

「あれ?」

「大丈夫?」

「あ、はい」

俺はノエルさんに受け止められ大通りに下ろされる。

なんか受け止められた時の衝撃がなかったんだけど。

「若人よ、それが天然のエアバッグなのだよ」

ポンとマリン船長に肩を叩かれそう言われた。

そうか、これが天然のエアバッグか!

「ほら、そこバカやってないで来るよ」

フレアさんに声をかけられはっと現実に戻る。

そうだ、今は作戦中だった。

俺達が裏路地の入り口を塞いだと同時に混乱中のぺこらちゃん登場。

そして、また驚くぺこらちゃん。

『可愛い~』

そして、エール攻撃を開始する。

「え?いきなりなんぺこ?で、でも、ありがとう」

『愛してる~』

「はぁ?いきなり何言ってるぺこか?こんなところで。

あ、そうかこれは夢?」

「夢じゃないんだなぁ、捕獲~!」

マリン船長の掛け声で、第三世代組の面々がぺこらちゃんに抱きついた。

「うわぁ、止めるぺこ。

なんぺこ?

折角の休日を~」

ぺこらちゃんは怒りながらも笑っている。

他の4人もすごく楽しそうだ。

俺はその光景を裏路地の入り口から見て素直な感想は。

はぁ、これがてぇてぇなんだなぁと思うのであった。

「こら~そこでぼ~と見てないで助けるぺこ~」




ホロライブワールド第三世代組集結です。
次回からは造船が開始されます。
特別ゲストが出る予定ですのでお楽しみに
では、また次回
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