ホロライブ・オルタナティブver.IF正式版   作:天野空

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獅白ぼたんと共に常闇トワのお陰で【ふぉーす】にたどり着いた。
そこで無事に角巻わためと合流した。
あなたは次のホロメンに会う為、一度第3の町に戻るのであった。


あくあとるしあの道しるべ

ぼたんちゃんが始まりの町に戻った次の日、俺は第3の町にログインしていた。

さて、そろそろあくあちゃん情報集まったかな?

俺はルーナちゃん達が住む屋敷へと向かった。

まだ朝の早いうちだからなのか、街道にはあまり人は歩いてはいなかった。

でも、時折プレイヤーとはすれ違う。

しばらく行くとルーナちゃんの屋敷が見えてきた。

屋敷の屋根にあるポールには旗があげられている。

ルーナちゃん達いるんだな。

「おはようございます」

門の前にいるルーナイトさんに声をかけた。

「お、おはよう。

そうそう、あれからルーナ姫が戻られたよ」

この人はたぶん俺がこの屋敷にルーナちゃんがいるかどうか聞きに来た時の人だな。

「はい、よかったです」

「うむ。

で、今日はどんな用事かな?」

満足そうに頷くルーナイトさん。

「はい、あくあちゃんに用事があって」

「あくあちゃんか、たぶんこの時間ならもう起きてると思うけどな。

しばらく待ってくれ」

門番ルーナイトさんがどこかに連絡してくれる。

「はい、分かりました。

そう伝えます」

誰かとの話が終わってこっちを見るルーナイトさん。

「話は通したよ。

屋敷に向かってくれ、そこに案内の人がいるから」

「ありがとうございます」

俺は門番ルーナイトさんにお礼を言って門の中に入った。

屋敷はとても管理が行き届いていて綺麗だった。

中庭には花壇もあるな。

色とりどりの花が咲いている。

しばらく花壇を眺めていると突然声をかけられた。

「花に興味あるの?」

「え?」

そこにはあくあちゃんが立っていた。

「あれ?

屋敷の中にいるんじゃ?」

「朝の散歩がてらに迎えにきたよ」

そう言って笑うあくあちゃん。

「ありがとうございます」

「それじゃ、その中庭で話しよっか」

そう言われて、俺はあくあちゃんと一緒に中庭のベンチに座った。

「あれからみんなに情報を集めてもらったんだけど、正直ホロメンはイベントキャラだからなかなか見つからなくて」

確かにそうだ。

「でも、なんとかロボちゃんとアキちゃんの場所はだいたい分かったよ」

「本当ですか、ありがとうございます」

「まずはロボちゃんだけど【バーチャル】の近未来都市でクエストを見たって人がいたの」

「近未来都市?」

「そう、【バーチャル】にある町の1つでかなり文明が発展してる都市。

タイヤのない車があったり、ロボットやアンドロイドが住んでるよ」

「おお、そんな都市が」

ロボットかぁ、見てみたい。

「そして、アキちゃんは踊り子として世界を回ってて、今は【ゲーマーズ】のカジノにいるって情報があったよ。

カジノのダンスイベントで姿を見たって」

「ありがとうございます、助かります」

「いえいえ、この前助けてくれたからね」

「それじゃ、早速どちらかに行ってみます」

「うん。あ、そうだ。

昨日、るーちゃんから連絡あって、もし来たらこっちに寄るように伝えてほしいって言ってた」

あ、るしあちゃんも魔界の行くなら来てって言われてたんだ。

「はい、分かりました。

寄ってみます」

「うん、それじゃ、気をつけて。

おつあくあ~」

俺はあくあちゃんに頭を下げてお礼を言った後、屋敷を出た。

次はるしあちゃんのいる大霊園だ。

 

ここはいつ来ても幻想的だな。

お墓がたくさんある場所だが、なんとなく怖いイメージはなかった。

ま、ガイコツが箒や雑巾付きバケツ持ってうろうろしてるけど。

確かこの奥にいるはずだよな?

俺はお墓の間を通り奥へと進んだ。

しばらく行くと半円のドームが見えてくる。

あれだ。

俺はドームへと急いだ。

入り口には2体の大きなガイコツが。

「え、え~と」

俺が目の前で躊躇していると、ガイコツは何故か入り口を開けてくれた。

「あ、ありがとうございます」

ガイコツにお礼を言って中に入る。

「あ、来たのです」

中では花に水やりしているるしあちゃんがにこにこしながら待っていた。

「遅くなってすいません」

「いいのですよ。

ささ、座って」

椅子を進められ座る。

「あれから誰かに会えました?」

「はい、わためちゃんに」

「そっか、わためちゃんに…」

「あのう、すいません。

そのなんか怖い雰囲気出すのやめてもらっていいでしょうか」

「はは、冗談です」

にこっと笑うるしあちゃんだけど本当に大丈夫なのだろうか。

「それで、魔界の行き方なんだけど」

「はい」

「魔界に関係するホロメンに直接会って許可を取ると行けるようになるのです」

「え?それだけですか?」

俺の言葉にはぁっとため息混じりの息を吐くるしあちゃん。

「ま、確かにキミはホロメンに会うのに苦労はあまりないかもですが、普通はほぼ無理な条件なんですよ。

ホロメンと仲良くなって許可を貰うなんて」

確かにそうだ、直接会って許可なんて初対面じゃ出来ないし。

「確かにそうです」

「ま、キミはその代わりにいろいろと背負ってるみたいだから。

それで、魔界に関係するホロメンですけど、実はるしあもその1人なんですが、るしあは許可をあげません」

「ええ、なんでですか?」

「ここであげたら面白みないでしょ」

「は、はぁ」

「というわけで後は自分でそのホロメンを探して許可をもらってください。

るしあが教えてあげるのはここまでです」

とるしあちゃんはいたずらっぽく笑う。

「分かりました、頑張ってみます」

「そのいきなのです」

そして、俺はるしあちゃんにお礼を言って、1度第3の町に戻るのであった。

町に着く頃にはすっかり夜になっていた。

俺は宿に向かいログアウトする。

明日からどうするかはまた明日に決めよう。

 

 

 

次の日ログインした俺は朝食を取る為に、宿の1階にある食堂に来ていた。

さて、手に入れた情報を整理しよう。

まずはロボ子さんだけど、

【バーチャル】にある近未来都市でクエストが目撃されているのでそこにいる可能性が高い。

アキちゃんは、

【ゲーマーズ】のカジノのダンスイベントで目撃されている。

そして、メルちゃんがいるであろう魔界には

魔界に関係するホロメンに会って魔界に行く許可を貰わないといけない。

以上が今回手に入った情報か。

さて、どうやって行けばいいかだけど。

まずは魔界に関係するホロメンか。

俺は推し一覧を開ける。

会っている中で魔界に関係するホロメンはシオンちゃん、ちょこ先生、るしあちゃん、トワ様の4人。

るしあちゃんは昨日断られたから残りは3人。

うう、先に情報を聞いとけばトワ様に聞けたけど、遅かったなぁ。

シオンちゃんは今はどこにいるか分からないし、トワ様はまた【ふぉーす】に行かないといけない。

【ふぉーす】はそう簡単に行き来出来ないからなぁ。

そうするとちょこ先生か。

ロボ子さんが【バーチャル】にいるからちょうど学園で情報収集するのもいいかもな。

久しぶりに学園のみんなと会いたいし。

よし、それじゃまずは学園を目指してみるか。

俺はそう決めて、朝食を平らげた。

 

さて、行くとするか。

俺はまずギルドに行って壁を越える為の通行書を発行してもらった。

そして、その他もろもろ必要なアイテムを購入。

俺は【ファンタジー】と【バーチャル】の間の世界の壁に向けて旅立った。

道中はモンスターといくらか出会った。

向こうはパーティーでこっちはソロだったが、レベルも上がっていたのと鬼切丸のお陰で難なく世界の壁に到着。

門番ゴーレムに通行書を提示した。

前回はぼたんちゃんと一緒に世界の壁に向かったんだっけ懐かしいな。

俺はそう思い出しながら、開かれた門に入る。

さぁ、次は久しぶりの【バーチャル】だ。

学園のみんな元気にしてるかな?




次回は再び【バーチャル】の世界。
どんな出会いと冒険が待っているのかお楽しみに
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