ホロライブ・オルタナティブver.IF正式版   作:天野空

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癒月ちょこから魔界へ行く許可を得たあなた。
あなたは魔界へ行く前にこの【バーチャル】でもう1つの目的を達成する為、夏色まつりと近未来都市に向かう。
果たしてそこにはロボ子さんはいるのだろうか?


地下施設での出会い

「おはよう」

「え?あ、おはようございます」

俺はログインして回りを見る。

変わらず車の中。

ま、当たり前か。

「飲む?」

まつりちゃんが湯気の出ているコップをくれる。

「ありがとうございます」

ゆっくりと飲む。

美味しい。

「美味しいです」

「そう、よかった」

俺の言葉に笑顔のまつりちゃん。

まつりちゃんが入れてくれたのかな?

《ちなみに私が入れました》

タイミングバッチリな機械音声。

あ、そうなんだ。

「ありがとうございます」

《いえいえ》

「さて、あともう少しで近未来都市に着くと思うよ」

「あ、寝過ごしました?」

確か、今日の昼に着く予定って言っていた。

それがもう少しって事は寝過ごしたのか。

「いや、夜のうちに思ったより距離稼げたみたいで予定より早く着くんだよ」

「そっか」

「それで、キミは近未来都市で宛はあるの?」

「一応、ロボ子さん絡みのクエストが出ているって聞いたので」

「そうなんだ。

じゃ、まつりはキミの用事が終わるまであの街で時間を潰しとくから何かあったら呼んで」

そう言って小型のライターを渡される。

「見た目はライターだけど、通信機になってるから」

「はい、分かりました」

それから、運良くキングワームには出会わず俺達は近未来都市に着いた。

近未来都市は巨大な岩というか山の上にあった。

遠くから見たら盃のような形の上に巨大な都市が乗ってる感じだ。

「どうやってあがるんですか?」

その盃の足元まで来た俺はまつりちゃんに聞いた。

「ここに門があるんだよ」

車で進むと盃の足部分の一部が開く。

車でそのまま中に入るとゆっくりと入り口が閉まり、エレベーターのように上に動き始める。

そしてエレベーターのドアが開く。

目の前に広がる景色は今まで見たこともないような世界だった。

車が浮いて走ってる。

歩いている人はほとんどロボットやアンドロイド?だ。

いや、歩いてるというか小さな円盤に乗って進んでる。

「それじゃ、ゆっくり街を見て回るといいよ」

「はい、そうします」

俺も街を見て回りたい。

車を降りると先程人が乗っていた丸い円盤がどこからともなくやってきて足元に止まる。

「それはガイド付きの移動装置だから、それに乗って目的地を言えば自動で連れてってくれるよ。

あと、行きたいところがあるなら自分で考えた通りにも動くから」

まつりちゃんが丁寧に説明してくれた。

めちゃくちゃ便利じゃないですか。

「それじゃ、また後でね」

車の中で手を振るまつりちゃん。

「はい、また連絡します」

まつりちゃんは笑顔で答え、車でどこかに行ってしまった。

もちろん、タイヤは車の中に収納され浮いていた。

そういう機能もあるんだあの車。

さて、どうするかな。

ふと自分の服を見る。

鎧姿か。

目立たないようにする為にはまずは見た目を合わせるか。

俺はまずは服屋に向かった。

「ありがとうございました」

目立たないようにこの都市にあった服を買った。

しかし、ここの服屋って長い筒に入って要望を言えば服を転送してきて自動で着せてくれるんだな。

なんか着せ替え人形になった気分だ。

さてと、次はギルドに行ってみるか。

俺は移動装置にそう伝えると、ゆっくりと移動装置はギルドに向けて走り出した。

 

ギルドの中も他の場所とは違っていた。

1人1人のテーブルにモニターがあり、そこでパーティーを募集したり、雑談してるようだ。

受付のカウンターみたいなような物もないな。

移動装置は自動で1つのテーブルに進む。

テーブルに着くと、テーブルから椅子が出てくる。

俺はそれに座ると《ご注文はありますか?》と機械音声が流れてきた。

目の前の画面にはメニューが出る。

ふと、見慣れた物があったので注文。

すると机に穴が開いてそこから注文した物が上がってきた。

すごいなぁ。

俺は出てきたコップを持つとぐっと飲む。

うむ、いつものだ。

味を確かめコップを置いた。

しかし、こんなところまで売りに来てるのかなぁ?

ラミィ水。

ねねちゃんの行動の広さに驚かされる。

さてと、何かいつもの飲み物を飲むと落ち着くな。

俺はクエストを調べる。

まずはロボ子さん関係で調べてみるか。

検索中…

該当なし。

ま、そうだろうな。

あったらすぐに誰か受けるだろうし。

それじゃ、すぐに見つからないようなクエストの出し方してるのかも。

ふと机の端に目をやると小さな穴が空いていた。

なぜそれが気になったのかそれは俺も分からない。

でも。

俺は胸元から例のダーツを取り出した。

もしかしたら。

俺はダーツの針の部分をその穴に突き刺した。

何か起きるわけないか。

ピー

小さな音が鳴り画面に認証しましたと文字が出た。

え?

俺はダーツを急いで懐にしまう。

画面をそのまま見ていると、シークレットモードに移行しますと表示され、クエストが1つだけ現れた。

『新装備開発実験』

そうクエスト名が出ている。

クエストには新開発された装備の実用性について、実際に装備して機能テストをしたい。

その為にその装備者を募集すると書かれていた。

特にロボ子さんの名前はないが。

しかし、シークレットで隠れていたクエスト。

何かホロメンに関係するのかもしれない。

俺はそのクエストを受注した。

《クエスト受注確認しました。

クエストを行う場合は移動装置に乗り指示してください》

そう機械音声が言ってきた。

俺は椅子から降りて移動装置に立つ。

そして、クエストを行う事を伝えると、また静かに進み始めた。

ギルドを出て移動装置が向かうのは都市の中心の巨大なタワーの方だ。

あそこに向かうのか?

まっすぐタワーに向かう。

やっぱりここか。

巨大なタワーの下、入り口が自動で開いた。

中には人が行き来している。

ここはどこなんだろう?

マップを開く。

中央管理タワーとマップには記されていた。

俺はそのまま穴の開いた方に移動する。

なんだ?落とし穴?

するとその穴の上で移動装置が止まり、そのまま下に降り始めた。

なるほど、1人用のエレベーターみたいなものか。

地下に降りた俺はそのまま通路を進む。

ここでは人は行き来していない。

しばらく行くと扉があった。

その前で移動装置は止まる。

《クエストを確認》

そう機械音声の後、ドアが開いて俺は中に入った。

「ここは?」

着いたところは最近見たような場所だ。

『ようこそ、我が研究所に』

どこから放送しているのか分からないが音声が流れてくる。

「研究所?

これは闘技場だろ」

俺は誰に言うわけでもなく叫ぶ。

そう、これはこの前見たばかりの闘技場に似ていた。

違うのは地面が鉄で出来た床で、周りも鉄の壁で覆われている事ぐらいだ。

『闘技場?

ま、確かにそうかもしれないね。

これからキミには私の作った装備の実験に付き合ってもらうのだから』

男の声でそう放送が流れる。

俺はゆっくりと移動装置から降りる。

移動装置は俺が降りた後、鉄の壁に向かいそのまま、鉄の壁に出来た小さな穴に入っていった。

『では、それを装備したまえ』

鉄の床が開き足装備が出てくる。

これもメカっぽいな。

どこから見られてるのか分からないが、ここで暴れても仕方ない。

俺はその装備を手に取り装備した。

装備名は《アルティメットフット》

究極の足とはね、大層な名前だ。

『装備したね。

では、始めてもらおうか』

そう放送がいった後、俺の前の床が開き下から何かが上がってきた。

なんだ?

ガチャンと音が鳴り、地面と上がって来た床が合わさる。

そして、目の前に1人の女性が。

おい、まさか。

その姿は昨日ログアウトした時に調べた人にそっくりだった。

友人の「これから会う相手の姿は確認しとけ」という言葉に俺はロボ子さんの姿を調べたのだ。

目の前にいる人物はまさしくそのロボ子さんだった。

『さぁ、始めようか。

私が作り上げた最高傑作ロボ子と戦ってもらおう』

俺は訳も分からず鬼切丸を出す。

最高傑作?

この放送してるやつがロボ子さんを造ったのか?

そして、俺はロボ子さんとこの鉄の闘技場で戦う事になった。




突如ロボ子さんと戦うことになってしまうあなたは果たして、ロボ子さんに勝てるのか?
そして、ロボ子さんを造ったという謎の人物はいったい?
次回をお楽しみに
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