自称王(笑)と友達になろう!   作:めたるぅ

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第1話

なんてことはない。

ただの事故だった。下校中に車に轢かれるなど、別に死因としてはおかしくないし、なんならありふれた死に方に分類されるのかもしれない。

 ただそれがトレーラーであっただけ。後続車が通ることで、死に際に自分の首から下がミンチにされていくのが見えた。

 俺の意識が途絶えたその時まで、後続車は絶えることはなかった。最後の景色はタイヤという、なんとも風情のないものとなってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

星の数をご存知だろうか?この銀河系だけで約2000億個だそうだ。

 「星の数ほど女はいる」などとほざいた日には、天文学者に挽肉されて星に還ることになるだろう。

 さらに、ある学者はこんな説を唱えたそうだ。「人程度が想像し得る物事は既に存在しているか、実現可能である」というもの。

 これらから導き出される結論はただ一つ。人が日夜想像している空想の世界や漫画の世界は、この広い銀河のどこかに存在している可能性がある、ということだ。それだけではない。

 人が死んだ後、意識はどうなるのか。実際に死んでからのことは分からない。知りたければ線路でTikTokでも撮っていればいい。すくにでもお迎えが来るだろう。僕の場合、果たして、死んでしまった僕はめでたく生まれ変わることができた。前世の記憶がある状態で。

 生まれて初めての行動は『産声をあげる』ではなく、自分のミンチを見たの感想として『助産師の腕に吐き戻す』という極めてファンキーなものとなった。

 

 

 

 

 

 

 生まれた瞬間から自我が確立しているというのは極めて厄介である。

下の世話を母親にされるたびに、羞恥心から一周回って背徳感を感じるという変態的な思考を余儀なくされる上、父親に高い高いされるたびに、あまりの高さに、また他界他界してしまうのではないかと内心ビビり散らかしている。

 ここで家族構成を紹介しておこう。母、父、一人息子という平凡な家族構成。ファミリーネームはジキル。父の名前はパドモア=ジキル。母の名前はカーミラ=ジキル。僕の今世の名前はヘンリー=ジキル。まだ生後五ヶ月なので、一言も喋ってないが、この世界はどんな世界なのか家の中にある品々をみたり新聞を読んだりして情報を集めた。

 普通に地球にまた生まれただけだと思っていたが、どうやらそうでもないらしい。雑誌の文字は微妙に見覚えがあるし、前世には無かった職業があった。ハンターである。これらの情報から、この世界がHUNTER×HUNTERであると結論づけるのは早計ではあるまい。

 いや流石に早計か。

 確かめる方法として手っ取り早いのは、念の習得である。地球と違いこの世界には『念能力』なる物理現象を超越した力がある。体の中にあるオーラを体内に放出し、体を強化し、若さを保ち、個人によって様々な能力を生み出す。原作ではその能力は一般人には秘匿されていた。

 そんな力が世に出回れば、何が起こるかなんて分かったもんじゃない。それゆえに、一般人代表のようなマイファミリーは念能力なんて知らないだろう。「パパ念能力おしえてちょ」といっても、アニメかなんかの見過ぎだと笑われるのがオチだろう。両親に聞くというのはなし。となるとやはり自ら習得することこそ確かめるのに一番手っ取り早いだろう。幸いまだ生後五ヶ月。時間なら掃いて捨てるほどある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 念の修行を始めて一ヶ月。精孔が開きました卍。この一ヶ月はベビーベットの上で瞑想をして過ごしていた。開始5分ですでにアホくさすぎて頭の中で前世の漫画を何度もリピートしていたが、形だけの瞑想でもなんとかなるらしい。

 精孔が開いた瞬間、ブワッとなにかが体から出ていく感覚がして目を開いたら全身から煙が出ていた。喋れるようになる前に念に目覚めるのもちょっとどうかと思うが、まぁ纒も余裕でできたしとりあえずオーラ枯渇で死なんでよかったと安堵した時。

 

「あらヘンリー?あなたなんで精孔が開いているの…?ちょっとあなたきて!」

「どうしたんだい大声で…、っておう、どゆこと?なんでヘンリー纏してんの!?」

 

 

……Jesus。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




中身スカスカなのはお察しの通り。ゆっくり投稿していきます。受験シーズンなんで。
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