自称王(笑)と友達になろう!   作:めたるぅ

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第10話

 はい、ご馳走様。

 セオドアさんは念が使えない割には強かったが、所詮は凡人。流石に負けはしない。

 ここにきてからもう一ヶ月がたつ。金もだいぶ貯まったし、今回の試合でこの階層を超え、200階へと進むことになった。この階からは賞金が出ず、単純に名誉のための戦いになる。

 正直、うまみがすくないからさっさと引き上げようかと思ったが、念能力者同士の戦闘は経験がなく、初心者狩りのような雑魚連中でも経験すべきとここに残ることを決意した。

 しかも、メモリもだいぶ集まった。ここまでくるのに、約50人と対戦してきたが、毎試合の〆には相手を長時間をかけて絞め落とすため、あまり不自然な様子なくメモリを奪取できた。しばらくは能力作り放題でウハウハです。

 まじ、人生ヌルゲー。

 さてさて、なんか能力作ろうかな。武器作成系能力は、今度鍛冶屋を訪ねて自分専用武器を作るつもりだからなし。近接攻撃用の能力を作るのもありだが、正直『all over the world』で間に合っている。不安定な能力ではあるが、主人公クラスの能力が出たときは、まず負けないだろう。

 かと言って、便利系能力といってもあまり思い付かない。うん、とりま作るか。なんでもいいや。

 

 

 

 『言霊(シンタク)』

 能力:声にオーラを持たせ、微弱な催眠をかける。

    オーラを大量に込めれば、物質を騙せる。

 

 制約:使う際、声帯に凝をしなければ発動しない。

    この能力に関することを他者に明かしてはならない。

 

 誓約:この能力の存在を知られ、他者からそれを告げられた時、この能力

     を失う

 

 

 

 こんな感じか。早い話、思考誘導である。動物等には完全な服従が可能だが、人の脳は複雑すぎて無理。だが、うまく使えばとても役に立つ能力であることは想像に難くない。しかも、僕結構、催眠姦ってジャンル好きなんだよね。いやー、たのしみっすわ。ぐへへ。

 

 

 200階で選手登録を済ませ、割り当てられた個室のベットに寝転ぶ。テレビ画面には、早くも次の試合日程が表示されていた。明日である。

 …はやスギィ!休ましてくれや。

 ベットで悶えていると、念獣のチルが擦り寄ってきた。そういえば、こいつには重力を操作する能力が備わっている。

 相手を絞め落とす際、自分の体重では容易に振り払われて、逆にマウントを取られたらたまらない。新しい能力を作ろうかと思っていたら、チルが鼻をこすりつけてきた。すると、チルから大量の情報が流れ込んできた。

 

 

 『愛は重力(キャットスタンプ)』

 能力:肉球で対象に触れると、以後その対象の質量を変化させることができ

    る。

 

 制約:対象は2人まで。

    一度設定したら解除できない。

 

 

 誓約:制約を破った場合、念獣「チル」は消滅する

 

 

 

 どうやらこれもマミーの能力らしい。これがあれば、絞め落とし問題は解決だ。とんとん拍子にことが進んでありがたいね!

 明日も早いしもう寝るかぁ。

 

 

 

 

 

 「君もなかなか美味しそうだね♥大事な所にじんわりくるなぁ…♣︎」

 

 おぅ、変態は聞いてない。

 

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