自称王(笑)と友達になろう!   作:めたるぅ

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感想がほちいです。


第3話

 発の修行は思ったより難航した。

 前世の知識では、発の修行として水見式の変化が顕著になるようにしろということだったが、詳しい修行方法なんかはよく覚えていない。

 はぁ(クソデカため息)。よくわからない概念を独学で習得するなんてやってられない。だるいからやめようかなんて思ったが、ひらめいた。

 マミー、パパりん、念能力者やん。

 大人しく両親に教えをこう。

 曰く、イメージが大事なのだと。念において重要な要素である。自分の変化が顕著になったイメージを持つことで、体が順応し、よりオーラの性質を変化されるのだそう。

 うん、大したことじゃなかった。要するに、こういうことだろ?

 目の前のコップに改めて手をかざすと。

 びびった。コップの中の水が全部口の中に転移。そこそこな水量だったそれは、強制的に体内に収容され、異物感を与えた結果、激しく嘔吐。昼飯のチャーハンがなかなかにグロッキーな状態で散乱。パパりん爆笑。とりあえずしばき回した。ちなみに、この発の修行の完了には、5年の月日を要した。

 別に変化を顕著にするだけなら三ヶ月程度でできたのだが、やるなら完璧をということで、ずっと続けてた。その結果が今日である。成功だ。感無量である。ちなみにコップはすでに無い。完全に粉末状になって机に積もっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 机の後始末を終えた。

 いよいよ待ちに待った、能力作成である。

 この5年ずっと考えてた。この能力を完成されるために、発を頑張ったのだ。

 僕が作る能力はこちら。

 

 『メモリDASH!(メモリ奪取!)』

 能力:他者の念能力における開発領域、いわゆるメモリを奪う。他者から奪取したメモリは、自身の能力の開発に使える。1人の人間から奪える最大量は、その人間が持つ全メモリの三分の一までである。すでに能力が開発されている場合は、空きメモリの三分の一となる。

 

 制約:1人の人間から一回しか奪取できない。

   対象に触れなければならない

   対象に触れる時間が長いほど奪取できるメモリが増える。

   但し、上限は超えない。

 

 誓約:特になし

 

 

 ということで、完成。この能力自体の作成にメモリを完全に使い切った。制約も少々面倒だが、それを差し引いてもなかなか便利な能力ができた。

 この力を対象に使っている間、対象はメモリの強奪を感知できるのか。とりあえず実験。

 

 「パパー、僕肩揉みしてあげるね!」

 「おお、ほんとかい。じゃあ頼もうかな」

 

 能力を発動させて肩を揉む。揉む揉む。パパりんは特にリアクションなし。普通に我が子からのスキンシップにご満悦だが、違和感は感じていないようだ。それからしばらく揉んで、手を離した。パパりんは名残惜しそうだが、ありがとうと礼を言って席をたった。

 うまく行ったか。自分の内側に意識を向けると、自分のメモリの総量が若干増えているのがわかった。この能力を作るのに使ったメモリの20分の1程度だが。

 これはおそらく、残メモリ数が少なかったからだろう。パパりんは能力をすでに開発している。詳しくは知らないが、自身の周りの温度を操作しているのを見た事がある。おかげで我が家は冷暖房入らずのハイテクハウスだ。この様子だと、マミーからも大した量は見込め無いな。

 

 

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