術式が『百式観音』ってマ? 作:隣の家に晩飯凸する止まらないゴルシ
伏黒君がやって来ました。
と言うことはもう後数ヶ月で渋谷事変だな。まぁ十ヶ月近くあるけど。
夏のど真ん中辺りに順平と虎杖が会うわけだから、夏に入るちょっと前あたりに1年ズが結成か。となると本格的な原作まではまだ数ヶ月あるのか。
また胃痛が…
藤井は渋谷事変以後の事を色々と考えていた。
まず、秤達を連れ戻す為にも保守派の戦力ダウン&呪術規定の改定がいる。
伏黒の父親、伏黒甚爾もとい禪院甚爾は文字通り禪院家の人間。つまり伏黒(恵の方)も禪院家の血を引いており、禪院家当主になれる素質はある。
藤井が前世で読んでいる限り、禪院直毘人は渋谷事変で死亡し、次期当主を恵に譲る、と遺書を残している。
その為、伏黒が禪院家当主になるのはほぼ確定的と見て間違いない。
問題は虎杖である。
虎杖悠仁、特級呪物である「宿儺の指」を食ったことで元々の魂が宿儺とシェイクされた哀れな人物である。渋谷事変中、その宿儺が敵の策略によって一時的に虎杖の身体を奪取することに成功し、東京の一部を文字通り更地にしてしまう。ここまで来ると虎杖死亡RTAになりかねない。
藤井とて無関係の人間が大量に死ぬのは流石に心が痛むし、何よりクズじゃない原作キャラに死なれるのは困る。
つまり、渋谷事変で宿儺が出てきたら宿儺とタイマンで戦い続け、宿儺を引っ込めるか虎杖が体の主導権を奪取するまで粘らなければならない。
しかし藤井にも問題があった。彼は、前世では渋谷事変で五条悟が封印されたところまでしか見れておらず、それ以降は友人から断片的にストーリーを聞いていたのだ。
故に細かい対策のしようがなく、ここまでの対策しか不可能であった。
「うぅぅ〜胃が…胃が痛てェよぉ…二年ズ助けてぇ…」
「そのままのたうち回っとけ」
「高校三年生なら胃痛薬飲むとか方法あるし俺らが助ける意味無くね?」
「こんぶ」
まず真希からの鋭い(精神的)腹パン!
そしてパンダからの(精神的)ドロップキック!
トドメに狗巻からの(精神的)ジャーマンスープレックス!
酷い連携である。酷過ぎて思わず「酷い三連星…」と呟いた藤井が今度は物理的に連携攻撃をくらったのは内緒。
「で何しに来たんだよ」
「え?いや凸かましたらどんな反応するかなって」
「なぁ真希、こいつどうする?」
「豚骨スープならぬ藤井スープにして五条に食わすか」
「しゃけ」
「お前ら酷過ぎるだろ…」
と言い残し、目を逸らさずゆっくり後退して教室を出て行った藤井は一年生の教室へと歩き始めた。
「うっす。お前が新入生?」
「誰ですかアンタ」
「三年生の藤井名入。そっちは伏黒恵、だっけ?」
「え?三年生って全員停学じゃ…」
アイツらめ!と怒り覚えた藤井だが、まぁ分かりきったことか、と感情をコントロールし普通に接する。
「ちがうわい。アイツらが勝手に言っただけだっての」
(逆にどんな嫌われ方したらそんなことされるんだ…?)
「何か失礼な事考えてるくね?」
「気の所為で」
スパァッン!!!!!と、教室のドアが勢いよくスライドし、何事かと二人揃ってドアの方を見る。
「あー!めwぐwみwんwだーー!」
入って来たのは五条悟であった。ドアホの28歳児である。
(めぐみん?このす○…?)
(めぐみん…?)
「来たなら言ってよもー」
まるで何を言いたいのかわからない二人が、次に放った言葉は─────
「丁寧に人を侮辱するのってどうやったら良いんですか?」
「うんこ召し上がれ?」
であった。
第三話を消して再投稿した理由を、言いたいと思います。
感想欄などで、色々とアドバイスをいただいた結果、幾つか共通の意見がありました。流石に共通した意見を言うと、誰が意見したのかわかってしまいますので、ここでは言いません。
ただ、それらのアドバイスを読んで、「確かにそうだな」と思い、一度第三話を削除し、再投稿させていただきました。
あのままでよかった、あの方が良かった、と言う方、申し訳ありません。
ただ、最近リアルの方が色々と忙しく、どうしても低クオリティなものになってしまったり、おかしくなってしまったりしてしまいます。私もそれらの改善に努めますが、「まぁ、いいんじゃない?」と暖かい目で見ていただけると、幸いです。
長文失礼致しました。
別途投稿中の「何か貧乏神拾ったんだが」について
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消してこっち優先して
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消さずに一生放置してこっち