術式が『百式観音』ってマ? 作:隣の家に晩飯凸する止まらないゴルシ
どうしたものか、と藤井は考える。
花御───特級呪霊との戦闘に、百式観音を使うのは構わない。
だが、リスクが大きかった。仮に原作通り花御が何とか逃げおおせたとして、術式の情報をもらされると、渋谷事変時に厄介。
手段は大きく分けて二つ。
1.百式観音を使い、確実に花御を殺す。
2.百式観音は使わず、体術のみで戦う。
前者はさっき語った通りリスクがある。後者に関しては虎杖、東堂が無事であれば、勝てなくはない。
・・・鬱憤を晴らすかな…?
どちらにしろ、全力でやる必要がある、か─────!虎杖!
轟音。
藤井が見たその瞬間、花御へと繰り出した虎杖の打撃は、黒い火花を散らし、空間を爆ぜさせた。
「
「よう、虎杖、東堂────こっからは任せとけ」
「先輩…」
「何となくだが、状況は把握してる…………今、ここで、奴を潰すぞ」
「ウス!」
「それでこそ、ライバルだ…!」
「東堂、虎杖を連れて下がれ」
「……術式、か」
「…ああ」とだけ言い、虎杖と東堂を下がらせ、特級呪霊───花御と向き合う。
『…仲間は良いのですか』
「…ああ、アイツらが近くにいるとやりにくいんでな」
そう言って、
刹那にも満たぬ速度で、いくつかの動作があった。
まず、藤井が持てる脚力を全て振り絞り、空へと跳ぶ。
時を同じくして、藤井の背後に発現した金色の観音が、その全ての掌を使い、弾幕のような張り手を花御に浴びせた。
それは木々をなぎ倒し、大地をえぐった。
それは実にたった数分の打撃だった。だがそのたった数分の打撃は、既に花御を呪力でできた血肉の塊にしていた。
「…一丁上がり」
「んあぁー・・・」、と口をあんぐり開け、変に声を出す虎杖―――を横目に、東堂は感心したように、腕を組みながらうんうんと首を縦に振っていた。
「それでこそ俺のライバルだな、藤井」
「いやオメーのライバルにいつからなってんだよ俺は」
東堂のバカみたいな発言から軽い談笑が始まる。それにのめり込む藤井はまるで、何かから逃げているようだった。
ぴくん、と少しだけ動いた気がした。
肉塊と化した花御が少しだけ、動いた気がした。無論、それは『気がした』である。だが、原作で五条の茈を喰らっても何とか生き延びたやつである。
油断はできない。慢心もしない。
その考えが、もう一度金色の観音を呼び出していた。
その手刀は既に抉られた大地をさらにえぐり、血肉を赤い霧のように霧散させていた。
すいません、動画投稿の方に集中してたら遅れました
別途投稿中の「何か貧乏神拾ったんだが」について
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消してこっち優先して
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消さずに一生放置してこっち