霧雨魔理沙は救われない   作:parui

5 / 19
封じられた妖怪


封じられた狂気

地底から外に出る頃にはもう夜になり、雨も止んでいた。

雨雲が消えた綺麗な空から三日月と星だけが私を見下ろしている。

 

「綺麗だなぁ·················」

 

無意識に呟く。

周りはしんと静まり返っていて、小さい私の声でも少し響く。

 

「おかしいな。静かすぎるぜ············」

 

妖怪にとって最高といっていいほどの夜だ。

妖怪が蔓延ってるはずなのに、こんなに静かなのはおかしい。

私の体に違和感が広がり、悪寒が走る。

意識をピンと張りつめ、目を細め、耳を澄ませる。

どんな些細な動きや音も見逃さないようにし、辺りを警戒する。

どこからだ。どこから来る。妖怪共を黙らせるほどの奴だ。相当なはず。

囮か。罠か。それとも射撃か。それとも奇襲か。

どんな卑怯で小癪なパターンを予想し、様々な道具に手を掛けれるようにしておく。

しかし、それはあまりにも普通にやってきた。

ガサガサと草むらから音がする。

私はそれに視線を移し、八卦炉を構える。当然、周りへの警戒も怠っていない。

来るか?

そう思った直後、そいつは現れた。

 

「あぁ、いーい夜だ。死ぬには丁度良いなぁ」

 

草むらから出てきたそいつは髪が長く、勇儀や萃香のような服を来ていた。

鬼か?

私は八卦炉を構える腕を可能な限り固定するように力を入れる。

しかし、そいつは何もないかのように警戒しない。

私はそいつを観察しているうちに、気づく。

こいつ、目を閉じているのか?

そいつは目を閉じていた。だが、まるで見えているのかように動いている。

どういうこった。なんだこいつは。

 

「おぉ、人間か。始めましてだね」

「··············お前はなんだ?」

「妖怪さ。数日前まで封印されてたね」

「数日前封印が解けた······················?」

 

私はそこで一つ、仮説を立てる。

いや、もはや仮説ではなく、確信していた。

まさか、

 

「··············まさか、博麗神社を襲ったのはお前か?」

「いや、私じゃないね。やったのは私のお仲間さんさ」

 

少し強めた口調で言う私にたいして、相手はアハハと笑いながら答える。

 

「あぁ、そうか··········。お前も霊夢達を殺した奴等の仲間なんだな」

「ん?」

「お前等が霊夢を殺したんだ。·······霊夢達を殺したんだ!」

 

怒りに身を任せ、八卦炉から弾を撃ち出す。

弾幕用じゃない、兵器として運用して撃ち出す。

散らばった弾は途中、方向を変えて奴の身体に向かっていく。

奴は動かず、微笑んでいるだけだ。

当たったか··········?

そう思った瞬間、全ての弾がシュッと突然消える。

 

「なっ·········!」

 

驚愕する私を嘲笑うかのようにそいつは笑い、私の方に顔を向けた。

 

「勝負しようって言うんだね?なら名乗りを挙げておこう」

 

奴は片目を開け、私をじっと見つめる。

どうやら隻眼のようだ。

しかし、その目は片目でも心を見透かしているようで、今すぐに視線から逃れたいほどだった。

 

「私の名は和霊鬼淵。封印されし妖怪、牛鬼だ。封印が解け、今に至る」

 

邪悪な笑みを浮かべ、名乗りを挙げる鬼淵に恐怖を覚えた私は皆の道具に手を掛ける。

 

―絶対に殺してやる。




殺してやる




急いで書いたので全然書けてないのです。許して。
難しゅうなってきよったでぇ。
牛鬼、和霊鬼淵さんの登場です!

中間テスト終わったァーーーーー~~~ッ!!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。