活殺シリーズ 二次創作   作:金脇真人

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今回は宝塚記念編!

今年の皆様の願いは何でしたか?

タイトルホルダーの中距離G1初制覇か、ディープポンドの悲願か。

僕の夢はエフフォーリアの復権でした。

結果はタイトルホルダーの圧勝でしたね。

それでは、どうぞ。


仁川の晴れ舞台

天皇賞(春)終了後。

 

ふぅ…。疲れた…。

 

「今回はギリギリだったな。3番人気の彼女も凄い肉薄だったな。」

 

「それ以上にジョーダンの圧がすごすぎた…。」

 

「まあ、このままじゃ、ジャスタには届かんな。よし。とあることを伝授してやろう。」

 

「ん?何を教えてくれるんだ?」

 

「はは。勝負のコツさ。」

 

数日後。

 

「真人さーん。退屈ー。」

 

「しょうがねえだろ。ビデオ研究は必須なんだし。」

 

「だからといって、走りに全く関係ない映像見せられたってさぁ…。」

 

「いや、あながちそうとも言いきれんぞ。」

 

見せているのは野球の映像である。それも、俺の現役時代の映像だ。

 

「よーく見てご覧?」

 

「はぁー…?」

 

「よいしょ。」「なんで止めんだよ!?」

 

「ここの映像、流石プロって言った感じだな。」

 

「ただ盗塁阻止しただけだろ?」

 

「いや、そっちじゃない。」

 

「え?」

 

「カウントよく見てみろ。」

 

「ワンボールノンストライクスタート!?」

 

「よく気づいたな。」

 

「恐らくエンドランだったんだが、関係なかったって感じだな。スチールも出来るようにしているっていうのがたちが悪い…。Pって後々流れがおかしいことに気づくんだよ。」

 

「なんでだ?」

 

「盗塁阻止は決めているのだが、それ以前にバッターに集中出来ていないのが浮き彫りになるからな。徹底的に揺さぶられて、最後は自滅していく。」

 

「くぅ…。恐ろしいな真人さん!?」

 

「そして、これがこの捕手が盗塁成功率が高い理由だ。」

 

「どう言うことだ?」

 

「この捕手はシーズン5割の盗塁阻止率をこのシーズンに記録している。」

 

「シーズンで何回走られるか分からないものを半分も!?」

 

「そうだよ。この捕手は高校時代に俺と組んでいた。」

 

そこから特訓はさらに続く。

 

「厳しい…。」

 

今やっているのは、俺に対してどうやって打つか抑えるかをただ単に読み合うだけのお手製のゲームであった。

 

読みが当たれば勝ち。ただそれだけである。ただし。

 

「だぁー!また負けたぁ!」

 

113連敗か…。まあ、しょうがないよな。

 

「なんで真人さんこんなに強いの!?」

 

「そりゃそうだろ。俺に読み合いで裏をかこうと思ったら、策はない。策を講じれば講じるほど、その作戦を利用されやすくなる。」

 

納得しているようだ。

 

「つまり、俺に勝つにはまだデータが足りない。データで倒すか、勘で倒すかはお前の自由だ。」

 

そうして、一ヶ月が経った。

 

「真人さん、行ける。」

 

「一ヶ月の答え見せてみろ。」

 

「これが、アタシの答えだ。」

 

そこに表示されていたのは、K(ストライクバッターアウト)の一文字であった。

 

宝塚記念

 

「さあ、今日は遂にやってきました!前半戦最後を締めくくるグランプリ宝塚記念!出走メンバーも例年を上回る豪華メンバーです!」

 

「一枠一番ナカヤマフェスタ!」

 

「二枠三番トーセンジョーダン!」

 

「そして、今日の一番人気、大外枠から夢を届けます。八枠十五番ゴールドシップ!」

 

なんかいつもより実況の勢いがあるな…?

 

「この宝塚記念はグランプリレースなんだ。」

 

「ん?有馬と同じ?」

 

「そうだ。今年前半戦を締めくくる豪華メンバーによる一戦だ。」

 

「そして、このレースではウマ娘たちが夢と表現される。さあ、誰が読み上げられるのか…。」

 

「今年もやってきました宝塚記念。貴方の夢、私の夢が叶います。

 

貴方の夢はなんですか?

 

昨年宝塚記念を制し、凱旋門賞へと挑み二着だったナカヤマフェスタの王者の意地か、

 

それとも、

 

トーセンジョーダン悲願のG1初優勝か、

 

私の夢は、ゴールドシップの世界へ日本の王を見せる姿です。」

 

「各ウマ娘ゲートに収まり体制整いました。」

 

「夢のグランプリ宝塚記念、今、スタートしました!」

 

「やはり人気のウマ娘三名は後方に位置取りました。前から順にナカヤマフェスタ、トーセンジョーダン、ゴールドシップといった位置です。」

 

「そして、今日四番人気のジェンティルドンナはなんとハナを奪っていきましたが、逃げのウマ娘が居ないようなので、これはかなり攻めた展開です。」

 

「今回はスローペースであることが予想されます。それをジェンテイルドンナがどこまで引っ張れるかが問題ですね。後方の三名のウマ娘たちは確実に上がってきます。」

 

………………………………………………………………………………………

 

「第三コーナーから第四コーナーです!ここで一気に後方に位置取っていたナカヤマフェスタ、トーセンジョーダン、ゴールドシップがやってきた!」

 

「おおっと、ここでジェンティルドンナも速度が上がるがゴールドシップが鬼気迫る末脚であっという間に抜き去り、他のウマ娘たちを置き去りにして行きます!

 

最早、誰も追い付けない領域へ!ゴールドシップ!

 

完全勝利の宝塚!仁川の晴れ舞台を見事に飾り付けて見せました!」




はい。と言うわけでいかがだったでしょうか。

今回は特別にかなり長いお話となっております。

皆様は、お盆をどう過ごされましたか?お仕事などでお疲れの方も多いとは思いますが読んでくださり幸いです。それでは、これからも不定期ではございますが、何卒よろしくお願いします。

次回予告

宝塚記念を圧勝したゴールドシップであったが、理想には程遠く、自らはまだ高められると世界最高峰のレースへの出走を直訴する。真人とトレーナーの出す結論とは…!?

次回

世界の頂へ挑む意思
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