なんと、一番人気が全くもって勝てないレースがずっと続いております。(執筆時)さあ、来週の天皇賞(秋)は、一番人気が勝つのでしょうか。
作中では天皇賞(秋)か、凱旋門賞か…。ぜひともお楽しみください。
宝塚記念終了後…。
「ゴルシ。またいいレースだった。圧倒的な走りを見せられたな。最後、ジャスタといい勝負だった。」
「あぁ…。だが、まだ届かない。だから。
"凱旋門賞"行かせてくれねーか?」
「だめだ。」
「即答かよ!?面白くならねーぞー!?」
「面白い、面白くないの問題じゃない。」
「アタシは絶対に面白くできる!やってやるからな!?」
「あ!ゴルシ!?」
そそくさと立って出ていってしまった…。そして、俺は一言…。
「面白いんじゃなく…。楽しめなきゃ意味がねーんだよ…。」
そう、静かに一人呟いたのだった…。
その後…。
「すまねーな。トレーナー。だめって言わせちまって。」
「いや、真人にそう感じられたんならしょうがねーよ。」
「どうして、俺の感覚を信じたんだ?ド素人だぞ?」
「お前の感覚、どこまで正確かわかっているだろう?」
「あはは、勘付かれてたか。俺が正確無比なケガの感覚の持ち主だということに。」
「ゴルシ、どうなんだ?」
「分からない。」
「お前がそんな…」
「確実に凱旋門に行けばケガするけどな?」
「そういうことか…。」
………………………………………………………………………
「ゴルシ。」
「お!どうした!宇宙にでも行くか!?」
「凱旋門賞には…。出走しない。」
「オイ!なんでだよ!」
「お前の足。もうボロボロだろ。怪我の寸前で。」
「んなこたねえ!全然まだ走れ…」
コケた。見事なまでに。
「なんでだよ!動けよ…!」
「だからやめとけ。海外の芝に今挑んだら二度と走れなくなるぞ。ジャスタとの対決は叶わないぞ。それでもいいなら出走しろ。」
そして、扉を閉めた。
数日後…。
ゴルシ、休養。その見出しが各紙に踊った。
「ゴールドシップは凱旋門(賞)に挑戦する資格がないと判断された。そのためこの後天(皇賞)秋までを全休養とするということが関係者からの取材でわかったって…。これ、飛ばし記事にもほどがあるな。ただの飛ばしじゃなくて若干事実が混じっているのが本当にムカつく。」
「まぁまぁ真人落ち着けよ。飛ばしなんだろ。」
「まあ、この会社は?飛ばしに定評があるし?ろくに取材もしないけど?他社の掴んだネタを強奪することで有名なんだ。」
「ふーん。」
「何人俺の専属記者がふっとばされたか分からん。」
「そんなことがあったんだな…。専属記者なんて…。」
「プロ野球選手では珍しい部類だとは思うけど俺一人だけでとんでもない利益上げてたらしいからそりゃ専属記者もつくっていうね。」
「へー。おまえ一人だけでどんぐらい?年俸ぐらい?」
「その十倍。」
「十倍!?
下手したら1球団の総年俸クラスだぞ!?」
「だから、それぐらい人気があったの。…シカモオレフタゴデチガウキュウダンデアニキノホウダカラニンキデタシ…。」
「あ?」
「あーいやなんでもね。」
とそこで…。
バーン!あ、扉吹っ飛んでった…。後で直すか…。
「ようゴルシ。遅かったな。」
「真人!これはどういうことだ!」
「アタシが天秋まで全休!?頭のおかしいこと…。」
「ホントだぞゴルシ。お前、足が相当キテるだろ?おまけに夏合宿もあるんだ。秋シーズン開幕まで休養だ。」
「だからって天皇賞は…。」
「本来であれば京都大賞典に出したいところではあるが、次は左回りだしな。トレセンのコースに慣れされる期間が長い方がいいと判断した。」
「なるほど。それなら納得だ。」
「頑張れよ。」
「ああ。」
続く
はい!というわけでいかがだったでしょうか!
今回もまた一気に話が進み…。ました…ね?
凱旋門賞ではなく天皇賞で行くことになりました。
次回予告
天皇賞へと挑むことになったゴルシ。一方でトーセンジョーダンが凱旋門賞へ挑むと発表された。ライバルの走りそれを受け天皇賞へと挑む!
次回!
御前にて見せる神なる走り
次回もお楽しみに!