今回はゴルシ編における最終章突入となります。翌年からはスズカ編もスタート。
途轍もない勢いで物語が急加速を迎えていきます。
さぁ今回、ゴルシが成し遂げる偉業とは…
ゴルシの天皇賞出走が決まり、早数ヶ月。
「凱旋門賞、ナカヤマフェスタ、トーセンジョーダン、共に振るわず。王者ゴールドシップの強さ、早さ、運の良さの程度が知れた。」
はぁ…さんざかいってくれちゃって。
アイツらだって必死に走った結果なのに自分らのことは書かれず、メディアはゴルシ、ゴルシ。
そりゃぁジョーダンも走るのが嫌になるわな。
「よっ!トレーナー!珍しいもの見てんな!あ、アタシはいいぞ!」
友達思いの優しい奴め。
夜。
ゴルシちゃんの携帯がその時、激しく震えたんだ。
「もしもし?」
「ようお前か、マイケル!」
「誰だかわかんねーし!」
「まぁ、そうだな、アルメンゴ!」
「だからうちはトーセンジョーダン!何回も言わせんなゴルシ!」
「ああそうだった。向こうでアタシの蹴りがなくて寂しいだろ!」
「むしろ楽でいいわぁ。うちの背中も安全でいいわぁ…」
「なあ、が」
「ゴルシさ!練習の調子どうなの!?」
露骨に話をそらしてきやがった
「お、おう。まぁ中々だぜ。今日なんか裂きイカ取れちまってマグロをさばいたぞ!」
「そ、そうか。いつも通りで安心した。だからさ、あたしの話も聞いてもらってもいい?」
「うん?」
「あたしさ、この前のレースの時さ、頑張って最終直線、三番手ぐらいまで、上がったんだよ、けどさ、何も見えなくなって、気づいたらレースが終わってて、あたしは負けてた…
ゴルシの背中がなくて急に不安になってさ、なんか、怖かった。あたしさ、もっとがんばれた、んだよ。がんばれたんだよ!だけどさ、届かなくてさ…
ゴルシ、ごめんね。こんな話しちゃって。
あたしさ、さ、うえ、かちたくてざ、くやしくで、ごるじどいっじょにばじりたぐでさ、あれ、なびだがどばんない」
「ジョーダン、いくらでも、泣けばいいぞ。」
「ぐやじがっだよおおおうえええええん!!!!!!!ざびじいよおおお!!!かちだがっだのに、ごるじごべええええん!!!うえええええ!!!!」
その日、ジョーダンが寝落ちするまで、一緒に話をした。くだらない話、レースの話、トレーナーの話。この日がアタシをずっと勝つ決心をさせた日だったんだと思う。
そして、天皇賞秋の日。
「ゴルシ!準備はいいか!」
「もちろん!」
この日まで準備してきたんだ、友達たちの走り見て、こいつが何かいい影響を受けていてくれ。
そして、レースが始まった。
「ゴールドシップは先行策を取りました!」
今回は6~7番手の位置にいる。その位置だと確かジョーダンとかフェスタの位置に…え?
「向こう正面をとおり第三コーナーへ!ゴールドシップがここで動き出し、馬群を抜けて3番手!後ろからはもう何も来ない!さぁ最後の直線だ!ゴールドシップがぐんぐんほかのウマ娘を突き放す!もはや余裕の走りだ!圧倒的な強さ!ゴールドシップ!天皇賞秋を大差勝ちいいいいい!!!!!!!」
「ゴールドシップのサブトレーナー、金脇真人さんにお話を伺いたいと思います!金脇さん、どのような気分でしょうか!」
「いやぁ正直言って最高ですね!「うえーい!」
「ゴルシか!インタビューうけっか!」
「お、面白そうじゃん!」
「ではゴールドシップさん、どのようなお気持ちでレースを走られましたか?」
「やっぱりフェスタとジョーダンの二人が凱旋門賞で頑張ってくれたので、アタシも頑張らなきゃなと思って、必死で走って、勝ちました!」
「ではトレーナーさん、それを受けて質問します。ゴールドシップさんの思い、どのように受け取られましたか?」
「トレーナーとして、まぁ、よくその思いを背負って走り切ったなと。一人の人間としては、満点だ!と言いたいです!」
「ありがとうございました!」
続く
ご愛読ありがとうございます。どうも作者でーす。
すっかり設定が抜け落ちていてこれ最終章は大丈夫なのか…?
となっています。一応最終章は真人大大大活躍する(予定)なので本編ファンの皆様はぜひお楽しみに!
ちなみにですが、次のサイレンススズカ編が終わり次第、どうしてもアニメ本編と軸が被ってしまうので、ダイジェスト形式になります!
ちなみに改変する箇所に関してはしっかりと改変して、新たな書き方になります。
それでは次回予告!
遂に挑む有馬記念!天皇賞秋を制覇し波に乗るゴールドシップはジャパンカップも勢いそのままに制覇する!年末の中山の舞台で笑うのはナカヤマフェスタかトーセンジョーダンかゴールドシップなのかそれとも…?
次回!ゴールドシップ編!最終話!
「中山にて奇跡よ笑え」
お楽しみに!