そして掲示板は吹き飛びました。
【前半までのあらすじ】
遂に対面するコンビニ店員(本名:
10/3(水)14:45 東京高専応接間
「あっ」
「おっ茶柱とは縁起が良いっスね」
コンビニ店員は応接間で新田から窓としての仕事の説明や手続きを終えていた。窓の仕事や呪霊の説明などを前世由来の知識で把握していたのでスムーズに話が進んだのだ。そして現在はコンビニ店員が疑問に思った事や高専についての話をしている。
始めの心細かった気持ちは新田の親しみやすい性格によって絆され意気揚々となったコンビニ店員。でも任務の日程については聞けていない。と言うか聞くタイミングが無いし良い感じの言い訳も思い付かないので分家さんに情報収集を任せようかなと思っていた。
「そう言えば変な質問なんスけど、東西さんのお姉さんは小さい頃銀髪の少年に会った事ないっスか?」
「銀髪の少年…?そんな話は聞いたこと無いですね。我が家の姉がそんな目立つ人と出会ってたら絶対僕に話すと思いますし」
銀髪の少年と聞くとコンビニ店員の中で思い浮かぶのは五条悟である。しかし五条悟に会っていたらインパクト強そうだし流石に覚えているだろう。そう考え答えたコンビニ店員であったが、実際は過去に遭遇している。
コンビニ店員の姉である龍は幼き頃、悟少年と出会ってザリガニを呪霊にぶん投げたりザリガニを囮に呪霊とデッドレースを繰り広げていた。その後、龍を迎えに来た幼きコンビニ店員は悟少年と対面している。しかし十年以上前の話だし数分にも満たない時間しか出会ってない。更に言えば龍本人がそこから記憶を失ってる。今は術式発動時の発狂で思い出しているが内容が馬鹿過ぎて誰にも話してない。つまり真相は闇の中。
「そうっスか~。東西さんに名刺を渡した五条さんが探している人と東西さんのお姉さんの名前が一緒だから確かめてくれって言われたんスよね」
「五条さんって先程説明されてた最強の呪術師ですよね。その人が探しているなんて…その方はどういった人なんですか?」
「なんかザリガニを呪霊にぶん投げたりしてたらしいっス」
ザリガニを呪霊にぶん投げる…?なんだその珍獣。流石に我が姉は呪霊相手にそんな阿呆な事をしないだろう。しかしこんな話原作では聞いた事がなかった。もしかしたら、原作に番外編的な感じでザリガニぶん投げる系の珍獣を探してる五条悟の話があるのかもしれないがどうだろうか。あまりにも阿呆過ぎる話である。
「じゃあ正式な手続が終わったら郵便で登録書が届くので、そこに書かれた連絡先から呪霊報告をよろしくするっス。くれぐれも近づきすぎないよう気を付けて行うっスよ」
「はい、承知しました。本日は態々お時間を割いて下さりありがとうございました」
「いやいや、此方こそ窓としての仕事を引き受けてくれるだけで助かるっス」
扉を開けて廊下へと2人は出る。コンビニ店員の高専へ来た目的は果たされた。情報収集的な意味合いでは特にこれと言った成果を上げていないが…まぁ問題はない。
そこへ丁度通り掛かる人影が現れた。
「おっ新田さんだ!丁度良かった、これ任務の報告書」
「虎杖君じゃないっスか。報告書確かに受け取ったっス」
コンビニ店員は心の中で叫んだ。それはもう全力で叫んだ。ついでにテンションもぶち上がった。何故ならそこに居たのはこの世界の主人公である存在。
──虎杖悠仁じゃんッッ!!!!
宿儺を身に宿し、呪い呪われた世界へ誘われた苛烈な運命を背負った少年。その悲惨な運命を思うと心が傷む。いやそもそもこの世界はコンビニ店員やその姉、他の転生者な仲間達も住んでいる現実なのだ。誰もが主人公であり、誰もがその世界で生きている。コンビニ店員は瞬間的にその様な事を考えて情緒がぶっ壊れそうになった。
「そこの人大丈夫?」
「あ、うん。大丈夫…大丈夫です」
「いや、ぜってぇ大丈夫じゃないやつ!はい、これプレゼントするから元気だして」
虎杖はポケットの中からお菓子を出し、それをコンビニ店員の手のひらへ置いた。それは皆様ご存知の喜久福である。おそらくお土産として貰ったか買ったかのどちらかだろう。
「甘いもん食べたら少しは元気になる…はず」
「えっと、ありがとうございます。ところで君は此処の学生さん?」
「そうだけどあんたは?」
「僕は…僕は東西水渚。窓としての仕事を承りました」
「俺虎杖悠仁、1年生やってる。東西さんは窓ってことは呪霊祓えない感じなの?」
流れで虎杖との会話が始まった。虎杖のコミュニケーション能力の高さによってポンポンと会話が弾む。コンビニ店員が自主的に話し出さなくても虎杖が良い感じに会話を先導してくれるのだ。これが作中一とも言えるコミュ強の虎杖がなせる技。コンビニ店員はその手腕に思わず震えた。その様子をにこやかに見守っていた新田はじゃあ報告書持っていくんでついでだし虎杖君が校門まで送って行ってくださいっスと去っていく。職務放棄じゃないのかそれ?
「東西さんのねーちゃんそんなやべぇ事してたの!?玄武って言ったらアレだよな、あの亀の神様みたいなやつ。そのミドリガメすげぇ強そうな名前だし何かご利益がありそう」
「やっぱヤバいよな。普通亀の為に池へ素潜りしないし毎日ザリガニ捕ってこないよね。しかもうちで飼ってない人ん家の亀だし」
「そのねーちゃん会ってみたいわ」
姉の激ヤバエピソードを話してみたり、虎杖の呪術師としての活動を聞いてみたり(宿儺関係の話はされなかった)東京の隠れた名店についての話をしたりと盛り上がった。コンビニ店員は話ながらも一応、原作場面であろう任務の話や死者が出ている為か触りだけの交流会の話もしっかりと聞き出す。概ね原作通りの流れなのだろう。今は明るく笑顔で話してくれている目の前の少年は本来数週間後に絶望を携えた顔付きをすることになる。
変えなければならない。この善人で明るい少年がどうかそのままで生きていけるように変えていかなければ。コンビニ店員は深くそう思った。だって目の前でこんなにも楽しそうに話してくれている少年を漫画の世界の住民として見れない。五条悟との遭遇時は何処と無く隔たりを感じていたし新田との会話も事務的な話だった為そこまで現実と言う実感が湧かなかった。でも此処に居るのは確かなる生身の人間。命を懸けて戦っている者がいる。
「虎杖君はさ、もしも未来を知っていて自分とは直接関係ない悲劇的な事件が起きるとしたらどうする」
「んー、それを事前に防ぐとか。これって心理テスト的なやつ?」
「まぁそんな感じ。続きなんだけど、その悲劇は既に事が大きすぎて防げない。でも自分の命や仲間の命も懸ければ被害を最小限に出来るかもしれない」
「うーん、俺ならその事を知ってるし見捨てられないや。知ってる時点で関係ねぇって放置してたら絶対後悔すると思う。仲間は…あいつらなんやかんや手伝ってくれそうだし。俺の仲間みんな頼もしいしきっと変えれる。いやまてよ、俺より仲間の方が強いわ」
「…そっか、うん。君は困難な道へ進むけど確かなるものを得ると思う」
「心理テストの結果?」
コンビニ店員は本当は怖かった。渋谷事変と言う恐ろしい悲劇へ立ち向かうのが怖くて堪らなかった。自身の死の危険もあるし、"唯一"の家族である姉も死ぬかもしれない。コンビニ店員は前世のように姉を死なせたくないし寿命まで生きていて欲しい。だからスレ民達を裏切って姉と共に逃げようかと思案していた。でも、そんな姉やコンビニ店員が愛していた日常は此処にある。此処には多くの日常が存在している。それらを守れる可能性があるのは、他ならぬ未来を知っているコンビニ店員達だ。
そうだよなと内心コンビニ店員は頷いた。虎杖に感化されたと言えばそうだろう。きっと此処で逃げ出せば一生後悔して幸福なんて訪れない。ずっと暗闇に包まれた生活になる。でも立ち向かえば惨たらしく死ぬかもしれない。どっちの地獄がましなのか?
なら、楽しい地獄へ行けば良い。
「虎杖君、もしよければ友人になってくれないか?」
「え、此方こそ良いの?よっしゃー!LINE交換しようぜ!後東西さんはねーちゃん居るし下の名前で呼んで良い?」
コンビニ店員の愛すべき日常に虎杖と言う友人が加わった。それが意味するのは、虎杖の周囲で起こる悲劇がコンビニ店員にとって直接関係あるものになったと言うことだ。これはコンビニ店員なりの決意であり、逃げないで戦うと言う宣言である。
心の内の白虎が静かに吼えた。
「じゃあ今度店連れていってなー!」
「季節限定の良いメニューがあるところへ連れていくよ。じゃあ、またね」
行きとは違い高専を一人で去るコンビニ店員。彼の心持ちは明確に変わっていた。地獄へ往く覚悟が完了したとも言える。
そんな彼を見送る虎杖は嬉しそうにニコニコしていた。虎杖は東京に来てから基本的に高専が中心の暮らしだ。高専内は人口が少ない。まず学生数がマジで少ない。教師も少ないし、職員もそこまでいないのだ。高専には呪術師や補助監督も居たりするが基本的にみんな忙しいしフレンドリーな人もそういない。とてもじゃないが友達を作れるような環境ではなかった。
地元では勿論友達がいた虎杖。でもあの頃はスマホを持っていなかったし向こうの連絡先も知らない。故に虎杖は東京での友達GETにめちゃくちゃワクワクしていた。相手が大学生と言う年上ではあるが、話していて楽しかったし東京に詳しいし呪霊の存在も知っている一般人な友達とか激レアである。虎杖は伏黒達に自慢してやろうと思う程度に浮かれていた。
「うおっ!出てくんなよ」
浮かれていた虎杖の顔に宿儺の眼が出てきていた。ぺしりと虎杖がその部分を叩くと宿儺は何も言わず消えていく。その様子へ不思議そうにした虎杖であったが特に文句を言ってこないなら問題ないかと思い自身の寮へ戻っていった。
果たして宿儺は何を見ていたのか。
今は誰にも分からない。
10/3(水)15:00 東京高専グラウンド
分家の眼は完全に死んでいた。辛うじて表情は生きているものの瀕死である。死んだ眼は幸いな事にサングラスをしているため誰にもその事に気付いていない。何故彼の眼が死んでいるのか。それには大きく二つの要因が存在する。
まず一つ目は目の前の先輩達だ。右から順に禪院真希、パンダと並んでいる。狗巻棘はどうやら任務に行っていて居ないらしい。二人は分家を興味津々で見詰めている。その時点で何を言われるか予想がつく。
「お前マジで悟そっくりだな!ボコし甲斐がある。オラ、さっさと構えろ」
「覚って言うのか。ところで写真撮って良い?」
完全に見世物と化している。ぜってぇそうなるだろうなと思ってたけど案の定言われてる。何故対面することになったかと言えば夜蛾学長が折角だし先輩達に体術でも見て貰えと此処へ寄越されたのだ。分家はやめろ…どう考えても玩具にされるだろと思いながらも半ば強制的に搬送された。控え目に言って地獄である。
『私も君が何処まで戦えるのか見たいなぁ』
はい、眼が死んでいる理由二つ目。こいつが分家にとって厄介な存在なのだ。"奴"は今のところ分家以外には見えていない。存在を完全に認知されておらず、例えるならば幽霊。そう、こいつは推定:幽霊なのだ。分家は今まで幽霊なぞ見たことがない。でも見えるようになった心当たりはめちゃくちゃある。例の魂まで見えちゃう機能がついた夜明け色の眼だ。どう考えてもアレのせいだろう。しかし、この推定:幽霊が幻覚とか妄想説もあり得る。と言うかそっちの方がまだマシかもしれない。
だってこいつの見た目"夏油傑"なのだ。
何故親友によって何か良い感じに死んでいった夏油傑が幽霊なんかになって此処に居るんだと分家はひたすら疑問を携えた。あまりにも謎が多すぎる存在。そもそも幽霊がこの世界に居るのが驚きなんだがと言った具合。目が合わないようにしていたのに不思議と夏油は此方が見えていると勘づき学長室を出た後もこうして、ついてきている。姿は死亡時の五条袈裟を着ており、半透明で呪力を感じない。そんでもって執拗に分家へ話しかけてくる。こいつに反応したら完全に頭可笑しい奴になるから無視するしかないのだ。おそらくそれを分かってやってる節がある。その態度にとてもムカついている分家であった。
「なかなか動けるじゃないか。でも足元がら空きだぜ!」
「おぉ、派手に飛んだな~」
『悟が飛ばされてるみたいで笑っちゃうね』
「…帰りてぇ」
分家は高専へ来たことを後悔しまくっていた。別に呪術師へなりたくて此処に来たわけじゃないし、入学するかどうかも決めてない。と言うかそこまで呪術界隈に参入しようと言う意志がない。その上でこの仕打ちはあまりにも酷ではないだろうか。分家はマジで家に帰りたかった。でも家に帰っても実家は呪術界隈に染まっている。しかも本日の予定はまだ残されている。そう、コテハン集会だ。その集会予定時刻まで体力が持つのかとても不安になるしかない分家であった。
切実な帰りたいと言う呟きは誰にも届かず真希からしばかれる分家。そこまで戦闘力がない分家は当然真希に叶うはずもなく、ポイと投げ捨てられる。戦ってる最中はパンダと夏油による野次が飛んでくるし、投げ捨てられた後はパンダには写真を撮られ(許可してない)、夏油には挑発されると言う糞な状況。パンダもムカつくが夏油の方が何倍も表情や言葉使い、手の動きで腹立つ。手をやれやれと言った風に動かしてため息混じりに全然なってないねとか言われた時は思わず持ってた武器を故意に離して夏油の方角に飛ばした。
それは夏油を貫通し地面に落下するのみ。全くのノーダメージ。当の夏油は何かありましたか?みたいな表情で分家を見詰めている。分家はこの場に塩があれば夏油に向けて全力投球するだろうなと思った。
そして何回か投げ捨てられた末、分家は漸く先輩達から解放された。主に夏油の精神攻撃によって分家のストレスは爆発的な急上昇を記録し、それまでナンバーワンだった五条悟との出会いより更に上へ登録された。流石五条悟の親友だった男だ。類希なクズパワーを死後も見せ付けてくれるとは大したものである。分家は死んだ目と死んだ表情で悟った。
「じゃあな、オマエの入学楽しみに待ってるぞ」
「今度は悟と並べて撮らせてくれよ」
「先輩方ありがとう御座いました。あと、当主と写真はNGなんで本気でやめて下さい」
散々な目にあったなぁと高専の校門へ続く道のりを歩く分家。そして当然のようにその後をついてくる夏油。何処までついてくるんだろうなと分家は相変わらず無視する。
暫くして校門へたどり着いた二人。そこで夏油はピタリと立ち止まった。不審に思いつつも立ち止まれば反応してしまうことになるので無言で夏油を置いていく。ともかくこの一件はスレに持ち帰ることにしよう。さて、コンビニ店員の方はどうなったかと考えていた分家に背後から声が掛かった。
『これまで敷地内から出られなかったけど、どうやら君について行くと出れるみたいだ』
この瞬間、分家は俺の私生活終わったなと理解した。夏油は分家についていく気満々だ。敷地内から出られなかったと言うことは一種の地縛霊だったのかもしれない。夏油が死んだ場所は高専敷地内だ。つまり彼はこれまで誰にも目撃されず高専内を彷徨っていたと言うことになる。そして分家が目撃したことでその目撃者に取り憑き、縛られていた場所から離れることが出来たと推測された。
『いや~久しぶりに外の景色を見るなぁ。相変わらずこの世界には猿が蔓延ってるみたいだね』
街中を歩く分家とその背後の夏油。誰も明らかに不審者な格好(五条袈裟)をしている夏油の姿に突っ込まない。それどころか避ける様子もなく、本当に誰にも見えていない様子だった。夏油は分家の周囲をうろうろしているが一定の距離から先は離れない。いや、離れられないのかもしれない。分家は考察しながらカラオケ店へ入って行った。別に歌うつもりはない。誰にも見られず誰にも会話が聞かれないような空間が偶々カラオケ店だっただけだ。
そして飲み物片手に一室へ入り込む。此処でコテハン集会の時間まで居座るつもりだ。分家は部屋に置かれたソファーへ座るとメロンソーダを一口飲んでから切り出す。
「あんた、夏油傑であってる?」
夏油は対面のソファーへ腰を
下ろすとにこりと笑顔で肯定した。
『漸く会話してくれて嬉しいよ』
分家と夏油による一対一の対面が開始される。
シュワシュワと音を立てたメロンソーダだけが黒色に染まった二人へ彩りを乗せていた。
次回、スタンド使い分家さん爆誕!?
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「皆さんごきげんよう、
私は吸血鬼現状を纏めるおじさん」
「吸血鬼現状を纏めるおじさん!?」
「では今回の登場人物を纏めていこう!」
○今回の登場人物
・コンビニ店員
正式に窓としての仕事に就くことへなった。これで一応高専関係者ではあるが関わりは薄いし少ない末端。任務についても特に聞けなかった。廊下で偶然虎杖と遭遇し流れで会話をする。その最中虎杖がこの世界にしっかりと生きていることを認識し、目を反らせなくなる。故に虎杖を自身の日常の一部(友人)にしてそれを守ろうと決心した。実は前世も今世も成人前に姉以外の家族を亡くしている。
・分家
本日ストレス最大瞬間風速の記録を更新した。先輩達から玩具みたいに投げ飛ばされたり写真を撮られたりした人。更に夏油傑(幽霊)も居たし、煽られるわ挑発されるわ自己主張激しすぎて分家は目と表情が死んだ。ついでに肖像権も死んだ。可哀想。高専に来たことをとても後悔している。炭酸系の爽やかなものが好き。甘いものは種類によるけどわりと好き。珈琲は砂糖よりミルク派。
・虎杖(と宿儺)
友達が出来て嬉しい。同級や先輩は少ないし、知り合いの呪術師や補助監督も少ない。故にコンビニ店員にはしゃいでる。虎杖、そのコンビニ店員の姉が五条の探し人なんだぜ…。
コンビニ店員を宿儺が無言で見詰めていた。
・真希とパンダ
悟にそっくりでまじウケる。
棘憂太一年ズに写真送ろ~
(学生内で有名になる分家さん)
・夏油傑(幽霊の姿)
推定:地縛霊。誰にも姿が見えないし、呪力も特に感じられない。死に際まで着ていた五条袈裟の格好のまま。高専の敷地内から今まで出られなかった様子。だが分家さんに取り憑く事で外へ出れた。娑婆の空気が旨いぜ!うわ、猿じゃん…とか色々反応しながら分家さんの周囲を探索してたっぽい。どうやら分家さんを煽るのが愉しいらしい。クズの本領発揮してる。
※分家を煽る夏油の図
今週の本誌で『うっ…』となった。
一話と最新を見比べたらより悲しい。
一方本作では渋谷事変開催前なので比較的平和。今後どうなるかはスレ民と原作陣営次第。頑張れ頑張れ!