名言っポイなんか。批判が来ない限り止めない
歩くということはいい
外の世界で旅をすれば自然と歩きが快楽に変わる
自分が今、旅しているという実感とかそういうのを感じるのだ
人間を超える体力を持っているからかもしれないけれど
それはともかく目の前のこれはどういう事だろうか
「カッチンコッチンに湖が凍ってるな…」
言った通り湖が凍っている
遠くから見た時は水色の綺麗な湖だなと思っていたがこれである
そういえば妙な光の反射をしていたな…
斬鬼は水面の傍に寄る
「…」
コンコンコンと三回すかに向けてノックする
甲高い音を三回出すだけだった
「えい」
ゴガンと鈍い音が響く
見ると氷を貫通し、そこから大きなヒビが出来ていた
斬鬼は横にいる人魂を見る。人魂は明後日の方向を見ていた
「まぁいいか」
斬鬼は拳を引き抜くと少し離れたところの氷に向かう
そして一歩踏み出す
「結構硬いんだな」
大人より少し大きい位の身長を持つ斬鬼
それが乗っても割れないというこては相当硬いと言うことだ
それだけ強い者がここに住んでいると言うことか?
「気を引き締めるか」
「やい!お前!」
「チ、チルノちゃん!」
信じたくはない、まさか
「お前が凍らせたのか?」
「その通りさ!最強だからね!」
こいつは妖精なのか?
いや、今でこれなら適した環境だったらどうなるのだろうか
北極に放り込めば…あーうん
「ダメだな、うん」
「なんだそいつ、透けてるな」
「こいつか?俺の大切な人だな」
「へー…死人じゃないですか」
よく見ると水色の妖精の横に緑の妖精が居た
というか喋れるのか、こいつら
「ここらのは言葉を発するのか…?」
「いえ?言葉を発するのはチルノちゃんと私と…あと3人くらいですかね…?」
「春告」
「ハッ!?」
妖精は言葉を放つのと放たない者が居る
主に強さでそこら辺は変わる
ただしそうでない者も居る
例えばものすごーく長く生きていれば言葉は普通に出てくる
妖精の長くはどれくらいか知らないけど。
「春告は忘れれるものじゃないとおもうんだが…」
「記憶から今だけ抜けていたっポイですね…」
「まぁ、いい!弾幕ごっこだ!」
「あぁ…慣れてないけど、よろしく」
「2回当たったら負けだ!行くぞー!」
水色の弾幕が発射、接近してくる
そういう事か、紫のやりそうな事だ
争いでは無く美しさで決めようと
「…俺には向かないな」
「このー!」
弾幕を避け続ける
こういうことは得意だ
というかやらないといけなかった
やらないと…
明日には、墓場に入っていたかもしれなかった
戸籍から消える、というのは俺が1番避けなければいけない
居なくなればやがて忘れられ、消えていく
それが、耐えられない
それとこれは別だが
「避け続けるのも性にあわないな」
俺は円形に弾幕を発射、青い弾幕がチルノに迫る
「や、やるなー!くらえー!」
アイシクルフォール
斬鬼の頭上から太い氷柱が生成される
当たれば頭痛に見舞われるだろう
だが、密度はそこまででは無い
「まずは一発だな?」
「いてっ!」
青い弾幕が氷柱を通り抜け、チルノに当たる
「むむむーなかなか強いじゃないか!」
「少なくともそこらの野良妖怪よりは強い」
「これは楽しくなりそうだ!やー!」
パパパと聞いていて気持ちの良い音が発せられる
その音分の弾幕が発射される
「ほっ」
体を捻って弾幕を躱す
「こっちにくるなー!」
氷符・アイシクルマシンガン
チルノは指を銃の形にする
先の尖った氷が続けざまに連射される
「いいねぇ、妖精とは思えないな」
「アタイは最強だからな!」
「おー最強だ、確かにお前さんは強い」
確かにコイツは妖精の中では最強だろう
「来いよ、避けてやる」
「避けてみろ!」
凍符・パーフェクトフリーズ
大きな氷が生成されたかと思えば砕け散った
その破片が弾幕として降り注ぐ
「それが切り札か?」
「その通り!」
確かに今までと比べれば格段に避けにくくなっている
人間なら軽く殺せるだろうか
「強いな、少し舐めていたよ」
「アタイは最強だからな!」
「口癖か?」
「文字通り最強だったからね!」
「過去形か」
最近は地球温暖化がどうのこうの言われている時代だ
この幻想郷にとってはあまり関係無いように感じる
…コイツの全盛期は何時だ?
俺が生まれたのは確か…神がいた頃だった気がする
永琳達が月に逃れた前くらいだ
…彼女達は今何をしているのだろうか
ふとそう思うことがある
誰がどうしてるとか、こうしているとか
蓬莱の薬の飲んだあの3人は確定で生きているのだろう
他人を気にする事はあまりしなかった
あの時はまだ妖怪の山は攻め入れられる時が多かった
あまり気にかけていると死んだ時の反動が凄まじい
斬鬼はそれを最近よく理解していた
恨みは無かった、ただ、どうしてという気持ちだけだった
「さて、この試合ももうおしまいだ」
「ギャ!?」
チルノの後ろに発生した弾幕が当たる
これで斬鬼の勝ちだ
「くそー!負けた!」
「鍛えればお前さんはもっと強くなれるさ」
そういうとチルノは
「鍛えて鍛えまくって強くなってやる!」
「おーガンバレー」
手を振って斬鬼はその場を後にする
目指すのは、目の前に見える目に悪い館
紅魔館