お風呂シーン、見たくない人は飛ばしてくれ
「それで良かったの?」
「私にもう、後悔はありません」
妖夢はしっかりとした意思でそう言った
「コイツの意思はもう変わらんさ、そういうもんだ」
斬鬼は軽く背筋を伸ばした
「…汗を流したい、風呂は湧いているか?」
「湧いております、案内しましょうか?」
「よろしく頼む」
斬鬼は立つと、妖夢に続いて行った
それを見て舞がニヤリと笑った
幽々子を見て、言う
「私達も入りましょう?」
「貴女…悪い顔してるわねぇ…?」
「貴女もよ、幽々子」
紫は呆れた様に言った
〇
斬鬼は刀を立てかける
腰の帯を緩め、服を脱いでゆく
「ざ、斬鬼さん。私が出てから…」
「ん?あぁ…すまんな、配慮がなってなくて」
「い、いえ!下着を着ていたようなので結構です!」
下着というのはこの黒いインナーの事を言っているのだろうか
まぁこちらにはインナーなんて物は無いだろう
妖夢はバッと扉を閉めて行った
「ありゃ男慣れしてない奴だな、うん」
そう言って彼はインナーを脱ぎ、風呂場に入って行った
「…そういえばここって男湯か?区別無かったんだが…」
〇
「案内して来た?」
「何時もの風呂場に案内致しました」
「それじゃあ彼が上がったら私達入りましょうか」
「解りました」
「彼って意外と早風呂なのよ」
妖夢はそうとは思っていなかったらしい
驚きの声を上げる
「そうなのですか?こう、風景を楽しむ方だと」
「…私も入ろうかしら」
紫は呟いた
彼女達が何をしようとするか分かったのだ
それを乗っかろうとする彼女も彼女だが
「それでは、少し準備してきます」
〇
「そういえば、幽霊に入浴なんてあるのだろうか」
斬鬼は風呂の中で1人呟いた
これだけ大きな風呂があるという事は彼女達は入浴するのだろう
だが、死人と半死人がする意味があるのだろうか
まぁ妖夢は人の文化を引きずっていると解釈できるが…
幽々子の場合何がどうして入浴しようと思うのか
まぁ…ただの暇つぶし、と言ったところだろう
妖怪…長く生きた者なのそういうものだ
「やっぱり…斬鬼さん服置いてきてますね…」
「後で彼に伝えておきましょう」
「私達は早くお風呂に入りましょう?」
「…ごめんなさい、斬鬼」
何やら女達の声が聞こえた気がするが気のせいだろう
4人の女とかなんで俺が入ってるのにそんな…
あぁ…幽々子と舞の声がするって事はそういう事か
多分あの2人が「面白そうだからやっちゃえw」みたいな感じでやったんやろうな…
まぁ女の裸なんて興味が無い…というか性癖は死んでいる
「あっそう」位で済ませるのは簡単である
…何で男は最初に胸に目が行くのか…
「
「へ?…きゃあああ!?ざ、斬鬼さん!?貴方何で」
「それはこいつらに言え、まんまと騙されて…」
舞「
「ゆ、幽々子様ーっ!」
「ごめんなさいねー妖夢の焦る姿が見たくて…」
紫は溜息をついて湯船に浸かる
「どちみちにしろ彼は興味無いもの」
舞は斬鬼を見て、視線を下に向ける
そしてドン引きした顔で呟いた
「嘘…こんなボンッキュッボンッを見て興奮しないなんて…」
「1人はキュッキュッキュッ…へへ、冗談さ」
「斬鬼さん?斬鬼さん?」
ハイライトを消した目で迫らないでくれ
色んな意味で怖いし
「タオル」
「へ?…タオル?」
「下見ろ、下」
「…失礼しましたぁ」
すすすと湯船に使ってゆく妖夢
「貴方って本当にこういうのに興味無いわよねぇ…」
「性癖は死んだんだよ…あぁ、あれだから子供は…」
「まぁまぁ、久しぶりに妻の美貌を見れましたし」
斬鬼は少し湯船に視線を落とす
「冗談無く美貌なのがこれまた…はぁ」
「それは感服の溜息ですかー?ふぅーん?」
小さな波を作りながら斬鬼をに寄る
グイグイと抱きつき、豊かな胸が形を変える
ついでに妖夢の目も黒く塗り替える
「この…鬱陶しい…」
「自慢ですか?見せびらかしているんですか?」
黒妖夢の質問が舞に飛ぶ
「逆に何がおありで?」
白舞の返答が飛ぶ
「…ふーんだ」
拗ねた黒妖夢は壁を弄り始めた
「はぁ…退け」
「いたーい」
舞のおでこに軽く(人間なら再起不可能)デコピンを当てる
その後妖夢に近づき頭を撫でる
「何、心配要らないさ、半人でいう大人になればああなれる」
「それは…嬉しいような…嬉しくないような…」
それは分かる
というか彼女が大人になっても舞のようにはなれない気がする
まぁそれを言えば斬傷沙汰になるから止めておこう
「ま、いいさ…地上は地上で楽しそうだしな」
「あら、何かありまして?」
幽々子はパッとなって尋ねる
「そうだな…面倒な奴が異変起こしてるというか…」
「あぁ…彼女ですか」
紫は少し納得した表情で言った
天狗はかつて鬼の部下となっていた時がある
それもあるが…彼はその時山を降りたはずだ
多分、形式だけ乗っけてる、という感じだ
「俺の苦手な奴、かね」
「とかいってですねー」
舞がまくし立てる
「はーい面倒な妻はしまっちゃおうねー」
「うわぁー吸収されるー」
舞が強制的に人魂状態に戻される
斬鬼は嘲笑の目を向ける
「お前はそこで反省しと…ぐべら」
「私はまだお風呂を楽したいのですー」
プンスカ怒りながら斬鬼の半身を借りて実体化する舞
「これだからこいつは…」
〇
一方その頃博麗神社
「全く、昨日は突然宴会しようなんて…」
「霊夢!宴会しようぜ!」