1匹狼の幻想郷帰還   作:回忌

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眠い


公表

「やってんねぇ…」

 

霊夢と萃香がぶつかり合う様を酒のツマミとして見る

 

「萃香様ってこんな事するのですねぇ…」

 

「椛、鬼って大体そんなものよ」

 

文の言う通りである

というかこれをしなかった試しがない

大体何かあれば宴会である…あれ?変わらなくね?

今の幻想郷変わらなくね?

 

歓迎の宴会、異変解決の宴会、時々の宴会…

 

宴会しかないのか(遠い目)

 

「あいつらは…まぁ、そうだよな」

 

「天魔と言い、鬼子母神様といい…面倒ね」

 

「仮にも同期だろ」

 

「だからこそよ」

 

椛が驚いた様子で聞く

 

「おや、文様は天魔様と同期なのですか?」

 

「斬鬼、私、天魔、斬鬼の女中、斬鬼の妻、白狼の大天狗は同期よ」

 

椛が納得したように頷く

 

「やっぱり、皆さんはお強いのですね」

 

「そんな事は無いな」

 

斬鬼は手を振る

 

「白狼のあいつぁ…良い奴だからなぁ」

 

古くからの仲間である

確か家が近いとかそういうテンプレな感じだ

アイツも萃められて今この場に居る

くるくると人魂が回る

 

「…っと、決着がついたらしい…こっちに来るのかよ」

 

斬鬼はビール瓶を三本テーブルに置く

ハッキリいってお守り程度の気持ちだ

 

「アッハッハッハッハ!負けた負けた!」

 

「全く、さっさと終わらせなさいよ」

 

「これで最後さぁ…さ、斬鬼!飲むぞ!」

 

「嫌だね」

 

斬鬼は笑いながら言った

 

「酔う訳には…な?」

 

「でも、彼女は飲んでくれって言ってるみたいだよ?」

 

手元にコツンとビール瓶が当たる

人魂が押して手元に持ってきたようだ

 

「…仕方ないな、少しだけだ」

 

「よしっ!それでこそ伝説だ!」

 

コップにビールを注ぎ、飲む

辛い感覚が喉を流れて腹に行き、快感を生み出す

「…あ"あ"ーー…久しぶりにビールなんて飲んだ…」

 

「美味いか?美味いだろう?」

 

「お前のじゃないんだよ…」

 

「…あんたら仲良いわね」

 

霊夢が杯を傾けながら言う

斬鬼は嫌そうな顔で言う

 

「鬼はな、あまり得意じゃないんだよ、天狗は」

 

「へぇ、何しでかしたのよ?」

 

「当時の天魔惨殺して上司になる、俺山降りる、OK?」

 

「なるほど、大体分かったわ」

 

酒を斬鬼は傾ける

酔いが回ってきたのか、声が大きくなり、頬が赤くなる

 

「ま…椛、焼き鳥を貰いに行ってくれ」

 

「ま…?分かりました」

 

「…斬鬼」

 

酔いのお陰で彼女の名前を言いかけた

…あまりにも似すぎていたのでな

 

「あー…あー…お前らぁー!何チンチラ食ってんじゃぁー!」

 

斬鬼が辺りを見渡したかと思えば立ち上がって叫ぶ

確かにちびちび酒を飲んだり少しずつ食品が減っていく

確かにチンたら…してる、気がする

皆が萃められている事もあってか「騒ぐぞぉー!」など声が上がる

 

「食え食え!腹1杯になるくらいまで食え!」

 

「…アンタ酒飲むと人が変わるのね…」

 

斬鬼が霊夢に視線を向ける

 

「おん?もっと飲めよ、宴会だぞぉー?」

 

「…あら?アンタ、目の前の食べ物は?」

 

「もう食った!だが足らん!」

 

斬鬼は食い物を求める

それはまるで幽々子のようだった

 

「っ!そうだ…」

 

斬鬼の様子を見て、近くに寄る人魂の意志を認識して…

萃香は自らの瓢箪の中に白い粉を入れる

 

サァーッ!(迫真)

 

「ん?萃香!それ飲ませてくれ!」

 

「あたぼうよ!飲め!」

 

「んく、んく、んく…くはぁー!いいねぇ!最高だぜ!」

 

「おぉ、斬鬼!いい姿だな!」

 

魔理沙が割り込んで来た

斬鬼はそれを歓迎するように肩を組む

 

「いいねぇ!…ちょっと座るよ」

 

斬鬼は座る

そして食事に手を伸ばす

 

「最後に、こいつを…」

 

バタリ

 

斬鬼は机に頭を打ち付ける

 

「よ、ようやく効いたぁ」

 

萃香が安堵の溜息をつく

 

「私が調合したのに、やっぱり斬鬼って強いわねぇ」

 

「紫?あの白い粉って紫が作ったの?」

 

「斬鬼様ー、焼き鳥で…寝てるぅ…置いておきましょ」

 

会話が進行していく

その間に人魂が斬鬼に入り込んで…

 

「んく、この焼き鳥美味しいですね、誰が作ったのですか?」

 

椛が質問に答える

 

「あぁ、それはミスティアさんのものです」

 

「あれ?あいつって鰻じゃ?」

 

魔理沙が質問する

ミスティアは焼き鳥撲滅委員会に入会している

言わば焼き鳥よりヤツメウナギ美味いぞ!ということである

 

「特別にやってもらいました」

 

そして、ようやく霊夢が異変に気づく

 

「待ちなさい、アンタ誰よ」

 

宴会の参加者の視線が彼女に集中する

彼女は獣耳をピコピコさせて辺りを見たあと軽く挨拶をする

 

「これは失礼、私、紅白斬鬼の妻をしております、紅白舞です」

 

「舞ね、よろ…何て言った?」

 

「ですから」

 

舞は座ったまま、手を膝に添えて、ニッコリと笑う

 

 

 

 

 

 

 

「紅白斬鬼の妻、です」

 

「…」

 

あまりの爆弾発言に場が凍る

机の上には人魂が泥酔したように寝ていた

椛が確認する

 

「えっーと、妻って、あの妻ですよね?夫婦の」

 

「そうですよ?夜な夜なあんな事やこんな事を…」

 

「止めなさい、やっぱり貴女は変わらないわね」

 

文はウンザリげにそう言った

椛は顔を赤らめていた

舞はからからと笑う

 

「あはっ、素直な人はやりやすいですね」

 

「うぅ、斬鬼とはえらく違う人だぁ…」

 

「やっと会えたね!久しぶりだよ舞!」

 

萃香がよろこびを抑えきれずに抱きつく

舞子供をあやすように髪を撫でる

 

「久しぶりですねぇ、貴女は何も変わっていないようで」

 

「ふふーん、そのポーカーフェイスも変わらないねぇ」

 

「…そういえば鬼が山を統治していた時は舞さん居たらしいですね」

 

舞は肯定する

 

「ええ、夜逃げした誰かさんの尻拭いしましたけど」

 

「まぁ…面倒事は嫌いだからね、アイツ」

 

文は寝ている人魂に視線を向ける

 

 

 

 

 

 

「全く、眠りこけて…いつまで寝るつもりかしら」




風神録は…血なまぐさい事になります

それと斬鬼、永夜には参加しません


天狗という社会に足並み揃えないと()
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