1匹狼の幻想郷帰還   作:回忌

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眠い


後日談

「あはっ!本当に良い☆ザ☆マ☆、本当にざまぁないわ!

 この酒はまだあるしら飲むわよぉー!」

 

「あの…紫様…食べ過ぎです…」

 

暴飲暴食が目の前で行われている

その様子を引いた様子で見る三人

 

「うわぁ…貴方食べすぎよ…」

 

「無いわ…その食べ方無いわ…」

 

「…はぁ」

 

三人は静かに酒を飲んでいた

というよりその酒が美味しすぎて他のものを食べれない

 

…それは幽々子と舞が月から奪ったものだった

 

「本当に美味しいな、この酒」

 

「月の秘伝酒よ、不味い訳が無いじゃない♪」

 

舞が嬉しそうに言う

彼女自体かなりの酒好きだ

鬼以上と夫婦ともども言われた事もある

自覚はしている、だって酒瓶ドンドン無くなるし

 

「…斬鬼」

 

霊夢が少し青い顔で近づいてくる

 

「どうした、顔色悪いぞ」

 

「何でこんな寒いのにプールなの!?頭おかしいでしょ!」

 

そう、プールに入っているから顔が青いのだ

海に連れて行くと言われ来てみればプールである

しかも人間組は寒さをガッツリ感じるので寒い

 

「あー、俺のところの風呂入るか…?」

 

「大丈夫、レミリア〆て来るから」

 

そう言うと彼女はどこかにすっ飛んで行った

その後悲鳴が聞こえたが、まぁ因果応報だろう

 

…あいつのやること全部裏目に出てんな

 

「あははー!アイツボコボコにされてるー!

 ほら斬鬼見てよ!」

 

フランがきゃっきゃっと笑う

見てみれば綺麗にヤムチャしていた

霊夢はその背中に大幣を突き立てると己の席に戻った

 

「ちょ!これ動けない…!パチェ!抜いて!」

 

「ふんふん…魔法ってこんな感じなのね」

 

「おおーい!…咲夜!」

 

「あー仕事が忙しいです」

 

本を一心不乱に読む友人

 

ご馳走を運び回る従者

 

そこに手を差し伸べる者は居なかった

 

「はは、いい気味だ」

 

斬鬼は豪快に笑う

じたばたと暴れる姿が更に笑いを誘う

 

「あー、面白かったぜ」

 

「あ、斬鬼さん」

 

妖夢が話しかけてきた

 

「どうした?」

 

「稽古、何時…」

 

「…ちょいと忙しかったんでな、落ち着けば…」

 

ふと舞を見た

彼女も神風部隊である程度の知識は積んでいる

どのような武器でも扱えるようにする為である

無論刀は例外では無い

 

「じゃあ舞、頼む」

 

「はーい、その刀貸して下さいねー」

 

そう言うと彼女は黒刀では無い刀を借りた

 

「さて、今からやりますか?」

 

「行きます」

 

「少し離れた場所でやれよー」

 

 

斬鬼は妖夢と舞の戦闘を見る

そしてまた酒を飲む

 

これは

 

「…全く」

 

紫の狂乱具合は凄まじかった

つい先程まで愚痴をぐちぐち言っていた

だか、ある事が彼女を狂乱させた

 

それが鴉が飛んだ事である

 

これはとある合図だったのだ

その瞬間幽々子と舞が見覚えのあるワープホールからから現れた

霊夢と魔理沙に咲夜は斬鬼を一斉に見た

彼は幽々子や紫と同じような笑みを浮かべていた

 

2人は大量の酒を持っていた

 

アホみたいな量である、本当に

例えれば海を担いでいるようなものだ

 

さて、この辺りで今回の異変の全貌を説明しよう

 

まず初めに斬鬼と紫は囮だ

 

このくらいの力を持つものは恐れられマークされる

それはこの2人に綺麗な程当てはまった

斬鬼と紫はこの時だけ気が合った

 

霊夢達と斬鬼が依姫と戦闘

 

紫と藍が豊姫の時間稼ぎ

 

この隙に幽々子と舞を月の都にワープさせた

 

なぜ選ばれたか…2人が生きていないからである

 

月の都には穢れに対する結界がある

生きていない2人には穢れが無いのだ

だから彼女達は見つかることなく潜入出来た

 

出来た…のだが

 

舞が大暴れした

 

何を隠そうその秘伝酒をラッパ飲みし、「もっと欲しい!」

からの大虐殺である

 

酒を飲みながら玉兎や兵士を扇子で切り刻んでいた、コワイ

 

そして飽きてきたところで引き上げたそうだ

 

白玉楼でちまちま酒を飲んでいた様子

 

斬鬼は俺にも飲ませろと思ったのだった

 

 

「…あぁ、疲れた」

 

斬鬼は背伸びをした

舞はすーすー寝ている

あれから数日、デスクから離れられていない

仕事が多すぎるし増えるしで散々だ

 

最近の天狗たち、やけに変だ

 

斬鬼はふと思った

何故か己に仕事を回しているのだ、自分の仕事を

それの証拠に大天狗がやる筈の物も混じっている

 

「はぁ…」

 

賄賂だけでなく職務放棄もし始めたか

斬鬼は深い溜息をついた

 

そして、何かが近くに"出来た"

 

「…!?」

 

最初に来たのは光だった

窓から溢れんばかりの光がこちらに向かう

その光が晴れると、斬鬼は舞を呼んだ

 

「ふぁ…人が寝ていたのに…」

 

呼ぶまでもなく、彼女は今の光で目覚めたようだ

 

「あーあ、面倒事かよ」

 

天狗たちのガヤガヤという声が聞こえてくる

それは新しい異変の始まり

 

…そして幻想郷を変える、全ての始まりだった




次回、風神録

正直この作品で1番胸糞にしたい…と思っている

グロ要素をアホみたいにぶち込みます

グロ苦手な方は注意、警告はその話の時に出します
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