これは、最強のスタンド救急車に殺された吉良吉影の
壮絶な幻想郷ライフである!
そしてなぜ!協力的なのか!それは平穏な生活を取り戻したいからである!


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もし吉良吉影が幻想郷に行ったら

 これは杜王町で最強のスタンド『救急車』に殺された吉良吉影が幻想入りしたら、というもしものお話です

 

 ───幻想郷・人里───

 

「あのクソッタレの東方仗助共が……だが私はまたよみがえった! ははぁーっはっは! ……さて、まずここがどこか聞かねばならんな……すまない、ここは一体どこかな?」

 と物腰を低くして尋ねる

 

「え? ……あ、はい! ここは人里です! (変な人だな……ここにいるってことは名前は知ってるはずなのに……見るところ普通の人間っぽいし……)」

 と当惑気味の顔だ

 

「ありがとう、君の名前を教えて貰えないかな?」

 

「は、はぁ……私の名前、ですか?」

 

「そうだ君の名前だ……ではまず私から名乗るとしよう……

 私の名前は 吉良吉影33歳独身、最近は寝る前に暖かいミルクを飲んで床につくとほとんど朝までぐっすり眠れる……君の名前は?」

 

「私の名前は本居小鈴、本屋、鈴奈庵の店主を務めている……

 っとすみません! 何故か話し方がうつってしまいました! あとあなた、外の人、ですよね? 外の人なら博麗神社に行ったら元の世界に返して貰えますよ!」

 

「なに……? ここは普通の世界じゃあないのか……わかった、ありがとう……」

 

 

 ──人里から離れた小道──

 

「それにしてもこの辺はなにがなんだか……先程から妙な気配もする……ん? なんだあの黒いモヤみたいなのは……もしかしてスタンド使いか?」

 と近ずいて行く

 

「お前は……人間だなッ! 喰ってやるのだッ!」

 なんてバイオレンスなやつだと思った

 

「なんだ君は……ッ! 出会って早々喰ってやるとは随分ご挨拶じゃあないか……キラークイーンッ!」

 

「人間風情がこのルーミア様にかなうとでも思うのかー? 

 夜符「ミッドナイトバード」!」

 鳥のような無数の弾幕が撃たれる

 

「なんだこの球は……キラークイーン第2の爆弾……シアーハートアタック!」

 

「お前弾幕を知らないのかー? まったく人間ってやつは無知だから嫌いなのd……グァッ! 突然爆発した……だとッ!?」

 

「君こそ、いきなり襲ってきた割にはスタンドを知らないのか? ……これでも喰らえッ!」

 石を投げた

 

「ふん……このルーミア様に石が効くと思ったか?」

 

「君は私を侮りすぎた……私を見習いたまえ……」

 カチッ

 

 大爆発が起こった

「ぐあああッッッ!!!!!!!!!」

 

 ──ルーミア、再起不能! ──

 

「まったく……あそこまでいきなり襲われたのも中々ないな……」

 と数時間だろうか、歩いていると赤い鳥居と石段が見えた

 

「ああ……まさしく神社だこれが博麗神社、なのだろうね」

 石段の長さを見た

 

「これは長すぎるな……だが帰れると言うのなら帰りたい……平穏な生活に戻りたいのだ」

 30分くらいだろうか

 

「やっとついた……神社なのだから巫女はいるだろう、もしくは神主だな」

 後ろから謎の声が聞こえた

 

「いるわよ」

 

「(なんだッ!? 気配に気づかなかったぞッ!?)ああ、お嬢さん……巫女服を着ているから君が巫女、ということで間違いはないのかい?」

 

「そうね、間違いはないわね……でなんの用かしら?」

 

「私はどうやらこの地へ転送されたようでね……元の世界に戻りたいのだが」

 

「それならいいわ、ちょっとまってて頂戴」

 話がわかるタイプの少女で助かった……と思っていたその時

 

「あらあら……もうここまで辿り着いたの? 早いわねぇ、さすが吉良吉影……と言ったところかしら?」

 なんだこの年増は……

 

「ご婦人、貴方は誰ですか? 私の知り合いにあなたと似た人物はいないのですが」

 

「そうねぇ、私が一方的に連れてきたから仕方ないわね……

 霊夢〜!」

 

「誰かが来たと思ったら紫、あんたが連れてきたの?」

 

「そうねぇ……ま! 彼も事情をわかってないだろうし自己紹介からしましょ!」

 なんなんだいきなり……

 

「私の名前は八雲紫、幻想郷の賢者よ誰よりも幻想郷を愛しているの! そしてそこの少女が……」

 

「博麗霊夢よ、幻想郷に不可欠な当代の博麗の巫女よ」

 

「そうか……では私も自己紹介しよう……

 私の名前は吉良吉影33歳、ここに来る途中で何かと戦ったんだがあれの名前は……ルーミアとかいったかな、何か知らないか?」

 

「ルーミアって……ああルーミアなら人喰い妖怪ね! 妖怪の中だとまあ弱い部類ね……でも貴方弾幕は使えなさそうだけれど、どうやって勝ったのかしら!」

 

「私はなにも……」

 

「まあいいわ……で霊夢、なんで私がこの男を幻想郷へ連れてきたか」

 

「そうね、それを知りたいわね」

 

「それは……面白いことになりそうだからよ」

 

「あんたねぇ……!」

 

「面白いことになりそうならほかのものを連れてきた方がいいんじゃあないのかな?」

 

「それをいっても貴方がアミダで選ばれたのだから……しばらくは幻想郷をエンジョイしてちょうだいね!」

 

「え、ええ……!?」

 ブォンという音と共に謎の切り裂かれた空間が現れた

 

「それじゃ、Good-Bye!!!!!!!!! 」

 

「ま、そういうことだから吉良吉影、よろしく頼むわね」

 

「ええ、よろしくお願いします」

 

「あと吉良吉影、貴方にはちょーっとばかしお願いがあるの」

 

「お願いとは?」

 嫌な予感がするな

 

「この幻想郷は人里、妖怪の山、この神社以外のものが何者かによって現在盗まれている、その盗まれているものを見つけ出して欲しいの」

 

「私に頼むのは少し筋が違うような気がしますが……とうぜん霊夢さんや他の方も手伝ってくれるのでしょう?」

 

「ええ、当たり前よ今日は散策に出るわ、あと少しでアイツが来るんだけど 」

 

 

 

「うおおおおッ! 到着だぜ!」

 なにかが来た

 

「あんた遅いわよ! ……こちらの方は……」

 

「私の名前は吉良吉影です、よろしくお願いします……あー」

 

「私の名前は霧雨魔理沙だぜ! よろしく頼むな! 吉良吉影!」

 

「よろしくお願いします魔理沙さん」

 

「さて、急だけど、昨日の散策のおかげで紅魔館は取り戻せそうね! 散策は取りやめ、紅魔館を取り戻しましょうか」

 

「別に私はいいけどよー、こいつ戦えんの?」

 

「さぁ……? 紫が連れてきたんだし強いんじゃない?」

 

「ある程度ならできますが」

 

「ならいいんだぜ! さぁ! 行こーぜ!」

 

 

 ──霧の湖──

 

「この辺かしら……ふんッ!」

 御札を地面に貼った

 

「おーー! きたきた、やっぱ霊夢の御札の効果すげえな〜」

 

 謎の館がいきなり目の前に現れた

 

「さて、一応説明するけど吉良吉影、この館の名前は紅魔館、そしてこの異変───異変というのはこの幻想郷においての事件のことね! この異変は前はあった建造物とそれに関わる妖怪や人物が消え去るというもの、建造物は戻るけどその人たちの記憶はその人たちを倒さないと戻らないって感じ! いい?」

 

「ああ、理解しましたさてではめんどくさいので終わらせましょう」

 

「お! まずはお前からか! 期待はしてるぜ!」

 

「キラークイーン……」

 

「なんだ!? いきなり隣に現れた!?」

 

「何だこの門番は……敵が近くにいるというのにグースカ寝て……緊張感のないな……それが命取りになるのだッ!」

 攻撃は当たった、そう思ったが

 

「避けられている……だとッ!?」

 

「私は寝ていましたけど実は寝てません!」

 

「お前……名前はなんだ?」

 

「私は紅魔館の門番、紅美鈴!」

 

「私は吉良吉影、早く平穏な生活に戻りたいため、やられてはくれないかね?」

 

「やられろといってやられる奴はいませんよ〜」

 

「そうだな……では全力で行かせてもらおう」

 

「ホゥワタァ! ワタァ!」

 

「これは……中国の拳法か……」

 

「す、すげえぜ! あの美鈴の太極拳を軽々と避けてるぜ!」

 

「ふむ……なるほど、ではこうしよう、……ふっ!」

 

「私の足を叩くくらいでは私には勝てませんよ〜!」

 

「はて……? そうだろうかね?」

 カチッ大爆発が起こった

 

「ぐあぁぁっ!」

 

「な、なんだ!? いきなり爆発しただと!?」

 

「これが私の能力キラークイーン触れたものを爆発させる能力がある……」

 

「す、すげえぜ……ッ!」

 

 

 ──紅美鈴、再起不能! ──

 

 

「やっぱ中は広いぜ〜」

 

「そうね、咲夜の能力で見た目よりずーっと広いから全員探すのは骨の折れる作業よ」

 

「私が一応索敵としてシアーハートアタックを出しておいた、見つけたなら爆発しているだろうね」

 

「ナイスだぜ! ……やっぱまずは図書館だよなぁ」

 

「魔理沙!? 忘れたの!? 図書館にはパチュリーが……」

 

「関係ないぜ! 早く魔導書を盗……借りに行かないとな!」

 

「そうですね……」

 

「それなら手分けして探しましょ、それなら文句はないはずよ」

 

 

 ──紅魔館、図書館──

 

「やっぱりここは宝の山だぜ〜〜!」

 

「そこまでよ! この盗人!」

 

「げっ……でたなパチュリー」

 

「なぜ私の名を知ってるのかしら? ってそんなのはどーでもいいことよ! なぜ私の本を盗んでいるのかしら!」

 

「盗んじゃいねーよ! 借りてるだけさ! 死ぬまでな!」

 

「それを盗むっていうのよ! もういーわ! キリがない! 弾幕で勝負よ!」

 

「へへっ! そうこなくっちゃな!」

 

「貴方のような人間の魔女は私には勝てないということを教えてあげる!」

 

「やれるもんならやってみな! 

 恋符「マスタースパーク」!」

 極太のレーザーが八卦炉から噴出される

 

「ふん……っ!」

 

「っち! 結界を貼りやがったな〜!」

 

「火金符「セントエルモピラー」!」

 

「あっちい! 熱すぎるぜこれ!!!!!!!!!」

 

「ふふふ、そのまま燃えた方が楽になれるのに…… 」

 

「お前に負けることは無いぜ!」

 

「あら、負けることがないの? 証明、してちょうだい」

 

「いいぜ! 

 彗符「ブレイジングスター」!」

 

「ふぐぅ! ……中々やるじゃないの? でもね、ひとついいことを教えてあげる、あなたは負けたのよ……

 これで終わりにしてあげる! 

 火水金土符「賢者の石」!!!!!!!!!」

 

「ぐぅあっ! 腕が折れたくらいで済んだか……まだましだぜ! 

 お前もこれで終わりなんだぜ! 

 天儀「オーレリーズソーラーシステム」!」

 

「な、な、なにィィィィッ!!!!!!!!! 

 

 

 むきゅー」

 

「流石に……疲れたぜ……」

 

 ──パチュリー・ノーレッジ、霧雨魔理沙、再起不能! ──

 

 

 

 ──紅魔館、ロビー──

 

「さて、まず主を探さないとね……」

 突如ナイフが飛んできた

 

「危なっ! ナイフってことは……」

 

「よく来たわね……もしかして……吸血鬼ハンターかしら?」

 

「吸血鬼ハンター? そんなことより主の場所まで案内しなさいよ! あんた従者でしょ? 」

 

「ふてぶてしい巫女ですこと……主直々に博麗の巫女を倒してこいとのことなのよ」

 

「なぁにぃ……? あんたが私を倒すってぇ〜〜〜?? いいじゃないの、やってやるわ!」

 

「ふん……この十六夜咲夜! 蟻1匹逃さんわッ!」

 時計を取りだした

「幻世「ザ・ワールド」!」

 静かになった──否、時が『止まった』のだ

 

「ふふふ……はははははッ! わけもわからず死にゆく様を見るのはとても残酷だが仕方がないなぁ……死ぬしかないなぁ博麗の巫女! そしてチェックメイトにはまったのだッ! メイド秘技「殺人ドール」!」

 ナイフが一斉に置かれた

「──そして時は、動き出す」

 時は再始動した

 

「ッ!!! ……やっぱ咲夜とタイマン張るのはちとキツいわね……だけどッ!」

 

「な、なにぃッ! いきなり出てきたナイフを撃ち落としているだとぉッ!? この超人的な動き……やはり始末しておかなければなぁ!」

 

「すまないけどね、やられるわけにはいかないのよ! 

 霊符「夢想封印」!」

 

「ぐぁぁぁぁッ! この咲夜が! お許しを! お嬢様お許しをぉ!」

 

「手品にしてはいいんじゃない? 従者じゃなくて手品師にでもなれば?」

 

 

 ──十六夜咲夜、再起不能! ──

 

「あらあら、どうやら咲夜がやられたようね」

 

「あらあら、咲夜がやられちゃったみたいねお姉様」

 

「でもね、フラン私たちが直々に出迎えばいい話なのよ」

 

「そうね、お姉様咲夜も頑張ったみたいだし……私たち直々に」

 

「「博麗の巫女をぶっ潰す!」」

 

 ──紅魔館のどっか──

 

「ああ、霊夢さんどこにいたんですか?」

 

「吉良吉影じゃないの! あんたこそどこにいたのよ」

 

「私は少々……ところで魔理沙さんが見当たらないようですが」

 と魔理沙を探した

 

「魔理沙ねぇ、きっとパチュリーの本でもくすねてるんでしょ、それより、そろそろ主人共を倒さないとね」

 なんていいようだ

 

「主人ですか」

 

「そう、主人、レミリア・スカーレットとその妹フランドール・スカーレット、どっちも実力者よ」

 

「そうですか……私のキラークイーンが相手になるといいんですがね」

 

「まあ、頼りにしてるわよ、それじゃ行きましょうか」

 

 

 ──紅魔館、レミリアの部屋──

 

「さて、ここね」

 

「ここまでが遠くないですかね……?」

 

「さすがに疲れたわね」

 

「だけど、やらなければならないんですね、いきましょう」

 

 

 ドアを開けた─その時目の当たりにしたのは2人の幼女であった

 

「やっと、お客様の到着ねフラン」

 

「やっと、お客様の到着ですねお姉様」

 

「「咲夜の恨み、晴らしましょ」」

 

「な、なんて威圧感……」

 

「さすがカリスマね……」

 

「さあ、いきましょう、フラン」

 

「ええそうね、お姉様」

 

「だけど館破壊されるのは防ぎたいから外でやりましょう」

 

「そうね、破壊するのもあとが大変だし……」

 

 

 ──紅魔館、広場──

 

 

「さあ! 思う存分やりましょう!」

 

「あの、私は飛べないので代わりにキラークイーン飛ばします 」

 

 

「さあ、やりましょう」

 

「あんたたちを倒して! いつもの幻想郷にするのよ! 

 霊符「夢想封印」!」

 

「ふん! そんなのを避けれず紅魔館の当主など務まるか? 務まらないなぁ! だから避けれるのだよ! お前は次に「なぜ避けれるの?」と言う!」

 

「な……なぜ避けれるの? ……ハッ!」

 

「ふっふっふ……教えてやろう、私は次にくるものを読めるのだよ、私はこれに「運命を操る程度の能力」と名付けたッ! つまり! 貴様の攻撃など読めるのだァーッ! 

 神槍「スピア・ザ・グングニル」!」

 

「ぐぅあぁあっ! 流石ねレミリア、ただねあなたは誤算をしていたわけよ〜!」

 

「なに? 誤算? この私が? 誤算などするわけが無い」

 

「その自惚れこそが誤算なのよぉ! いけ! キラークイーン!」

 後ろからキラークイーンが現れた、そしてあるものを投げた

 

「はっ! ただの石じゃないか! こんなもの私には効かない……」

 そしていきなり爆破した

 

「ぐあぁぁ! な、なにぃ!?」

 

「これが誤算なわけよ! そしてあんたは次に「妹と私が手を組めば百人力」、と言う」

 

「く、くそぉっ! 妹と私が手を組めば百人力なのにぃ! ……ハッ!」

 

「こうなったら、2人がかりでやりましょう、お姉様」

 

「そうね、そうよそもそもタイマン張る自体愚かなのよね……いきましょう! フラン!」

 

「ええ! やりましょうお姉様!」

 

「2人揃ってる、か……先にやらせてもらうわ! 

 夢符「封魔陣」!」

 

「フラン! 16時の方向に下がって!」

 指示を出した

 

「ええ! わかったわお姉様!」

 

「っちぃ! 全部避けられた!」

 

「天罰「スターオブダビデ」!」

 

「ふっ! ん! ぐっ……」

 

「禁忌「カゴメカゴメ」! ふふふ、あなたは私たちに負けるのよ……?」

 

「うあああ! キラークイーン! この御札に触って! シッ! バレないように!」

 わけはわからないがとりあえず触る

 

「これで終わらせるわ! 

 神鬼「レミリアストーカー」!」

 

「QED「495年の波紋」!」

 

「ぐっ……あっ……! ちぃっ!」

 

「どうした? 避けるだけで精一杯だなぁ!」

 

「……! お姉様、博麗の巫女、笑ってますわよ」

 

「なにぃ?」

 

「この時を待ってたのよぉ! 

「夢想封印」!!!!!!!!! 」

 

「全て見切っていると言っておろうが!」

 

「! お姉様! 御札も飛んできてるわ!」

 

「御札なんかで騒ぐ必要は無いわよフラン」

 

「キラークイーンは既に御札に触れているッ!」

 

「効かn……グハァァァッ!」

 

「ぐぁぁぁぁあああ! 」

 

 

 ──レミリア・スカーレット、フランドール・スカーレット、再起不能! ──

 

 

 

「あれ? どうして私たちボロボロの姿でここにいるのかしら?」

 

「お! レミリア、やっと正気取り戻したのね」

 

「あれ? お姉様〜プリン食べたいよ〜」

 

「咲夜に作ってもらいなさい」

 

「そろそろ、魔理沙も目が覚めるころね、吸血鬼姉妹、吉良吉影、ロビーに行くわよ」

 

「わかりました……」

 

「「はーい!」」

 

 ──紅魔館、ロビー──

 

「おおおー! 霊夢〜吉良吉影! 無事だったか〜!」

 ロープに縛られていた

 

「で、なんで魔理沙縛られてるの?」

 

「そこの盗人さんが私の本を盗もうとしてたから縛ったのよ……」

 呆れた、という顔だ

 

「そういえば咲夜〜!」

 

「ハッ、ここに」

 いきなり現れた

 

「咲夜、コアしらない?」

 

「小悪魔なら庭で倒れてましたよ、なぜか爆破したような跡ついてましたけど」

 

「いきなり襲ってきたので、正当防衛かと 」

 

「だからってキラークイーンはやりすぎでしょ、まあ小悪魔なら大丈夫か」

 

「咲夜〜プリン作って〜!」

 

「妹様、あと15分待てますか?」

 

「待てる〜!」

 

「はい、偉いですね!」

 

「ところで何があったか聞かせて欲しいんだけど」

 

「なにがよ」

 

「なにがって……この紅魔館で何があったか 、ここんとこの記憶ないんでしょ?」

 

「ああ、確かにないわね」

 

「なにか怪しい人影を見た、とかでもいいけど 」

 

「そうねぇ、なんか金髪だったわねぇ」

 

「そう? 金髪、ねぇ……他には?」

 

「あと2人! 騒いでたわねぇ、なんかやめてください? みたいなことも言ってた気がするけど」

 

「そう、ありがとう、情報の提供感謝するわ」

 

「ええ……何かあったらすぐ呼んで、駆けつけるから」

 

「ありがとう」

 

 

 かくして! 幻想郷、紅魔館の平和は取り戻された! 

 しかし! まだ、平和を取り戻すにはとても足りないと、霊夢たちが思い知るのはまた、少し先なのであった───

 

 

 Part1──完──




こんちわわ〜
いつもは別のやつ書いてんですけどね!
趣向を変えてこれにしました〜
楽しんで頂けましたでしょうか
力を込めましたんで楽しんでいただけると幸いですわな!


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