原作:ドールズフロントライン
タグ:クロスオーバー ドールズフロントライン 少女前線 ドルフロ ヘルシングネタ M4A1 ギャグ キャラ崩壊 ネタ M4A1の精 M4A1(ドールズフロントライン) HELLSING
※ヘルシングネタが入っています
ブリーフィングも終わり、つかの間の自由時間。隊長M4A1はついうたた寝してしまう。
そんなM4A1の夢に現れたのは・・・・・・
・・・どこかのヘリの中
任務に向かう途中のAR小隊。打ち合わせも終え、到着まで思い思いの時間を過ごしていた。AR-15は音楽を聴き、SOPMOD Ⅱはバナナに芸を仕込んでいる、「バナナ、チンチ〇!」と叫びRO635に怒られている。
M16姉さんもいてくれたら。M4はそう思いながらぼんやりしていたが、寝てしまう。
・・・ゆめのなか
「M4や・・・・・・おきなさい、M4や・・・・・・」
謎の声によりM4は目を覚ます。ここはどこなのだろうか、先ほどまで自分はヘリの中にいたはず。慌てて武器を確認するが愛銃のM4A1がない。取り回しの悪い鉄血製武装モジュールだけだ。
彼女は声がした方を見た。男が浮いていた。男はモスグリーン色のレオタードに黒いニット。上からコートを羽織っていて、こちらを見て息を荒らげている。周囲の景色もはっきりしてきた。タリンで見た光景ではなく、ギャグ漫画のような風景だ。太陽がこっちを見ている。
「あなた・・・・・・誰ですか?」
彼女は恐る恐る目の前の変質者に問いかける。ダンデライオンが姿を変えたとしてもこんな汚い見た目の中年男にはならないだろうし、パラデウスや鉄血のクズはウイルスを送り込むことはあるだろうが、こんな汚物は送らないはずだがどっちにしろ復讐だ。
「私はあなたの銃、M4A1の精です」
この変質者、よりにもよってM4A1の精だとのたまったのだ。
「もう一度いいます。私はあなたの銃、M4A1の精です」
M4は叫び声を上げながら逃げ出した。MOD3になり、凛々しい復讐爆殺魔としてのキャラを投げ捨て、可愛らしい悲鳴を上げながら逃げ出した。
逃げ出したが、変質者は追ってくる。
「ああ、逃げないで。それと引かないでお願い!」
M4は逃げ続けるが空中浮遊できる変質者の方が移動速度が速く、回り込まれてしまった。アサルトライフルの精の癖にサブマシンガン並みの移動速度である。
「今日は頑張る君にこのワタクシ応援をしに来ました。さあ、この精霊様になんでも言って見なさい」
会話をして隙を見つけよう。M4は質問してみることにした。
「私は不幸続きでひどい有様なんです。OGASに執着されるし、エリザにはルニシアと呼ばれるし、M16姉さんは戻ってこないし。この先もずっとひどい目にあう人生なのでしょうか・・・・・・」
変質者は鼻くそをほじりながら答える。
「まーね」
M4は鉄血製武装モジュールこと復讐砲を起動し、変質者の指と鼻くそを吹き飛ばす。
「言いたいことはそれだけ?ならもうあなたに脊髄なんていりませんね」
次は確実に仕留めるため胴体に当てて動きを止め、その汚らしい顔を吹き飛ばして脊髄を引き抜こう。M4の本気の殺意を察した変質者は慌てる。
「待ちなさい、今のなしノーカン!ノーカン!M4よくお聞き、寝ている場合じゃない。今君にゴイスーなデンジャーが迫っているのよ」
はっきり意味は分からないが何かが迫ってくることを理解した。M4は復讐砲を変質者に向け発射し・・・・・・
「M4、起きてくださいM4」
RO635の声でM4は目が覚める。ヘリは現場に到着していて、既に皆は準備を終えている。RO635によると、敵の数が事前の情報より少し多いらしい。その程度ならゴイスーなデンジャーという程でもない。私たちなら十分に対処できる。
彼女は手元にある自身の銃、M4A1を確認した。以上はなく、変質者もいない。
メンバーは隊長であるM4の号令を待っている。M4は一同をみた。このメンバーなら大丈夫だ。
「みんな行くわよ!」
M4が最初にヘリから降り、その後に皆が続く。
少女たちは今日も戦う・・・・・・世界の輝きを更新するために。
キャラ紹介
M4A1:本編ではM4と略している。夢を見る人形だが、その夢は必ずいい夢とは限らない
M4A1の精:M4A1の愛銃に宿る精霊。ドルフロが銃器擬人化だったらお話に出てきたキモイオッサンは宿らなかった。ここがヘルシングネタ
衝動的に書いた
作者メイン作品
『AK-12の禁止リスト 連載版』
https://syosetu.org/novel/222350/
作者ツイッターID:@Luna_Ichinose