・タグにもありますが、処女作です。
・処女作なので文章が拙いです。
・デュエルの裁定関係はその場の勢いになることが多いです。
ざっくりとした注意事項は以上です。それではどうぞ。
「忘れ物なし、いってきます!…って1人だった。」
俺は
究「ここが羽丘…。」
私立って言うからにはそれなりなんだろうなって思ったけど、想像以上に大きい。そんな規模に圧倒されつつも職員室に向かった。
究「失礼します、八須賀究です。」
担任「来ましたね、ようこそ羽丘へ。私があなたの入るクラスの担任よ。そろそろHRだし、簡単な説明は行きながらするからついてきて。それと教室に着いたらちょっとの間廊下で待ってて?合図で入ってきて頂戴。本校初の男子生徒なんだからしっかりね?」
究「は、はい。善処します。」
なんかハードルを上げられたような気がする、とか思いながら担任についていった。ここ羽丘は元女子校、少し前に共学化を宣言したものの昔の名残なのか未だ男子生徒は0。それを知らずに転校してきた俺が第1号というわけだ。
担任「みんな席に着いて。ホームルームを始めるわよ。」
廊下から聞こえた話では今日の予定とか先生の一言、よくある光景だ。そして――
担任「今日は転校生を紹介します。共学化最初の男子生徒よ?入ってきて。」
究「はい。」
入って早々『格好いい』とか『雰囲気良さげ』とか聞こえてくるが、今はスルーだ。
担任「では自己紹介を。」
究「初めまして、八須賀究です。これからよろしくお願いします。」
担任「質問は休み時間に。席は美竹さんの隣りね、ほらあそこ。」
究「分かりました。」
担任「ではホームルームを終わります。今日も頑張りましょう。」
指定された席に着いて――
究「美竹さん、だっけ?これからよろしくな。」
?「……よろしく。」
午前の授業が終わって昼休み。長閑な時間を過ごしたいが……。
「ねぇねぇ?前の学校ってどんな感じ?」「彼女は?」「何部に入ってたの?」
案の定、質問攻めだ。
究「とりあえず前の学校の雰囲気かあ…よくある公立校だったよ。彼女は趣味に没頭してたからいなかった。部は一時期バスケしてたけど辞めたよ。そのままズルズルと帰宅部。」
女子生徒「へぇ〜。でも体はしっかりしてるよねぇ。」
究「鍛えられちまったからなぁ。」
女子生徒「運動部だしそうだよね。あ、お昼の邪魔しちゃったね。またね!」
究「ああ。」
とりあえず最初の質問攻めはやり過ごしたようだ。
究「はぁ…やっと落ち着いた。よし、いただきm」
?「その弁当、手作り!?」
まだ質問ラッシュは続くみたいだ。
究「ん?ああ、一部はな。冷凍のもある。」
?「男子で手料理もできるなんて…!」
究「いや、別にそんな上手くないんだが。包丁とかそういうのは最低限というか。…えぇっと。」
ひまり「あ、ごめんね!私は上原ひまり。でも凄いよ、手料理できるたけでも。」
究「そうか?」
しばらくするとひまりと一緒にお昼をしていた子たちが寄ってきた。
巴「おい、ひまりー。いきなり声かけたらびっくりさせるだろ?あたしは宇田川巴。よろしくな。」
モカ「モカちゃんでーす。」
つぐみ「羽沢つぐみです。」
蘭「改めて、美竹蘭…です。」
究「俺も改めて、八須賀究だ。5人はいつも昼は一緒なのか?」
巴「ああ、そうだな。」
余程仲がいいんだろう。羨ましい限りだ。
つぐみ「私達、バンド組んでるんです!」
究「え?バンド…!?」
つぐみが言うにはAfterglowというグループを結成して日々練習を積んでいるらしい。そして全員幼馴染みときた。
究「あはは…すげぇ…。」
色んなものを通り越してそれしか言えなかった。小さい頃からの付き合いが高校まで繋がるなんてそうそうあるものじゃない。仲睦まじい練習光景が目に見える。
蘭「そういえば、さっき趣味に没頭してとか言ってたよね?なにしてるの?」
究「え?あー…」
モカ「気になりますなー?」
聞かれるのは覚悟していた。が、いざ聞かれると言い渋ってしまう。相手が女子なら尚更だ。
究「…だ。」
巴「ん?」
究「デュエルモンスターズだ。」
つぐみ「え、ほんとに?」
あれ?なんか食い気味にきた。ドン引きを覚悟してたが、なんか受け容れられている。
ひまり「なに使ってるんですか?」
究「えっと…これとか。」
蘭「ウィッチクラフト?」
巴「へぇ…。なぁなぁ、他には?」
モカ「これはー?」
究「そっちは――」
彼女たちと意外な共通点ができた。デュエルトークを展開してたらあっという間に時間が過ぎた。
ひまり「それじゃ、午後も頑張るぞー!えいえいおー!」
蘭「そうだ、究。放課後…空いてる?」
究「ん?ああ、暇だな。」
蘭「なら…あたしとデュエルしてよ。」
究「…ああ、いいぜ。」
ひまり「ちょっと、なんでみんなのらないのー!?」
究「…いつもあんな感じ?」
モカ「そだねー。いつものひーちゃん。」
ひまり「モーカー!」
モカ「わぁー。きーくん、助けてー。」
究「あはは、頑張って。……きーくん?」
モカ「そう、究だからきーくん。」
究「なるほど…?」
昼休み終わりのチャイムが鳴った。意外な共通点にお誘いまで来た。放課後が楽しみだ。
作者のシルウェストです。読んでいただきありがとうございます!
連載を予定してますが、空いた時間に少しずつ執筆していくので更新は不定期になります。主人公のデッキについては作者が使っているデッキです。バンドリキャラのデッキについては作者のもつキャラのイメージでそれに近い種族や属性のテーマを用意します。私はAfterglowが好きなのでAfterglowをメインに他のバンドグループとも交流をと思ってます。今後ともよろしくお願いします!
モカちゃんのデッキは何にしましょう?(上2つは作者の素案です。)
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蘭がレッドアイズならブラマジで友情コンボ
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妖仙獣
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取り敢えず融合テーマ
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取り敢えずシンクロテーマ
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取り敢えずエクシーズテーマ
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取り敢えずリンクテーマ
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取り敢えず儀式テーマ